JPS607726Y2 - かん腸器 - Google Patents
かん腸器Info
- Publication number
- JPS607726Y2 JPS607726Y2 JP7978481U JP7978481U JPS607726Y2 JP S607726 Y2 JPS607726 Y2 JP S607726Y2 JP 7978481 U JP7978481 U JP 7978481U JP 7978481 U JP7978481 U JP 7978481U JP S607726 Y2 JPS607726 Y2 JP S607726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neck
- flange
- opening
- cap
- ultrasonic waves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は合成樹脂製のかん腸器に関するのものである
。
。
この種のかん腸器は、褒状の本体と注入管を一体形成し
たキャップとから構成され、そのキャップを本体の上部
に突設した首部の開口縁外側に水密に嵌着するか、また
は開口周縁に接着するかしている。
たキャップとから構成され、そのキャップを本体の上部
に突設した首部の開口縁外側に水密に嵌着するか、また
は開口周縁に接着するかしている。
上記従来手段のうち、キャップを嵌着するものにあって
は、連結部の水密性を確実となすために、キャップを内
外2重壁に構威しなければならず、このためキャップの
構造が複雑となって成形し難い欠点があった。
は、連結部の水密性を確実となすために、キャップを内
外2重壁に構威しなければならず、このためキャップの
構造が複雑となって成形し難い欠点があった。
また接着剤を用いた場合には、適量の接着剤を均等に塗
布することが困難であり、時には未接着部分が生じて薬
液が漏れることがある。
布することが困難であり、時には未接着部分が生じて薬
液が漏れることがある。
また未接着部分をなくすために接着剤を充分に塗布する
と外側にはみ出て垂れとなり、清潔であるべきかん腸器
の外観を損う欠点があった。
と外側にはみ出て垂れとなり、清潔であるべきかん腸器
の外観を損う欠点があった。
更にまた一部ではキャップを加熱溶着するようにしてい
るが、本体及び注入管に熱による悪影響を及ぼすことな
く、連結部分のみを加熱して、溶着を行うことはきわめ
て困難であり、またロスが多い。
るが、本体及び注入管に熱による悪影響を及ぼすことな
く、連結部分のみを加熱して、溶着を行うことはきわめ
て困難であり、またロスが多い。
そこで本考案者は、超音波をもって、袋状の本体とキャ
ップとを首部の開口縁にて水密に溶着したところ、きわ
めて良好な結果が得られた。
ップとを首部の開口縁にて水密に溶着したところ、きわ
めて良好な結果が得られた。
第4図は本考案者が先に(実願昭55−76964号、
実開昭57−2051号公報)した溶着手段を示すもの
で、首部11の開口周縁に一体形成したフランジ12側
か、またはキャップ13の嵌挿筒14に一体成形したフ
ランジ15側のいずれか一方に、超音波によって溶融す
る凸条16を周辺に沿って突設し、これにより溶融に伴
うフランジ周辺の変形を防止するとともに、一対のフラ
ンジを互に合わせたときに生ずる凸条内側の隙間17に
溶融物を導いて均一に溶着したのである。
実開昭57−2051号公報)した溶着手段を示すもの
で、首部11の開口周縁に一体形成したフランジ12側
か、またはキャップ13の嵌挿筒14に一体成形したフ
ランジ15側のいずれか一方に、超音波によって溶融す
る凸条16を周辺に沿って突設し、これにより溶融に伴
うフランジ周辺の変形を防止するとともに、一対のフラ
ンジを互に合わせたときに生ずる凸条内側の隙間17に
溶融物を導いて均一に溶着したのである。
ところが、首部11を円筒形に形成したことから、フラ
ンジ12の下側に挿込んだ治具Aを介して、ホーンBか
らの超音波が首部上部11aにも及び、そこに溶融によ
る穴が明くことがしばしばあった。
ンジ12の下側に挿込んだ治具Aを介して、ホーンBか
らの超音波が首部上部11aにも及び、そこに溶融によ
る穴が明くことがしばしばあった。
この考案は上記欠点を解決するために考えられたもので
あって、超音波による溶着の場合であっても、上記フラ
ンジ部分以外に溶融なる現象が生じない新たな構造のか
ん腸器を提案しようとするものである。
あって、超音波による溶着の場合であっても、上記フラ
ンジ部分以外に溶融なる現象が生じない新たな構造のか
ん腸器を提案しようとするものである。
以下この考案を第1〜3図に示す例により詳細に説明す
る。
る。
1はポリエチレまたは塩化ビニールなどの可撓性を有す
る熱可撓性合成樹脂をもって袋状にブロー成形したかん
腸器の本体で、上部中央に首部2が突設しである。
る熱可撓性合成樹脂をもって袋状にブロー成形したかん
腸器の本体で、上部中央に首部2が突設しである。
この首部2は円錐台形に形成され、開口周縁にはフラン
ジ3が一体に形成されており、また下部周囲に横溝4が
設けである。
ジ3が一体に形成されており、また下部周囲に横溝4が
設けである。
5は本体1と同一樹脂をもって形成したキャップで、上
記開口に水密に嵌まる嵌挿筒6の上部中央に注入管7を
一体形成したものからなり、かつ嵌挿筒6の上端は、凸
条8を下面周辺に突設したフランジ9に形成しである。
記開口に水密に嵌まる嵌挿筒6の上部中央に注入管7を
一体形成したものからなり、かつ嵌挿筒6の上端は、凸
条8を下面周辺に突設したフランジ9に形成しである。
なお凸条8はフランジ3の方に一体戒形してもよい。
しかして、超音波により本体1とキャップ5とを溶着す
るには、本体に薬剤を注入してのち、上記首部2の開口
に嵌挿筒6を嵌めて、一対のフランジ2,9を互に重ね
合わせ、フランジ2の下側に治具Aを、また横溝4に挟
持部材Cをそれぞれ挿入して、本体1を挾持部材Cによ
りしっかりと固定したのち、フランジ9の上面周囲に、
超音波を伝達するホーンBを全面的に当てがい、超音波
を付与する。
るには、本体に薬剤を注入してのち、上記首部2の開口
に嵌挿筒6を嵌めて、一対のフランジ2,9を互に重ね
合わせ、フランジ2の下側に治具Aを、また横溝4に挟
持部材Cをそれぞれ挿入して、本体1を挾持部材Cによ
りしっかりと固定したのち、フランジ9の上面周囲に、
超音波を伝達するホーンBを全面的に当てがい、超音波
を付与する。
この結果、凸条8の接触面が溶融し、溶融物は凸条内側
の隙間10へと導かれてフランジ2,9を溶着する。
の隙間10へと導かれてフランジ2,9を溶着する。
この考案は上記のように、首部2を円錐台形に形成して
壁部を内方へ傾斜させたことから、その壁部に治具Aが
接していても、第4図に示す場合のように、治具Aを介
して超音波の集中するところがなく、シたがってフラン
ジ以外の部分に溶融なる現象は生じない。
壁部を内方へ傾斜させたことから、その壁部に治具Aが
接していても、第4図に示す場合のように、治具Aを介
して超音波の集中するところがなく、シたがってフラン
ジ以外の部分に溶融なる現象は生じない。
また挟持部材Cによる本体1の固定を、溶着部から離れ
た首部下方の横溝4において行なえるようにしたので、
例え治具Aを介して挟持部分に超音波が伝達されても、
その影響は小さく、そこにも溶融なる現象は生じない。
た首部下方の横溝4において行なえるようにしたので、
例え治具Aを介して挟持部分に超音波が伝達されても、
その影響は小さく、そこにも溶融なる現象は生じない。
したがって超音波による溶融は専ら治具Aにより受は止
められたフランジ3,9の部分のみとなる。
められたフランジ3,9の部分のみとなる。
このようなことからこの考案では、円筒形の首部上部の
フランジ下に段部を形成して、治具挿入溝を設けたとき
に生じがちな、首部の穴明きを確実に防止することがで
きる。
フランジ下に段部を形成して、治具挿入溝を設けたとき
に生じがちな、首部の穴明きを確実に防止することがで
きる。
また薬液注入時に気泡が発生しても、首部の壁面が傾斜
しており、開口まで気泡のとどまるところがないから、
気泡が薬液中に残ることもないなどの特長を有する。
しており、開口まで気泡のとどまるところがないから、
気泡が薬液中に残ることもないなどの特長を有する。
図面はこの考案に係るかん腸器を例示するもので、第1
図は正面図、第2図は要部縦断面図、第3図は溶着時の
要部縦断正面図、第4図は本考案が先に開発したかん腸
器の要部縦断正面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・首部、3,9・・
・・・・フランジ、4・・・・・・横溝、5・・・・・
・キャップ、6・・・・・・嵌合筒。
図は正面図、第2図は要部縦断面図、第3図は溶着時の
要部縦断正面図、第4図は本考案が先に開発したかん腸
器の要部縦断正面図である。 1・・・・・・本体、2・・・・・・首部、3,9・・
・・・・フランジ、4・・・・・・横溝、5・・・・・
・キャップ、6・・・・・・嵌合筒。
Claims (1)
- 上部中央に首部を突設するとともに、首部開口周縁にフ
ランジを一体形成した可撓性合成樹からなる袋状の本体
と、上記首部の開口内に収まる嵌挿筒の上端周縁にフラ
ンジを有し、嵌挿筒中夫に注入管を突設した同一樹脂製
のキャップとを、超音波により上記フランジ相互を一体
に溶着して水密に連結したかん腸器において、上記首部
を円錐台形に形成し、その首部の下部周囲に溶着用治具
下側の挾持部材を挿入する横溝を設けてなるかん腸器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7978481U JPS607726Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | かん腸器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7978481U JPS607726Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | かん腸器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57191347U JPS57191347U (ja) | 1982-12-04 |
JPS607726Y2 true JPS607726Y2 (ja) | 1985-03-15 |
Family
ID=29875370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7978481U Expired JPS607726Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | かん腸器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607726Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-05-29 JP JP7978481U patent/JPS607726Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57191347U (ja) | 1982-12-04 |
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