JPS607513Y2 - 電子機器の照明装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のダツシュボード等に組込まれて使用
されるラジオ受信機等の電子機器の照明装置に関し、少
ない発光源で広範囲に亘って照明を行ない得るようにし
たものである。

以下、本考案を図面に示す具体的な実施例を参照して説
明する。

第１図は、本考案が適用されるラジオ受信機１は、第１
図に示すように自動車のダツシュボード２に組込まれて
使用されるものである。

そして、上記ダツシュボード２には、ラジオ受信機１の
チューニングメータ等の表示装置３が臨まされる開口４
と、上記ラジオ受信機１のボリーム及びトーンコントロ
ール用の操作軸５及びバンド切換え用の操作軸６がそれ
ぞれ挿通される貫通孔７，８が上記開口４の両側に設け
られている。

ダツシュボード２が上述のように形威されているため、
ここに組込まれるラジオ受信機１は、前面側に表示装置
３を設けた部分を機器本体９から、前方へ膨出する膨出
部１０として形威し、この膨出部１０の両側、すなわち
機器本体９の前方側コーナ部分をＬ字状の凹部１１，１
２として形威し、これら凹部１１，１２の上記膨出部１
０の表示装置３が設けられる前面側と略平行な端面１１
ａ、１２ａに上記各操作軸５，６を突設し、上記膨出部
１０を開口４に嵌合するとともに上記各操作軸５，６を
上記各貫通孔７，８に挿通して上記ダツシュボード２に
取付けられるように構成されている。

上述のように形成されたダツシュボード２に取付けられ
るように構成されたラジオ受信機１の機器本体９内には
、膨出部１０の前面側に設けた表示装置３を照射するラ
ンプ等の発光源が図示しないが設けられている。

そして、上記機器本体９の前方側コーナ部に設けた各凹
部１１，１２の側面である膨出部１０の各側面１３．１
４には、上記発光源からの光を機器本体９の外方へ導く
窓１５が設けられている。

上記発光源からの光は、例えばアクリル樹脂等によって
形成された導光管によって上記窓１５に導かれるように
されている。

また、上述のようにダツシュボード２に取付けられるラ
ジオ受信機１の前面側には、前面パネル１６が取付けら
れる。

この前面パネル１６はアクリル樹脂等の導光性を有する
材料で形成され、上記ダツシュボード２に取付けられる
ラジオ受信機１の膨出部１０に設けた表示装置１３が臨
まされる嵌合部１７が設けられるとともに操作軸５，６
がそれぞれ挿通される挿通孔１８，１９が設けられ、上
記嵌合部１７を上記膨出部１０に嵌合し、上記挿通孔１
８，１９に上記操作軸５，６を挿通してダツシュボード
２に取付けられる。

この前面パネル１６の操作軸５，６が挿通される挿通孔
１８．１９の外周面には、上記各操作軸５，６の回動操
作によって切換え操作される受信バンドの表示部２０、
ボリュームの表示目盛部２１等の表示が印刷又は抜き印
刷等の方法によって設けられている。

また、上記嵌合部１７の両側には、この前面パネル１６
をダツシュボード２に取付けたときに、ラジオ受信機１
の膨出部１０の各側面１３゜１４とダツシュボード２の
開口４の両側４ａ、４ｂとによって形成される間隙に挿
入されて第２図に示すように上記膨出部１０の各側面１
３．１４に設けた窓１５と対向する舌状の導光部２２，
２３が一体に設けられている。

そして、ダツシュボード２にラジオ受信機１を取付け、
同じく前面パネル１６を取付け、さらに各操作軸５，６
にそれぞれ操作つまみ２４．２５を嵌合すると、上記ラ
ジオ受信機１はダツシュボード２と一体化されたように
第３図に示す如く取付けられる。

このようにラジオ受信機１を取付けた状態で、電源をＯ
Ｎとし発光源を点灯させると、この発光源からの光は導
光管１６を介して膨出部１０の両側に設けられた窓１５
へ導かれる。

そして、この窓１５へ導かれた光は上記窓１５と対向し
て位置する前面パネル１６の導光部２２．２３に照射さ
れ、導光部２２．２３を介して前面パネル１６の表示部
２０及び表示目盛部２１等の設けられた部分に導かれ、
上記表示２０及び表示目盛２１等を明る（浮き上がらせ
る。

上述のように、本考案によれば機器本体内に設けた発光
源によって、従来のものにあっては照明することができ
なかった上記機器本体の表示装置部分以外の部分をも広
範囲に亘って照明を行なうことがき、特に上記実施例の
如く操作軸等が臨まされ、発光源を設けるスペースを有
しない部分に設けられる各種操作の機能を表示する表示
部をも照明することができるので、上記操作軸の操作に
よる各種機能の選択等の操作性を高めることができる。

なお、上記実施例では、ラジオ受信機を挙げて説明した
が、これに限られるものではなく、アンプ、テープレコ
ーダ等の電子機器についても同様に適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す分解斜視図であり、第
２図は導光部の取付は位置を示す部分平面図であり、第
３図は本考案の取付は状態を示す正面図である。 １・・・・・・ラジオ受信機、３・・・・・・表示装置
、９・・・・・・機器本体、１０・・・・・・膨出部、
１５・・・・・・膨出部の側面に設けた窓、１６・・・
・・・前面パネル、２０・・・・・・表示部、２１・・
・・・・表示目盛部、２２．２３・・・・・・導光部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体前方へ膨出する膨出部の前面側に表示装置を設ける
   とともに上記膨出部内部に上記表示装置のための光源を
   設け、上記膨出部の左右各側面に上記光源からの光を導
   出する導光窓を設けるとともに上記膨出部の左右前方コ
   ーナ一部にＬ字状間部を設は該り字状凹部からボリウム
   並びにバンド切換等の操作軸を本体前方に延長させて戊
   るラジオ受信機等の電子機器本体と、上記電子機器本体
   の表示装置の臨む開口が設けられるとともに、上記電子
   機器本体の操作軸がそれぞれ挿通される貫通孔が上記開
   口の左右に設けられたダツシュボードと、アクリル樹脂
   等の導光性の材料で形威され、上記電子機器本体の表示
   装置の臨む開口および上記電子機器本体の操作軸の挿通
   される挿通孔が上記開口の左右に設けられ、上記挿通孔
   の周辺に所定の指標が設けられるとともに、上記挿通孔
   の近傍で後方に延長した舌状導光部が設けられた前面パ
   ネルとを備えて威り、上記ダツシュボードに上記電子機
   器本体を取付け、上記電子機器本体に上記前面パネルを
   その舌状導光部が上記電子機器本体の導光窓に接するご
   とく取付けて組立てられることを特徴とする電子機器の
   照明装置。