JPS6073523A - ポジ表示リフレッシュ蓄積型液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は液晶表示素子、特に高−速書き込みの大容量表
示が可能なドツトマトリックスセル構成のリフレッシュ
蓄積型液晶であって、白地に黒、またはカラー地に黒の
ポジ表示を行なう液晶表示素子に関する。

背景技術 受光型液晶表示素子は、黒地に白の表示よりも白地に黒
の表示の方が人間工学的に適当であることが提唱されて
おり、しかも特に外部照明なしに視覚し得ることが望ま
れている。

従来技術と問題点 リフレッシュ蓄積型液晶表示は、Ｘ−Ｙ単純マトリック
ス駆動による場合、液晶駆動特性の温度依存性を考慮し
ても、１つの画面に１０００本のライン走査が可能であ
シ、安価で大容量表示の有力な手段である。従来この方
式では、透明なホメオトロピック状態（第１図、Ｈ：ネ
マティック相）を背景とし、白濁したフォーカルコニッ
ク状態（第１図、Ｆ：コレステリック相）を表示部とす
るが、状態Ｈの光透過率を１００ｑ６とすると、状態Ｆ
の光透過率は少なくとも１０％程度であって、表示のコ
ントラスト比は原理的に多くとも１：１０程度である。

この程度のコントラスト比で、黒地に白のネガ型表示を
行なった場合には、表示素子の外側から効果的な照明を
行なわない限シは、視覚上の識別が困難である。照明と
して螢光灯、エレクトロミネッセンス、　ＬＥＤなどを
用いることは、液晶表示のメリットである薄型、軽量、
低消費電力の利点が失なわれる。

発明の目的 本発明の目的は、大容量表示が可能なリフレッシュ蓄積
型液晶表示を、従来のネガ型すなわち黒地に白の表示の
代わシに、ホゾ型すなわち白地またはカラー地に黒の表
示を行なう液晶素子を提供することである。

発明の構成 本発明の上記目的は、誘電率異方性が正を示す蓄積型液
晶を２枚の基板ではさむ液晶セルからなり、この一液晶
のネマティック−コレステリック相転移を利用した単純
Ｘ−Ｙマトリックスリフレッシ−蓄積型液晶表示素子に
おいて、入射側の基板に偏光板を設け、偏光方向がこの
偏光板とはずれている他の偏光板に液晶と反対の側に反
射板を付して、他の基板に設けたことを特徴とするリフ
レッシュ蓄積型液晶表示素子によって達成することがで
きる。

本明細書でいう、リフレッシュ蓄積型液晶表示素子とは
、誘電率異方性が正を示す蓄積型液晶を用い、ｘ−ｙ単
純マトリクス電極で、リフレッシュ駆動を行うことによ
り表示を行うものである。

すなわち第１図において、Ｈ（ホメオトロピック状態）
とＦ（フォーカルコニック状態）との両状態間の透過率
差を利用して表示を行うものである。

白濁状態であるＦは、透明状態であるＨから印加電圧を
ゼロにすることによって白濁させることができ、白濁後
は印加電圧ゼロでもその状態を維持し続ける。また透明
状態であるＨは、駆動電圧が印加されている場合約３０
秒間透明状態を維持できるので、この間にライン走査を
行ない書き込む。

そして透明状態を維持するため、３０秒以内に最低１回
りフレッシュのため駆動電圧よシ高い電圧（通常駆動電
圧の２倍程度）を印加する。こうすることによって透明
状態であるＨは透明を維持できる。

第２図は、本発明のリフレッシュ蓄積型液晶表示素子の
態様を略示する。誘電率異方性が正を示す蓄積型液晶１
を２枚のガラス基板２，３ではさみ、入射側に透過型偏
光フィルム４を接着し、反射側に半透過型偏光フィルム
５を偏光方向をずらせて接着し、これには外側に反射フ
ィルム６を付けである。第２図では、ガラス基板２，３
の外側に偏光フィルム４，５を接着したが、ガラス基板
の液晶側に接着することもできる。

少なくとも１枚の偏光板もしくは反射板または液晶を着
色するか、あるいは２枚の偏光板の偏光方向のずれを選
択することによって、背景を着色したポジ型表示を得る
ことができる。

本発明で使用する混合液晶としては、例えば次のものが
適当である。シアノシクロヘキサン系液晶、シアノビフ
ェニル系液晶、エステル系液晶。

アゾキシ系液晶、ジオキサン系液晶、コレステロール誘
導体コレステリック液晶、カイラルネマティック液晶な
どの混合物である。

２枚の偏光板の偏光方向のずれの角度は次のように選択
する。偏光角は、液晶の旋光能との関係を見ながら決め
なければならないので個々の液晶組成物によって検討が
必要であるが、一般に、２枚の偏光板を垂直から少しず
らした位置関係にするのが良い。ただし背景を着色しだ
い場合は、２枚の偏光板の角度を任意に回転させて所望
の色調を選択することができる。

実施例１ 第２図に略示するリフレッシュ蓄積型液晶表示セルとし
て、さきに例示した液晶１を２枚のガラス基板２，３で
はさんだものに、入射側の基板２に透過型偏光フィルム
４（日東電工製、ＮＰＦ−１２０５Ｈ）を接着し、反射
側の基板３に、反射フィルム６を外側に付した半透過型
偏光フィルム５（日東電工製、ＮＰＦ　−４００８ＨＰ
　）を、入射元側偏光方向に対して９０°の角度となる
ように接着した。これをリフレッシュ蓄積駆動した。す
なわち走査電極側と信号電極側とに同一波高値の電圧を
、、位相を合わせるか、または１８０°ずらせるかして
印加し、１８０°ずらせた点を非選択点でおる背景とし
、合わせた点を選択点でおる表示部とした。

走査電極側と信号電極側とに印加する同一波高値の電圧
の位相ｅｘｓｏ’ずらせたときは、２４Ｖの電圧が印加
されて、基板間の液晶ｌがホメオトロピック状態（第１
図、Ｈ：ネマティック相〕をとるので、入射−側＠個向
版２全通った偏光は、液晶ｌによって散乱反射されるこ
となく、反射側の基板３まで達し、この偏光板５は偏光
方向が９（１′ずれているので、偏光を通さず喧〈見え
る。これに対して上記同一波高値の電圧の位相７合わせ
たときは、電圧がゼロとなるので、基板間の液晶ｌがフ
ォーカルコニック状ｆｉ　（ｈ’　１図、Ｆ：コレステ
リック相）をとυ、入射側の偏光板４を辿った偏光は液
晶ｌによって散乱反射され、入射側の偏光板２全通して
明るく見える。なおこのときのコントラストは従来の黒
地に白のネガ型と同じくｌ：１５以上でちった。

実施例２ ２つの偏光板２，３の偏光方向のずれヲ６０′としたこ
との他は、実施例１と同様にして実施した。

これによって背景を淡い緑色にし、表示部を黒にするこ
とができ、コントラストは１：１０であった。

実施例３ 入射側の偏光板を青に着色したことの他は、実施例１と
同様にして火施した。これによって背景を青色にし、表
示部を黒にすることができ、コントラストは１：ｌＯで
あった。

実施例４ 反射板を赤に着色したことの他は、実施例１と同様にし
て実施した。赤色の背景に黒の表示部を、コントラスト
１：１０で達成することができた。

実施例５ 液晶を蕉色に着色したことの他は実施例と同様にして実
施し、黄色の背景に黒の表示部を、コントラスト比１：
１０で達成することができた。

発明の効果 本発明によって、リフレッシ−蓄積型液晶による大容量
液晶表示を視覚上好ましいボッ表示で行なうことができ
る。これは従来のケ゛ストーホストカラー液晶表示と同
様な効果を、大容量マトリックス駆動によって達成する
ものでちる。

【図面の簡単な説明】

第１図はリフレッシュ蓄積型版晶の印加電圧と光透過率
との関係を示すグラフであり、第２図は本発明のポジ表
示リフレッシュ蓄積型液晶表示素子の模堺的斯面図でち
る。 Ｆ・・・フォーカルコニック状態、Ｇ・・・グランジ−
アン状態、Ｈ・・・ホメオトロピック状態、１・・・液
晶、２．３・・・基板、４，５・・・偏光板、６・・・
反射板。 第１図 印加電圧（Ｖ） 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、誘電率異方性が正を示す蓄積型液晶を２枚の基板で
   はさむ液晶セルからなシ、この液晶のネマティック−コ
   レステリック相転移を利用した単純Ｘ−Ｙマトリックス
   リフレッシュ蓄積型液晶表示素子において、入射側の基
   板に偏光板を設け、偏光方向がこの偏光板とはずれてい
   る他の偏光板に液晶とは反対の側に反射板を付して、他
   の基板に設けたことを％徴とするリフレッシュ蓄積型液
   晶表示素子。 ２、少なくとも１枚の偏光板を着色偏光板とした、特許
   請求の範囲第１項記載の液晶表示素子。 ３、反射板を着色反射板とした、特許請求の範囲第１項
   記載の液晶表示素子。 ４、液晶を着色させた、特許請求の範囲第１項記載の液
   晶表示素子。