JPS6075228A - 脱溶媒による高分子成形物の製造法 - Google Patents

脱溶媒による高分子成形物の製造法

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JPS6075228A
JPS6075228A JP18243883A JP18243883A JPS6075228A JP S6075228 A JPS6075228 A JP S6075228A JP 18243883 A JP18243883 A JP 18243883A JP 18243883 A JP18243883 A JP 18243883A JP S6075228 A JPS6075228 A JP S6075228A
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JP
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polymer
collagen
molded article
pasty composition
producing
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JP18243883A
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余田 尚正
奥田 恒雄
渕上 英二
桑原 敏浩
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Nitta Gelatin Inc
Original Assignee
Nitta Gelatin Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高分子物質の成形物の製造において、得られ
る成形物の品質を向上させるとともにそのプロセスにお
ける効率を大幅に改善する脱溶媒による高分子成形物の
製造法に関するものである。
ここに「脱溶媒」とは、目的物としての高分子物質以外
の溶液(溶出を含む)を除去することをいう。高分子物
質の糊状組成物からその高分子成形物を製造する方法に
おいて、湿式または電気化学的手段を用いる場合は、通
常、溶媒和の状態にある高分子物質の糊状組成物をダイ
スから押出成形し、得られる成形物を乾燥処理すること
によって高分子成形物が製造されている。しかしこの種
の製造法においては、成形から乾燥に亙る一連の工程に
おいて生産性、エネルギーおよび製品品質の観点からい
くつかの問題点がある。その例示として、i)成形プロ
セスと乾燥プロセスとの均衡を計るための乾燥における
速度アップ、i)乾燥プロセスにおける電気および蒸気
を主体とする消費エネルギーの低減、■)乾燥における
湿度、温度などの条件と得られる製品品質との関係にお
ける慎重な管理とその重要性、iv)製品品質の向上と
その収量アップ、を挙げることができる。
本発明の目的は、成形高分子物質の製造上における上記
諸問題に鑑みてなされたものであって、省エネルギーを
も含めた生産性の向上と製品品質の向上とを実現すると
ともに、各種形状の高分子成形物を容易に製造すること
が出来る脱溶媒による高分子成形物の製造法を提供する
ことを目的とする。
上記目的を達成するため、われわれは、溶媒和状態にお
ける高分子物質の糊状組成物から湿式手段または電気化
学的手段によって押出成形した湿潤状態にある成形物か
ら、その含液の効果的な分離を計ることが、その製造工
程面および品質面の両方を著しく改善することを見出し
た。すなわち、成形高分子物の脱溶媒について検討した
結果、成形物の構造においてその構成高分子物をより凝
集したコンパクトな構造体にすることによって、目的を
達成することが出来ることを見出した。この着想に基づ
いて、鋭意研究を重ねた結果、含液湿潤状態にある成形
物をその成形時における温度より高い温度または低い温
度にて脱溶媒処理をすることによって、従来の湿式手段
または電気化学的手段により高分子成形物の製造法にお
ける欠陥を克服することのできる本発明を完成するに至
った。
本発明によって得られる成形物の内部構造における安定
化礪構の詳細については末だ十分に解明されるに至って
いないが、その結果として得られる成形高分子物の品質
が顕著に向上するとともに、乾燥を主体とする処理工程
の効率が数倍となる事実は以下に示す通り確認されてい
る。なお、本発明においては、高分子物質からなる糊状
組成物からの成形物を、成形時または成形後に架橋剤処
理して高分子鎖間に架橋を形成させることによって、一
層その効果を上昇させることができ、特に含水率および
吸水率が低く、強靭な湿潤成形物および強靭な乾燥成形
物が得られる。
以下に、本発明を、その実施例に基き詳細に説明する。
〔実施例1〕 脱毛した新鮮な生球を、i ocm平方大に細断し、中
床1部に対し、2部の割合にて濃度0.4%の石灰乳中
に10日間浸漬する。処理原料は水洗した後、塩酸を用
いて中和する。
さらにこの処理原料を、中床1部につき2部の割合にて
濃度1%の塩化アンモニウム水溶液中に5時間浸漬した
後、流水にて水洗し、精製する。この精製原料を、直径
im+nの細孔を有するプレートを用いた肉挽機にて微
細化してコラーゲン繊維を得る。
このコラーゲン繊維の20重量%を、中床固体濃度8.
0%および水酸化ナトリウム濃度3.0%とからなる水
性懸濁状態にて20±1℃にて2日間保温する。この処
理によって可溶化したコラーゲンの乳濁系は、20℃を
越えない状態にて塩酸でp@4.0まで低下させて繊維
状物質を凝集析出させた後、脱水分離する。
この脱水分離物に上記コラーゲン繊維の残量(80重量
%)を加え、中床固体濃度3.5%にてpl−13,0
のクエン酸水溶液中にて膨潤させ、均質に混合する。こ
の均質混合物をマントンゴーリン型のホモジナイザーに
通過させて糊状組成物を得る。
この糊状組成物を、減圧下にて脱泡した後、ゲルタール
アルデヒド11000ppを含み水酸化ナトリウムでp
H9,5にした20%濃度20℃の食塩水溶液からなる
凝固液中に、ノズル間隙0.5i+m、直径17111
mの互いに逆回転するダイスからなる環状ノズルを通し
て押出成形する。押出し直後のチューブはPH3,6で
あるが、引きつづき凝固液に20分間浸漬させることに
よって、そのチューブをPI−(9,0まで上昇させる
得られたチューブを10分間流水中で水洗した後、直ち
に一20℃の冷凍庫中で5時間凍結させた。
凍結前のチューブの含水率は96%で、耐圧強度は水柱
圧60011111/ Cm2であったが、凍結解凍後
のチューブの含水率は75%となり、凍結前における水
の絶対量の88%が分離された。また耐圧強度は水柱圧
1 、500Il1m/ cm2 ニ上昇した。60分
間吸水させた後の重量は殆ど変らなかった。
この湿潤チューブにソーセージ肉を詰め、75℃で20
分間乾燥した後、80℃で20分間ボイルすることによ
ってソーセージを作り、このソーセージをフライパンで
調理したがチューブは破裂しなかった。
以上は、湿潤チューブの製造例であるが、乾燥チューブ
の製造についても、従来の、凍結せずに製造したチュー
ブは、乾燥に20分を要し、その乾燥チューブの吸水率
も100%であったが、本発明方法による凍結後のチュ
ーブは、その乾燥に要する時間が、上と同一の乾燥条件
下においてもわずかに2分となり、その乾燥チューブの
吸水率も200%に向上した。しかも、この場合、セル
ロースなどの乾燥収縮防止剤の添加は全く必要でなかっ
た。さらに、本発明法によればチューブ(凍結後)の強
度が向上するため、従来法では40μ前後にしかできな
かった乾燥チューブの膜厚を、25μにすることができ
た。このように膜厚を薄くできるので、ソーセージケー
シングとして、ひねりの状態および食感の点で一段と天
然腸に近いものが得られた。この乾燥チューブにソーセ
ージ肉を詰め、乾燥やスモークの工程なしに、80℃で
20分間ボイルしたが破裂しなかった。
〔実施例2〕 実施例1と同様にして調製した糊状組成物を0.5In
111の細孔を通し、PH4,5でカリ明パン2%、食
塩20%を含む凝固液中に押出し、紐状成形物を得る。
この紐状成形物を10分間凝固後、10分間流水で水洗
した。得られたものは含水率96%で強度は弱く、乾燥
は困難であった。
この水洗後の紐状成形物を一25℃の冷凍庫中で24時
間凍結させた。解凍後の成形物の含水率は92%であり
、塩含量は、固形分当り 1.3%であった。この成形
物を60分吸水させた後の重量は1.5倍となった。
他方前記紐状成形物を押出し直v&(io秒以内)に1
%のグリオキザール溶液に1分間浸漬し、その後、−1
5℃で20時間凍結させた。解凍後の成形物の含水率は
80%であり、塩含量は固形分当り2%であった。この
成形物を60分吸水させた後の重量は1.1倍となった
。この成形物は強靭で、グリオキザール処理なしで凍結
させたものに比して、乾燥時間は1/2であった。この
例においては、凍結前のグリオキザール処理によって凝
固時間が大幅に短縮でき、水洗工程が省略できた。なお
、上記押出し直後(10秒間凝固後)における成形物の
塩含量は固形分当り40%であった。
〔実施例3〕 実施例1と同様にして調製した微細化コラーゲン繊維を
、可溶化コラーゲンを含むことなく、中床固体濃度0.
6%、PH3,6に調製し、さらに0.02%のアルギ
ン酸プロピレングライコールエステルを含む糊状組成物
とした。
この糊状組成物を十分脱気した後、これに、電極間隔を
5co+とじたステンレス平行板電極を挿入し、20℃
で50Vの直流電圧をかけ85秒間通電し、陰極に生成
したコラーゲン湿潤層を連続的に引上げてシート状成形
物を得た。この成形物の含水率は98%で軟弱であった
この成形物をゲルタールアルデヒドの5001)l)[
+1溶液に1分間浸漬した後、−10℃で18時間凍結
させた。解凍後の成形物は含水率が80%で強靭であり
、60分吸水後の重量は1.1倍となり、容易に乾燥で
き、乾燥後は20μのシート状成形物になった。
〔実施例4〕 実施例1と同様にして調製した微細化コラーゲン繊維1
kgに対し、PH11の苛性ソーダ溶液41、ポリアク
リル酸ソーダ57g及びポリビニルメチルエーテル・無
水マレイン酸共重合物15(]を含む水溶液2.5!を
加え、ホモジナイザーを用いて十分に分散させて、糊状
組成物を得る。
この糊状組成物を、20%硫酸アルミニウム溶液中に間
隙0.5mmのスリットを通して押出し、10分間凝固
させた後、流水で5分間水洗し、テープ状成形物を得た
この成形物の含水率は95%であった。
これにソーセージ添加用燻液を1分間スプレーした後、
−30°Cで20時間凍結させた。解凍後の成形物の含
水率は80%であり、60分吸水後の重量は1.1倍と
なり、凍結前の成形物に比して115の時間で乾燥でき
、薄くて強靭なテープ状成形物が得られた。
〔実施例5〕 実施例1と同様にして調製した糊状組成物を、PH4,
5でカリ明パン1.5%、ソーセージ添加用燻液30%
、食塩20%を含む凝固液中に、間隙0.7mm、直径
25n+mの内外逆回転する環状ノズルを通して押出成
形する。
8分間凝固させた後、流水中で5分間水洗する。
このようにして得られたチューブ状成形物の含水率は9
5%であり、耐圧強度は水柱圧500mm /CI2で
あった。
この成形物を一10℃で20時間凍結させた。解凍後の
チューブ状成形物の含水率は85%であり、60分吸水
後の重量は1.2倍となり、耐圧強度は水柱圧1,20
01111 /cm2であった。また、乾燥時間は凍結
前のものに比して1/8であった。得られたチューブ状
乾燥成形物(膜厚25μ)にソーセージ肉を詰め、75
℃で30分乾燥した後、スモーキングハウス内で60℃
、45分間スモークした。このソーセージは、スモーク
色の付きが良好であると共に、多量の油でフライしても
過度の収縮は起らなかった。
〔実施例6〕 実施例3のようにして電気化学的手段にて得られたシー
ト状成形物をゲルタールアルデヒドの溶液に浸漬させる
ことなり35℃の渇水中に5分間浸漬することにより、
含水率が90%となった。同時に内部構造の形成によっ
てその成形物の抗張力は30%上昇し、乾燥時間は半分
となった。
〔実施例7〕 実施例5のようにして得られた水洗後のチューブ状成形
物を35℃の温水中に3分間浸漬することにより、含水
率は90%、耐圧強度は水柱圧700mm /cm2と
なった。乾燥時間は、水洗しただけのものに比して半分
になった。
特許出願人 新田ゼラチン株式会社 代 理 人 弁理士 内1)敏彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高分子物質からなる糊状組成物からの成形物をその
    成形温度より高温または低温において成形物中の溶媒を
    脱離させることを特徴とする脱溶媒による高分子成形物
    の製造法。 2、上記糊状組成物からの成形物は湿式または電気化学
    的手段によってその成形が行われることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の脱溶媒による高分子成形物
    の製造法。 3、上記糊状組成物がコラーゲン物質またはコラーゲン
    物質とその他の高分子物質とからなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1または第2項に記載の脱溶媒による
    高分子成形物の製造法。 4、 上記糊状組成物がコラーゲン含有結合組織を機械
    的、化学的および物理化学的方法によって微細化したコ
    ラーゲン繊維および/または可溶化コラーゲンからなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の脱溶媒
    による高分子成形物の製造法。 5、 コラーゲン物質の他に天然および合成m維質、そ
    の他のタンパク質・海藻抽出物・ガム質などの多糖類合
    成高分子物質の1種または2種からなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項に記載の脱溶媒による高分子成
    形物の製造法。 6、高分子物質からなる糊状組成物からの成形物を成形
    時または成形後において架橋剤処理した後、凍結および
    解凍することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    5項に記載の脱溶媒による高分子成形物の製造法。
JP18243883A 1983-09-29 1983-09-29 脱溶媒による高分子成形物の製造法 Pending JPS6075228A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3136682A (en) * 1961-09-25 1964-06-09 United Shoe Machinery Corp Manufacture of leather-like open fibrous materials
US3823212A (en) * 1968-11-27 1974-07-09 Freudenberg C Fa Process for the production of collagen fiber fabrics in the form of felt-like membranes or sponge-like layers
JPS6227773A (ja) * 1985-07-29 1987-02-05 Fuji Xerox Co Ltd 一成分現像装置

Patent Citations (3)

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