JPS608564Y2 - 加熱調理器の加熱室 - Google Patents

加熱調理器の加熱室

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JPS608564Y2
JPS608564Y2 JP1360380U JP1360380U JPS608564Y2 JP S608564 Y2 JPS608564 Y2 JP S608564Y2 JP 1360380 U JP1360380 U JP 1360380U JP 1360380 U JP1360380 U JP 1360380U JP S608564 Y2 JPS608564 Y2 JP S608564Y2
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JP
Japan
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heating chamber
wall surface
plate
opening
heating
Prior art date
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Expired
Application number
JP1360380U
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English (en)
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JPS56115620U (ja
Inventor
治男 松島
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオーブン機能付電子レンジにおいてオーブン使
用時の加熱室の熱膨張による扉の浮きを防止し、熱気漏
れ、および電波漏洩を防止する事を目的とする。
オーブン付電子レンジも最近は高度化し、2段調理がで
きる熱風循環方式や、ガス燃焼方式といったもを出現し
てきている。
従来の上下2本の電気ヒーターによる自然対流方式のオ
ーブンと複合した電子レンジと比べて加熱室の壁面温度
が高くなったためであろうか、これら上記のオーブンで
は新しい問題が発生した。
最高温度に設定し最高温度近辺、顕著な例としては庫内
温度が300℃近くになると扉が浮く(開いてくる)と
いう現象が起きる。
ドアが浮いて加熱室との間にすき間ができると庫内から
熱気がもれ、エネルギーの浪費というだけでなく、立上
り(温度上昇)時間が長くなり、外装部の人の手の触れ
る部分も高温になる。
また、この時電波を発射すれば電波漏洩の増大となる。
これらの原因及び対策を考えるために、加熱室と扉との
関係を述べてみる。
第1図は従来のオーブンまたは電子レンジの加熱室およ
び扉の関係を示す垂直方向に切った簡単な断面図である
21は加熱室上壁面、22は後壁面、23は底壁面、2
4は加熱室の開口周縁であり、2点鎖線で示した、25
は扉である。
これは一般的に良く見られる例であり開口と、加熱室の
上下左右壁とが一致している。
第2図は加熱室土壁と開口上辺とが一致していない例で
ある。
これは加熱室上面にスタラー羽根や、ヒーターなどが設
けられた時に良く見られる。
つまり扉を開けた時、スタラー羽根やヒーターが見え過
ぎる事を防止する美観上の配慮および扉の外形を小さく
できるというコスト上のメリットなどから実施されてい
るものである。
第3〜5図は第2図のA部詳細図であり、第3図は密着
的げした例、第4図は鋭角的げの例、第5図は2ケ所曲
げた例を示しており、全て端面のパリやエツジで使用者
が手を切らない様な配慮をしている。
また、この部分の直線性が電波漏洩を左右するので強度
向上の役目も負っている。
さて扉が浮いた原因を考えて見ると、まず加熱室の開口
が変形している事、また冷却して常温にもどせば変形は
みられなくなる事、などから考えて加熱室壁の熱膨張に
よる変形であろう。
第1図の方式に比較し、第2図の方式において扉の浮き
がより顕著に発生するが、これは第2図A部分の熱膨張
によるものであろう。
実際、例えば第5図の形状であれば、第6図に2点鎖線
で示す様な形に変形している。
第1図に示す方式においても、程度の差こそあれ、扉の
浮きが発生するが、これも第7図に2点鎖線で示す様な
変形で扉が浮いたものであろう。
つまり外装部分は室温に近い温度であり、はとんど熱膨
張していないのに対し、加熱室壁面は300℃近くにも
なり、加熱室の一辺が30cm程度と仮定すると1順近
くの熱膨張がある。
開口周縁24は加熱室と外装との両者に接しているため
この様な変形を生ずるのであろう。
以上垂直方向の変形を述べたが、水平方向も当然同様な
変形が生じるから、水平、垂直、両方の変形が合わさっ
て、開口の角、特に上部左右の角が最も突出でる。
(変形する)以下、開口周縁の熱変形を、簡単な構成で
防止する方法を説明する。
第8図は本考案の一実施例を示す加熱室の斜視図であり
、土壁面21は厚さ0.677Ell、後壁面22は厚
さ0.67rgn1底壁面23は厚さ0.4閣、開口周
縁板24は厚さ0.8TMtのステンレス鋼で構成され
、各々の接合面はスポット溶接されている。
開口周縁板のうち、第2図のA部分の様に、加熱室上壁
面より下方にある部分は、開口上板26と呼ぶことにす
る。
加熱室左右壁面は底面と一体とする。第9図は第8図の
B部詳細図であり、カクレ線により裏側の構成物を示し
ている。
開口上板26の下端は直角に曲げられ、その先端は左右
端を除き密着曲げされる。
直角曲げされた部分の水平な部分の長さく第9図に1と
記入)は約12mmとする。
密着部分の外側は内部補強級友27を2点以上のスポッ
ト溶接で固定する。
内部補強級友27は第12図で明らかな様に基本形状は
直角に曲げられた厚さ0.8mmの平板である。
開口上板との溶接位置を第12図にΔ印で示す。
内部補強級友27の他の面は加熱室左壁とスポット溶接
する。
溶接位置を第12図に・印で示す。
加熱室の右側には内部補強級友27と対称形状の内部補
強板層(図示せず)を設は同様に加熱室右壁に固定する
第10図は板厚0.8771711のステンレスで作ら
れた上下補強級友28の斜視図であり、これは開口周縁
板24のほぼ上下いっばいにわたりスポット溶接される
位置は第11図開口周縁板24の斜視図中に2点鎖線で
示す。
図中、2点鎖線は2ケ所に描かれているが右側が上下補
強級友28のものであり右側はこれと対称形状である上
下補強板石29のものである。
上下補強板28.29は断面り字形の細長い形状であり
、一部切欠いた形である。
第13図は0.8順のステンレス板で作られた外部補強
級友30の斜視図であり図中に示すΔ印の点で開口周縁
板24にスポット溶接され、・印の点で加熱室上壁21
とスポット溶接される。
これと対称形状の外部補強板層(図示せず)は加熱室右
側に固定される。
さて、第9図において各補強板の関係を見る。
開口周縁板と接している部分(溶接されている部分)に
はハツチングが施されているがこれを列記すると加熱室
の土壁面の折曲部(溶接面)31、同じく左壁面の折曲
部(溶接面)32.上下補強級友28の溶接面33、外
部補強級友30の折曲部(溶接面その1)34とがある
但し、広い意味で言えば開口上板26の直角曲げされた
部分も開口周縁板の一部であるから、これと接する(溶
接される)内部補強級友27の部分35も併記しておく
次に補強板の効果を述べる全列記した補強板のうち、土
壁面の折曲部31及び左壁面の折曲部32のみであれば
従来通りである。
この場合には前述した様に、庫内温度300℃の時に上
壁面の折曲部31と左壁面の折曲部32との交点の部分
が前に出る形に熱変形する。
種々の要因によりバラツキはあるが、約2〜3Trr!
rL程突出る。
次に上下補強級友の溶接面33のみを追加すると上下方
向の変形が改善される。
第8図において一点鎖線によりX−X’及びy−y’の
2本の線分を描いたが上下補強板の溶接面33によりY
、−Y’の直線性が良くなったわけである。
しかしながらX−X’は改善されない。
外部補強級友30の折曲部34と内部補強級友27の部
分35を取付ける事によりX−x’も改善される。
内部補強板27の部分35がない場合;つまり内部補強
級友27がない場合は従来例で述べた様に直角に曲げた
部分が前へ突出す。
X−X線上で見ると直角に曲げた部分はほぼ直線に保た
れるがその両端と加熱室左右壁までの短かい間で変形が
発生する。
この間隔を2mmあるいは1rIr!nと縮めても変形
は防止できない。
長さ1の直角曲げの部分は十分な強度を有し、加熱室左
側壁と溶接された部分もそれにより十分な強度があるの
で熱膨張が両者の間の弱い部分に集中するのであろう。
内部補強級友27はこの両者を接続する役目をはたして
いるわけである。
上下補強板28はL形金具であり補強のために良く用い
られる。
これが開口周縁板24の上から下まで通っているために
y−y’線分の直線性が確保されたのであろう。
X−X’の直線性を確保するためにも同様なL形金具を
右から左まで通せば良いわけである。
しかしながらすでに上下補強板があるため、この部分は
切断されてしまう。
そうなれば補強の役目は全くはたし得ない。
逆に左右に走る補強板を先に取付ければ今度は上下補強
板がこの部分で切断され、同じく補強となり得ない。
外部補強級友30は一種の筋交であり、これと、開口周
縁板24と、加熱室上壁面とで直角三角形を形成する。
上下補強板左2Bはこの三角形の中を通るわけである。
31は加熱室上壁面と一体の折曲げ部であるからこの部
分はX−X’力方向は非常に強い。
直角三角形の一辺はこの加熱室の上壁面の折曲部31の
延長上にあるため、一体となって強度の確保に役立つも
のと考えられる。
開口は略長方形であるから、かどは4つあるが、本実施
例では上の左右2ケ所にのみ補強を施した。
下はこのままでも変形しない。
理由として考えられるのは下のかどは半径10mmの円
弧をなしているためかまたは熱風循環式といってもやは
り加熱室の上側の方がより高温になるためか、あるいは
両方が合まって効果が表われたのか、補強としては上下
補強板のみで良いわけである。
外部補強板は本実施例では加熱室上壁面とは別部品であ
りスポット溶接で固定されるが、これを一体化する事は
容易であり、効果も得られる。
以上述べた様に本考案によればステンレスの薄板の簡単
な構成で、300℃の熱膨張にも扉にすきまの生じない
安全なオーブン付電子レンジの加熱室が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は扉と加熱室の関係を示す簡単な縦断面図、第2
図は第1図とは異なる例を示した縦断面図、第3〜5図
は第2図のA部の各変形例の詳細図、第6図及び第7図
は各々第5図、第1図の熱変形を示す図、第8図は本考
案の一実施例を示す加熱室の斜視図、第9図は第8図B
部の詳細図、第10図は上下補強板左の斜視図、第11
図は開口周縁板の斜視図、第12図は内部補強級友の斜
視図、第13図は外部補強級友の斜視図である。 21・・・・・・上壁面、23・・・・・・底壁面、2
2・・・・・・後壁面、24・・・・・・開口周縁板、
30・・・・・・筋交(外部補強板)、28・・・・・
・上下補強板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 土壁面、左右及び底壁面及び後壁面とで略直方体の空間
    を形威し、この開口周縁を一枚の板で形成する加熱室に
    おいて、上壁面と開口周縁板との間に筋交を設け、これ
    ら上壁面、開口周縁板及び筋交の三つにより形づくられ
    る直角三角形の中を貫通する補強板を設け、この補強板
    を開口周縁板に固定した加熱調理器の加熱室。
JP1360380U 1980-02-05 1980-02-05 加熱調理器の加熱室 Expired JPS608564Y2 (ja)

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JP1360380U JPS608564Y2 (ja) 1980-02-05 1980-02-05 加熱調理器の加熱室

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JPS56115620U JPS56115620U (ja) 1981-09-04
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