JPS607695B2 - 冶金用転炉に使用するためのフ−ド組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冶金用転炉のフード組立体にかかわる。

銅のマットを金属銅に変えるために使用されるような冶
金用転炉は、その技術に周知である。

そのような転炉は、空気を溶融材料の中に吹込むために
その側面に羽□を備え、そして羽口が転炉内の熔融金属
の水準の下に置かれるそのような吹込み位置から装入位
置、スラグをすくう位置、および銅を流出させる位置を
含む種々な角位置に回転されることができる。上記転炉
は取り替え可能のエプロン板によって囲まれた口を備え
ている。フードは、吹込み作業中転炉から逃げる。Ｓ０
２ガスを集めるため一般に転炉の口の上に取り付けられ
ている。そのようなフードは、ガスが工場内に逃げるこ
とを防ぐために吹込み位置ばかりでなく装入位置とスラ
グをすくう位置でも転炉の口を覆うように、屋根と動く
ことのできるゲートとともに、転炉の周囲のかなりな部
分の上にエプロン板の上方短い距離まで全体的に下方へ
延びる側壁を有している。装入または転炉の口の清掃の
いずれのためにも転炉の口に接近できるようにするため
に、適当な動くことのできるゲートがフード‘こ備えら
れねばならない。一般に、１９７３王５月４日発行のカ
ナダ特許第９８８２９３号に開示されたような滑りゲー
トを備えるのが慣例であった。しかし滑りゲートの使用
は、転炉の装入と排出に普通使用されるとりべを動かす
ために使用される天井クレーンの作動を妨げることを防
ぐために、転炉の上方に大きな空所を必要とする。

滑りゲートの使用はまた、ゲートのレールはゲートを正
しく滑らせるためにきれいにしておかねばならず、そし
てこれは常に手入れを要するので、やつかいである。し
たがって本発明の目的は、転炉の上方に要する空所を最
小にし、そして所要の手入れを最小にするゲートを有す
るフード組立体を得ることである。

本発明によるフード組立体は、支持構造物、支持構造物
に載り、そして下端が、エプロン板から短い距離まで、
および吹込み位置から装入位置への転炉の口の角運動に
対応する転炉の周囲の一部分の回りに下抱へ延び、そし
て上端が、フードの上後端からフードの前面で下端と交
わるまで曲線または直線の進路に従う側壁、および装入
位置で転炉の口の上に延びるフードの前面の口を除き、
側壁にまたがる屋根、を有するフード、フードの屋根の
中の口の上に延びるゲート、ゲートを屋根の口の上の閉
じた位置からフードの屋根の上の開いた位置に凸状の湾
曲進路に回動させて、転炉の口に接近できるようにする
ためにフードの各側に置かれた１対の特上げ腕、および
ゲートを閉じた位置から開いた位置に、およびその反対
に動かすためにゲートに連結された作動装置を包含して
いる。

ゲートを閉じた位置から開いた位置へのその運動で前記
凸形の湾曲進路に従わせるために、各対の腕の特上げ腕
の下端は支持構造物の上に第一のあらかじめ決められた
距離だけ離れて好ましくも回動可能に取り付けられ、そ
して上端は第二のあらかじめ決められた距離だけ離れて
ゲートのへりに回動可能に接続されている。

ゲートを閉じた位置から開いた位置に動かす作動装置は
好ましくも、２本のケーブルをゲートに取り付けられ、
そしてもう１本のケーブルをつりあいおもりに取り付け
られたウインチである。

支持がフードの各側で支持構造物に回動可能に取り付け
られ、そして人が転炉の口とフードの口の地帯のあたり
で働いているときゲートを開いた位置に固定するために
特上げ腕の一つに係合するようにされている。緩衝ばね
が、ウィンチの電動機によってゲートが閉じた位置に動
かされるときその下方運動を抑制するためにフードの各
側で支持構造物の上に取り付けられている。

次に本発明を、一例として添付図面について説明する。

図面について述べると、そこには転炉１４の口の上方で
支持構造物１２に取り付けられたフード１０が示されて
いる。転炉の口は在釆のように、取り替え可能のエプロ
ン板１６によって囲まれている。フードは垂直の側壁１
８を有し、その下端はエプロン板から短い距離まで、お
よび吹込み位置から装入位置への転炉の口の角運動に対
応する転炉の周囲の一部分の回りに下方へ延び、そして
その上端は、フードの上後端からフ−ドの前面で側壁の
下端と交わるまで延びる曲線の進路に従っている。側壁
の上端はまた、フードの上後端からフードの前面に直線
の進路に従っている。側壁は、ゲート２４によって閉ざ
される前面の口の部分２２を除き、屋根２０１こよって
またがれている。フードの後部は在来の煙道２６に接続
されている。側壁１８と屋根２０は、好ましくも鋳造ス
テンレス鋼のワッフル設計のパネルで作られている。製
造鋼（ｆａｂｒｉｃａにｄｓにｅｌ）でなく鋳造ステン
レス鋼を使用する理由は、製造鋼は高温でいまいまクリ
ープを生じてフ−ド‘こひどい永久ゆがみをもたらし、
継目、およびエプロン板とフードの側壁の間に大きな口
をあげる。鋳造ステンレス鋼は、通常フードの中で受け
る温度を超える温度でのみクリープを生じる。本発明に
よるフードはぴったり取り付けられるので、フードの中
に浸入する空気は少なく、したがって出口煙道内のガス
温度を高くするから、鋳造ステンレス鋼を使用すること
は好ましい。高い煙道温度の重要性は、塵道ガスによく
水を吹きつけさせることである。水の吹きつけは転炉ガ
スの中の微粒子の抵抗力を効果的に下げ、そして煙道ガ
スを処理するために使用される静電集塵器内の回収を増
加する。ゲート２４は、フードの側壁の上緑の上で屋根
の中の口２２をぴったり閉ざすように形づくられ、そし
て転炉が菱入位置にあるときまたは転炉の口の回りを清
掃するとき、屋根の中の口２２の上のその閉じた位置か
ら屋根の上のその開いた位置に凸状の曲線進路にゲート
を回動させて転路の口に接近できるようにするために、
フードの各側に置かれた１対の特上げ腕によって支えら
れている。

各対の特上げ腕の下端は、支持構造物の上にあらかじめ
決められた距離だけ離れて置かれたピボット継手３０の
回りに回動可能に取り付けられている。各対の特上げ腕
の上端は、あらかじめ決められた距離だけ離れてゲート
の側緑に取り付けられたピポット軸受３２の回りに回動
可能に接続されている。支持構造物の上とゲートの側縁
の上の両方の腕のピボット接続部の位置は、特上げ腕に
ゲートを正しく支えさせ、そしてゲートを閉じた位置か
ら開いた位置へのその運動で上記凸状の湾曲進路に従わ
せるように決められている。ゲートは、１対のケーブル
３４をその向かい合った上縁に取り付けられた、電動機
で動かされるウインチ（図示せず）によって開かれる。
第三のケーブルは好ましくもウィンチに巻かれ、そして
ゲートの重量につりあわせるためつりあいおもり（図示
せず）に取り付けられている。この１対のケーブル３４
、この電動機、この第三のケーブル及びこのつりあいお
もりは、ゲートを閉じた位置から開いた位置に、および
その開いた位置から閉じた位置に動かすための作動装置
を構成している。フードの各側に一つある支持３６は、
支持構造物の上のピボット接続部３８の回りに回動可能
に接続され、そして転炉の口とフードの口の地帯の回り
で作業するとき、安全の目的でゲートを開いた位置に固
定するためにフードの各側で特上げ腕２８に係合するよ
うにされている。ゲートを下げるため、ウィンチの電動
機は反対方向に回される。

緩衝ばね４０は、ゲートが閉じた位置に動かされるとき
その下方運動を抑制するためにフードの各側で支持構造
物に取り付けられている。オーバーヘッドビーム４２は
、クレーンのフックまたはクレーンによって運ばれると
りべにぶつけられることからフードとゲートを保護する
ために備えられている。

安全チェーン４４も、ゲートが開いた位置に動かされる
ときその上方運動を抑制するためにオーバーヘッドビー
ム４２とゲートの上緑の間に備えられている。以上に開
示したフード組立体は次のように作動する。

転炉の吹込み位置で、ゲート２４はウィンチの電動機を
正しい方向に回すことによって閉ざされる。

特上げ腕２８のピボツト継手３０の位置は、工場内にほ
とんどガスが漏れないようにゲートが側壁１８の上方部
分でフードの屋根の中の口２２をぴったり閉ざすように
置かれている。転炉の装入位置で、ゲートを屋根２０の
上に動かすためにウィンチの電動機を反対方向に回すこ
とによってゲートは開かれる。支持機素の上のピボット
継手３０と、ゲートの側縁の上のピボット軸受の位置は
、フードの上に必要な上方空所を最４・に減らし、そし
て転炉の上のクレーンの自由な運動を妨げることを最小
にするように、ゲートが屋根のちよつと上を通る凸状の
湾曲進路に従うように決められている。そのような位置
で、マットのとりべはクレーンによって転炉の上に動か
されて転炉の口の中に排出されることができる。ゲート
の開いた位置で、煙道の通常の通風は転炉の口から逃げ
るガスを引いて、そのようなガスが工場内に漏れること
を防ぐに十分である。本発明によるフード組立体では、
廃ガスはこうして、転炉の吹込み中と送入中、および吹
込み位置へ、およびそこから回すあいだ、ほとんど外部
に漏れずに転炉から引かれる。

転炉がスラグをすくう位置にあるときもまた、蛭道の通
常の通風は口ととりべから逃げるガスを引くに十分であ
る。本発明を好ましい一実施例について開示したが、そ
れに代わるものも考えられると理解されたい。さらに、
そのようなフード組立体の使用は銅産業に限定されるも
のでなく、冶金用転炉を利用する他の方面にも使用する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるフード組立体の側面図、そして
第２図は、開いた位置にあるゲートを示すフード組立体
の透視図である。 図面の符号、１０…フード、１２…支持構造物、１４・
・・冶金用転炉、１６・・・エプロン板、１８・・・側
壁、２０・・・屋根、２２・・・口、２４・・・ゲート
、２６・・・煙道、２８・・・特上げ腕、３０・・・ピ
ボット継手、３２・・・ピボット軸受、３４・・・ケー
ブル、３６…支柱、３８・・・ピボット鞍縞部、４０…
緩衝ばね、４２・・・オーバーヘッドビーム、４４・・
・安全チェーンを示す。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ エプロン板によって囲まれた口を有し、そして吹込
   み位置から装入とスラグをすくう位置に回転することの
   できる冶金用転炉に使用するためのフード組立体にして
   、（ａ） 支持構造物 （ｂ） 前記支持構造物に載り、そして下端が、前記エ
   プロン板から短い距離まで、および吹込み位置から装入
   位置への前記転炉の前記口の角運動に対応する前記炉の
   周囲の一部分の回りに下方へ延び、そして上端が、前記
   フードの上後端から前記フードの前面で前記下端と交わ
   るまで延びる曲線または直線の進路に従う側壁、および
   装入位置で前記転炉の前記口の上に延びる前記フードの
   前面の口を除き前記側壁にまたがる屋根を有するフード
   、（ｃ） 前記フードの前記屋根の中の前記口の上に延
   びるゲート、（ｄ） 前記ゲートを前記屋根の前記口の
   上の閉じた位置から前記フードの前記屋根の上の開いた
   位置に凸状の湾曲進路に回動させて、前記転炉の前記口
   に接近できるようにするために前記フードの各側に置か
   れた１対の持上げ腕、および（ｅ） 前記ゲートを閉じ
   た位置から開いた位置に、および該ゲートをその開いた
   位置から閉じた位置に動かすために前記ゲートに連結さ
   れた作動装置を包含することを特徴とする冶金用転炉に
   使用するためのフード組立体。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のフード組立体において
   、前記ゲートを閉じた位置から開いた位置へのその運動
   で、前記凸形の湾曲進路に従わせるために、各対の腕の
   前記持上げ腕の下端は前記支持構造物の上に第一のあら
   かじめ決められた距離だけ離れて回動可能に取り付けら
   れ、そして各腕の上端は第二のあらかじめ決められた距
   離だけ離れて前記ゲートのヘリに回動可能に接続される
   、ことを特徴とする冶金用転炉に使用するためのフード
   組立体。 ３ 特許請求の範囲第１項記載のフード組立体において
   、前記ゲートを閉じた位置から開いた位置に動かす前記
   作動装置は、２本のケーブルを前記ゲートに取り付けら
   れ、そしてもう１本のケーブルをつりあいおもりに取り
   付けられた、電動機で動かされるウインチである、こと
   を特徴とする冶金用転炉に使用するためのフード組立体
   。 ４ 特許請求の範囲第１項記載のフード組立体において
   、前記フードの各側に置かれて、一端で前記支持構造物
   に回動可能に取り付けられ、そして前記ゲートを開いた
   位置に固定するために上端で前記持上げ腕の一つに係合
   するようにされた支柱をさらに含む、ことを特徴とする
   冶金用転炉に使用するためのフード組立体。 ５ 特許請求の範囲第１項記載のフード組立体において
   、前記ゲートが閉じた位置に動かされるときその下方運
   動を抑制するために前記フードの各側で前記支持構造物
   の上に取り付けられた緩衝ばねをさらに含む、ことを特
   徴とする冶金用転炉に使用するためのフード組立体。 ６ 特許請求の範囲第１項記載のフード組立体において
   、前記転炉の装入中、前記ゲートと前記フードを保護す
   るために前記支持構造物の上に取り付けられたオーバー
   ヘツドビームをさらに含む、ことを特徴とする冶金用転
   炉に使用するためのフード組立体。 ７ 特許請求の範囲第６項記載のフード組立体において
   、前記ゲートがその開いた位置に動かされるときその上
   方運動を抑制するために前記オーバーヘツドビームと前
   記ゲートを相互に接続する安全チエーンをさらに含む、
   ことを特徴とする冶金用転炉に使用するためのフード組
   立体。