JPS6078666A - 不活性ガスによる塗膜の整面方法 - Google Patents
不活性ガスによる塗膜の整面方法Info
- Publication number
- JPS6078666A JPS6078666A JP18805683A JP18805683A JPS6078666A JP S6078666 A JPS6078666 A JP S6078666A JP 18805683 A JP18805683 A JP 18805683A JP 18805683 A JP18805683 A JP 18805683A JP S6078666 A JPS6078666 A JP S6078666A
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- JP
- Japan
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- inert gas
- film
- coating
- resin
- oxygen
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、酸素による硬化阻害性を有する硬化型樹脂の
塗工時の整面方法に関する。
塗工時の整面方法に関する。
従来、ラジカル重合型樹脂と(に紫外蒋、電子線硬化型
の高固型分塗工材の塗工においては、一般に溶液型に比
較して高粘度であり、かつ塗膜性能を塗工材の流動特性
と独立に変化させることが困難であることから、皇膜表
面の平滑化、均一化については塗工装置、方法に依存せ
ざるを得ない場合がほとんどであった。これらの代表的
な方法としては、大別すると、塗工材の基材への転移時
あるいは転移後にロール、メイヤーパー、ドクターブレ
ード等の接触あるいは回転により整面な行なう方法、塗
工材の塗工表面に、未硬化時にフィルム、金属ロール等
の離型性材料を密着させ、これらを硬化後剥離する方法
、硬化後に加熱・加圧等の機械的手段により塗膜表面π
賦型づ−ろ方法があげられる。
の高固型分塗工材の塗工においては、一般に溶液型に比
較して高粘度であり、かつ塗膜性能を塗工材の流動特性
と独立に変化させることが困難であることから、皇膜表
面の平滑化、均一化については塗工装置、方法に依存せ
ざるを得ない場合がほとんどであった。これらの代表的
な方法としては、大別すると、塗工材の基材への転移時
あるいは転移後にロール、メイヤーパー、ドクターブレ
ード等の接触あるいは回転により整面な行なう方法、塗
工材の塗工表面に、未硬化時にフィルム、金属ロール等
の離型性材料を密着させ、これらを硬化後剥離する方法
、硬化後に加熱・加圧等の機械的手段により塗膜表面π
賦型づ−ろ方法があげられる。
第一の方法においては接触時の高ぜん断力下での塗工材
のレオロジー的性質と表面張力により塗面の平滑性が支
配されるが、一般に高粘度の塗工材の塗工においてはレ
ベリングが不充分であると平滑な塗工面を得られにくい
という問題がある。
のレオロジー的性質と表面張力により塗面の平滑性が支
配されるが、一般に高粘度の塗工材の塗工においてはレ
ベリングが不充分であると平滑な塗工面を得られにくい
という問題がある。
第2の方法は離型性材料の表面形状を塗膜部て転移する
もので、離型性材料としては、一般にフィルムあるいは
ロールが使用されるが、塗膜面の平滑化という点に限る
ならばこれらの離型性材料の使用はコストアップの要因
となり、本来好ましくないものである。第3の方法は第
2の方法と共通する問題の他に、硬化塗膜の耐熱性や機
械的性質の弱い場合のみ有効であり、表面物性の優れた
塗膜に対しては光分な効果を期待することができない。
もので、離型性材料としては、一般にフィルムあるいは
ロールが使用されるが、塗膜面の平滑化という点に限る
ならばこれらの離型性材料の使用はコストアップの要因
となり、本来好ましくないものである。第3の方法は第
2の方法と共通する問題の他に、硬化塗膜の耐熱性や機
械的性質の弱い場合のみ有効であり、表面物性の優れた
塗膜に対しては光分な効果を期待することができない。
本発明者等はこれらの点に鑑み、離型材等を使用しない
でかつ塗工材の粘度にも影響されに(い方法としてエア
ーナイフによる整面を検討した。
でかつ塗工材の粘度にも影響されに(い方法としてエア
ーナイフによる整面を検討した。
塗工材衣mlからスリットを通した高速空気を吹付げる
方法は既て顔料コーティングの分野で周知の技術であり
、気体の流速に吹付角度等を変えることによって、非接
触のSiE面方法として硬化型樹脂の塗工材に対して有
効であることを確認したが。
方法は既て顔料コーティングの分野で周知の技術であり
、気体の流速に吹付角度等を変えることによって、非接
触のSiE面方法として硬化型樹脂の塗工材に対して有
効であることを確認したが。
酸素による硬化阻害性を有する樹脂に対して適用する場
合には、とくに高速キユアリング時に塗膜表面の未硬化
によるタック及び表面物性の低下を来たし、実用上は低
速加工時のみにしか利用できないという欠点を有してい
た。この欠点は、と(に電子線硬化等の高速キユアリン
グを特徴とする硬化システムにおいては致命的なもので
あった。
合には、とくに高速キユアリング時に塗膜表面の未硬化
によるタック及び表面物性の低下を来たし、実用上は低
速加工時のみにしか利用できないという欠点を有してい
た。この欠点は、と(に電子線硬化等の高速キユアリン
グを特徴とする硬化システムにおいては致命的なもので
あった。
不発明は上記の欠点を改善するためになされたものであ
ってエアーナイフによる整面のかわりK。
ってエアーナイフによる整面のかわりK。
不活性ガスの高運気流を塗膜の表面状態を規定する目的
で酸素による硬化阻害性を有する硬化型樹脂の未硬化塗
膜表面に吹きつけることを特徴とする整面方法であり、
整面を行なうにあたり、塗膜表面の酸素を不活性ガスに
より置換することによって1表面近辺に残存する酸素に
よる塗膜の硬化への悪影響を積極的に防止し、形状及び
表面物性の優れた硬化塗膜を得る方法を提供せんとする
ものである。
で酸素による硬化阻害性を有する硬化型樹脂の未硬化塗
膜表面に吹きつけることを特徴とする整面方法であり、
整面を行なうにあたり、塗膜表面の酸素を不活性ガスに
より置換することによって1表面近辺に残存する酸素に
よる塗膜の硬化への悪影響を積極的に防止し、形状及び
表面物性の優れた硬化塗膜を得る方法を提供せんとする
ものである。
本発明は基材上に゛電子線硬化型塗料を所望の方法たと
えばロールコータ−圧て4工し、塗膜を形成し、不活性
ガスの高速気流をその塗膜である酸素による硬化阻害性
を有する硬化型樹脂の未硬化塗膜表面に吹きつけ、塗膜
表面の酸素を不活性ガスにより置換することによって表
面近辺に残存する酸素による塗膜の硬化への悪影響を防
止しながら塗膜を硬化する不活性ガスによる整面方法で
ある。
えばロールコータ−圧て4工し、塗膜を形成し、不活性
ガスの高速気流をその塗膜である酸素による硬化阻害性
を有する硬化型樹脂の未硬化塗膜表面に吹きつけ、塗膜
表面の酸素を不活性ガスにより置換することによって表
面近辺に残存する酸素による塗膜の硬化への悪影響を防
止しながら塗膜を硬化する不活性ガスによる整面方法で
ある。
不発明に利用し得る不活性ガスとしては、ヘリウム、ネ
オン、アルゴン、キセノン等の元素でも窒素ガスが最も
好ましい。この場合のガス中の酸素濃度としてはほとん
どの場合−200ppm以下であれば充分である。
オン、アルゴン、キセノン等の元素でも窒素ガスが最も
好ましい。この場合のガス中の酸素濃度としてはほとん
どの場合−200ppm以下であれば充分である。
また、整面効果をより高める目的で不活性ガスの温度を
室温よりも高(することも産膜表面の粘度低下によるレ
ベリングを促進することで有効であり、逆に不活性ガス
の温度を室温より低くすることにより、冷却効果を同時
に与えることもとくに耐熱性の弱い基材の場合には有効
である。
室温よりも高(することも産膜表面の粘度低下によるレ
ベリングを促進することで有効であり、逆に不活性ガス
の温度を室温より低くすることにより、冷却効果を同時
に与えることもとくに耐熱性の弱い基材の場合には有効
である。
不活性ガスの吹付方法、条件は整面の目的、塗工剤の粘
度・膜厚・塗工方法・基材の表面性とくに浸透性、塗工
速度により異なり、経験的に決定する必要がある。
度・膜厚・塗工方法・基材の表面性とくに浸透性、塗工
速度により異なり、経験的に決定する必要がある。
適用する樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステルのオリゴマー、モノマニを成分とするアク
リル系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等のラジカル重合
系樹脂が代表的なものであるが、酸素による硬化阻害性
を有する樹脂であれば有効に適用できる。
ル酸エステルのオリゴマー、モノマニを成分とするアク
リル系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等のラジカル重合
系樹脂が代表的なものであるが、酸素による硬化阻害性
を有する樹脂であれば有効に適用できる。
以上のように本発明の方法によれば従来方法にはない表
面状態を形成することができる。すなわち平滑で、艷の
高い硬質に表面を形成することができる非常にすぐれた
方法である。
面状態を形成することができる。すなわち平滑で、艷の
高い硬質に表面を形成することができる非常にすぐれた
方法である。
以下に本発明の方法の実施例をあげる。
実施例
200μ厚の半硬質pvcシートに粘度5500PSの
アクリル系電子線硬化型塗料をロールコータ−を用いて
5’4/m塗工し、110m/朋の速度で4M rad
の成子緋を不活性ガス雰囲気中で照射し。
アクリル系電子線硬化型塗料をロールコータ−を用いて
5’4/m塗工し、110m/朋の速度で4M rad
の成子緋を不活性ガス雰囲気中で照射し。
硬化塗膜を作った。この時に、塗工後、8 midのピ
アノ線を巻いた径40111111のメイヤーバー、3
陥のスリットから40m/secの風速で50祁の距離
から吹付ける空気、同じく窒素ガスの6種の整面方法を
それぞれ別個に適用してから硬化された。
アノ線を巻いた径40111111のメイヤーバー、3
陥のスリットから40m/secの風速で50祁の距離
から吹付ける空気、同じく窒素ガスの6種の整面方法を
それぞれ別個に適用してから硬化された。
最初のメイヤーバーの方法では、硬化塗膜表面にスジ状
のバーあとが残り、後2者では平滑な硬化塗膜面が得ら
れたが、空気による方法では、塗膜面の艶が窒素ガスに
よる方法に比べて下がっただけでなく表面にややベタつ
きが残り硬さも弱かった。窒素ガスによる方法では平滑
かつ艶の高い硬質の硬化塗膜表面が得られた。
のバーあとが残り、後2者では平滑な硬化塗膜面が得ら
れたが、空気による方法では、塗膜面の艶が窒素ガスに
よる方法に比べて下がっただけでなく表面にややベタつ
きが残り硬さも弱かった。窒素ガスによる方法では平滑
かつ艶の高い硬質の硬化塗膜表面が得られた。
特許出願人
凸版印刷株式会社
代表者鈴木和夫
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)酸素による硬化阻害性を有する硬化型樹脂の塗工に
おいて基材表面に樹脂を施したのち、不活性ガスを吹き
つけることによって、表mlの硬化阻害を防ぐとともに
塗膜表面の整面を行なうことを特徴とする不活性ガスに
よる塗膜の整面方法。 2)不活性ガスが窒素であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の不活性ガスによるC膜の照面方法
。 3)不活性ガスが加熱または冷却されたものであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載
の不活性ガスによる塗膜の整面方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18805683A JPS6078666A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 不活性ガスによる塗膜の整面方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18805683A JPS6078666A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 不活性ガスによる塗膜の整面方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6078666A true JPS6078666A (ja) | 1985-05-04 |
Family
ID=16216913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18805683A Pending JPS6078666A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 不活性ガスによる塗膜の整面方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6078666A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08207149A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-13 | Nippon Fueroo Kk | ゲルコート付きfrp製品の成形方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4883300A (ja) * | 1972-02-09 | 1973-11-06 | ||
JPS5337744A (en) * | 1976-09-20 | 1978-04-07 | Nippon Steel Corp | Control of atmosphere in which coated film is cured by radiation of electronrays and equipment therefor |
JPS5538183A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-17 | Singer Co | Sewing machine |
JPS5898303A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Sekisui Fine Chem Kk | 光硬化性樹脂組成物の硬化法 |
-
1983
- 1983-10-07 JP JP18805683A patent/JPS6078666A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4883300A (ja) * | 1972-02-09 | 1973-11-06 | ||
JPS5337744A (en) * | 1976-09-20 | 1978-04-07 | Nippon Steel Corp | Control of atmosphere in which coated film is cured by radiation of electronrays and equipment therefor |
JPS5538183A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-17 | Singer Co | Sewing machine |
JPS5898303A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Sekisui Fine Chem Kk | 光硬化性樹脂組成物の硬化法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08207149A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-13 | Nippon Fueroo Kk | ゲルコート付きfrp製品の成形方法 |
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