JPS5858040B2 - 液体ナトリウム取扱機器の洗浄方法 - Google Patents
液体ナトリウム取扱機器の洗浄方法Info
- Publication number
- JPS5858040B2 JPS5858040B2 JP54001183A JP118379A JPS5858040B2 JP S5858040 B2 JPS5858040 B2 JP S5858040B2 JP 54001183 A JP54001183 A JP 54001183A JP 118379 A JP118379 A JP 118379A JP S5858040 B2 JPS5858040 B2 JP S5858040B2
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- JP
- Japan
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- sodium
- liquid sodium
- handling liquid
- equipment handling
- clean equipment
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は液体ナトリウム取扱機器の隙間部(クレビス
と称す)に残存する金属ナトリウムを安定化するための
洗浄方法に関する。
と称す)に残存する金属ナトリウムを安定化するための
洗浄方法に関する。
液体ナトリウムを冷却材とする原子力発電プラントでは
、蒸気発生器などの機器を点検もしくは補修するときに
、機器を液体ナトリウム中から大気中に取出す必要があ
る。
、蒸気発生器などの機器を点検もしくは補修するときに
、機器を液体ナトリウム中から大気中に取出す必要があ
る。
こうして取出した機器には表面に金属ナトリウムが付着
しているのでこれを洗浄等の手段で除去しなければなら
ないが、微細なりレビスに充填された金属ナトリウムは
除去することが困難である。
しているのでこれを洗浄等の手段で除去しなければなら
ないが、微細なりレビスに充填された金属ナトリウムは
除去することが困難である。
そこでこのクレビス中の残存金属ナトリウムに対する対
策として、つぎの処理を行なっている。
策として、つぎの処理を行なっている。
1つは、ナトリウムドレン後に湿り炭酸ガス(CO2+
H20)にさらす方法、もう1つは水洗浄したのち炭酸
ガスにさらす方法であるが、いずれもクレビス中に水酸
ナトリウムの水溶液が残る可能性があり、これがアルカ
リに敏感な鋼材にアルカリ腐食、アルカリ腐食割れをも
たらす危険性がある。
H20)にさらす方法、もう1つは水洗浄したのち炭酸
ガスにさらす方法であるが、いずれもクレビス中に水酸
ナトリウムの水溶液が残る可能性があり、これがアルカ
リに敏感な鋼材にアルカリ腐食、アルカリ腐食割れをも
たらす危険性がある。
そこで、この発明は上述の蒸気発生器など液体すt−I
Jウムの付着した機器表面に水洗浄を行なうに際し、ク
レビス中のナトリウムの安定化を主目的とした洗浄方法
を提供するものである。
Jウムの付着した機器表面に水洗浄を行なうに際し、ク
レビス中のナトリウムの安定化を主目的とした洗浄方法
を提供するものである。
この発明による液体すl−IJウム取扱機器の洗浄方法
は、まず液体ナトリウムが付着した機器表面を水で洗浄
したのちこの表面をso’c以下の温度で乾燥し、つぎ
にこの表面を炭酸ガス雰囲気に曝露することにより、同
表面に残存したナトリウムの安定化処理を行なうことを
特徴とする。
は、まず液体ナトリウムが付着した機器表面を水で洗浄
したのちこの表面をso’c以下の温度で乾燥し、つぎ
にこの表面を炭酸ガス雰囲気に曝露することにより、同
表面に残存したナトリウムの安定化処理を行なうことを
特徴とする。
以下、図面を参照してこの発明方法のプロセスを説明す
る。
る。
(イ)第1次処理として蒸気発生器の表面に水洗浄を施
すが、それを行なっても、洗浄後のクレビス1にはすl
−’Jウム2(固体)が除去されずに残存しており、そ
れに加えて水酸化すl−IJウム水溶液3も生成されて
いる。
すが、それを行なっても、洗浄後のクレビス1にはすl
−’Jウム2(固体)が除去されずに残存しており、そ
れに加えて水酸化すl−IJウム水溶液3も生成されて
いる。
この水酸化ナトリウム水溶液3は低濃度から高濃度にわ
たって分布していると考えられる。
たって分布していると考えられる。
(ロ)これに対し第2次処理として80℃以下の温度で
乾燥処理を行なう。
乾燥処理を行なう。
これによってクレビス1内の水酸化ナトリウム水溶液3
は固体の水酸化ナトリウム3aに変化する。
は固体の水酸化ナトリウム3aに変化する。
このように乾燥処理を行なうのは、つぎの炭酸ガスによ
る第3次処理の効果を高めるためであり、また乾燥温度
を80°C以下に限定したのは、アルカリ腐食、アルカ
リ腐食割れ等の問題を考慮したからである。
る第3次処理の効果を高めるためであり、また乾燥温度
を80°C以下に限定したのは、アルカリ腐食、アルカ
リ腐食割れ等の問題を考慮したからである。
(/→ 第3次処理ではクレビス1内の固状水酸化ナト
リウム3aを炭酸ナトリウム4へ転換させる目的で蒸気
発生器の表面を炭酸ガス雰囲気中に曝露する。
リウム3aを炭酸ナトリウム4へ転換させる目的で蒸気
発生器の表面を炭酸ガス雰囲気中に曝露する。
このときも(ロ)項と同様の理由で雰囲気温度を80℃
以下とすることが望ましく、さらに炭酸ガスと水酸化ナ
トリウムとの反応によって生ずる水分を除去するため、
乾燥も同時に行なうことが好ましい。
以下とすることが望ましく、さらに炭酸ガスと水酸化ナ
トリウムとの反応によって生ずる水分を除去するため、
乾燥も同時に行なうことが好ましい。
一般に鋼材は水酸化ナトリウム等のアルカリ液に敏感で
、アルカリ腐食やアルカリ腐食割れを起す恐れがあるが
、固形の炭酸ナトリウムに対してはそうした心配がまず
ない。
、アルカリ腐食やアルカリ腐食割れを起す恐れがあるが
、固形の炭酸ナトリウムに対してはそうした心配がまず
ない。
しかも、クレビス1内の固形炭酸ナトリウム4は水分の
透過を防止する緻密な層に形成されるから、たとえ水酸
化ナトリウム3aの1部が残存していようとも、外界水
分との接触が妨げられる。
透過を防止する緻密な層に形成されるから、たとえ水酸
化ナトリウム3aの1部が残存していようとも、外界水
分との接触が妨げられる。
したがって、前=a刃項の処理を経た蒸気発生器は、大
気中にさらしてもクレビス1内に水酸化ナトリウム溶液
が生成されることがないので、検査や補修作業を円滑に
行なうことができる。
気中にさらしてもクレビス1内に水酸化ナトリウム溶液
が生成されることがないので、検査や補修作業を円滑に
行なうことができる。
また再使用時に蒸気発生器を液体ナトリウム中に浸漬し
予熱運転するときも、アルカリ腐食や腐食割れの事故を
未然に防止することができる。
予熱運転するときも、アルカリ腐食や腐食割れの事故を
未然に防止することができる。
なお、この発明が原子カプラントの蒸気発生器に限らず
、液体ナトリウムを取扱う機器に床机に適用できること
は、その技術思想からみて当然のことである。
、液体ナトリウムを取扱う機器に床机に適用できること
は、その技術思想からみて当然のことである。
図面はこの発明の洗浄方法のプロセスを示すクレビス近
傍の模式図である。 1・・・・・・クレビス、2・・・・・・金属ナトリウ
ム(固体)、3・・・・・・水酸化ナトリウム水溶液、
3a・・・・・・水酸化ナトリウム(固体)、4・・・
・・・炭酸ナトリウム(固体)。
傍の模式図である。 1・・・・・・クレビス、2・・・・・・金属ナトリウ
ム(固体)、3・・・・・・水酸化ナトリウム水溶液、
3a・・・・・・水酸化ナトリウム(固体)、4・・・
・・・炭酸ナトリウム(固体)。
Claims (1)
- 1 液体ナトリウムが付着した機器の表面を水で洗浄し
たのちこの表面を80℃以下の温度で乾燥し、つぎにこ
の表面を炭酸ガス雰囲気に曝露することにより、同表面
に残存したナトリウムの安定化処理を行なうことを特徴
とする液体ナトリウム取扱機器の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54001183A JPS5858040B2 (ja) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | 液体ナトリウム取扱機器の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54001183A JPS5858040B2 (ja) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | 液体ナトリウム取扱機器の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5593096A JPS5593096A (en) | 1980-07-15 |
JPS5858040B2 true JPS5858040B2 (ja) | 1983-12-23 |
Family
ID=11494328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54001183A Expired JPS5858040B2 (ja) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | 液体ナトリウム取扱機器の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5858040B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7399803B2 (ja) * | 2020-07-01 | 2023-12-18 | 株式会社東芝 | アルカリ金属の安定化方法及び安定化装置 |
-
1979
- 1979-01-08 JP JP54001183A patent/JPS5858040B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5593096A (en) | 1980-07-15 |
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