JPS6081290A - カツトタ−ルの処理方法 - Google Patents

カツトタ−ルの処理方法

Info

Publication number
JPS6081290A
JPS6081290A JP19019183A JP19019183A JPS6081290A JP S6081290 A JPS6081290 A JP S6081290A JP 19019183 A JP19019183 A JP 19019183A JP 19019183 A JP19019183 A JP 19019183A JP S6081290 A JPS6081290 A JP S6081290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fraction
tar
boiling point
cut
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19019183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0464358B2 (ja
Inventor
Tadashi Yao
正 矢尾
Keiichi Hayakawa
早川 恵一
Kazuhito Kurachi
倉地 和仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP19019183A priority Critical patent/JPS6081290A/ja
Publication of JPS6081290A publication Critical patent/JPS6081290A/ja
Publication of JPH0464358B2 publication Critical patent/JPH0464358B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コークス炉から副生するコールタール の処理方法に関する。
コークス炉から副生ずるコールクー)V (tよ、第1
図に示すごとく、沸点の低い1唄にタール軽油、カルポ
ル油、ナフタリン油、吸収7+4+ 、;’J ”l 
l− p − 1v、アントラセン油、ピッチに蒸留分
離される。この操作では通常、常圧蒸留により吸収rH
Itでの留分(軽質油分)が除去され、減圧蒸留により
アントラセン油が除去されるが、減圧$.留操作(は蒸
留残渣(ロードタール、ピッチ等)の需要量に応じて適
宜性なわれている。カットクールとは、コールクールを
蒸留しである特定の留分、すなわち軽′U油分を除去し
たタールを指し、タール蒸留製品の大部分を占めている
ところで、コールタール 点範囲230〜270℃留分が吸収油と呼ばれるのは、
コークス炉ガス中に含まれる粗ベンゼンの回1又に用い
られるからであり、吸収油に必要な以下eこ示す性質を
有しているからである。
■粗ベンゼンの吸収能が高い。
■租ベンゼンとの分離が容易である。
■低粘度である。
■結晶を生成しない。
このet点範囲230〜270°C留分け、メチルナフ
タリン(沸点241℃、245℃)、ジフェニル(ンl
J8点255℃)、ジメチルナフタリン(沸点260〜
270°C)、インド−/L/(沸点253°C)、キ
ノリン(沸点238℃)等を主成分とし、ナフタリン(
沸点218℃)、アセナフテン(沸点2818C)、ア
ン) ラセy (7jB点342°C)等が混入してい
る。これらの化合物は下表に示すごとく、幅広い用途を
有し、かつ今後需要増が見込まれる化合物である。
(以上余白) 各種化合物の用途 しかしながら、タール蒸留製品の大部分は前記した通り
カットタールであり、吸収油留分は僅が数%(コールタ
ール当り)にすき゛ない。従って、このままでは今後見
込寸れる吸収油留分の需要増に対応することができない
。その対策として、沸点230〜270℃留分を化学原
料として利用するために、例えばコールタールの蒸留設
備を増強する方法が考えられるが、蒸留設備を増強する
だけでは、現状では使用量が限られているカットタール
を過剰生産することになり、吸収油留分の生産コスト中
にカットクールの処理費用が含壕れることとなって、結
局コスト高につながり好ましくない。
また、吸収油に使用される量を減少したい場合には、循
侃使月中に次第に重合化し、粘度が増して吸収能が低下
する。
この発明(は上記実情に鑑みてなされたものであり、カ
ットタールから吸収油代替成品を製造することにより沸
点230〜270℃留分を化学原料として利用する1判
合を増加するとともに、カットクールの有効利用をはか
ることを目的とするものである。
この発明に係るカットタールの処理方法は、コ−A/タ
ールを蒸留して沸点270℃以下を除去したカットクー
ルを水素化分解し、該反応生成物を蒸留して得られた沸
点範囲200〜300℃留分を吸収油代替品として用い
ることを特徴とし、寸だ、上記水シ;ヨ化分子’+γ反
応生成物を蒸留して得られた沸点1:ホ囲300〜35
0℃留分の全j−71Hもしくは一部を沸点範囲200
〜300℃留分の全量もしくは一部と混合して吸収油代
替品として用いることを特徴とするものである。
すなわち、この発明はカットタールを水添分解して生成
した軽質油のうち、沸点範囲2o()〜300℃留分を
吸収油代替品として用いる方法であり、また沸点範囲3
00〜350℃留分の一部もしくは全量を同様に吸収油
代替品として用いる方法である。
以下、この発明に係るカットタールの処理方法について
詳細に説明する。
この発明におけるカットタールは、石灰乾留時に副生す
る高温タールや低温ター/”Jを蒸留して沸点270℃
以下の留分を除去したものを用いるが、これはカットタ
ールの利用効率、水添分解効率および19!If K効
率を考慮したことによる。すなわち、沸点270℃以下
習分を予め除去しておいた方がカットクールの利用効率
、水添分解効率および触媒効率が良く、後の吸収油代替
成品の分離に好都合だからである。
この発明では上記のカットタールを第2図に示すごとく
触媒の仔在下で水素化分解する。この時の反応温度とし
ては400〜500℃、水素圧は100〜200〜/c
dG、あるいはそれ以上に保つ。反応温度が400℃未
満では第3図に示すごとく目的とする吸収油代替成品の
収率が低く、500℃以上の温度でハを高質化反応やそ
の逆の重合反応が速やかに進行するために吸収油代替成
品の収率が低下する。
寸だ、水素圧が100 Kp/cJ G未満では芳香環
の水添反応が進行しにくいために水添反応に引き続いて
行なわれる分解反応が起こりにくく、目的とする留分の
1■率が低下し、他方水素圧が必要以上に高くなると高
価な水素の消費量が増加し不経済であるとともに、mi
t圧設備に要するコストが開開となる。
なお、水素化分解に用いる触媒としては、特に限定する
もので1はないが、入取が容易でかつ安価な鉄系触媒を
用いることができる。鉄系触媒としては、赤泥、鉄鉱石
等が挙げられ、その使用量はカットタールに対して1〜
10%程度でよい。才だ、助触媒としてIviC黄化合
物化合物触媒と同様カットタールに対して1〜1096
程度使用することが望ましい。触碌の使用量を1〜10
%程度としたのは、触媒濃度が1 %未満では効呆がな
く、10%以上では触媒効率が悪くなるからである。
上記の水素化分解反応生成物は、次の蒸留王権で沸点範
囲200〜300’C留分と300〜350’C留分を
分離回収する。この200〜300’(留分と300〜
350℃留分について、この発明者らがガスクロマトグ
ラフィーによる元素分析、核磁気共鳴分析等によシ性状
調査を行なったところ、従来のコールタール留分に比べ
水素化生成物が多量に存在することが認められ、結晶性
の低下や低粘度化が促進されていることが判明した。従
って、水素化生成物中)沸点200〜3oo′C留分お
よび3oo〜350℃留分け、吸収油代替成品として十
分使用6f能である。
次に、この発明の実施例について説明する。
〔実施例〕
コークス炉から副生じたコールタールを蒸留して沸点2
70℃以下留分を除去した第1表に示す元素分析値を有
するカットタールを、0.5 Ky/Hrの処理能力を
有する水素化分解装置によりfA′rJ2表に示す操業
条件で水素化分解し、該反応生成物を蒸留して得られた
吸収油代替成品の物質収支を第3表に示す。さらに、と
の吸収油代替成品の性質を、実際に使用されている通常
の吸収油と比較して第4表に示す。
第4表の結果より明らかなごとく、粗ベンゼンの吸収能
を表わす含ペン油中の粗ベンゼン濃度は吸収油と比べて
若干多く、粗ベンゼンの脱離能を表わす脱ベン油中の租
ベンゼン濃度l−1,著しく少ない。さらに、運転りの
容易さを表わす粘度は小さく、ナフタリン等による結晶
析出温度(は低い。また、石油系重′ぽ油を代替とした
場合はスラッジが生成し操業困難となるが、石炭糸爪質
油の場合はスラッジの生成がル3められない。
これらの結果より、カットタールを水素化分解して得ら
れた沸点200〜300℃留分、および300〜350
℃留分は吸収油と比べてすぐれた粗ベンゼン吸収剤であ
ることがわかる。
第1表 カッ)−タールの元素分析11ば第2表 水素
化分解条件 第3表 吸収油代替成品の物質収支(96)上記の実施
例からも明らかなごとく、この発明によれば、■すぐれ
た吸収性を示す吸収剤が得られ、■吸収油を化学原料と
して利用可能となり、■カットターフしの有効利用がは
かられるようKなり、吸収油留分の増産が可能となると
いう効果を奏し、工業的に極めて有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコールタール処理方法を示すブロック図
、第2図はこの発明に係るコールタール処理方法を示す
ブロック図、第3図は同上におけるカットタールの水素
化分解反応温度と吸収油代替成品の収率の関係を示す図
表である。 出願人 住友金属工業株式会社 第1図 第2図 0 第3図 反応温度(0C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コールタールを蒸留して得られた沸点270℃以下
    を除去したカットクールを水素化分解し、該反応生成物
    を蒸留して得られた沸点範囲200〜300℃留分を吸
    収油代替品として用することを特徴とするカットタール 法。 2 コールタールを蒸留して得られた沸点270℃以下
    を除去したカットタールを水素化分解し、5,亥反応生
    成物を蒸留して沸点範囲200〜300℃留分と、沸点
    範囲300〜350℃留分に分離し、ljli点範囲3
    00〜350℃留分の全量もしくは一部を沸点範囲20
    0〜300℃留分の全Ijkもしくは一部と混合して吸
    収油代替品として用いることを特徴とするカットタール
    の処理方法。
JP19019183A 1983-10-12 1983-10-12 カツトタ−ルの処理方法 Granted JPS6081290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19019183A JPS6081290A (ja) 1983-10-12 1983-10-12 カツトタ−ルの処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19019183A JPS6081290A (ja) 1983-10-12 1983-10-12 カツトタ−ルの処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6081290A true JPS6081290A (ja) 1985-05-09
JPH0464358B2 JPH0464358B2 (ja) 1992-10-14

Family

ID=16253961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19019183A Granted JPS6081290A (ja) 1983-10-12 1983-10-12 カツトタ−ルの処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6081290A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60245694A (ja) * 1984-05-18 1985-12-05 Sumitomo Metal Ind Ltd カツトタ−ルの処理方法
CN104203876A (zh) * 2012-04-10 2014-12-10 昭和电工株式会社 橡胶混合油及其制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60245694A (ja) * 1984-05-18 1985-12-05 Sumitomo Metal Ind Ltd カツトタ−ルの処理方法
CN104203876A (zh) * 2012-04-10 2014-12-10 昭和电工株式会社 橡胶混合油及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0464358B2 (ja) 1992-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9994775B2 (en) Process for producing mesophase pitch by hydrogenation of high-temperature coal tar
US4225415A (en) Recovering hydrocarbons from hydrocarbon-containing vapors
JPS59164390A (ja) 重質炭化水素油および残油の水素添加液化法
US3356608A (en) Hydrotreating process with hzs removal from the effluent
US3268438A (en) Hydrodenitrification of oil with countercurrent hydrogen
JPS5822071B2 (ja) 重質蒸留原料油から中質蒸留油を生成する方法
KR101547129B1 (ko) 탄화수소 유분으로부터 고부가 방향족 제품을 제조하는 방법
CN113122330B (zh) 催化油浆和乙烯焦油制备石油焦的方法和系统
JP6772382B2 (ja) ヘキサデカヒドロピレンの製造方法
JPS6081290A (ja) カツトタ−ルの処理方法
CA1110666A (en) Process for producing high purity benzene
US2951886A (en) Recovery and purification of benzene
CN105026342A (zh) 乙烯的制造装置及其方法
JPH05310612A (ja) メチルナフタレン含有油の精製方法
KR100516501B1 (ko) 생산수율이 향상된 코크 오븐가스 정제용 흡수유 제조방법및 이로부터 제조된 코크 오븐가스 정제용 흡수유
JPS6254791A (ja) コ−ルタ−ルの処理方法
JPS585227B2 (ja) 重質歴青物の水素化処理方法
CN111154505B (zh) 一种煤焦油加氢处理工艺
CA1142871A (en) Hydrogenation of high boiling hydrocarbons
JPS60240792A (ja) 直鎖パラフイン製造用原料
JPH0699692B2 (ja) カツトタ−ルの処理方法
US3208933A (en) Process for hydrorefining and cracking gas oils to produce gasoline
JPS6241288A (ja) コ−ルタ−ルの処理方法
JPS6241287A (ja) コ−ルタ−ルの処理方法
CN114395411A (zh) 一种基于煤焦油加氢制取中间相沥青和油品的系统及方法