JPS607978B2 - アミノ酸アミノアルキルエステルの製造方法 - Google Patents

アミノ酸アミノアルキルエステルの製造方法

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JPS607978B2
JPS607978B2 JP1222779A JP1222779A JPS607978B2 JP S607978 B2 JPS607978 B2 JP S607978B2 JP 1222779 A JP1222779 A JP 1222779A JP 1222779 A JP1222779 A JP 1222779A JP S607978 B2 JPS607978 B2 JP S607978B2
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acid
amino
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアミノ酸アミノアルキルェステルの製造方法に
関する。
アミノ酸アミノアルキルェステルはホスゲン化反応によ
ってィソシアネートを与え、ポリウレタ、原料などとし
て用いられる。
アミノ酸アミノアルキルェステルを製造する方法として
は、特公昭46−35246号に提案された方法がある
この方法は、アミノ酸塩酸塩とアミノアルコール塩酸塩
とのェステル化反応に際し、有機溶剤を共存せしめた反
応系内に塩化水素ガスを通じながら加熱還流させ、生成
した水を塩酸として連続的に蟹去しながらェステル化反
応を進めるというものである。しかしながらこの方法に
従った場合には、反応初期は比較的順調にェステル化反
応が進行するものの、次第に反応速度が低下しかなり低
い反応率で頭打ちになっていまう。本発明者らはかかる
問題点を鱗決すべ〈鋭意検討した結果、反応液中に界面
活性剤を添加することによってェステル化率を高めるこ
とができることを見し、出し本発明に到達した。すなわ
ち本発明は、アミノ酸塩酸塩とァミノアルコール塩酸塩
とのェステル化反応を、有機溶剤を共存せしめた反応系
内に塩化水素ガスを通じながら加熱還流することによっ
て行なうに際し、反応液中に界面活性剤を添加すること
を特徴とするアミノ酸アミノアルキルェステルの製造方
法である。
本発明に使用されるアミノ酸塩酸塩は、少なくとも1個
のアミノ基と少なくとも1個のカルボキシル基とを持つ
、炭素原子数2〜18個の脂肪族もしくは芳香族アミノ
酸、または3〜12員環のラクタムの塩酸塩である。
特に好ましく用いられるアミノ酸は、脂肪族のモノアミ
ノモノカルボン酸、ジアミノモノカルボン酸、モノアミ
ノジカルボン酸、ジアミノジカルボン酸などである。こ
れらのアミノ酸が環化して形成するラクタムもまた好ま
しく用いられる。上記化合物の具体例としては、グリシ
ン、3ーアミノプロピオン酸、■−アミノカプロン酸、
の−アミノラウリン酸、アラニン、ィソロィシン、3−
アミノ酪酸、4−アミノシクロヘキサンカルボン酸、フ
ェニルアラニン、メチオニン、アミノ安息香酸、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸、リジン、ランチオニン、1−
アミノ−2・3・4−ブタントリカルボン酸、上記アミ
ノ酸のラクタム、ピ。リドン、カプロラクタム、ラウロ
ラクタムなどを挙げることができる。これらの化合物に
ェステル化反応に対して不活性な官能基、例えばニトロ
、ハロゲンなどの置換基が含まれていても良いことは言
うまでもない。本発明に使用されるァミノアルコール塩
酸塩は、1個の第一もしくは第ニ水酸基および1個の第
一アミノ基を有する炭素原子数2〜12個のアミノアル
コールの塩酸塩である。
上記アミノアルコールは、そのァルキレン連鎖中に酸素
、硫黄などの複素原子を含んだものや、ェステル化反応
に対して不活性な基、例えばニトロ、ハロゲン、アルキ
ル、フェニル基などの置換基を含むものであってもよい
。アミノアルコールの具体例としては、エタノールアミ
ン、1−アミノー2−プロパノール、2−アミノ−1ー
プロパノール、2−アミノイソブタノール、2−アミノ
ーIUブタノール、2一(2ーアミノエトキシ)ーエタ
ノール、2ーアミノシクロヘキサノールなどを挙げるこ
とができる。反応系内に共存せしめられアミノ酸塩酸塩
およびアミノアルコール塩酸塩の分散媒体となる有機溶
剤は、ェステル化反応を阻害するものでなければいずれ
でもよいが、不活性炭化水素溶剤が特に好ましい。
本発明に使用される界面活性剤は、カチオン型アニオン
型、ノニオン型のいずれであってもよい。
かかる界面活性剤の具体例としては次のようなものがあ
る。セチルピリジニウムクロライド、ラウリルピリジニ
ウムブロマイド、8−ドデシルアミノェチルアミン塩酸
塩、N−ラウリルジェタノールアミン塩酸塩、セチルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライド、Nーラウリル
グリシン、Nーセチルアスパラギン酸、B−ラウリルア
ミノェチルスルホン酸、N−セチルポリェチレソジアミ
ン、w−セチルポリエチレングリコールなどおよびこれ
らの塩酸塩、臭素酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸、
ドデシルホスホン酸、ステアリン酸−Qースルホン酸、
ドデシルフェノールポリェチレングリコールなど。本発
明に特に好ましく用いられる界面活性剤はカチオン型の
もの、例えば高級アルキルピリジニウムハライドなどで
ある。
添加される界面活性剤の量は、反応系中のアミノ酸塩酸
塩とアミノアルコール塩酸塩との総和に対して、約0.
01〜10重量%、好ましくは約0.1〜3重量%であ
る。
これらは反応の初期にその全量が一度に添加されてもよ
いし、反応の進行に従って2度以上に分割添加されても
よく、また反応の後段に一括添加されてもよい。特に好
ましいのは反応後段における添加である。ェステル化反
応に際してアミノ酸塩酸塩とアミノアルコール塩酸塩と
のモル比は約1:0.8〜1:8、好ましくは約1三1
.2〜1:3の範囲とし、加熱温度は約50〜180℃
、好ましくは約80〜150qoとする。
アミノアルコール塩酸塩の使用量を多くするとェステル
化反応は促進されらるが、反面水を生成する副反応も併
起し、目的物の単離にも困難を招くので上記モル比の範
囲内とするのが適当である。なお反応は常圧下で行なっ
てよいが、加圧ないし若干減圧下に行なうことも可能で
ある。実施例 1 合成2一アミノカプロラクタム(61%水溶液)210
夕(1モル)と濃塩酸(36%)406夕(4モル)を
混合し、970で1畑時間加熱し、加水分解を行ない、
エタノールアミン122夕(2モル)200ccを添加
し.た。
この反応液を1その四つ口フラスコに入れ、トルェンー
キシレン混合溶媒(沸点120o)を入れる。フラスコ
には反応混合物の底部まで達する塩化水素ガス導入管を
、水を共雛系で連続的に留去するための還流冷却器と水
分離器を装着しておく。次いで塩化水素ガスを100c
c/分の速度で通しながら、かきまぜ下に加熱する。最
初は内温90ooくらいで水が共沸留去される。最初か
ら存在した水324夕を蟹去するのに約4時間を要し、
その後セチルピリジニウムクロラィド(cpc)2夕を
添加し、120q0で還流下に共孫脱水を行ないながら
、反応を続けた。
約1虫時間後反応率70%であった。その後はcpcを
1タ追加して続け、約2却等間後反応率は95%に達し
た。参考実施例上記実施例1と同様にして、ただし界面
活性剤を添加せずに反応を行なった。
反応時間1即時間で反応率55%、2即時間で70%で
あった。そしてこの場合特に注意すべきは、反応時間と
して、30〜4加持間と長時間反応を続けても、反応速
度は非常に小さく、反応率も精々75〜80%ぐらいで
頭打ちが認められ、本発明の効果が極めて顕著であるこ
とがよく示された。実施例 2 の−アミノカプロン酸塩酸塩1689(1モル)とエタ
ノールアミン塩酸塩196夕(2モル)をよく粉砕混合
し、50doで3時間減圧乾燥した。
このものを実施例1と同様にして反応を行ないt反応時
間1虫時間以内で同じく反応率95%以上が容易に得ら
れた。実施例 3 実施例1のカチオン型界面活性剤であるセチルピリジニ
ウムクロラィド‘こかえてアニオン型界面活性剤である
ドデシルベンゼンスルホン酸を使用する以外はすべて実
施例1に準じて反応をおこなし・反応時間2即時間後反
応率は92%に達した。
実施例 4実施例1のカチオン型界面活性剤であるセチ
ルピリジニウムクロラィドにかえて非イオン型界面活性
剤である■−セチルポリェチレングリコールを使用する
以外はすべて実施例1に準じて反応をおこない反応時間
25時間後反応率は90%に達した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アミノ酸塩酸塩とアミノアルコール塩酸塩とのエス
    テル化反応を、有機溶剤を共存せしめた反応系内に塩化
    水素ガスを通じながら加熱還流することによって行なう
    に際し、反応液中に界面活性剤を添加することを特徴と
    するアミノ酸アミノアルキルエステルの製造方法。
JP1222779A 1979-02-07 1979-02-07 アミノ酸アミノアルキルエステルの製造方法 Expired JPS607978B2 (ja)

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JPS55105650A JPS55105650A (en) 1980-08-13
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