JPS607850Y2 - 箔圧延機におけるアイアニングロ−ラ - Google Patents

箔圧延機におけるアイアニングロ−ラ

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Publication number
JPS607850Y2
JPS607850Y2 JP10084681U JP10084681U JPS607850Y2 JP S607850 Y2 JPS607850 Y2 JP S607850Y2 JP 10084681 U JP10084681 U JP 10084681U JP 10084681 U JP10084681 U JP 10084681U JP S607850 Y2 JPS607850 Y2 JP S607850Y2
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JP
Japan
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roller
cylinder
bearing
ironing roller
bracket
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Expired
Application number
JP10084681U
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JPS589220U (ja
Inventor
澄夫 本池
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は箔圧延機におけるアイアニングローラに関し、
さらに詳しくは、アイアニングローラの跳ね飛びを抑え
て箔巻取りに際しての巻ずれを防止することのできる箔
圧延機におけるアイアニングローラに関するものである
一般に、アルミニウムの箔圧延機において箔巻取すコイ
ル箔が巻取られる場合に、巻取りコイルが真円でない場
合とか、また、箔形状が良くない場合には、特に、巻取
られたコイルが変形することにより、アイアニングロー
ラが敏感に反応して跳ね飛ばされることがあり、こうな
ると、コイルの巻ずれを生起して美麗なアルミニウム箔
のコイルとすることができないのである。
この箔圧延機における箔巻取りについて、第1図により
説明すると、圧延機1により圧延された箔Fはデフレク
タ−ローラー2を介してスプール3に巻取ってコイルH
とするのであるが、この場合、箔Fの皺を伸ばすために
シリンダー4に支持された杆5に支えられたアーム6に
取付けられたアイアニングローラ7を巻取られているコ
イルHの面に接触させておくのである。
しかして、従来は、このアイアニングローラ2はブラケ
ット8に対して単にばねを介挿することによって、弾発
的に支持されていたため、上記したように巻取られてい
るコイルの変形によりローラの跳ね飛びが大きく、コイ
ルの巻きずれを起し。
てきれいに巻取ることができなかったのである。
本考案は、上記に説明したようなアイアニングローラの
跳ね飛びを防止して、箔圧延機において箔巻取りの巻き
ずれのない美しいコイルを得ることのできる箔圧延機に
おけるアイアニングローラを提供するものである。
本考案に係る箔圧延機におけるアイアニングローラの特
徴とするところは、揺動可とされたアームに摺動自在に
ブラケットを取付け、該ブラケット内にアイアニングロ
ーラを軸支する軸受を設け、この軸受と上下面に開口す
る同径のシリンダーを開設し、該シリンダーにバネを介
挿してピストンをそれぞれ嵌入せしめてピストンにより
ブラケットを押圧し軸受を浮動状態に支承するとともに
、前記シリンダーにそれぞれオイイルを封入し、かつ、
上方に開口するシリンダーと下方に開口するシリンダー
間をオイルが流通するように、連通孔を設けるほか、こ
の連通孔の途中に流量を調整する絞り弁を設けたことに
ある。
以下、図示の実施例に基いて本考案に係る箔圧延機にお
けるアイアニングローラについて詳述する。
第2図および第3図は本考案に係る箔圧延機におけるア
イアニングローラの第1の実施例を示すもので、図示を
省略したが第1図と同様に揺動自在に構成されたアーム
10の先端にブラケット11を摺動自在に装架され、ブ
ラケット11に穿設された雌ネジ12に螺合するアーム
10の基部10aに嵌入する雄ネジ13によって、アー
ム10の軸方向(図中左右方向)における位置、換言す
れば、後述するアイアニングローラ(以下ローラという
)のコイルの当接する位置を調整可能とされている。
前記ブラケット11のディライト14内にはブラケット
11によりガイドされ、図中上下方向に摺動可能に軸受
15が嵌挿されてなり、この軸受15にはローラシャフ
ト16が軸架され、このローラシャフト16にベアリン
グ17を介してローラ18が回転自在に軸支されている
いまこの軸受15には、その上面に開口するシリンダー
19が穿設され、該シリンダー19内にバネ20を介挿
してピストン21の先端が常時ブラケット11の上面側
と当接するように嵌入され、また、軸受15にはその下
面に開口する前記上部シリンダー19と同径のシリンダ
ー22が穿設され、これまたバネ23を介してピストン
24が、その先端が常時ローラ11の下面側と当接する
ように嵌入腰軸受15を浮動状態に支承するとともに、
前記上部側におけるシリンダー19とピストン21によ
り画成されるシリンダー室Aと下部側におけるシリンダ
ー22とピストン24とにより画成されるシリンダー室
Bとは連通孔25により連通せしめ、この両シリンダー
室A、 B内に封入されるオイルを連通状態となし、か
つ、前記連通孔25途中にピストン21およびピストン
24の作動に伴なって、流動するオイルの流量を調整す
る絞り弁26が設けられている。
このシリンダー室A、Bに対するオイル封入、オイルの
漏れに対する供給は、第3図に示すように、ポンプ27
によりチェック弁28を介して管路29によって供給す
ることができ、この利点としては、粘性の低いロールク
ーラントオイルの使用を可能とする。
前述の構成を有する本考案に係る箔圧延機におけるアイ
アニングローラにおいて、仮に、箔の巻取りコイルに変
形、偏心等が生ぜず、真円状態で巻取られているとする
ならば、ローラは軸受15の上下面に突出するように設
けられているブラケット11の上下面を押圧するピスト
ン21,24、介挿されたそれぞれのバネ20.23の
弾発力の作用により中立状態を保っている。
コイルに変形、偏心等を生じ、ローラ18を押し上げる
何等かの力が作用すると、ローラ18の押し上げ力はロ
ーラシャフト16を介して軸受15に伝達されることに
なり、軸受15はブラケット11内を上方向に摺動を行
なうことになる。
この軸受15の摺動によって軸受15の上面に設けられ
たピストン21なバネ20の弾発力に抗して押圧され、
他方、軸受15の下面に設けられたピストン24はバネ
23の作用により押圧されることになるが、このとき、
同時にピストン21,24の移動によりシリンダー室A
およびBの容積変化をもたらすことになり、シリンダー
室A内に封入されているオイルはピストン21により圧
縮され、連通孔25を通りシリンダー室B内に流入する
ことになる。
この場合、シリンダー室Aとシリンダー室Bとが同径の
シリンダーであるから、シリンダー室Aの狭くなった分
と同量のオイルがシリンダー室Bへ移動することになる
しかして、この連通孔25の途中に設けてなる絞り弁2
6を調節することによって、オイルの流量調節とシリン
ダー19゜22内にあるバネ20.23とオイルとの両
者のダンパー効果を調節することができ1、結局、ロー
ラ18を微妙に調節することができるものである。
即ち、ローラ18に力が加わった場合であっても、ロー
ラ18は急激な跳ね飛びを起すことなく、ローラ18に
作用する衝撃力を吸収することによって、円滑に箔を巻
取ることができるものである。
ローラ18に対する変位を与える力が弱くなった場合或
いは解放された場合、ピストン21.24を押圧するバ
ネ20.23の作用により前述の逆作動をなし、ローラ
18は中立位置に復帰することになり、また、ローラ1
8が前述と逆方向に作動した場合には、前述の作動とは
逆方向の作動が行なわれることになる。
また、特に本考案に係る箔圧延機におけるアイアニング
ローラの望ましい実施例として示す第3図に例において
、油漏れによる油の減量はチェック弁28を介してポン
プ27によって補給口30から補給することができ、こ
のため、粘度の低い漏れ易いロールクーラントオイルを
使用することができる。
なお、オイル補給はクーラント配管より枝管を出すこと
で可能であり、共油であるのでオイル漏れによるロール
クーラントオイルによる汚れもなく、ロールクーラント
オイルと一諸に回収されるので、特に効果的である。
第4図は第2の実施例を示すもので、ピストンの配置に
おいて第2図と異なり縦方向に直列的に配置したもので
あり、この実施例にあっては、ローラシャフト16の中
央にして左右方向に配置される上部のシリンダー室Aは
連通路19aによって連通状態とされている。
なお、その作動は第1の実施例と全く同じであるのでそ
の説明は省略する。
以上説明したように、本考案に係る箔圧延機におけルア
イアニングローラは上記の構成を有しているから、バネ
とオイルとよりなるシリンダのバネとオイルの両者の共
同作業によって、効果的にローラの跳ね飛びを抑えてコ
イルの形状に合致させてローラを押し付けることができ
るので、コイルの巻きずれを防止し、かつ、美麗なコイ
ルを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は箔圧延機における箔巻取りに際してのアイアニ
ングローラを配置した場合を示す概略図、第2図は本考
案に係る箔圧延機におけるアイアニングローラの概略正
断面図、第3図は第2図のB−B線における側断面図、
第4図は本考案に係るアイアニングローラの第2の実施
例を示す概略正断面図である。 10・・・・・・アーム、11・・・・・・ブラケット
、12・・・・・・雌ネジ、13・・・・・・雄ネジ、
14・・・・・・ディライト、15・・・・・・軸受、
16・・・・・田−ラシャフト、17・・・・・・ベア
リング、18・・・・・・ローラ、19.22・・・・
・・シリンダー 20.23・・・・・・バネ、21,
24・・・・・ピストン、25・・・・・・連通孔、2
6・・・・・・絞り弁、27・・・・・・ポンプ、28
・・・・・・チェック弁、29・・・・・・管路、30
・・・・・・補給口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揺動可とされたアームに摺動自在にブラケットを取付け
    、該ブラケット内にアイアニングローラを軸支する軸受
    を設け、この軸受に上下面に開口する同径のシリンダー
    を開設し、該シリンダーにバネを介挿してピストンをそ
    れぞれ嵌入せしめてピストンによりブラケットを押圧し
    軸受を浮動状態に支承するとともに、前記シリンダーに
    それぞれオイルを封入し、かつ、上方に開口するシリン
    ダーと下方に開口するシリンダー間をオイルが流通する
    ように連通孔を設ける外、この連通孔の途中に流量調整
    をする絞り弁を設けたことを特徴とする箔圧延機におけ
    るアイアニングローラ。
JP10084681U 1981-07-07 1981-07-07 箔圧延機におけるアイアニングロ−ラ Expired JPS607850Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10084681U JPS607850Y2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 箔圧延機におけるアイアニングロ−ラ

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JP10084681U JPS607850Y2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 箔圧延機におけるアイアニングロ−ラ

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Publication Number Publication Date
JPS589220U JPS589220U (ja) 1983-01-21
JPS607850Y2 true JPS607850Y2 (ja) 1985-03-18

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