JPS608534Y2 - スタ−タ - Google Patents

スタ−タ

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Publication number
JPS608534Y2
JPS608534Y2 JP19338483U JP19338483U JPS608534Y2 JP S608534 Y2 JPS608534 Y2 JP S608534Y2 JP 19338483 U JP19338483 U JP 19338483U JP 19338483 U JP19338483 U JP 19338483U JP S608534 Y2 JPS608534 Y2 JP S608534Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
iron core
movable iron
contact
spline tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP19338483U
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English (en)
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JPS59119974U (ja
Inventor
勉 前川
賢治朗 青山
達夫 土居
康行 若原
太郎 旭
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
Application filed by 株式会社デンソー filed Critical 株式会社デンソー
Priority to JP19338483U priority Critical patent/JPS608534Y2/ja
Publication of JPS59119974U publication Critical patent/JPS59119974U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主にエンジン駆動ピニオンとマグネットスイッ
チとを直列的に配置するスタータのマグネットシフト式
ピニオン押し出し構造に関するものである。
従来、この種のスタータにおいては、マグネットスイッ
チの電磁力により押出されるピニオンの押出位置とピニ
オン最大移動位置の間には1〜3閣程度のギャップがあ
り、スプラインチューブの回転によるそのヘリカルスプ
ラインの作用によりピニオンを押圧位置より最大移動位
置まで前進させるようにしである。
すなわち、ピニオン静止位置から押出位置までのストロ
ークが割合短かった。
それ故、ピニオンをエンジンのりングギャ方向に押圧す
るためのピニオンドライブスプリングの効果を充分に発
揮させることのできる範囲が狭かったので、ピニオンと
りングギャとの噛合性能に問題があり、ピニオン及びリ
ングギヤが摩耗するという欠点がある。
また、ピニオンよりもリングギヤの回転速度が早い場合
(スタータのオーバーラン時、エンジンのピストンが上
点死を越えた位置にあるとき等)に、ピニオンが最大移
動位置に静止して安定な状態でいることができない。
何故ならばスプラインチューブのヘリカルスプラインの
戻り方向成分が作用するために、ピニオンの安定性を欠
くという欠点がある。
特に、この欠点は、重量の比較的軽いピニオンと軸部と
がマグネットスイッチにより押出され、比較的重量の重
いオーバーランニングクラッチがマグネットスイッチに
より押出されないものにおいて顕著であった。
本考案は上記の欠点を解消するため、マグネットスイッ
チの可動鉄心が吸引されることによりピニオンを移動さ
せる軸部の後部中心部を押圧部材により押圧すると共に
、ピニオンストッパが作用する位置までピニオンドライ
ブスプリングを効かせ、ピニオン押出位置とピニオン最
大移動位置とを一致させることにより、常にピニオンド
ライブスプリングによってピニオンに対する前進力を与
えることができて噛合性能を向上させることができ、又
、スタータのピニオン駆動時、及びオーバーラン時のピ
ニオンの安定性を向上させることができると共に、常に
ピニオンドライブスプリングの押圧力が加わっているに
もかかわらず、ピニオンを移動させる軸部と押圧部材と
の間の摩耗を少なくすることのできるスタータを提供す
ることを目的とするものである。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図において、1はスタータモータMのアーマチュア
シャフトで、該シャフト1の先端に固定した小歯車2は
遊転歯車3を介して大歯車4に結合しである。
大歯車4の内部にはオーバーランニングクラッチ5が設
けてあり、該クラッチ5は中空状スプラインチューブ6
に一方向の回転を伝達する。
該スプラインチューブ6の内周にはエンジン駆動ピニオ
ン7のスプライン部7aと係合するヘリカルスプライン
6aが設けてあり、該チューブ6内にピニオン7の軸部
7bを収納し滑合させである。
8,9はスプラインチューブ6をハウジング10に担持
させるシール軸受、11はピニオン7の軸部7b端に嵌
着したピニオンストッパ12とスプラインチューブ6間
に介在させた復元スプリングであって、ピニオン7の戻
り位置においてスプラインチューブ6の端部にピニオン
7の端部を直接密着させる力を与えるためのものである
符号15にて総括的に示すマグネットスイッチは前記ピ
ニオン7と直列的になるごとくハウジワグ10内に配置
され、吸引コイル16a1保持コイル16b1可動鉄心
17、固定鉄心18、ピニオン押圧用ロッド19、可動
鉄心戻しスプリング20、ピニオンドライブスプリング
21から主として構威しである。
固定鉄心18の貫通穴18a内にて軸方向に摺動可能に
支持されたロッド19の先端はピニオン7の軸部7a後
端部に設けた軸方向の中心孔22に嵌挿し、ピニオン7
の軸部7aとはボール23を介して結合してあり、また
ピニオン7の軸部7bのロッド側端部24は図のごとく
固定鉄心18に設けた凹部25に挿入しである。
そして、ピニオン押圧用ロッド19の長さを長くしたり
、ピニオンドライブスプリング21のばね荷重を大きく
したりして、ピニオンストッパ12がスプラインチュー
ブ6端面に致るまでピニオンドライブスプリング21の
反発力がロッド19に作用するようにしである。
26はマグネットスイッチ15のスイッチ部で、電源バ
ッテリに接続する第1の固定接点27、図示しないがス
タータモータに接続する第2の固定接点、該両接点間を
導通遮断する可動接点28を有し、該可動接点28は前
記可動鉄心17と一体に移動するものである。
29はピニオン7の歯車7cが噛合するエンジンのりン
グギャである。
上記構成において本考案スタータの作動を説明する。
図示しないスタータスイッチを閉成するとマグネットス
イッチ15の吸引および保持コイル16a、16bが通
電されそのコイル16a、16bの起磁力により鉄心1
7.18間に吸引力が生じ、可動鉄心17が可動鉄心戻
しスプリング20に抗して図の左方に移動腰板鉄心17
にスプリング21にて結合されたロッド19が応動し、
ボール23を介してピニオン7を復元スプリング11に
抗して左方へ押圧する。
これによりピニオン7はそのスプライン部7aがスプラ
インチューブ6のスプライン6aに案内されて回動しな
がら前進し、その歯車部7cがエンジンのリングギヤ2
9に噛合し、ピニオン7は二点鎖線で示すピニオン押出
位置まで動く。
一方ロツド19の移動により可動接点28が第1の固定
接点27および第2の固定接点に接触される。
即ちスタータモータ通電回路が形成されるわけで、該モ
ータが回転する。
この回転はアーマチュアシャフト1に固設した小歯車2
、遊転歯車3を介して大歯車4に伝わリ、更にオーバー
ランニングクラッチ5を介してスプラインチューブ6に
伝わる。
スプラインチューブ6はスプライン結合したピニオン7
に回転を伝え、ピニオン7はその歯車部7cによりリン
グギヤ19を駆動しエンジンを始動させる。
このとき、ピニオン7がリングギヤ29に噛み合わない
位置にある場合にはピニオンドライブスプリング21が
撓んでこの反発力によりロッド19、ボール23を介し
てピニオン7をリングギヤ29に押し続け、スタータモ
ータの回転に伴うピニオン7の回転によって該ピニオン
7をリングギヤ29に噛合させる。
なお、前記両回定接点間が閉成されることによって吸引
コイル16aが短絡されて該コイル16aには電流が流
れなくなるが、可動鉄心17の移動により該鉄心17が
固定鉄心18に接するのでその間の磁気抵抗が非常に小
さくなり、保持コイル16bの起磁力のみで可動鉄心1
7をその状態に保持する。
そして、ピニオン7はピニオン押出位置(幅すで示す距
離)すなわちピニオンストッパ12がスプラインチュー
ブ6端面に当接したピニオン最大移動位置に保持される
次に、エンジンが始動されて図示しないスタータスイッ
チを開くと前記可動接点28および固定接点を介して吸
引コイル16aおよび保持コイル16bが通電され、該
両コイル16a、16bの起磁力が打ち消し合って可動
鉄心17が可動鉄心戻りスプリング20によって復帰し
て可動接点28が固定接点より離れ、スタータモータの
回転が停止するとともにピニオン7が戻りスプリング1
1により図の静止位置(幅aで示す距離)に復帰する。
この様にピニオンドライブスプリング21はピニオン最
大移動位置まで充分効かせることにより、ピニオン7と
リングギヤ29との噛合いを確実に行わせることができ
、又スタータ駆動時、オーバーラン時共にピニオン7の
安定性を向上させることができる。
以上述べたように本考案スタータにおいては、ピニオン
ストッパ12がスプラインチューブ6に当接するまでピ
ニオンドライブスプリング21を効かせ、ピニオンのマ
グネットスイッチにょる押出位置と最大移動位置とを一
致させたから、ピニオン7がリングギヤ29に噛み合う
際の噛合性能を向上させることができる上に、重量の比
較的軽いピニオンと軸部がマグネットスイッチにより押
出され、比較的重量の重いオーバーランニングクラッチ
がマグネットスイッチにより押出されないものにおいて
も、スタータオーバーラン時あるいは駆動時等のピニオ
ン7よりリングギヤ29の回転速度が早い場合における
ヘリカルスプライン6aの戻り作用に対してピニオン7
の位置の安定性を向上させることができるという優れた
効果がある。
さらに、マグネットスイッチの可動鉄心が吸引されるこ
とにより、ピニオンを移動させる軸部に後部中心部を押
圧部材により押圧するから、常にピニオンドライブスプ
リングの押圧力が加わっているにもかかわらず、上記軸
部と押圧部材との間の相対回転により生じる摩耗を少な
くすることができるのみならず、上記ピニオンドライブ
スプリングは可動鉄心と押圧部材との間に介在させであ
るから、マグネットスイッチの電磁力によりピニオンス
トッパがスプラインチューブに衝突しても、この衝撃力
はピニオンドライブスプリングにより緩和されて可動接
点と固定接点との接触が悪くなることもないという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案になるスタータの一実施例を示す部分
縦断面図である。 2、3.4・・・・・・歯車減速機構を構成する小歯車
、遊転歯車、大歯車、6・・・・・・・・・中空状スプ
ラインチューブ、7・・・・・ピニオン、7b・・曲軸
部、12・・・・・ピニオンストッパ、15・・・・・
・マグネットスイッチ、17・・・・・・可動鉄心、1
9,23・・・・・・押圧部材を構成するピニオン押圧
用ロッド、ボール、21・・・・・ピニオンドライブス
プリング、27・・・・・・固定接点、28・・・・・
・可動接点、29・・・・・・リングギヤ、M・・・・
・・スタータモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スタータモータと、このモータの回転を減速する歯車減
    速機構と、この減速機構を介して前記モータの回転力が
    伝達されるオーバランニングクラッチおよびこのクラッ
    チの内周側に設けられたスプラインチューブと、このス
    プラインチューブにヘリカルスプライン結合したエンジ
    ン駆動ビニオシと、前記スプラインチューブ内に滑動自
    在に挿入され、この滑動により前記ピニオンを軸方向に
    移動させる軸部と、この軸部に設けたピニオンストッパ
    と、マグネットスイッチと、このマグネットスイッチの
    可動鉄心が吸引されることにより前記軸部の後部中心部
    を押圧する押圧部材とを備え、さらに前記可動鉄心が吸
    引されて前記軸部を介して前記ピニオンがエンジンのリ
    ングギヤの端面に当接した際に撓んで前記可動鉄心の移
    動を可動接点が固定接点に接触するまで可動ならしめる
    と共に前記ピニオンを前記リングギヤ方向に押圧するた
    めのピニオンドライブスプリングを前記可動鉄心と前記
    押圧部材との間に介在させ、このスプリングの反発力を
    、前記ピニオンストッパが前記スプラインチューブに当
    接するまでの間効かせ、前記マグネットスイッチの電磁
    力により前記ピニオンが押出される押出位置とこのピニ
    オンの最大移動位置とを一致させたスタータ。
JP19338483U 1983-12-15 1983-12-15 スタ−タ Expired JPS608534Y2 (ja)

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JP19338483U JPS608534Y2 (ja) 1983-12-15 1983-12-15 スタ−タ

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JP19338483U JPS608534Y2 (ja) 1983-12-15 1983-12-15 スタ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS59119974U JPS59119974U (ja) 1984-08-13
JPS608534Y2 true JPS608534Y2 (ja) 1985-03-26

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