JPS608112B2 - 細胞培養用具 - Google Patents
細胞培養用具Info
- Publication number
- JPS608112B2 JPS608112B2 JP11084281A JP11084281A JPS608112B2 JP S608112 B2 JPS608112 B2 JP S608112B2 JP 11084281 A JP11084281 A JP 11084281A JP 11084281 A JP11084281 A JP 11084281A JP S608112 B2 JPS608112 B2 JP S608112B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell culture
- lid
- plate
- cell
- recess
- Prior art date
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- Expired
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、組織培養に用いられる細胞培養用具であるマ
イクロテストプレートに関する。
イクロテストプレートに関する。
近年組織培養技術が飛躍的な発展をとげ、極く少数の培
養細胞より、確実に大量の細胞を獲得できる実験系が望
まれている。
養細胞より、確実に大量の細胞を獲得できる実験系が望
まれている。
従来のマイクロテストプレートは、細胞および培養液を
入れる為のくぼみの上端と蓋の下面との間の空隙が1側
未満に設定されており、一般にマイクロテストプレート
のくぼみの形状は、底の形状が平底状を呈するもの、丸
底状を呈するもの等がある。
入れる為のくぼみの上端と蓋の下面との間の空隙が1側
未満に設定されており、一般にマイクロテストプレート
のくぼみの形状は、底の形状が平底状を呈するもの、丸
底状を呈するもの等がある。
培養状態観察の為、培養装置外に取出した際、蓋の下面
に結露し、ガスの流通性が著しく損なわれ、プレートの
中央部の細胞の増殖性が悪かった。また、蓋下面の結霧
は、落下菌による汚染を著しく拡大する問題を有してい
た。本発明者はこの現状に鑑み、培養の種々の段階に詳
細な検討を加えた結果、極く少数の培養細胞から分裂増
殖せしめる段階が最も重要でありこの段階の培養用具形
状に検討を施すことにより、一段と高い確率で細胞を分
裂増殖せしめることが可能であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
に結露し、ガスの流通性が著しく損なわれ、プレートの
中央部の細胞の増殖性が悪かった。また、蓋下面の結霧
は、落下菌による汚染を著しく拡大する問題を有してい
た。本発明者はこの現状に鑑み、培養の種々の段階に詳
細な検討を加えた結果、極く少数の培養細胞から分裂増
殖せしめる段階が最も重要でありこの段階の培養用具形
状に検討を施すことにより、一段と高い確率で細胞を分
裂増殖せしめることが可能であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
即ち、本発明は、細胞培養用具であるマイクロテストプ
レートにおいて、細胞および培養液を入れるためのくぼ
みの上端と蓋の下面との間に1肋以上の空隙を有する細
胞培養用具である。
レートにおいて、細胞および培養液を入れるためのくぼ
みの上端と蓋の下面との間に1肋以上の空隙を有する細
胞培養用具である。
本発明に開示される細胞培養用具であるマイクロテスト
プレートとは、例えばタテ86側、ョコ128肋の長方
形のプラスチック製のプレートにタテ8コョコ12コ計
96コの細胞培養用のくぼみ作成したものと、該プレー
ト上に雑菌が落下することを防止する為の蓋から構成さ
れる細胞培養用具であり、また近年プレート寸法にわず
かの改変を施した120コのくぼみを有するもの等、極
めて少量の細胞の培養を目指した多数のくぼみを有する
細胞培養用具を意味する。
プレートとは、例えばタテ86側、ョコ128肋の長方
形のプラスチック製のプレートにタテ8コョコ12コ計
96コの細胞培養用のくぼみ作成したものと、該プレー
ト上に雑菌が落下することを防止する為の蓋から構成さ
れる細胞培養用具であり、また近年プレート寸法にわず
かの改変を施した120コのくぼみを有するもの等、極
めて少量の細胞の培養を目指した多数のくぼみを有する
細胞培養用具を意味する。
以下、図面により本発明の細胞培養用具の一実施態様を
説明する。
説明する。
第1図は、本発明の細胞培養用具の斜視図、第2図は、
第1図をA−A′線で切断した断面図を示す。
第1図をA−A′線で切断した断面図を示す。
図中、1は細胞および培養液を入れるためのくぼみ4と
突起3を備え、細胞培養に適するよう表面に親水処理を
施したポリスチレン製のプレートであり、2は落下菌防
止のための蓋である。プレート1のくぼみ4の上端と蓋
2の下面との間は、1柳以上の空隙を突起3により設け
られている。この空隙は、1柳以上あることが必要であ
り、好ましくは1.5肌以上、より好ましくは2柳以上
である。空隙の上限は、特に制限はないが、細胞培養を
実施する際に多数の細胞培養用具を積み重ねる都合上5
側以下であることが好ましい。この空隙が1側以下であ
れば、ガスの流通が悪く、培養器から敬出したとき結露
する。0 本発明の細胞培養用具は、従釆の細胞培養用
具に比べ、培養用具内へのガスの流通が改善され、くぼ
みのいずれかの場所でも良好な細胞の生育が可能である
。
突起3を備え、細胞培養に適するよう表面に親水処理を
施したポリスチレン製のプレートであり、2は落下菌防
止のための蓋である。プレート1のくぼみ4の上端と蓋
2の下面との間は、1柳以上の空隙を突起3により設け
られている。この空隙は、1柳以上あることが必要であ
り、好ましくは1.5肌以上、より好ましくは2柳以上
である。空隙の上限は、特に制限はないが、細胞培養を
実施する際に多数の細胞培養用具を積み重ねる都合上5
側以下であることが好ましい。この空隙が1側以下であ
れば、ガスの流通が悪く、培養器から敬出したとき結露
する。0 本発明の細胞培養用具は、従釆の細胞培養用
具に比べ、培養用具内へのガスの流通が改善され、くぼ
みのいずれかの場所でも良好な細胞の生育が可能である
。
また、蓋下面への結露が大中に減少するため、菌汚梁の
拡大現象のないものである。実施例 1マウスミェロー
マ細胞株MOPC−21を10%の牛胎児血清を含む培
養液RPMI−1640に浮遊せしめ100コ/叫に細
胞濃度を調製した。
拡大現象のないものである。実施例 1マウスミェロー
マ細胞株MOPC−21を10%の牛胎児血清を含む培
養液RPMI−1640に浮遊せしめ100コ/叫に細
胞濃度を調製した。
このものを、第1図に示される形状を有するマイクロテ
ストプレートに1つのくぼみ当り0.2の【の培養液が
入るように9針固のくぼみに分注した。
ストプレートに1つのくぼみ当り0.2の【の培養液が
入るように9針固のくぼみに分注した。
くぼみの上端と蓋の下面との空隙を1.6側となるよう
に調整した。6日後、細胞のコロニーが2コ以上出現し
たくぼみは78コであった。
に調整した。6日後、細胞のコロニーが2コ以上出現し
たくぼみは78コであった。
実施例 2
マイクロテストプレートのくぼみの上端と蓋の下面との
空隙を3.2帆となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
空隙を3.2帆となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
6日後、細胞のコロニーが2つ以上出現したくぼみは9
2コであった。
2コであった。
比較例 1
マイクロテストプレートのくぼみの上端と蓋の下面との
空隙を0.8肋となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
空隙を0.8肋となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
6日後、細胞のコロニーが2コ以上出現したくぼみは7
コであった。
コであった。
比較例 2
マイクロテストプレートのくぼみの上端と蓋の下面との
空隙を0.4側となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
空隙を0.4側となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
6日後、細胞のコロニーが2コ以上出現したくぼみは、
2コであった。
2コであった。
実施例 3
マイクロテストプレートのくぼみの上端と蓋の下面との
空隙を1.2肌となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
空隙を1.2肌となるように調節した以外は、実施例1
と同一の操作を施した。
6日後、細胞のコロニーが2コ以上出現したくぼみは、
51コであった。
51コであった。
第1図は、本発明の細胞培養用具の一実施態様の斜視図
、第2図は、第1図のA−A′線における断面図である
。 図中、1はプレート、2は蓋、3は、プレート1に設け
られたくぼみ、4はプレート1に設けられた突起を示す
。第2図 第1図
、第2図は、第1図のA−A′線における断面図である
。 図中、1はプレート、2は蓋、3は、プレート1に設け
られたくぼみ、4はプレート1に設けられた突起を示す
。第2図 第1図
Claims (1)
- 1 細胞培養用具であるマイクロテストプレートにおい
て、細胞および培養液を入れるためのくぼみの上端と蓋
の下面との間に1mm以上の空隙を有することを特徴と
する細胞培養用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11084281A JPS608112B2 (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 細胞培養用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11084281A JPS608112B2 (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 細胞培養用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5813385A JPS5813385A (ja) | 1983-01-25 |
JPS608112B2 true JPS608112B2 (ja) | 1985-02-28 |
Family
ID=14546039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11084281A Expired JPS608112B2 (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 細胞培養用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608112B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181712A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-14 | Toyota Motor Corp | 車輛用アクテイブサスペンシヨン |
JPH046563B2 (ja) * | 1985-02-25 | 1992-02-06 | Nissan Motor | |
JPH0545442B2 (ja) * | 1985-02-25 | 1993-07-09 | Nissan Motor |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4657867A (en) * | 1984-11-01 | 1987-04-14 | Becton, Dickinson And Company | Multiwell tissue culture assembly with features for reduced media evaporation |
-
1981
- 1981-07-17 JP JP11084281A patent/JPS608112B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181712A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-14 | Toyota Motor Corp | 車輛用アクテイブサスペンシヨン |
JPH046563B2 (ja) * | 1985-02-25 | 1992-02-06 | Nissan Motor | |
JPH0545442B2 (ja) * | 1985-02-25 | 1993-07-09 | Nissan Motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5813385A (ja) | 1983-01-25 |
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