JPS607556B2 - ホウフツ化物廃水処理剤の再生廃液処理方法 - Google Patents

ホウフツ化物廃水処理剤の再生廃液処理方法

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JPS607556B2
JPS607556B2 JP320179A JP320179A JPS607556B2 JP S607556 B2 JPS607556 B2 JP S607556B2 JP 320179 A JP320179 A JP 320179A JP 320179 A JP320179 A JP 320179A JP S607556 B2 JPS607556 B2 JP S607556B2
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JP
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borofluoride
wastewater
potassium
waste liquid
treatment agent
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JP320179A
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正 吉田
征 山崎
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホゥフッ化物廃水処理剤の再生廃液処理方法
に係り、さらに詳しくは金属表面処理、有機合成等の工
程から排出される廃水中のフッ素とホウ素の化合物(こ
こではホウフッ化物と称する)を、メチレンフル−を吸
着した活性炭を処理剤として除去処理した後、吸着した
ホウフツ化物を塩化物、硫酸塩、鉱酸などで再生する際
に排出された再生廃液の処理方法に関するものである。
従来、フッ素を含有する廃水は、石炭その他のカルシウ
ム塩を添加し、フッ化カルシウムとして沈殿分離する処
理法が一般に実施されている。しかし、ホゥフッ化物は
安定な化合物であり、通常のカルシウム塩との反応によ
ってはフッ素除去の効果をほとんど期待することができ
ない。このため、ホウフッ化物を含有する前記廃水の処
理には特別の工夫が必要であり、これまでに種々の処理
方法が提案されている。これらの方法としては、例えば
カルシウム塩との反応を起こさせるため、加温(105
〜175oo)および加圧(107kg/の)下に反応
させる方法、電解処理する方法、金属アルミニウムまた
はアルミニウム塩を添加し、反応のpH、温度、圧力等
を調整し、ホウフッ化物をフツ化アルミニウム化合物と
した後、沈殿分離する方法などが知られている。
しかしながら、これらの方法において廃水を加溢する方
法は、廃熱等の利用が困難な場合には、運転費の大幅な
上昇および装置管理の繁雑化を伴ない、また電解処理を
行なう方法は、廃水中にカルシウム成分が含有されてい
るため、電極面や電熱面等に発生するスケールトラブル
が大きな問題となる。一方、アルミニウムまたはアルミ
ニウム塩を使用する処理法の場合には、最終的にフッ素
を多量のアルミニウム水酸化物とともに沈殿除去させる
ため、多量の難脱水性汚泥を生ずるという欠点がある。
上記欠点を改善するために、本発明者らは「以前にメチ
レンブルーを吸着した活性炭を処理剤として、廃水中の
ホゥフッ化物を除去する方法を提案したが(椿願昭53
−53113号(侍開昭54一144763号)、およ
び(同53一53114号)(特開昭54−14476
4号)、ホゥフッ化物を除去した後の前記処理剤の再生
工程で排出される再生廃液の処理方法については未解決
であった。
本発明の目的は、ホウフッ化物廃水処理剤の再生廃液か
らホウフツ化物を高い効率で除去することができるホウ
フツ化物廃水処理剤の再生廃液処理方法を提供すること
にある。
上記目的を達成するため、本発明は「 メチレンフルー
を吸着した活性炭を処理剤として、ホウフッ化物含有廃
水からホウフッ化物を除去した後、前記処理剤を再生す
る際に排出される廃液に、カリウム塩、またはカリウム
塩と他の塩類との混合物を添加し、前記廃液中のホウフ
ツ化物をホウフッ化カリとして沈殿除去することを特徴
とするものである。
さらに具体的には、本発明は、ホウフツ化物をフッ素と
して例えば1000肌〜20000脚含む前記再生廃液
にカリウム塩、またはカリウム塩と他の塩類の混合物を
添加することにより、ホゥフッ化物を雛溶性塩であるホ
ゥフッ化カリとして沈殿分離させるものである。
このとき、上燈水中には、ホウフッ化物がフッ素として
例えば200〜40■肌程度存在し、排出基準値の1轍
肌よりはるかに高く「放流が不可能であるため、再生廃
液の処理水をホゥフツ化物処理剤へ通水する原水へ戻し
「処理剤へ再吸着させることにより、系外へのホウフッ
化物の流出を防止するものである。本発明において、上
記再生廃液が排出される処理剤の再生工程においては、
再生剤として例えば塩化物、硫酸塩、鉱酸のうち一種ま
たは二種以上を0.1規定以上含む水溶液が用いられる
再生廃液に添加されるカリウム塩としては、例えば塩化
カリウムのような水溶性塩が、またカリウム塩と組合わ
せて添加される塩類としては、塩化ナトリウムのような
水溶性塩が好適に用いられる。上記カリウム塩の添加に
よって生成するホウフッ化カリは、ホウフッ化物の雛熔
性塩として知られているが、この塩の溶解度はフッ素と
して2700胸もあり、カリウム塩を10当量(K十/
BF;=10)添加したとしても、フッ素として100
功伽以下に処理することは不可能である。
本発明においては、廃液中の前記再生工程で添加した塩
化物、硫酸塩などの塩類が残存しているので、前記処理
剤の再生液にカリウム塩を例えば10当量(K十/BF
4±10)添加することにより、フッ素として200〜
40伽皿までホウフッ化物を除去することができる。
これは、再生廃液中に塩化物、硫酸塩、鉱酸など、多量
の共存イオンが存在すると、このような状態においては
、これらの共存イオンの中で最も鍵溶性であるホウフッ
化カリの沈殿が促進されるからである。従って、一般的
には「廃水中のフッ素として100功地以下には処理す
ることができないホウフツ化物を200〜40&血まで
処理することができる。また、再生剤濃度は再生効率を
考慮して決定されるが、再生剤濃度が低い場合は再生廃
液処理において多量のカリウム塩を必要とする。そこで
、カリウム塩より安価な塩類(例えば塩化ナトリウム)
をカリウム塩と共に添加し塩類濃度を上げることにより
、ホウフッ化物をフッ素として200〜40■血まで処
理することができる。前記の再生廃液処理操作において
「ホウフッ化物を90%以上の除去率で除くことができ
るが、このままでは処理水中のフッ素濃度が高く放流が
不可能であるため、この再生廃液処理水を前記処理剤へ
通水する原水へ戻し、処理剤に再吸着させることにより
、系外への許容量以上のホウフッ化物の流出を防止する
ことができる。
一方、沈殿分離したホゥフッ化カリは脱水性が良好であ
り、汚泥処理の上で問題がなく、また沈殿物中のホウフ
ッ化カリの純度が高いので、ホウフツ化カリとして再利
用の可能性がある。以下、本発明を実施例によりさらに
詳細に説明する。
実施例 1 メチレンブルーを吸着した活性炭を処理剤としてホゥフ
ッ化物を吸着処理した後の前記処理剤の再生工程で、再
生剤として4規定塩化ナトリウム溶液を用いた場合に排
出された再生廃液中に塩化カリウムを添加する実験を行
なった。
上記再生廃液中にはホウフッ化物がフッ素として約10
000胸含有されている。この再生廃液を1そづつビー
カーに5本、分取し、塩化カリウムをホゥフッ化物に対
してそれぞれ1、2、5、10、20当量添加、損拝し
た後、1〜4餌時間静遣し、その上燈水中のホウフッ化
物をJISKOI02に規定された方法により、フッ素
として分析した。このように測定された再生廃液処理水
中のフッ素濃度を第1表に示す。第1表 第1表の結果から明らかなように、再生剤として4規定
の塩化ナトリウム溶液を用いた場合、塩化カリウムを1
0当量以上添加し、2脚時間以上ホウフッ化カリの析出
時間をとったものは、上燈水中のホゥフッ化物としての
フッ素濃度を400〜20の血まで、すなわちフッ素除
去率95%以上で処理することができる。
なお、得られた沈殿物は脱水性が良好で、そのホウフッ
化カリ純度は90〜95%以上であった。実施例 2 前記処理剤の再生工程で、再生剤として4規定の塩酸溶
液を用いた場合に排出された再生廃液中に、塩化カリウ
ムを添加する実験を行なった。
上記再生廃液中にはホゥフッ化物がフッ素として約85
0扱風合有されている。この再生廃液を1そづつビーカ
ーに5本分取し、塩化カリウムをホウフツ化物に対して
それぞれ1、2、5、10、20当量添加した後、消石
灰でpHを中性城に調整し、1〜40時間静遣し、その
上燈水中のホウフツ化物をJISKOI02に規定され
た方法により、フッ素として分析した。このように測定
された再生廃液処理水中のフッ素濃度を第2表に示す。
第2表 第2表の結果から明らかなように、再生剤として4規定
の塩酸溶液を用いた場合、塩化カリウムを10当量以上
添加し、消石灰で中和後、1畑時間以上、ホウフツ化カ
リウムの析出時間をとったものは、上燈水中のホウフッ
化物としてのフッ素濃度を400〜20■肌まで、すな
わち、フッ素除去率95%以上で処理することができる
なお、実施例1と同様に、この場合の沈殿物の脱水性は
良好であった。実施例 3 前記処理剤の再生工程で、再生剤として1規定の塩化ナ
トリウム溶液を用いた場合に排出された再生廃液中に、
塩化ナトリウムと他の塩類の混合物を添加する実験を行
なった。
上記再生廃液中にはホウフッ化物がフッ素として約40
0■皿含有されている。この再生廃液を1〆づつビーカ
ーに20本、分取し、塩化カリウムをホウフッ化物に対
して1ト 2、5、10、20当量添加したものに、そ
れぞれ硫酸ナトリウムを0、50、100「 150タ
添加、縄拝した後、2餌時間静暦してその上燈水中のホ
ウフツ化物をJISKOI02に規定された方法により
、フッ素として分析した。このように測定された再生廃
液処理水中のフッ素濃度を第3表に示す。第3表第3表
の結果から、再生剤濃度が低い場合は、カリウム塩を添
加し、さらに他の塩類を添加することにより、ホウフッ
化カリの沈殿が誘発されることが明らかである。
この実施例の場合も実施例1、2と同様にホウフッ化物
をフッ素として400肌以下に処理することが可能であ
る。また沈殿物の脱水性は良好であった。以上、本発明
によれば、前記処理剤の再生工程で排出される再生廃液
に対して、該廃水を加温、加圧することなく、ホゥフツ
化物に対してカリウム塩、または、カリウム塩と他の塩
類の混合物を添加することにより、ホウフッ化物として
のフッ素濃度を、例えば400〜20の血まで低下させ
ることができ、高い除去率でホウフッ化物を除去するこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メチレンブルーを吸着した活性炭を処理剤として、
    ホウフツ化物合有廃水からホウフツ化物を除去した後、
    前記処理剤を再生する際に排出される廃液に、カリウム
    塩、またはカリウム塩と他の塩類との混合物を添加し、
    前記廃液中のホウフツ化物をホウフツ化カリとして沈殿
    除去することを特徴とするホウフツ化物破水処理剤の再
    生廃液処理方法。 2 特許請求の範囲第1項において、前記再生廃液から
    ホウフツ化物を除去した後の処理水を前記ホウフツ化物
    含有廃水中へ戻すことを特徴とするホウフツ化物廃水処
    理剤の再生廃液処理方法。
JP320179A 1979-01-12 1979-01-12 ホウフツ化物廃水処理剤の再生廃液処理方法 Expired JPS607556B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004358445A (ja) * 2003-04-10 2004-12-24 Miyama Kk ホウ素及び/又はフッ素の処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004358445A (ja) * 2003-04-10 2004-12-24 Miyama Kk ホウ素及び/又はフッ素の処理方法

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