JPS6079046A - 高い熱起電力を有するゴム組成物 - Google Patents

高い熱起電力を有するゴム組成物

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JPS6079046A
JPS6079046A JP58185155A JP18515583A JPS6079046A JP S6079046 A JPS6079046 A JP S6079046A JP 58185155 A JP58185155 A JP 58185155A JP 18515583 A JP18515583 A JP 18515583A JP S6079046 A JPS6079046 A JP S6079046A
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JP
Japan
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rubber
electrical conductivity
doping
derivative
thermoelectromotive force
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Pending
Application number
JP58185155A
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English (en)
Inventor
Masaaki Obara
小原 正明
Hiroshi Hirakawa
平川 弘
Yoshio Tajima
田島 義夫
Misao Hiza
操 日座
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気伝導性に優れ、かつ熱起電力の高いゴム
組成物に関する。
従来、ゴム弾性体としての性質をそなえて電気伝導性を
増加させるために、カーボンブラック、グラファイト粉
末、金属粉末などの充填剤をゴム中に分散混入させ、こ
れらの充填剤が基本的に有している良好な電導性をゴム
中で複合化させて電導性の向上をはかっている。しかし
、このような複合体は、充填剤の分散状態などにより電
気伝導性が変動するために、それを一定の値にコントロ
ールすることが原理的に問題があり、また、無機の充填
剤を比較的多量に含有せしめるために比重が高くなる等
の欠点があった。
ところで、最近、ポリアセチレン、ポリチアジル(÷5
−N−)−n)、ポリパラフェニレンなどの共役二重結
合を有する高分子物質の電導性の向上に関する研究が行
なわれており、この高分子物質に電子受容体又は電子供
与体を拡散により添加すること、すなわちドーピングせ
しめることによシミ導性が増加するとの報告がある。ま
た、ポリ−p−フェニレンサルファイドのように共役二
重結合が存在するわけではないが、電気陰性度が大きい
硫黄を介して、フェニル基が結合している高分子物質に
おいても、ドーピングすることによシミ気伝導度が大幅
に増加するととも見い出されている。
そこで、このドーピング効果に注目し、主鎖又は側鎖に
二重結合もしくは三重結合を有するゴムからなる組成物
にドーピング操作をすることにより、太軸1に電気伝導
度が増加することを見い出し先に出願した(特願昭57
−111636号)。
また、ゴム弾性を有する組成物に、アリール基。
アルキル基、ナフチル基、又はそれらの誘導体をN、N
′部に有するN、N’−パラフェニレンジアミンおよび
/又はフェニールナフチルアミンを含有させ、ドーピン
グ操作を行なうことにより、更に電気伝導度が増加する
ことも見い出されている(特願昭57−206063号
)。
ところで、棒状物質の一端を高温に、他端を低温に保つ
とき、電子または正孔(ホール)が熱拡散効果によシ高
温側から低温側に移動して電位差が生ずる。この温度差
によって生ずる電位差を熱起電力といい、多くの化合物
にろいて測定されている。
通常、金属で10μV −deg−’程度の値に対し、
半導体では数百μ■・deg ’程度の値になる。
また、熱電素子としての性能のよさは、熱起電力が高く
、比抵抗が小さい、すなわち電気伝導度が優れているこ
とが必要である。しかし、 。
半導体は普通数百μ■・deg ’の熱起電力であるが
、電気伝導度が低く、今のところ実用化される兆しはな
いのが実状である。
本発明は、高分子物質に電子受容体又は電子供与体を拡
散により添加することにより電導性が増加するというド
ーピング効果に着目してなされたもので、電気伝導性に
優れ、且つ高い熱起電力を有するゴム組成物を提供する
ことを目的とする。
本発明者らは、アリール基、アルキル基、ナフチル基又
はそれらの誘導体をN 、 N’部に有すルN 、 N
’ −ハラフェニレンジアミン、フェニルナフチルアミ
ン、ジヒドロキノリン誘導体お上びフェノール誘導体か
ら選ばれた少なくとも1種の化合物を含有せしめた主鎖
又は側鎖に二重結合もしくは三重結合を有するゴムから
なる組成物に、電子受容体又は電子供与体をドーピング
した結果、電気伝導性が大幅に増加するのみならず、驚
くべきことに組成物の持つ熱起電力が非常に高くなるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、先のドーピング操作によりゴム組
成物の電気伝導度が大幅に増加したという事実に鑑みて
なされたのである。電気伝導度が高いということは、電
荷の大きさ、キャリア濃度及びその移動度の積が大きい
ことである。電子受容体あるいは電子供与体をドーピン
グするということは、まさにキャリア濃度すなわち電子
あるいは正孔(ホール)の数を増やすことである。電子
受容体は、電子を受け入れ、正孔を生成し、電子供与体
は、電子を供給する。
これにより電子の移動が起こる。従って、半導本同様、
電子が励起されれば金属よりも高い熱起電力を有するで
あろうと考えた。ところが驚くべきことに、半導体より
も1桁〜2桁高い熱起電力を持つことが見い出されだの
である。
したがって、本発明のゴム組成物は、主鎖又は側鎖に二
重結合もしくは三重結合を有するゴムに、アリール基、
アルキル基、ナフチル基又はそれらの誘導体をN、1’
J’部に有するN 、 N’ −パラフェニレンジアミ
ン、フェニルナフチルアミン、ジヒドロキノリン誘導体
およびフェノール誘導体から選ばれた少なくとも1種の
化合物を配合し、さらに、電子受容体又は電子供75体
を拡散法により含有せしめてなることを特徴とするもの
である。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
本発明において用いるゴムは、主鎖又は側鎖に二重都合
もしくは三重結合を有するものであって、例えば、天然
ゴム、ポリインプレンゴム。
スチレン−ブタジェン共重合体ゴム、ポリブタジェンゴ
ム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジェン
共重合体ゴム又はその他のジエン系合成ゴムである。こ
れらのゴムのうち合成ゴムの場合には、モノマーの結合
状態により種々のものがあるが、これらのものの混合物
やこれらのものと上記例示のようなゴムとの混合物であ
ってもよい。しかし、ゴム弾性を有する物質ではあるが
主鎖又は側鎖に二重結合もしくは三重結合を有しないゴ
ム(例えばシリコーンゴム)をマトリックスゴムとして
使用してもドーピング効果による電気伝導度の増加及び
高い熱起電力がもたらされない。上述したゴムは、通常
、ゴム組成物の形態にある。このゴム組成物は、ゴムと
、ゴム組成物に一般に使用される充填剤、例えばカーボ
ンブラック、炭酸カルシウム、亜鉛華、酸化マグネシウ
ム、シリカ、および伸展油、加硫剤(硫黄、硫黄ドナー
)、加硫助剤(ステアリン酸)、加硫促進剤、パーオキ
サイドなどからなるものである。なお、ゴム組成物は、
一般に、ゴム分子鎖間を結合して架橋を形成し、この化
学反応操作により形状を長時間一定に保つことがよく知
られているが、ここで用いる組成物には、このように架
橋されたゴム弾性を有する組成物と未架橋の流動可能で
やわらかいゴム組成物の両方が含まれる。
本発明において用いるドーピング剤、すなわち電子受容
体又は電子供与体は、そのもの単体では電導性が著しく
低く、絶縁体といってもよいものである。電子受容体は
一般には酸化剤であり、これには例えば、よう素、臭素
、三酸化硫黄、二酸化窒素、五ふっ化ひ素、塩化鉄(F
eC13) 。
ルイス酸などが包含される。電子供与体としては、還元
剤で、例えばナトリウム、アンモニア。
ルイス塩基などが挙げられる。ドーピング剤の濃度は、
組成物中の原料ゴムに対して0.1重量係以上であれば
よい。これは旧重量係より少ないと電導性を高めること
ができないためでちる。なお、ドーピング剤の濃度の上
限は、特定されるものではないが、15重量%以上にな
ると電導性が飽和値に達してしまい、これ以上加えても
ドーピング効果が高まるものでもないので、15重量−
程度が妥当である。
また、本発明で用いるアリール基、アルキル基、ナフチ
ル基、又はそれらの誘導体をN 、 N’部ニ有するN
 、 N’ )ニラフェニレンジアミンおよびフェニー
ルナフチルアミンは、ジアミン又はモノアミン部分が置
換された化合物で、例えn % N I N’−ジフェ
ニル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−
イアフロピルーp−フェニレンジアミン、N、N’−ジ
ー2−ナフチル−p−フェニレン・シアミン、N−フェ
ニル−N’−1,3−ジメチルブチル−p−7エニレン
ジアミン、N−フェニル−N’ −ナフチルアミン等の
パラフェニレンジアミン誘導体およびN−フェニル−2
−ナフチルアミンなどである。なお、パラフェニレンジ
アミン誘導体は、一般に、二重結合を多く含有するゴム
組成物の酸化又はオゾン劣化などを防止する老化防止剤
として使われているが、ドーピング剤を使用しないこの
ような使用方法では、老化防止剤の添加の有無により電
気伝導度が変化せず、基本的にゴム・マトリックス中に
おいてパラフェニレンジアミン誘導体のみでは電気伝導
度を増加させる効果も、高い熱起電力も発現しない。
本発明で用いるジヒドロキノリン誘導体は、例えば6−
エトキシー2.2,4.−1−サメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン、2,2.4−)ジメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン重合物である。また、フェノール誘導体は
、例えばスチレン化フェノール。
2.2′−メチレンビス−4−エチル−6−tertブ
f /lzフェノール、又は2,2′−メチレンビス−
4−メチル−5’−tertブチルフェノール等のアル
キルフェノール類である。
本発明のゴム組成物は、前述したゴム(通常、ゴム組成
物の形態にある)に、前記のドーピング剤と前記のパラ
フェニレンジアミン誘導体、フェニルナフチルアミン、
ジヒドロキノリン誘導体、および/又はフェノール誘導
体とを含有せしめたものである。
パラフェニレンジアミン誘導体、フェニルナフチルアミ
ン、ジヒドロキノリン誘導体、および/又はフェノール
誘導体とを含有せしめるには、通常の方法、例えば混合
方法によればよい。
なお、これらのパラフェニレンジアミン誘導体等が前取
てマ) l)ックス・ゴムと化学的に結合した化合物と
なっている場合であってもよい。
パラフェニレンジアミン誘導体の濃度は、組成物中の原
料ゴムに対して0.5〜20重量係であり、1〜10重
量係であることが好ましい。0.5重量係より少ないと
、本発明の効果が得られない。
一方、20重重量上りも多いとプル−ムしてしまい、狭
面と内部とで濃度が異なり、濃度の均一なゴム組成物が
得られなくなる。
ドーピング剤を拡散法により含有せしめるには、すなわ
ちゴムにドーピングせしめるには種種の方法が考えられ
るが、いずれにしてもドーピング剤がゴム・マトリック
ス中で均一に分子状に分散していることが重要である。
この方法としては、例えば、ドーピング剤が蒸発しやす
い物質の場合には、密閉された容器の中にノ々ラフエニ
レンジアミン誘導体、フェニルナフチルアミン、ジヒド
ロキノリン誘導体、および/又はフェノール誘導体を含
有するコ゛ム組成物を放置し、これを真空ポンプにて減
圧にして、この中にドーピング剤を導入するという方法
がとられる。この場合には雰囲気温度が高い程、放置時
間が長い程、ドーピング剤はゴム組成物中に拡散し、濃
度が増加する。また、ドーピング剤を拡散させる速度は
急激に行なわない方が電導間が増加し、安定した電導間
および熱起電力を示すようである。
したがって、出来る限りゆっくりとよく雰囲気を均一に
した方が望ましい。ドーピング剤が蒸気になりにくいも
のでは、ドーピング剤を有機溶媒に溶解し、この中にパ
ラフェニレンジアミン誘導体等を含有するゴム組成物を
浸漬させること又は塗布することにより、時間と共にゴ
ム中に次第に拡散させ、濃度を上昇させることができる
電子供与体としてす) IJウムを使う場合には、ナト
リウムとナフタレンの1対1モルのコンプレックスを、
はじめにテトラヒドロフラン(THF)溶媒中で作成し
、約0.1〜0.01モル係の濃度でゴム組成物を浸漬
し、約10重量%程度にドーピングする。ナ) IJウ
ムの場合には雰囲気中の水分によりナトリウム・イオン
にならないように注意する必要がある。
これらの種々の方法はドーピング剤の種類により適した
方法が選ばれるが、ドーピング剤により電気伝導性およ
び熱起電力が増加する効果が起るならば添加方法、すな
わちドーピング方法はここに述べた方法に限定されるも
のではない。なお、ドーピング処理後において、しなや
かなゴム組成物特有な性質が失なわれていないと同時に
電気伝導度が増加し、高い熱起電力が発現することから
、ドーピング剤はゴムとは反応しているのではなく、ゴ
ム・マトリックス中でパラフェニレンジアミン誘導体、
フェニルナフチルアミン、ジヒドロキノリン誘導体およ
び/又はフェノール誘導体とコンプレックスを形成し、
その相互作用により本発明の効果が発揮されるものと推
定される。また、ドーピング剤の種類によっては一部の
ゴムの有している二重結合と化学的に結合して硬化を次
第に起す例もあるが、このような場合であっても、十分
にパラフェニレンジアミン誘導体、フェニルナフチルア
ミン、ジヒドロキノリン誘導体、および/又はフェノー
ル誘導体とドーピング剤とが独立に存在し、含有されて
いるならば電気伝導性を増加させる効果および高い熱起
電力は失なわれるものではない。さらに、カーボンブラ
ック等の充填剤の濃度が低いほどゴム組成物は一般に電
気伝導性が低いが、本発明のゴム組成物では、充填剤濃
度が低い場合に電気伝導性の増加が特に顕著になるとい
う効果が認められた。
本発明のゴム組成物は、通常の導電ゴムとしての用途の
ほか、帯電防止ゴムとしても用いられる。さらに、熱電
素子としての用途にも利用される。
以下に実施例を例示する。
実施例1 下記の第1表に示したゴム組成物にドーピングを行なっ
た。
第 1 表 天 然 ゴ ム 80重量部 スチレン−ブタジェン共重合体ゴム1) 20重量部亜
 鉛 華 3重量部 ステアリン酸 2重量部 老化防止剤2)1重量部 カーボンブラック3)5重量部 伸展油 50重量部 炭酸カル7ウム 7o重量部 加硫促進剤” 0.8重量部 値 黄 2,0重量部 柱: l)日本ゼオン社製N1pol 15022)N−フェ
ニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン 3)ASTM表示N660 4)N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド 第1表の加硫促進剤および硫黄以外の配合剤をゴム業界
での常法であるバンバリータイプ混合機(1,7J)を
用い、各配合剤が均一に分散するまで混合した。次に、
ロールにて加硫促進剤および硫黄を添加し、混練混合し
、架橋可能な未加硫のゴム組成物を調製した。このゴム
組成物は、148°C930分でプレス架橋し、2mm
厚さのゴムシートを作成した。
この試料より40朋×8朋の長方形状試料を切り出し、
よう素によるドーピング処理を10〜30分実施した。
この処理は下記の手順によった。
試薬特級のよう素をナス形フラスコに入れ、つぎに電気
伝導度測定用の4探針法の電極a。
b、c、dをさし込んだ試料を入れて、すりガラス栓で
密閉し、真空ポンプに直結したフラスコ側面のコックを
開けて十分に減圧(30mmHg以下)してからコック
を閉じた。
次いで、このフラスコを50〜70°Cにコントロール
された空気オープンに入れ、よう素を気化させて試料中
にドーピングさせた。
ドーピング操作中に電極a、b、c、dを電気度測定用
装置に結線し、時間と共に電気伝導度が変化する過程を
測定した。ドーピング時間は、温度条件により異るが、
電気伝導度が飽和値以上になる3〜11重量%のドーピ
ング剤濃度とした。電極aとbに電圧をかけて電流を測
定し、Cとdの間で′電流をなるべく流さないようにし
て電位を測定することにより電導度を測定した。
この結果を第2表に示す。
ドーピング操作の終わった試料より、更に8mm X 
2mmの長方形状に試料を切り出し、熱起電力を測定し
た。熱起電力の測定は、試料の一端を室温に保ち、他端
をハンダゴテで温度を上げ、回路に接続したマイクロボ
ルトメーターで電位差を読み取った。温度差1°C当り
、20 mVの熱起電力が生じた。図に温度差によって
生ずる電位差をプロットした。なお、図中、縦軸は電位
差(Vs(mV))を、横軸は温度差(△T(deg)
)をそれぞれ表わす。
第 2 表 第2表から、よう素をドーピングすることにより電気伝
導性が著しく増加することが判る。
また、図から、温度差の増加につれて電位差が増大する
ことが判る。
実施例2 下記の第3表に示したゴム組成物(A、B、C)にドー
ピングを行なった。
(本頁以下余白) 第 3 表 註: 5)日本セオン社% N1pol BR12206)N
、N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン7)6−
ニトキ7−2.2.4−トリメチル−1,,2−ジヒド
ロキノリン 8)スチレン化フェノール 実施例1におけると同様に、よう素でドーピング処理し
た。さらに、実施例1におけると同様に熱起電力を測定
した。これらの結果を第4表に示す。
第 4 表 第4表から、ジヒドロキノリン誘導体、フェノール誘導
体とも、バラフェニレンジアミン誘導体はどではないが
ドーピングにより電気伝導度が向上することが判る。ま
た、電気伝導度が高いものほど熱起電力が高いことが判
る。
本発明のゴム組成物は、以上説明したように、電気伝導
性に優れ、且つ高い熱起電力を有することを特徴とし、
通常の導電ゴムや帯電防止ゴムとしての用途のほか、熱
電素子としても利用可能である。
本発明のゴム組成物を利用した熱電素子は、従来の半導
体を用いた熱電素子にくらべて10’〜103倍も熱起
電力が大きく、また弾性体であるから変形が自由であり
、表面形状が複雑な物体の表面に貼付けて用いる温度計
9体温計などに利用することができる。
【図面の簡単な説明】
図は温度差と電位差との関係図である。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦 ΔT(cleg)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主鎖又は側鎖に二重結合もしくは三重結合を有するゴム
    に、アリール基、アルキル基、ナフチル基又はそれらの
    誘導体をN、N’部に有するN、N’−パラフェニレン
    ジアミン、フェニルナフチルアミン、ジヒドロキノリン
    誘導体おヨヒフェノール誘導体から選ばれた少なくとも
    1種の化合物を配合し、さらに、電子受容体又は電子供
    与体を拡散法により含有せしめてなることを特徴とする
    高い熱起電力を有するゴム組成物。
JP58185155A 1983-10-05 1983-10-05 高い熱起電力を有するゴム組成物 Pending JPS6079046A (ja)

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