JPS60858B2 - 多関節反射鏡式マニピユレータ - Google Patents

多関節反射鏡式マニピユレータ

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JPS60858B2
JPS60858B2 JP53157825A JP15782578A JPS60858B2 JP S60858 B2 JPS60858 B2 JP S60858B2 JP 53157825 A JP53157825 A JP 53157825A JP 15782578 A JP15782578 A JP 15782578A JP S60858 B2 JPS60858 B2 JP S60858B2
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JP
Japan
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mirror
joint
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manipulator
adjustment
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JP53157825A
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JPS5584158A (en
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徳博 末永
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NIPPON SEKIGAISEN KOGYO KK
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NIPPON SEKIGAISEN KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 高出力C02レーザ装置と多関節反射鏡式マニピュレー
タとを結合させた、いわゆるレーザメス装檀は近年、医
学界において実用イ○段階に達し「非常な注目をあつめ
てきている。
多関節マニピュレータは、第1図にその概略を示すよう
に反射ミラーを含んだ関節部5A〜58の端部に、中空
アームIA〜IFの端部をベアリング等の軸受けを介し
て、前記関節部が中空アームに対して回転自在になるよ
うに連結され、前記関節部の池端部に他の中空アームの
端部が固定的に連結される。
そして最終段の関節部に固定され0た中空管の先端部に
レーザ光を集光するレンズ2を具備させたものである。
明らかなように、これによって、レーザ発生装置より発
生したレーザ光を任意の方向に自在に伝達させ、所定の
手術を可能にすることができる。図中の3はしーザ共振
器夕を収納するハウジング、4は電源およびレーザ発振
制御部である。なお、レーザ装置と前記多関節反射鏡式
マニピュレータの結合方法は公知であるので説明は省略
する。前述のような従来の多関節反射鏡式マニピュレ0
ータにおいては、後述の説明からも明らかなように、あ
る1つの中空アームの両端の関節部に配置された反射ミ
ラー相互間の相対角度は、操作時において一定の固定角
度には維持されず、従って反射ミラーへの入射光軸と前
記反射ミラーの回転軸夕とが一致していない場合には、
このズレが生じた関節部の反射ミラーの回転によって、
レーザ光の反射光髄はあたかもコマ運動のような芯ブレ
を生じる。
そしてこの芯ブレは、それL汎蜂のレーザ光線の伝達距
離が長くなるにつれて拡大する性質のものである。この
ような状態が生じると前記反射ミラーおよびそれ以降の
反射ミラーの調整では修正がきかず、最終的には中空ア
ームの内壁にレーザ光線があたり、以後レーザ光線が伝
達されなくなる事態に至るものである。従って、多関節
反射鏡式マニピュレータの製作にあたっては、入射光軸
と反射ミラーの回転軸とが常に正確に一致するように、
多関節部において轍調整がなされていなければならず、
また使用時Zのショックや経時変化によって光軸が狂っ
た場合にも、簡単に再調整ができるような構造でなけれ
ばならない。
それ故、多関節反射鏡式マニピュレータの構成において
、最も重要な部分は前記反射ミラーの固定および調整機
構であるということができる。第2図に、従来の多関節
反射鏡式マニピュレー外こ使用される反射ミラーの調整
機構を示す。
ほぼ直交する入射光軸Lおよび出射光軸Lをそれぞれ含
む2つの閉口と、これら光軸によって決まる面内におい
て、これら光軸とほぼ等角で傾斜する第3の鞠L3を含
む第3の関口とを有する関節部ハウジング55の前記第
3開□に反射ミラー取付板54を固着する。51,52
は前記固着のための押ねじおよび引ねじである。
各ねじは、第3図に示すように、取付板54の外周緑に
、ほぼ60oの間隔で1つおきに設けられる。6は周知
の回転自在機構、53は取付板54の内面に固着された
反射ミラーである。
当業者には良く知られているように、押ねじ51および
52を適宜に前進後退させることによって、反射ミラー
53の傾斜角度および前後微動の調節を行ない、これに
よってミラー53の回転軸L4と入射光軸L,とが完全
に一致し、かつ入射および出射光軸L,,−の交点がミ
ラー53の鏡面上に位置するようにするのが普通である
。第2図に示した従来の関節部の構成では、レーザ光照
射に起因する反射ミラー53の温度上昇によって反射ミ
ラー取付板54が加熱されたとき、反射ミラー取付板5
4よりの放出熱は前記押ネジ51と引きネジ52を介し
てハウジング5に伝達されるかト鶴射熱として直接大気
中に伝達されるかのいずれかである。
このような熱伝達過程において、前記反射ミラー取付板
54が熱歪みを受け、又は周囲温度の変動による前記取
付板54の変形によって反射ミラー53の取付角度が狂
うことがいよいよ経験される。さらに、反射ミラー取付
板54は押しネジ51と引きネジ52の微妙なバランス
によって調整固定されているため、外部からのショック
によって容易に変形を受け、反射ミラー53の取付角度
や位置が狂わせられることもまた、しばいまであった。
実際に従来の多関節反射鏡式マニピュレータでは、反射
ミラー53の角度調整をする際に、反射ミラー取付板5
4と関節部ハウジング55の間隔がゼロになるように、
押しネジ51を設定した場合には、ミラー53の角度調
整は不可能になる。
このため、前記間隔は反射ミラー53の前後移動調整を
必要としない場合でも一定の値を持つことが必要である
。この事実は、機械加工精度をいかに上げても、反射ミ
ラー53に関しては角度調整および前後移動調節の両者
を行なわなければならないことを意味している。そして
、前記角度調整と前後移動調整は相互に関連しており、
他方と無関係に一方のみを単独に調整することができな
いという欠点を生じていた。前記のような理由によって
、多関節反射鏡式マニピュレータの使用者は反射ミラー
の調整をいまいま行なわれなければならず、又、その調
整が極めて困難で、熟練を要するため、長時間の調整時
間が必要となり、実用上多くの問題をかかえていた。
他方、多関節反射鏡式マニピュレータを作製する側でも
、過度に長い調整時間がかかるばかりか、調整不能にお
ちいる場合も生じる程にむずかしい方式であるとされて
いた。本発明は前記のような欠点を解消した反射ミラー
の取付け、調整機構を備えた多関節反射鏡式マニピュレ
ータに関するもので、以下第4図に基づいて詳細に説明
する。
図において、第2図と同一符号は同一または同等部分を
あらわす。関節部ハウジング55の1機開□部には、中
空出射光アームBが固定的に連結され、またハウジング
55の他端開口部には、回転自在機構6を介して、回転
機構部6によるミラーの回転軸Lと入射光軸L,とが一
致するように中空の入射光アームAが連結されている。
ここで入射光アームAの中心軸線は入射光軸L,と一致
しているものとする。中空アームAとBの中心軸線L,
,Lが交わる交点を通り、前記各中心軸線と同一平面内
にあって、これと互いにほぼ450の煩斜となす軸L3
を中心にして、ミラー保持器14が関節部ハウジング5
5に対して球状すべり面15によって摺動接触するよう
に配置される。‐−方前記ミラー保持器14の内部には
、先端部に反射ミラー53を固定した反射ミラー支持軸
16が、ミラー保持器14に対して前後にスムースに摺
動できるように、前後すべり面17を介して摺動自在に
鼓挿される。
そして、ミラー保持器I J4とミラー支持軸16の境
界面にばね等の弾性物体19を介装する。弾性物体19
の1端はミラー保持器14の内部の1端で、また前記弾
性物体19の池端はミラー支持軸16の外面の一端でそ
れぞれ保持される。これにより、前後移動用様付ナZッ
ト20の前進後退に応じて反射ミラー53が軸L3上を
前後に移動できるようになる。但し、反射ミラー支持軸
16とミラー保持器14はスベリキ−(図示せず)によ
って相互には回転できない機構を有する。
2関節部ハウジング55の外端には
調整ネジ取付ナット21がねじ込み固定され、前記調整
ネジ取付ナット21内に設定した複数の調整ネジ52に
よって」ミラー保持器14がハウジング55に対して固
定されている。したがって各調節ネジ522を前進後退
させることによって、球面すべり面15を介してミラー
保持器14の角度(すなわち、軸−の向き)がハウジン
グ55(すなわち、入射および出射光軸L,,L〉に対
して変化する。前述のように、今、入射光軸L,と中空
アーム3Aの中心軸および反射ミラー53の回転軸Lが
一致しており、反射ミラー53の取付け角度および前後
位置が禾調整の場合を考える。このときは、第4図に点
線で示したように、反射ミラー53の角度ズレに起因す
る角度調整誤差Qと、中空3アーム中心軸L,Lの交点
上に前記反射ミラー53の表面が一致していないために
生じる前後調整誤差8を生じる。さて、本発明のマニピ
ュレータの調整に際しては、まず反射ミラー53の角度
調節を行なう。
角4度調整誤差〇は、反射光路9と中空出射光アームB
の中心軸L2との間隔6が、反射ミラー53よりの距離
に関係なく一定になるように、調整ネジ52をまわして
ミラー53の傾きを調整することによって除去すること
ができる。その後で前記間隔6が許容値より大きい場合
には(例えば1側以上)、前後移動用押付ナット20を
まわして、反射ミラー支持軸16一従って反射ミラー5
3を軸L3にそって前進後退させ、反射ミラー53の前
後微動調整を行なう。この調整は反射光軸9と中空出射
光アームBの中心軸Lが一致すれば完了する。このとき
、反射ミラー53は図中に仮想線53Aで示した正規位
置にある。以下後続のすべての関節部について同様の調
節をくり返すことによって、多関節反射鏡式マニピュレ
ータの光学調整が完了する。
以上のように、本発明の多関節マニピュレータに用いら
れる反射ミラーの角度調整はL反射ミラー53の前後移
動調整と独立に行なうことができるので、その調整がき
わめて簡単になる。
さらに、球状すべり面15には熱伝導の高いグリス状の
ものを塗布することができ、また両者の接触面積を広く
できるため、レーザ光の照射によって反射ミラー53内
で発生した熱は熱伝導の形でハウジング55へすみやか
に伝達され、かつ、支持軸16からミラー保持器14を
経てハウジング55への熱の伝達が非対称または不均一
にならないために、ミラー支持軸16は熱ひずみを受け
ることがなくなる。本発明者の実験によれば、反射ミラ
ー保持器14がハウジング55と球面接触しているため
、反射ミラー53は長時間安定に所定の角度および位置
に保持されることが確認された。この理由は前記のごと
く熱伝達特性が良いこと、仮に調整ネジ52の中の1つ
にゆるみが生じても、これと対向する他の調整ネジが動
かなければ、角度ズレが生じないという球面接触方式の
特性からくるものである。なお、以上の説明からも明ら
かなように、本発明においては反射ミラー53の角度調
整がミラー53の前後位置に全く影響を与えないので、
関節部ハウジング55、ミラー保持器14、ミラー支持
軸16、前後移動用押付ナット20、中空アームA,B
の機械加工精度、取付け精度等を所定の許容値内に抑え
てお仇よ、無調整状態で前後調整誤差6をほとんどゼロ
にすることができ、ミラー支持軸16、前後調整用押付
ナット20、前後すべり面17等を省略して、反射ミラ
ー53を保持器14に直接固着することもできる。
また、これらのミラー前後調整機構を、マニピュレータ
を構成する複数の関節部の1部のもののみに具備させ、
残りのものには具備させないようにすることもできる。
以上詳述したように本発明によれば、光軸調整が容易で
、かつ、機械的ショックや熱的影響から生じる反射ミラ
ーの調整角度の狂いのない多関節反射鏡式マニピュレー
タを得ることができ、従って、特にレーザメス装置に使
用する場合、使用者の保守上のトラブルが生じない利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用される多関節反射鏡式マニピュレ
ータの概略構成を示す模式図、第2図は従来の関節部の
断面図、第3図は反射ミラー取付板の平面図、第4図は
本発明の1実施例の断面図である。 A,B・・・・・・中空アーム、L,,L2・・・・・
・光軸、6・・・・・・回転自在機構、14・・・・・
・ミラー保持器、15・・・・・・球状すべり面、16
・・・・・・反射ミラー支持軸、17・・・・・・前後
すべり面、53・…・・反射ミラー、55・・・・・・
関節部ハウジング。 第1図 第3図 第2図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反射ミラーを含んだ複数の関節部と、前記関節部を
    介して互いに連結され、その内部にレーザ光通路を有す
    る複数の中空アームとよりなり、前記関節部の少なくと
    も1端は回転自在機構を介して第1中空アームの端部と
    連結され、これによつて、入射レーザ光を任意の位置に
    伝達するようにした多関節反射鏡式マニピユレータにお
    いて、前記関節部がほぼ直交する軸上にあつて、第1お
    よび第2中空アームと連結される2つの開口と、前記2
    軸によつて決まる平面内にあり、前記2軸の交点を通る
    軸上にある第3の開口とを備え、第3の開口には反射ミ
    ラーを保持するミラー取付機構が、関節部ハウジングに
    対して球状すべり面を介して摺動自在に固着され、これ
    によつて反射ミラーの角度調節が行なわれることを特徴
    とする多関節反射鏡式マニピユレータ。 2 少なくとも1つの関節部におけるミラー取付機構が
    、関節部ハウジングに対する球状すべり面を備えたミラ
    ー保持器と、ミラー保持器に対する前後すべり面を有し
    、先端に反射ミラーを固定されたミラー支持軸とを具備
    し、これによつて反射ミラーの角度調節とは独立にその
    前後位置調節が行なわれることを特徴とする第1項記載
    の多関節反射鏡式マニピユレータ。
JP53157825A 1978-12-18 1978-12-18 多関節反射鏡式マニピユレータ Expired JPS60858B2 (ja)

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JPS5584158A JPS5584158A (en) 1980-06-25
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5990241A (ja) * 1982-11-12 1984-05-24 Hitachi Ltd 光源装置
JPS59143410U (ja) * 1983-03-18 1984-09-26 東北リコ−株式会社 医療用マニピユレ−タ

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