JPS6080985A - 船舶上部構造の建造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、船舶の居住区などの上部構造を効率良く建造
し得るようにした方法に関する。

従来、第１図（側面図）に示すような船舶の上部構造Ａ
を建造する方法としては、鉄構造の上部構造ａを上甲板
す上に建て上げた後に、その各部屋の内装を船」二で実
施することが行なわれていた。

たとえば、第２図（縦断面図）に示すような、デツキｅ
＋（！’　と壁板ｄ、ｄ’で囲まれた上部構造ａ内のキ
ャビン１一 区画には、同図に示すような様々の内装が施される。

すなわち、天井板ｅの下側では、水道「、ロッカーｇ、
ベンドｈ、排水管１．スカッパ−ｍ、ランプｎ、カーペ
ット０などが取り付けられ、天井板ｅの上部には、エア
コンダクトｉや防熱材ｊなどが取り付けられるのである
。

しかしながら、従来の方法では、工場内で内装し得る内
装品は、ベッド１＋、机になどの小物に限られ、その他
の内装は現場で行なわれるため、現場（上甲板上）での
作業の割合が高く、建造コストの上昇を招くという問題
点がある。

さらに、現場の狭いスペース上で第２図に示したような
非常に多くの種類の作業を行なわなければならないため
、それらの作業を同時に進めることはできず、作業の能
率が悪くなるという問題点がある。

本発明は、これらの問題点を解消しようとするもので、
フ／テナ式の上部構造ユニットをあらかじめ工場内で内
装を施した後、甲板上に積み−ｌ二げて」二部構造を構
成することにより、建造作業を簡便にしてそのコストを
低減させた船舶」二部構造の建造方法を提供する二２− とを目的とする。

このため本発明の船舶上部構造の建造方法は、船舶の」
一部構造を建造するに際し、まず、外側に複数の骨材を
溶着した四角筒状の枠体を」−記船舶の」−甲板−１−
に固設した後、あらかじめ陸」二で内装を施した多数の
コンテナ式上部構造ユニットを、上記枠体の中へ下層部
から上層部へと順次積み重ねて同枠体により支承させる
ことを特徴としている。

以下図面により、本発明の一実施例としての船舶」二部
構造の建造方法を説明すると、第３図は完成した状態の
上部構造を示す正面図、第４図は同」二部構造を示す斜
視図、第５図は第４図のＶ−■矢視図、第６図は」二部
構造ユニットの例としてキャビンユニットを示す斜視図
、第７図はルーフユニットを示す斜視図、第８図は」二
部構造ユニットの固定状態を示す断面図である。

上部構造を建造するには、まず、地」二にて複数の鉄板
２の外面に適宜の個数の骨材３を鉛直方向に延在するよ
うに溶接した後、それらの鉄板２を四角筒状に溶着して
組みたてて枠体１を構成する（第４，５図参照）。

＝３− そして、この枠体１を本船の上甲板４」ニへ載置しで溶
着固定する。

一方、上部構造の居住室、通路などをひとつの単位とし
てコンテナ式にユニット化した上部構造ユニ・ノド５の
内装を、あらかじめ陸」二の工場内で行なっておく。

この上部構造ユニット５としては、キャビンユニ・ノド
６、パフリックユニッ）７．ギヤレーユニ・ント８．サ
ニテイシａンユニット９．航海機器ユニット１０．ラジ
オユニット１１．ルーフユニット１２（第４図参照）９
通路ユニット１３．マシナリーユニット１４等があり、
それぞれの特性に応じてコンテナ化され、内装が施され
る。

たとえば、第６図に示したコンテナ式のキャビンユニッ
ト６には、従来船上で行なわれていた、第２図のような
内装が施されているのである。

なお、これらの」二部構造ユニット５には、一般のコン
テナと同様に、その底面にはコンテナソケ・ン）５ｓが
適宜数けられ（第８図参照）、その」二面には、コンテ
ナソケッ）５ｓに対応してコンテナコーン１６が適宜付
設されている。

４− 次に、内装を施された各上部構造ユニット５は、その配
置位置に応じて順次クレーンなどにて吊り上げられ、枠
体１内部に落とし込まれて積み重ねられる。さらに、最
後にルーフユニット１２が載置固定されて」二部構造が
完成するのである。

なお、枠体１には、各」二部構造ユニット５の窓位置、
窓の大きさに対応して所要数の窓孔１５が形成されてい
る。

上述の方法により、上部構造の内装は、そのほとんどを
陸上の工場内で行なえるようになるので、作業効率が向
上し、建造コストも低減される。

そして、」二部構造の組立ては、あらかじめ内装を施さ
れた各上部構造ユニット５を、あたかもコンテナ５ａ。

５ｂ、５ｃ、５ｄ、５ｅをコンテナホールドに積み込む
のとほぼ同じ要領で、枠体１の内部へ順次積み込むだけ
で良く作業は非常に容易なものとなる。

また、このようにして積み込まれた各上部構造ユニット
５は、その側面を枠体１に支承されるとともに、第８図
に示すごとく、上甲板４上および各上部構造５の５− 上面に設けられたコンテナコーン１６が、それらの上層
に設置される各上部構造５の底面に設けられたコンテナ
ソケッ）５ｓに係合することによって、その上下方向の
位置決めおよび固定は羅実に行なわれるのである。

以上詳述したように、本発明の船舶」二部構造の建造方
法によれば、船舶の」二部構造を建造するに際し、まず
、外側に複数の骨材を溶着した四角筒状の枠体を上記船
舶の」二甲板上に固設した後、あらかじめ陸上で内装を
施した多数のコンテナ式」二部構造ユニットを、上記枠
体の中へ下層部から上層部へと順次積み重ねて同枠体に
より支承させることにより、現場で行なわれる作業は大
幅に減少するので、作業が着し←容易となる効果があり
、また、建造日数の短縮がはかれ、建造コストも低減さ
れる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の方法により建造された船舶上部構造を示
す側面図、第２図は同上部構造の内部に施された内装を
示す縦断面図、第３〜８図は本発明の一実施例６− としての船舶−に部構造の建造方法により建造された一
Ｌ部構造を示すもので、第３図は完成した状態の」二部
構造を示す正面図、第４図は同上部構造を示す斜視図、
第５図は第４図の＼／Ｖ矢視図、第６図は」二部構造ユ
ニットの例としてキャビンユニットを示す斜視図、第７
図はルーフユニットを示す斜視図、第８図は」二部構造
ユニットの固定状態を示す断面図である。 １・・枠体、２・・鉄板、３・・骨材、４・・上甲板、
５・・−に部構造ユニット、５ｓ・・コンテナソケット
、６・・キャビンユニット、７・・パブリックユニット
、８・・ギャレーユニット、９・・サニテイションユニ
ッ１．１０・・航海機器ユニット、１１・・ラジオユニ
ツＬ１２・・ルー７ユニツＬ１３・・通路ユニット、１
４・・マシナリーユニット、１５・・窓孔、１６・・コ
ンテナフーン。 復代理人　弁理士　飯　沼　義　彦 ７− 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船舶の上部構造を建造するに際し、まず、外側に複数の
   骨材を溶着した四角筒状の枠体を上記船舶の上甲板上に
   固設した後、あらかじめ陸上で内装を施した多数のコン
   テナ式」二部構造ユニットを、上記枠体の中へ下層部ｈ
   ・ら上層部へと順次積み重ねて同枠体により支承させる
   ことを特徴とする、船舶上部構造の建造方法。