JPS608489A

JPS608489A - ロ−タリ−コンプレツサ−

Info

Publication number: JPS608489A
Application number: JP11488783A
Authority: JP
Inventors: Mitsue Tamasaki; 玉崎　三衛
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-06-25
Filing date: 1983-06-25
Publication date: 1985-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、ケーシング内で偏心ローターが回転するも
マサツ部分や往復運動の一切有しないロータリーコンプ
レツサーに関する。

従来のロータリーコンプレツサーには、噛合式のもの、
このものは二つの型の変つたローターを噛み合せて出来
たもので噛合部分の圧縮もれによる効率の悪さ、工作が
困難、またローターの位置が偏心した羽根弁式のもの、
このものは羽根の先端のマサツによるマモウと発熱、羽
根の摺動部のマモウ等の欠点が有る。最近、家電製品の
コンプレツサーに使用されているスリム式ロータリーコ
ンプレツサーは仕切板が上下に移動するための往復運動
が有るのでマサツやマモウの欠点が有る、そこで、この
発明は、往復運動のない偏心ローター式のコンプレツサ
ーを提供することを目的とするものである。

つぎにこの発明の実施態様を図面にて説明する。図面に
向つて左側を左、右側を右とする、第１、２、３図を実
施態様（１）とする、真円のケーシング（１）内に収容
され一部分を頂点に取り付け部（５）で固定した弾力の
有る鋼鉄製、又は同じ効果の有る合成樹脂、ガラスセン
イ、陶器等、熱に強く、弾力が有り。復元性の有るもの
なら何んでもよい以上のもので出来たリング（４）で、
これの大きさは第２図に示す様にローター（７）が第１
図の逆の位置に来ても無理の無い程度のもので、幅は圧
縮空気がもれづ移動の出来るものである、リング（４）
の内側にケーシング（１）の中心に配置された駆動軸（
８）に固定された偏心ローター（７）が収容され、偏心
ローター（７）の外周に回転自在の回転筒（６）が嵌め
られて居り、偏心ローター（７）が一番偏心した位置の
回転筒（６）外周とケーシング（１）の内側との間にリ
ング（４）が狭れてマサツが無く圧縮空気がもれずに移
動が出来る様になっている、取り付け部（５）の左に排
出口（３）が、右に吸入口（２）が設けられている。

この実施態様（１）の作用を説明する、第１図を時計方
向に回して半回転した位置が第２図に示すものでリング
（４）が変形して右側のケーシング（１）との間で吸入
して居り、左側で圧縮を始めている。さらに回すと第３
図に示す様になり右側の吸入容積が広くなり吸入行程が
終に近づいている、左側は圧縮行程が終りに近づいてい
る。さらに回すと第１図に示す様に元に戻る、これで排
出口（３）より圧縮空気が排出され、吸入口（２）より
充分に吸入されている、この動作の繰り返しである、こ
の様に部品数も少なく、往復運動の部分もなく、偏心ロ
ーター（７）の外周に回転自在に回転筒（６）が嵌つて
いるのでリング（４）との間のマサツもなく、リング（
４）とケーシング（１）内面ともマサツがないのでマモ
ウ、発熱がない非常にすぐれたロータリーコンプレツー
である。

第４、５、６、７図は、この発明の実施態様（２）のも
のである、真円のケーシング（１）内側の頂点より左側
の約４分の１程度の長さの凹部（９）を形成し、これの
下部に排出口（３）を設け、別途に凹部（９）より少々
短かい弾力の有る弧状片（１０）が有り一方を凹部（９
）の上部に取り付け他方の端に先端部（１２）を形成し
常時弾力で回転筒（６）の外周に圧接されて居り、先端
部（１２）の高さはケーシング（１）の内面とほぼ同じ
に出来ている、他は実施態様（１）と同じ構造である、
つぎに、この実施態様（２）の作用を説明すると。

第４図の駆動軸を時計方向に回すと、４分の１移動した
位置で弧状片（１０）の内面とケーシング（１）内面と
回転筒（６）の外周との間で吸入口（２）より吸入が始
まり、その反対側の排出口（３）側では圧縮が始まつて
いる、さらに４分の１移動すると吸入側は容積が広くな
り、排出側は容積が小さくなつて圧縮が進み、さらに４
分の１移動すると第７図に示す状態となり、この過程で
弧状片（１０）の外側と凹部（９）の内面との間の圧縮
空気は取り付け部（１１）の方より排出口（３）に向つ
て進み、ケーシング（１）内面と回転筒（６）の接触し
た部分が大体同時に歩み寄つて圧縮空気は排出される、
他方吸入側ではの吸入終りである、効果は、実施態様（
１）と同じである。

以上、この発明の実施態様を二つ紹介したが、この発明
は、これらの実施態様に限られることなく、例えば、弧
状片（１０）にしても弾力が無く凹部（９）と同じ弧状
にし取り付け部（１１）を振れ自在に取り付け、先端部
（１２）を振れ自在にして回転筒（６）に取り付けても
よい。実施態様（１）に於いては回転筒（６）の替りに
第８図に示す様に偏心ローター（７）の頂点の位置に回
転自在なローラー（１３）を嵌め込み一部分が偏心ロー
ター（７）の外周より少々突出してリング（４）の内面
に接触する様にしてもよい。

この発明は、以上説明したように、従来のロータリーコ
ンプレツサーは、噛み合せによる圧縮もれとか工作困難
、又は往復運動によるマサツ、発熱マモウが生じたが、
この発明は、これらの欠点を解消した効果のあるもので
ある。

【図面の簡単な説明】第１図はこの発明の実施態様（１）の偏心ローター（７
）が頂点の位置の横断面図。第２図は第１図を時計方向
に半回転させた横断面図。第３図は第２図をさらに４分
の１回転させた横断面図。第４図はこの発明の実施態様
（２）の偏心ローター（７）が頂点の位置の横断面図。第５図は第４図を時計方向に４分の１回転させた横断面
図。第６図は第５図をさらに４分の１回転させた横断面
図。第７図は第６図をさらに４分の１回転させた横断面
図。第８図はこの発明は実施態様（１）の回転筒（６）
の替りに偏心ローター（７）の頂点位置に回転自在のロ
ーラー（１３）を配置した要部横断面図。１‥‥ケーシング。２‥‥吸入口。３‥‥排出口。４‥
‥リング。５‥‥取り付け部。６‥‥回転筒。７‥‥偏
心ローター。８‥‥駆動軸。９‥‥凹部。１０‥‥弧状
片。１１‥‥取り付け部。１２‥‥先端部。１３‥‥ローラ
ー。特許出願人　玉崎三衛

Claims

【特許請求の範囲】

第１図、第２図に示す偏心ローター（７）を時計方向に
回転さす時、吸入、圧縮、排出の出来る様にケーシング
（１）の内側に一部分が取り付いた弾力の有るリング（
４）、又は弧状片（１０）を偏心ローター（７）の外側
に回転自在に嵌つた回転筒（６）の外側に配置し、偏心
ローター（７）が回転する時ケーシング（１）の内側と
リング４と回転筒（６）のそれぞれの一部分が常時接触
、又は弧状片（１０）の先端部（１２）が回転筒（６）
の外側に常時接触、又は取り付いて居り、リング（４）
、又は弧状片（１０）の取り付いた位置の左側に排出口
（３）、右側に吸入口（２）を設けたロータリーコンプ
レツサー。