JPS6076915A - 可変ピツチラツクの加工装置 - Google Patents

可変ピツチラツクの加工装置

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JPS6076915A
JPS6076915A JP59149787A JP14978784A JPS6076915A JP S6076915 A JPS6076915 A JP S6076915A JP 59149787 A JP59149787 A JP 59149787A JP 14978784 A JP14978784 A JP 14978784A JP S6076915 A JPS6076915 A JP S6076915A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23F23/00Accessories or equipment combined with or arranged in, or specially designed to form part of, gear-cutting machines
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Gear Processing (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は可変比ピッチの歯を機械加工する可変ピッチラ
ックの加工装置に関するものである。
(従来の技術とその問題点) オーストラリア特許第462162号には単一の歯の長
さに沿ってすらピッチ、圧力角及び歯の傾斜角を連続的
に変化させる長さに沿う区域を有するラックと、このラ
ックに噛合する規則的な螺旋ピニオンとを採用したラッ
クピニオン操向歯車が記載されている。
このオーストラリア特許に記載されているように、この
ようなラックは相手ピニオンと同一の形状のカッタによ
って加工され、このカッタをう・7りに沿って転動させ
、希望する可変ピンチの関係にランクを加工する。この
方法はカッタの設計に制約を受けるため大量生産に適さ
ない。操向ピニオンは一般に急角度の螺旋角を有し、し
かも半径は比較的小さく10〜12IIII11程度で
ある。従って、類偵の形状になるカッタは迅速で精密な
機械加工を行なうには強度か間通る欠点がある。このよ
うなカッタをこの目的のため十分に支持して使用したと
しても、切削間隙のために必要な側部テーパの加工に一
度だけ使用することができ、研ぎ直すと直径が小さくな
り、ピニオンと同一形状でなくなる。
オーストラリア特許第51’5059号では製造上の問
題を解決するため、ラックの歯をほぼでき上った形状ま
で大体のブローチ加工を行ない、次に例えばオーストラ
リア特許第518354号に記載されたダイスなどによ
って常温成型して仕上げている。また代案としてPCT
出願第PCT/AU83100073に記載された単一
工程でこのようなラックを精密鋳造してもよい。しかし
、これ等の方法はいずれも、ランクの歯のついた区域に
相当する空所をダイスの1個の素子が有し、ラックと同
一形状の銅製の電極によってE、D、M、浸食法によち
てこのダイスの空所を造る。本発明が完成される以前は
、このような電極は切削によって造ることはできず、原
型の鋼製ラックから取ったプラスチックの押印部を電気
めっきすることによって電気的に製造している。
この原型はE、D、M、によって浸食で製造され、ピニ
オンと同一形状の銅の電極を希望する可変ピッチの関係
にラックに沿って転勤させるから、製造に多くの時間が
かかる。E、D、M、浸食法の場合には切削負荷が加わ
らないから、同一形状のピニオンの電極の弱さは重要で
ない。しかし、l!、D、M、法によって銅は浸食され
ないからダイスを加工するための銅の電極はE、D、M
、法で製造することができない。
この等の方法はいずれも工程が非常に多く、精度が低下
し、時間がかかり、高価である欠点がある。
(本発明の効果及びその構成) 本発明はダイスを直接鋳造で製造するため銅の電極を切
削する方法を提供し、種々の中間工程を除去することが
できる。
本発明は眞の大量生産にはまだ適さないが、迅速に製造
でき小規模の製造には十分使用することができる。また
一層精度が高い検査に必要な原型を製造するのにも適し
ている。
一見すると、カッタによって歯車又はラックの数個の歯
の溝を同時に形成する歯車創成法に比較し、歯の間隙を
次々に加工していくのは有効でないように思われる。し
かし、可変ピンチラックの場合には、上述のカッタの設
計上の制約については、歯の間隙を別個に加工すること
によって失なわれる利益以上に最も実際的なカッタを使
用することによって生ずる利益の方が大きい。
カッタは単一の切削刃を有し、その切削端縁は関連する
ピニオンの1個の歯の表面上に位置する。
カッタは幾何学的に変わることなく容易に再研削でき、
機械の切削スピンドルによって剛固に支持される。
本発明の好適な実施例では切削スピンドルと力、2夕と
を螺旋状に往復動させ、スピンドルの揺動角は常に18
0°以下であるが、往復動の両端でラックの歯の頂部の
平面の上方に工具の切削重縁が位置するためにこの揺動
角は十分である。揺動角の最小角は少なくとも130°
である。ラックの頂面が通常スピンドルの軸線に非常に
接近しており、従ってこの頂面は軸線の回りに断面で1
80“に近い角度を占めるか、ら、約50°(180°
と130°との和を360°からひいたもの)を超過し
ない角度でラックの頂部の上にスピンドルの延長部が位
置する。スピンドルのこのような延長部によって工具の
切削端縁を通常の多数刃螺旋形工具では不可能である状
態に支持する。このような通常の工具ではラックの全幅
にわたり往復動する必要がある。
本発明のこの好適な装置では工具後退システムを提供し
、これにより前方切削ストロークを完了した時、工具は
スピンドルの軸線に向は半径方向に移動し、復帰ストロ
ーク中工作物に間隙を生せしめる。通常の歯車加工機で
は、復帰ストローク中、全体のスピンドルがランクから
離れるように又はこの反対に動く。しかし本発明のよう
に大きな揺動角の単一工具を使用する場合にはこのよう
な工具の後退は適切でない。
更に本発明では、工具とスピンドルとがその螺旋状の往
復動を行なうから、ラックはスピンドルに対し並進曲線
軌道に沿って動き、工具が一度に1個の間隙を切削し、
ラックのm個で各間隙の加工を開始し、他の間隙に進行
する。この運動はラックが常にその軸線を他の加工時の
軸線に平行に維持する特徴がある。
歯の間の間隙がどんな間隙であれ、この並進曲線運動は
生産する可変ピッチラックの変化するピッチ特性を示す
通路に従かう。このようにして、工具は長さに沿い変化
する圧力角を有する間隙を生ぜしめ、単一歯の断面及び
間隙の両側の異なる断面での高さの範囲内で圧力角を変
化させる。この全体としての対称性の欠除は溝には中心
線がないことと、このような間隙の曲線を描くことは困
難であることを意味する。ここに「曲線軌跡」の語はこ
の通路を意味し、この通路を生ずる数個の手段を後に説
明する。
最後に本発明の好適な実施例では、ランクに沿って順次
の間隙即ち歯溝を切削している間に、ラックをカッタの
軸線に対し接近及び離間するよう僅かに動かし、操向歯
車に組込んだ時、中心の直線前方駆動位置における歯が
移動の両端に向う歯よりピニオンに一層堅く噛合し合う
ようにする。
上下動を行なう方法は特願昭57〜221717号に記
載したものと同一である。
本発明可変ピッチラックの加工装置は複数個の同一の歯
を有する螺旋ピニオンと、ランクの軸線に対し角度をな
し若干の歯の間隙の形状が変化するランクとを採用した
操向歯車などに使用するランクの加工装置において、前
記螺旋ピニオンの単一の歯の表面上に切削端縁を有する
単一切削刃を持つ工具を担持するスピンドル具え、前記
ランクの歯の平面に直角に前記工具を指向させる中間位
置の周りに2個の所定の極限位置間にハウジング内で螺
旋往復運動するよう前記スピンドルを配置し、ラック保
持具と、前記ラックの間隙を切削中前記ランクの同一の
前記間隙内で回転することなく摺動する時、前記螺旋ピ
ニオンの軌跡の一部である相対的な並進曲線運動をする
よう前記保持具又は前記ハウジングを動かす装置とを設
けたことを特徴とする。
各切削ストロークの終りにスピンドルの軸線に向は半径
方向にランクから離して工具を後退させる手段を設ける
のがよい。
保持具又はハウジングを動かす装置をカムで構成する。
代案として、並進曲線運動を生ずるためハウーランクに
対し保持具に相対運動を与えるよう送りねじを駆動する
2個又は3個以上の数値制御サーボモータによって保持
具又はハウジングを動かす装置を構成する。
(実施例) ここに説明する方法及び装置によれば、単一の切削工具
を螺旋通路に沿って往復運動させると共に、所定の幾何
学的法則に従ってラックの幅を横切って徐々に動かす。
第1,2及び3図に示すように、軸線4を有するスピン
ドル3の延長部である工具ホルダ2に切削工具1を取付
ける。図示の実施例ではこの螺旋通路は右螺旋である。
切削ストローク中、工具は軸線4の周りにこの軸線に沿
い5で始まり6で終る螺旋通路に沿って動(。
数個の切削端縁を有する通常の切削工具を使用する場合
には第3図に鎖線13で示す状態にならなければならな
い。終点6に相、当する加工曲線の最後の瞬時に、工具
はラック12からシャンクが離れながら尚前方に全加工
ストロークを行なうことができるようにするため、工具
の軸は図面に示すような状態でなければならない。この
ような工具は本発明により図示した形状のものに比較し
強度は数分の−に過ぎない。またこの通常の工具では鎖
&?!13に示すように側部テーバに起因する欠点があ
る。工具の全面を一旦再研削すると、その工具はピニオ
ンと類似した形状にならない。しかし工具1は切削端縁
を再研削しても工具ホルダ2内で下方にずれるに過ぎな
い。
スピンドルの往復運動の各線りに、工具ホルダ2はスピ
ンドル3内でピン9の周りに回動し、終点6に達した時
は7の方向(第4図参照)に工具を動かし、始点5に達
した時は8の方向に工具を動かす。このようにして、螺
旋通路6a〜5a (図示せず)内に螺旋前進切削スト
ローク5〜6を終って、切削した面を離れて工具は復帰
する。
中心線1aを有する工具1の切削面11は1個のピニオ
ンの歯を通る断面の外観を有し、各切削ストローク中、
部分的に螺旋形の補形凹所であるラック12の表面の下
方の包絡面を擦過する。補形凹所10がラックの間隙即
ち歯溝を生ずる正確な状態を第4図に示す。第4図は第
1〜3図に示す切削の瞬間の拡大図で、切削工具はラッ
クの歯の平面に直角に指向する。
ここで、反時針方向の回転(即ち右回り螺旋運動)と組
合せた軸線4に沿う工具の往復運動によって工具の先端
を切削ストロークの出発の始点5から終点6まで動かす
。復帰ストローク中の工具の脱退を点6.6a間の空間
によって図示する。点5aまで復帰ストロークを終える
と、工具は距#5a〜5まで8の方向に動き、切削を開
始する位置を占める。ランクの歯の平面に対し工具が直
角である時の位置での切削面中心線1aとスピンドル軸
線4との交点を14で示す。各切削ストローク中、点1
4は通路18に沿って成る僅かな距離(図面では著るし
く誇張して示した)だけ14aまで動き、補形凹所10
をラックを横切って進行させる。通路18の方向を変換
することによって、補形凹所によって長さに沿う例えば
U字状断面を有する歯の間隙を生ぜしめるか、或は出発
点16にV字状断面を、他端17にV字状断面を形成す
る。歯がU字状断面である場合の圧力角はV字状断面で
ある場合の圧力角より小さいこと勿論で、このことは歯
のピッ゛チを変更することと一致する。曲線の軌跡18
の選択を制御する方法を第5図につき説明する。軸線2
1を有するピニオン2oは軸線19を有するラックの上
方に位置して見える。ピニオンがラックを横切る区域に
於てこのピニオンを除去し、簡明のためこのピニオンの
長さを著るしく誇張して示す。ランクはピニオンの軸線
21への法線に対して角度22の角度に位置している。
この角度がいわゆる取付角である。図示の位置は操向歯
車の中心噛合位置を示し、この場合操向比は中心で最小
であり、ロック位置に向は操向比は徐々に一層大きくな
る。従って、ランクの軸線上の点23及び24間のピッ
チ距離は点24及び25間等のピッチ距離より大きく、
逆に点28及び29間の最小ピッチ距離になる。ピニオ
ンの軸線21に添って、ピニオンの軸線上のピッチは点
23及び34間、点34及び35間、・・・点38及び
39間で等間隔である。点34を通ってランクの軸線1
9に平行に引いた直線と、点24を通ってピニオンの軸
線21に平行に引いた直線との交点を44にする。同様
に、順次に軸線上のピッチ点に始まる直線が歯の間隙の
中心を通る直線とそれぞれ交差し、一連の交点を生じ、
その最後の交点は49である。これ等交点を通って点2
3で始まり交点49で終る曲1j15゜を引く。この例
のため、ラック軸線上の歯のピッチは点29の後は増大
せず、従って点23〜49間の線は弯曲し、点49を越
えた延長部は直線である。
ピニオンとランクとの間の相対運動に2種類あることを
考慮する必要がある。
第1はピニオンが操向歯車におけるように回転し、軸線
19に添って移動する。ここに図示した6個の歯が付い
たピニオンは点23がら点29まで移動するために1回
転することが必要である。
第2の可能性ある相対運動は、ピニオンが回転せず、ラ
ックの歯に沿って摺動する場合で、位置52に達するま
でピニオンの軸線は最初の位置21に平行に維持される
。ピニオンは線5oに沿って移動しており、この通路を
「並進曲線軌跡(TrauslatoryCurvil
inear Locus)Jと名づけた。この曲線軌跡
の一部を第4図に18に示す。
ランクの軸線に沿う順次の点24〜29を設定する方法
を第6図につき説明する。
この第6図のプロットはピニオンが中心直線前方駆動位
置から完全に1回転する間のう・ツクの歯のピンチ(縦
軸)と、ピニオンの回転(横軸)との関係を示す。従っ
て、点23′〜24′間の垂直距離はピニオンが中心か
ら最初の1/6回転の間にラックの移動距離を拡大して
示し、点28′〜29′は完全に1回転する前にピニオ
ンが最後の1/6回転の間にランクが移動する距離を示
す。
図示の場合には、ランクの歯のピッチは1回転後一定に
留まる。
曲線についての適切な特性を選択し、点24′〜29′
を通って平滑な曲線を引き、ピニオンの順次の回転を表
わす垂直線の順次の交点を描く。適切なスケールのこれ
等の垂直線を使用して第5図の点23〜29を定める。
ラックの歯は中心上の間隙23と間隙29との間で徐々
に変化する。それは断面について(第6図に丸印A、B
参照)及びラックの軸線に対する傾斜及び長さに沿う曲
線(第5図参照)についてである。
実際上、各歯の9間隙の曲線と傾斜とはほぼ線50の方
向に従かう。ピニオンの中心で噛合する歯が点23から
点44まで曲線50に沿って摺動する時、ピニオンの歯
の中心噛合点は1軸線ピンチだけ点23の右側に即ち点
60まで摺動し、同時に点24に摺動し、同様に第3噛
合点61が点62まで摺動することは重要である。中心
歯の間隙23〜44の部分は中心歯の下方のラックの第
1歯間隙即ち60〜24の部分に等しく、また中心歯の
間隙23〜44の部分は点61及び62間の第3歯間隙
の短かい部分に対しても等しい。言い替えれば、「曲線
軌跡」のそれぞれの部分及び歯の間隙の形状はピニオン
の1個の軸線方向ピッチだけ離間した順次の歯を繰返す
。可変比ランクのこの重要な性質をここに説明する本発
明装置に利用する。
第7図はこの装置の線図的斜視図である。第1の歯の1
個を切削中の状態に示したラック12を取付具又は保持
具70内に把持する。ラックの歯を切削中、ラックは装
置のベース71に対し、rX、Y、Z Jの3方向に動
く。各方向について、摺動面及び適切な装置を設け、次
に説明する望ましい法則によって数個の運動を制御する
取付具70の垂直運動rZJは3元カム73の制御によ
り摺動部72によって行なわれる。レバー75に取付け
た従動部74は摺動面72に与えられるrXJ及びrY
J運動に従かいカム73の表面を横切って動き、レバー
75を枢着ピン76の軸線の回りに成る小さい角度で上
下動させる。枢着ピン76を摺動部77内に支承し、枢
着ピン76の偏心突出部78を取付具の摺動部72の溝
孔79に偏心突出部78を突入させる。レバー75の重
量によって従動部74を常時カム73に接触させる。
「上下動」と名づけたこのrZJ方向運動に占って、操
向歯車に組込んだピニオンまでの切削されているラック
の噛合中心距離を制御する。このrZJ方向運動は普通
的0.1ms程度である。上述の特許出願に説明したピ
ニオンにおけると同様に、ラックの歯のこの「上下動」
はラックの軸線に指向していることは重要である。
rXJ方向の摺動部77はrYJ方向の摺動部81に支
承される摺動部内を移動し、主ベース71に取付けた摺
動部82内を摺動部81は摺動する。
rYJ方向の摺動部81はモータ83と送りねし84′
とによって駆動される。
摺動部77の突耳88から突出してカム摺動部85上の
カム86に掛合する従動ピン87によってrXJ方向の
摺動部77は動かされる。
各歯を切削中は力、ム86は動かないが、各歯の間隙即
ち歯溝の切削が完了した後は、カム86を摺動できるよ
う取付けたカム摺動部85に対し、等しい段歩運動でカ
ム86を割出す。手動又は適当なサーボモータ及び送り
ねじ89によってピニオンの軸線方向ピンチに等しい量
(第5図の距離34〜23)だけ、毎回一定量このカム
を割出すことによってこのことを達成する。手動操作の
場合には、カム86に一連の孔90をピニオンの軸線の
ピッチの距離だけ正確に離開して設け、ビン91をこの
孔から孔に動かすだけでよい。この場合、カム摺動部8
5、ザーボモータ及び送りねじ89は必要でなく、歯の
間隙即ち歯溝を切削中、カム86はベース71に、対し
固定保持される。
切削ストローク中、スピンドル3の一部を有効に形成す
る工具ホルダ2内に切削工具1を取付ける。しかし、各
ストロークの終りに、工具ホルダ2はビン9の周りに僅
かな角度だけ回動し、復帰ストローク中は、ランクの歯
の間隙から工具を離す。切削ヘッド92に設けた支承部
内でクロスヘッド93の作用を受けて軸線方向及び回転
方向にスピンドル3は揺動する。クランク板95に取付
けたクランクビン96によって駆動される連結ロッド9
4の作用によって切削ヘッド92内の摺動部にこのクロ
スヘッドは往復動する。クランク板95はモータ98及
びビニオン97によって回転する。クランク板95を担
持する軸(図示せず)を切削へラド92の延長部に支承
し、クランク板95の反対側のこの軸の端部にカム99
を担持する。
クロスヘッド93によってラック100を担持し、スピ
ンドル3上の歯車101にラック100を噛合させる。
スピンドル3(第9図参照)も部材102を支承し、こ
の部材のビン103をピン摺動部105の溝孔104に
掛合させる。クロスヘッド93の移動線に対し成る角度
106だけ傾けてビン摺動部105を取付ける。
部材102とピン摺動部105との構造を第8及び9図
に明示する。
所定の角度106に設定したピン摺動部105をナツト
112によってクロスヘッド93に確実にロックする。
スピンドル軸線の周りに回転しないよう部材102をロ
ックする必要があり、この目的のため、部材102に二
叉突出部107を設け、ハウジング92に取付けたビン
108にこの二叉突出部を案内させる。
クランク94によって成る設定したストロークだけクロ
スヘッド93を往復動させた時、上述したように成る設
定した角度、通常約130°だけスピンドル3を揺動さ
せる。
しかし、クロスヘッド93の往復動により部材102を
軸線4上に軸線方向に駆動し、同時にスピンドル3を軸
線方向に往復動させる。この往復動の量は往復動の方向
に対するピン摺動部の角度106によって定まる6図示
の例では、平面図で見てピン摺動部105の移動線から
反時針方向にこのピン摺動部を設定ロックしており、ス
ピンドル3は右回りの螺旋運動を行なう。
ピン摺動部105が時針方向に回転すると、スピンドル
は左回りの螺旋運動を行なう。
このようにして、異なるリード長さの左回り又は右回り
の螺旋を有する多くの異なるピニオンに合うランクを切
ることができる。
工具スピンドルの作動の他の概要を第8図に示す。
この第8図では、工具ホルダ2をその切削位置に示し、
工具ホルダ2の端部に形成した角度のついた溝孔110
に掛合する+=109によって工具ボルダ2を確実に保
持する。l!ff1o9がビン9がら離れて動くことに
よって工具ホルダ2のこの溝付きの端部を下方に駆動し
、スピンドル3の孔の反対側に接触させ、第1〜4図に
示すように工具lを一ヒ昇させる。
ストロークの各線りに模109をスピンドル内に軸線方
向に僅かな距離だけ駆動する。一方、スピンドルはここ
に説明するようにカム99の作用によって軸線方向に往
復運動し、往復回転運動を行なう。
ビン115の周すにハウジング92にベルクランクレバ
ー114を枢着し、このベルクランクレバーに従動ビン
116を担持し、この従動ビン116をカム99の軌道
111内に掛合する。
ベルクランクレバー114の他端に扇形歯車117を担
持し、スピンドル3に支承したカム歯車118に扇形歯
車117を噛合させる。
カム歯車11Bの歯は軸線方向に長く、従ってスピンド
ル3と共に軸線方向に移動することができる。カム歯車
118に螺旋溝119を設け、スピンドル3の軸線方向
溝孔121 と引張棒122の孔とに貫通するピン12
0を溝孔121に掛合させる。この引張棒122をスピ
ンドルの内側に軸線方向に延在し、模109に取付ける
クロスヘッド93とスピンドル3との移動末端に関連す
るクランク95の回転区域、即ち工具1が位置5及び6
におけるように切削加工から離れる時に相当する区域で
、カム99の軌道111は急激に半径を変化させる。こ
の半径の急激な変化によって従動ピン116を第7図で
見て急激に下方に動かし、その結果、扇形歯車117に
よってカム歯車118をスピンドル3に対し付加的角度
だけ回転させ(この時スピンドル3はほぼ静止している
)、ピン120を軸線方向に移動させる。これにより引
張棒122を前方又は後方に駆動し、工具を7又は8の
方向(第1〜3図参照)に動かす。
3元カム73、カム摺動部85及び切削へソド92を枢
着点126.127.128の周りにラック12の軸線
の垂線に対し等しい角度123.124.125だけす
べて揺動させる。この角度は第5図のピニオン接地角2
2に正確に対応する。このようにして、ピニオンに関す
るランクのすべての形状はピニオンの軸線方向のピンチ
、ラックの噛合中心距離の上下動及び槌形凹所10の正
確な形状に従って順次の歯の間隙に配置された軌跡50
の部分に正確に指向する。
この機械の作動を次に説明する。
作動の開始位置ではモータ83によって摺動部81を切
削ヘッドから最も遠くに位置させる。孔90のうちの最
初の孔(第7図に符号90で示した3番目の孔でない)
にピン91を挿入することによってカム86を第7図の
左下方の極限位置に位置させる。
ランクの第1の歯の切削を開始するに適するよう工作物
を位置させる。モータ98を始動し、工作物から離れた
螺旋通路に工具を往復動させる。モータ83を始動し、
摺動部を緩やかに工具に向は動かし、第1の間隙が機械
加工されるまで摺動部を動かす。カム86に掛合する従
動ピン87が軌跡18の必要な部分を摺動部77に与え
るから、ランクの必要な軸線方向の移動が起る。第1の
間隙の加工が終った時、モータ83を停止し、工具が工
作物から離れる位置(例えば第1図の位置6)になるよ
うモータ98を停止させる。次にモータ83を逆転し、
摺動部81を原位置に迅速に復帰させる。
ピン91を第2の孔90に動かす(距離はピニオンの軸
線ピッチに等しい)ことによってカム86を1孔だけ割
出し、このサイクルを繰返して、すべての歯の間隙を加
工する。
先に説明したように、3元カム73によって必要な上昇
運動及び下降運動をランクに支える。
代案として、手動割出カム装置の代りに、モータ及び送
りねじ89を使用し、またモータ83が摺動部81をそ
の出発位置に戻して次の歯の加工の用意をする度にカム
摺動部85を割出すようこのモータを使用する場合には
、ランクを切削する全体のシーケンスは自動的に行なわ
れる。
図示しないが、更に変形では、摺動部81.77の運動
を数値制御装置によって制御されるサーボモータと送り
ねじとによって行なわせてもよい。カム86とピンチ割
出孔90とに含まれるすべての座標情報を記録したパン
チテープから必要な情報をこの制御装置に与える。この
ような機械の作動はまた自動的である。
更に他の実施例では、上述の数値制御装置から情報を受
理する他のサーボモータによって垂直摺動部72を作動
させる。この場合、末端位置でモータ98を停止させる
必要なく、各歯を完成時に、ラックから工具を離すのに
Z方向の運動を使用してもよい。
本発明は特許請求の範囲内で種々の変更を加えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置により加工中のランクの一部の正面
図、 第2図は第1図のランクの一部の平面図、第3図は第1
図のランクの一部の側面図、第4図は本発明装置の工具
の作用を示すラックの一部拡大図、 第5図は加工中のラックの運動の曲線軌跡を選択する方
法を示す図、 第6図は特定の操向歯車の歯のピッチとピニオンの回転
との関係を示すグラフ、 第7図は本発明装置の斜視図、 第8図は第7図の■−■線上の断面図、第9図は第8図
のIX−IX線上の断面図である。 ■・・・切削工具 2・・・工具ホルダ3・・・スピン
ドル 4・・・軸線 5・・・螺旋通路の始点 6・・・螺旋通路の終点9・
・・ピン IO・・・橋形凹所 11・・・切削面 12・・・ランク 14・・・交点 18・・・通路又は軌跡20・・・ピ
ニオン 2工・・・ピニオンの軸線44・・・交点 4
9・・・交点 50・・・曲線又は軌跡 70・・・ラック保持具又は取付具 71・・・ベース 72・・・摺動部 73・・・3元カム 74・・・従動部75・・・レバ
ー 76・・・枢着ピン77・・・摺動部 78・・・
偏心突出部81、82・・・摺動部 83・・・モータ
84・・・送りねじ 85・・・カム摺動部86・・・
カム 87・・・従動ピン 88・・・突耳 89・・・送りねじ 90・・・孔 91・・・ピン 92・・・切削ヘッド 93・・・クロスヘッド94・
・・連結ロッド 95・・・クランク板96・・・クラ
ンクピン 97・・・ピニオン98・・・モータ 99
・・・カム 100・・・ラック1o1・・・歯車 102・・・部材 103・・・ピン 105・・・ピン摺動部 106・・・角度107・・
・二叉突出部 108・・・ピン109・・・模 11
1・・・軌道 112・・・ナツト 114・・・ベルクランクレバー
115・・・ピン 116・・・従動ピン117・・・
扇形歯車 118・・・扇形歯車119・・・螺旋溝 
120・・・ピン121・・・軸線方向溝孔 122・
・・引張棒123、124.125・・・角度 126、127.128・・・枢着点

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数個の同一の歯を有する螺旋ピニオンと、ランク
    の軸線に対し角度をなし若干の歯の間隙の形状が変化す
    るランクとを採用した操向歯車などに使用するラックの
    加工装置において、前記螺旋ピニオンの単一の歯の表面
    上に切削端縁を有する単一切削刃を持つ工具を担持する
    スピンドルを具え、前記ラックの歯を平面に直角に前記
    工具を指向させる中間位置の回りに2個の所定の極限位
    置間にハウジング内で螺旋往復運動するよう前記スピン
    ドルを配置し、ラック保持具と、前記ラックの間隙を切
    削中前記ラックの同一の前記間隙内で回転することなく
    、摺動する時、前記螺旋ピニオンの軌跡の一部である相
    対的な並進曲線運動をするよう前記保持具又は前記ハウ
    ジングを動かす装置とを設けたことを特徴とする可変ピ
    ッチランクの加工装置。 2、 各切削ストロークの終りに切削中のラックから離
    して前記スピンドルの軸線に向は半径方向に前記工具を
    後退させる装置を設けた特許請求の範囲第1項に記載の
    加工装置。 3、前記保持具又はハウジングを動かす装置をカムで構
    成した特許請求の範囲第1項に記載の加工装置。 4、前記並進曲線運動を生ずるため前記ハウジングに対
    し前記保持具に相対運動を与えるよう送りねじを駆動す
    る2個又は3個以上の数値制御サーボモータによって前
    記保持具又はハウジングを動かす装置を構成した特許請
    求の範囲第1項に記載の加工装置。 5、特許請求の範囲第1項に記載の加工装置によって製
    造した可変ピッチラック。
JP59149787A 1983-07-21 1984-07-20 可変ピツチラツクの加工装置 Granted JPS6076915A (ja)

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DE3461896D1 (en) 1987-02-12
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