JPS60798B2

JPS60798B2 - 超音波洗滌装置

Info

Publication number: JPS60798B2
Application number: JP56089094A
Authority: JP
Inventors: 峰夫石井; 更生有本; ■幸中野
Original assignee: Ishii Hyoki Co Ltd
Current assignee: Ishii Hyoki Co Ltd
Priority date: 1981-06-09
Filing date: 1981-06-09
Publication date: 1985-01-10
Also published as: US4475259A; JPS57204196A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はプリント板の穴洗い、プリント板のエッチング
後の剥離水洗い、ネームプレートのエッチング後の剥離
水洗い、アルミ板の印刷前の脱脂、ナンバプレートの塗
装前の脱脂水洗い、その他鉄板「プラスチック、ガラス
板などの洗練をコンパクトな装置で効率良く行わしめる
ためのものである。

従来、超音波振動発信器を使用した洗浄器は公知である
が、これらのものは処理槽内に被洗練物を投入し、槽内
壁面や底面などに設置した振動子から超音波を液中に浸
した洗糠物に対して一定時間照射することにより行う、
所謂バッチ処理のものでしかない。

従って、被洗練物の出し入れに時間と手間がか）るので
あり、また最終的には別に仕上げのためのす〉ぎ処理が
必要であって、そのための装置や作業を必要として繁雑
なものであった。本発明は斯かる現状に鑑み、コンベヤ
ー方式を採用しす）ぎ及び乾燥処理を含めた連続作業が
行えるようにして能率化を図らんとするものであって、
以下本発明実施の一例を添附図面にもとづいて説明する
。

第１図は平面図、第２図は縦断正面図「第３図は装置全
体の破断斜面図、第４図はは第２図の×−×切断部分詳
細図である。

各図に於いて１は装置のフレームであって、内部には制
御手段、ブロアー手段やモーターなどの駆動手段が内蔵
されてなる。

２は該台上に水平に設置される処理槽である。

こ）に処理槽２は被洗練の進行方向に対して搬入室Ａ、
洗糠室Ｂ、水洗仕上室Ｃ、乾燥室Ｄに区画されてなり、
以下各室の構成について説明する。投入室Ａは送り込み
ローラー３と、その一定距離前方で上下対合して設ける
れる１対のゴムローラー４ａ，４ｂ及びシ一ル用ロ一ラ
ー５とからなり、ゴムローラ一４ａ，４ｂは後述する駆
動手段のチヱンにより矢印■方向に、また送り込みロー
ラー３は矢印川報向に回動される。

こ）にゴムローラー４ａ’４ｂの対合面Ｐは被洗練物の
搬入口を形成すると共に洗液水のシール面を兼用するの
であり、一方シール用ローラー５は前記ゴムローラー４
ａの軸心より少し低い位置で該ローラー４ａと接触し自
由回動するように設けられ、両ローラーの接触面Ｅは同
じく洗縦水のシール面を形成する。他方、該ローラーの
反対面Ｆは処理槽２の入口側に設けた水平板６と接触す
るようになるのであり、詳細には水平板６の側に取付け
たゴム状舌片７の先端縁が常時談ローラー周面と弾性的
に押圧接触して同じ〈洗篠水のシール面が形成されるよ
うになっている。なお、８及び９は上記シール用ローラ
ー５上面より、そのローラー上面の方が少し上方位置に
あるようにして設けられる自由回動のガイドローラーで
あって両ローラー上面を結ぶ水平線ｈ‘まゴムローラー
４ａ，４ｂの接合面を通る水平線日に対し同等若しくは
や）下方位置にあるようになされる。洗縦室Ｂは前記１
対のゴムローラー４ａ，４ｂとその一定距離隔てた前方
位置に設けた同様に対合する１対のゴムローラー１０ａ
，１０ｂ間に、同じく駆動手段のチェンで矢印【ｏ｝方
向に回動される移送ローラ−１１，１２及び自由回敷す
る中間ローラー１３を設け、該中間ローラー１３を介し
て一定中間の段違い状に多数の溝を穿設して夫々れ搬送
用ベルト１４ａ，１４ｂ，１４ｃ・・・及び１５ａ，１
５ｂ，１５ｃ…を張設するようになす。

１６，１７，１８は押えローラー軸であって、共に鞠方
向に対し多数のコロ１６ａ，１６ｂ，１６ｃ…、１７ａ
，１７ｂ，１７ｃ”＼１８ａ，１８ｂ，１８ｃ・・・
が固定され、前記ローラー１１，１２，１３上で一定距
離間の上下動可能に戦直されてなる。

このさし、対合するゴムロ−ラー１０ａ，１０ｂは被洗
縫物の洗縦室Ｂから出口を形成するのであり、またゴム
ローラー４ａ，４ｂの場合と同様に洗糠水のシール面を
形成するのであり、且つその出口側には搬入室の場合と
同様に下部ローラーＩｏｂの軸心より少し低い位置で該
ローラーと密着接合して自由回動するシール用ローラー
１９が設けてあり両ローラーの接触面Ｇは洗練水のシー
ル面を形成する。

また、該ローラー１９の反対面Ｋは槽底面に立設させた
下部仕切板２０ｂに於いて搬入室のそれと同一高さ位置
に設けた水平板２１の先端緑に敬付けたゴム状舌片２２
と押圧接触して同じく洗練水のシール面が形成されるよ
うになっている。同じく、２４及び２５は上記シール用
ローラー１９上面より、そのローラー上面の方を少し上
方位置にあるようにして設けられる自由回動のガイドロ
ーラーであり、また２６はそのローラー上面が上記ロー
ラー上面と同一水平面となるようにして設けてある送り
出しローラーである。なお、２７ａ，２７ｂは糟底に設
けた超音波振動発信器である。水洗仕上室Ｃは上記送り
出しローラー２６で送り出される被洗練物の通過に支障
のない一定間隙を有するようにして前記下部仕切板２０
ｂと対向する上部仕切板２０ａが設けてあり、これら両
仕切板２０ａ，２０ｂの反洗練室側にはＬ型樋２８ａ，
２８ｂと共に長さ方向に水管２９ａ，２９ｂを配設し、
その対向面には多数の透孔３０を穿設して仕上水の噴射
が行われるようになっており、またその前方位置には上
下対向して２対の絞りローラー３１ａ，３１ｂ及び３２
ａ，３２ｂが設けてある。

なお、３３はガイドローラーである。乾燥室Ｄは予備乾
燥手段と本乾燥手段とからなり、予備乾燥手段は上下対
向する空気噴出管３５ａ，３５ｂから熱風が噴出するよ
うになっており、３６ａ，３６ｂは該熱風が上記絞りロ
ーフーを経て送り出されてくる被洗練物の上下面に吹付
けられるようにするためのフード、３７ａ及び３７ｂは
熱風ホースである。これに対し本乾燥手段は金網コンベ
ア−３８を搬送ローラー３９，４０を介して一定距離間
に回動させるようになさしめると共に金網コンベア−３
８内には電熱ヒーター４１が内蔵されてある。なお、４
２はフードである。以上構成の各室に配置されている各
ローフー、即ち送り込みローラー４、ゴムローラー４ａ
，４ｂ及び１０ａ，１０ｂ、移送ローラー１１，１２、
送り出しローラー２６、絞りローラー３１ａ，３１ｂ及
び３２ａ，３２ｂ、搬送ローラー３９，４０などは装置
のフレーム１に内蔵されたモーター４３の駆動でチェン
４４を介しゴムローフー１０ｂの片側軸（装置の背面側
）に一体的に取付けたスプロケツト４５を回動させるこ
とにより、装置の前面側で同軸上に固定したスプロケツ
ト４６を駆動スプロケットとして前記各ローフ−軸に同
機固定した各スプロケット４７ａ，４７ｂ，４７ｃ・・
・間をチェン４８で連結することによる回動で行われる
ようになっている。

（第３図参照）本発明装置に於いて洗練室Ｂの水は常時
搬送用ベルト上の一定高さレベル夕（第２図参照）まで
あるように片側壁のコック４９から水が流入しており、
且つ該レベル夕を越える水はオーバーフロー堰５０から
溢出するようになっており、また被洗糠物がゴムローラ
間を通過するさし、漏出する洗液水は前面受樋５１を経
て外部に排出されるようになっている。

なお、第４図で見られる通りゴムローラー１０ａ，１０
ｂの両端と該室の両側壁面と接触する箇所には夫々れシ
ール用パツキン５２，５２′及び５３，５３′が設けら
れるのであり、このことはシール用ローラーについても
同様である。本発明装置は以上の如く構成してなり、使
用にさし・し洗総室Ｂ内には洗濃水が水位夕まで流入せ
しめられる。

しかして、該室内の超音波振動発信器２７ａ，２７ｂを
作動させて超音波振動を発生するようになさしめると共
に、モーター４３を駆動して前記送り込みローラー３及
びゴムローフー４ａ，４ｂなどの各ローラーを回動させ
るようになすのである。また、水噴射管２９ａ，２９ｂ
からは水を、空気噴出管３５ａ，３５ｂからは熱風を噴
射させるようになすのであり、また電熱ヒーター４１は
オン操作して加熱される。斯くして、被洗族物は送り込
みローラー３からゴムローフー４ａ，４ｂの対合面に挟
み込まれて洗糠室Ｂ内に送り込まれ、搬送用ベルト１４
ａ，１４ｂ，１４ｃ、１５ａ，１５ｂ，１５ｃ・・・で
移送中超音波振動発信器２７ａ，２７ｂからの超音波振
動を受けて被洗縫物の汚れ除去作用が行わらるのである
。しかして、洗路処理が終了したゴムローラー１０ａ，
１０ｂ間を通過して被洗練物は水洗仕上室Ｃに至り、当
初水噴射管２９ａ，２９ｂから噴射される洗練水によっ
てその上下面の水洗仕上げが行われるのであり、あと絞
りローラー３１ａ，３１ｂ，３２ａ，３２ｂを通過する
ことによってその脱水処理が行われる。次に被洗糠物は
乾燥室Ｄに入り、初めはその上下面を空気噴出管３５ａ
，３５ｂからの熱風で水分除去が図られるのであり、あ
と金網コンペアー３８上に移送されてフード４２との間
に形成される空間の乾燥雰囲気温度で本乾燥を行わしめ
て糟外に取出すようになすのである。

上記実施例では移送ローラー１１，１２間に１つの中
間ローラー１３を設けることにより搬送用ベルト１４ａ
，１４ｂ，１４Ｃ，．，、１５ａ，１５ｂ，１５ｃを２
ステップに構成したものについて説明したが洗練室Ｂの
大きさに応じて適宜の数に設計することができるもので
あ、また超音波振動発信器の数や位置も適宜に変更して
実施することができる。

本発明装置によれば搬入室Ａの送り込みローフー３上に
被洗縫物を戦層させるだけで、自動的に洗総室内に導か
れ、該液中を進行中底面から直角に作用する超音波振動
による効果的な洗糠が行われるのであり、また引続き水
洗仕上室Ｃ、乾燥室Ｄと最終的な水洗仕上げと乾燥とが
一貫した連続作業として遂行できるのであり、省力化と
生産性向上に寄与せしめること極めて大なるものである
。

また、前後に対し既存の各種装置との接触も容易に行え
るものである。

【図面の簡単な説明】

添附図面は本発明装置実施の一例を示すもので第１図は
装置全体の平面図、第２図は縦断正面図、第３図は装置
全体の破断斜視図、第４図は第２図のＸ−×線切断部分
詳細図である。１・・・装置フレーム、２・・・処理槽、３・・・送り
込みローフー、４ａ，４ｂ…ゴムローフー、５…シール
ローフー、１０ａ」，１０ｂ…ゴムｏーフー、１１，１
２・・・移送ローフー、１４ａ，１４ｂ，１４ｃ・・・
搬送用ベルト、１５ａ，１５ｂ，１５ｃ・・・搬送用ベ
ルト、１９・・・シール用ローフー、２７ａ，２７ｂ・
・・超音波振動発信器、２９ａ，２９ｂ・・・水噴射管
、３１ａ，３１ｂ，３２ａ，３２ｂ・・・絞りローフー
、３５ａ，３５ｂ・・・空気噴出管、３８・・・金網コ
ンベヤー、４１・・・電熱ヒーター、４３・・・モータ
ー、Ａ・・・搬入室、Ｂ・・・洗源室、Ｃ…水洗仕上室
、Ｄ・・・乾燥室。第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１処理槽を搬入室Ａ、洗滌室Ｂ、水洗仕上室Ｃ、乾燥
室Ｄに区画してなり、搬入室Ａは送り込みローラーとそ
の一定距離前方で上下対合して設けられる１対のゴムロ
ーラー及び該下部ゴムローラーで回動されるシール用ロ
ーラーとからなり、洗滌室Ｂは上記上下対合する１対の
ゴムローラーの一定距離隔てた前方位置で同様に上下対
合する１対のゴムローラー及びその下部ローラーにより
回動されるシール用ローラー並びにこれらゴムローラー
間には搬送ベルトを張設した移送ローラーを上記ゴムロ
ーラーの対合面と同等若しくはそれ以下となる水平状態
で回動させるようになすのほか該底面には超音波振動発
信器を設けしめ、また水洗仕上室Ｃは上下の一定間隔で
対向する水噴射管及び接合状態で対向する絞りローラー
とから構成されていることを特徴とした超音波洗滌装置
。