JPS607328B2 - Ag−SnO系合金を使つた複合電気接点 - Google Patents
Ag−SnO系合金を使つた複合電気接点Info
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- JPS607328B2 JPS607328B2 JP52112734A JP11273477A JPS607328B2 JP S607328 B2 JPS607328 B2 JP S607328B2 JP 52112734 A JP52112734 A JP 52112734A JP 11273477 A JP11273477 A JP 11273477A JP S607328 B2 JPS607328 B2 JP S607328B2
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C26/00—Coating not provided for in groups C23C2/00 - C23C24/00
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/021—Composite material
- H01H1/023—Composite material having a noble metal as the basic material
- H01H1/0237—Composite material having a noble metal as the basic material and containing oxides
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、銅などの非貴金属材をベース部分とし、コ
ンタクト部分が内部酸化法で得られたAg−Sn○系合
金よりなる複合クラッド電気接点に関すものである。
ンタクト部分が内部酸化法で得られたAg−Sn○系合
金よりなる複合クラッド電気接点に関すものである。
更に詳細には、この発明による上述した如き新規なる複
合電気接点は「ベース部分とコンタクト部分が両者間に
介在するAg−Cu共晶合金等の中間合金層と〜コンタ
クト部分の母金属中に深く浸透したベース部分金属の拡
散層によって溶着したことを特徴とし「更に前記の中間
合金層と拡散層とが例えば袷間圧着等によって互いに圧
着された前記のベース部分とコンタクト部分を比較的に
短時間内でAg−Cuの共晶温度「 即ち779ooの
近傍で熱処理することによって得られたことを特徴とす
るものである。
合電気接点は「ベース部分とコンタクト部分が両者間に
介在するAg−Cu共晶合金等の中間合金層と〜コンタ
クト部分の母金属中に深く浸透したベース部分金属の拡
散層によって溶着したことを特徴とし「更に前記の中間
合金層と拡散層とが例えば袷間圧着等によって互いに圧
着された前記のベース部分とコンタクト部分を比較的に
短時間内でAg−Cuの共晶温度「 即ち779ooの
近傍で熱処理することによって得られたことを特徴とす
るものである。
液相燐績にに近いか)る熱処理を前記したベース部分と
コンタクト部分よりなる複合接点に施すことにより、該
両部分が密に接合されるが、しかもなおAg一Sn○か
らなるコンタクト部分内の全体に亘つての金属酸化物の
均一な分散が損われない卓越した効果がある。更にまた
、か)る熱処理はベース部分とコンタクト部分を圧着し
て複合する時と同時に或はその後に行ってもよいが「冷
間或は熱間圧着によって複合接点中にともすれば生じる
物理的なひずみを除去する効果をも有する。例えばリベ
ット形の銅べ山ス部分をAd−Cd○合金等の銀−酸化
金属合金の薄板で袷間圧着によって被覆してクラツド電
気接点を得ることは広く知られるところである。
コンタクト部分よりなる複合接点に施すことにより、該
両部分が密に接合されるが、しかもなおAg一Sn○か
らなるコンタクト部分内の全体に亘つての金属酸化物の
均一な分散が損われない卓越した効果がある。更にまた
、か)る熱処理はベース部分とコンタクト部分を圧着し
て複合する時と同時に或はその後に行ってもよいが「冷
間或は熱間圧着によって複合接点中にともすれば生じる
物理的なひずみを除去する効果をも有する。例えばリベ
ット形の銅べ山ス部分をAd−Cd○合金等の銀−酸化
金属合金の薄板で袷間圧着によって被覆してクラツド電
気接点を得ることは広く知られるところである。
このような方法によって得られる複合電気接点の利点の
第1はその物理的と電気的な特性「特に耐溶着性が銀ベ
ースのコンタクト部分中の金属酸化物によって向上され
る点であり、第2の利点は接点に使用される高価な銀の
量を減じて相対的に銅の量を増やすことである。上述し
た第1の利点は確かなところであるがト第2の利点につ
いては疑問の余地がある。
第1はその物理的と電気的な特性「特に耐溶着性が銀ベ
ースのコンタクト部分中の金属酸化物によって向上され
る点であり、第2の利点は接点に使用される高価な銀の
量を減じて相対的に銅の量を増やすことである。上述し
た第1の利点は確かなところであるがト第2の利点につ
いては疑問の余地がある。
即ち〜例えばAg−Cd○のコンタクト部分と銅のベー
ス部分とを冷間圧着して得られた通常の複合電気接点の
場合トコンタクト部分の消耗がそれ程にす)まないうち
に(例えばその厚みの半分で)コンタクト部分がベース
部分から屡々剥離してしまう。これは、両部分の接着が
冷間圧着等によって生じる両者間の物理的な金属の流れ
にのみ依っているためであり、このような接着は更に両
部分の接着面にあって冷間圧着時の圧力によって粉体化
された金属酸化物、即ち「酸化カドミウムによって劣弱
化されて、接点の消耗に伴う接点条件の変化に対応しえ
なくなる。Ag−Cd○のコンタクト部分の厚みと銅の
ベース部分の厚み或は量が同じであるとすると「全部が
Ag−Cd○合金でつくられた接点の寿命に比べて前述
した複合接点の寿命は僅かに1/4と言うことになる。
Ag−Cd○或はAgの量を半分に減らすことが出来て
もその寿命が大幅に減じることを考え、且つか)る複合
接点の製造には複合でない普通の単一接点の製造に比べ
て種々の付加的なコストが必要であることを考えると、
果してか)る複合接点が本当に経済的であるかどうかが
前述した如くに疑問となるのである。このよな不利を無
くするために「本願の発明者はAg−Cd○合金からな
るコンタクト部分を銅のベース部分に融着することを試
みてみた。これは「今迄の文献に全くみられなかった試
みであり「本発明者にも成功しえなかった。例えばAg
−Cd○をコンタクト部分とする複合電気接点の場合も
コンタクト部分と銅のベース部分を敵着することは不可
能であることが分った。これは「Ag母金属中に分散す
る酸化カドミウムが母金属の融点よりも低い温度で分解
或は昇華してしまい「酸化カドミウムがコンタクト部分
とべ−ス部分の境界面で偏折層をつくって〜 この種の
接点に期待される特性を駄目にしてしまうためである。
本願の発明者は例えばアメリカ合衆国特許第39334
85号等に記載される種類のAg−Sn0系接点材を先
に開発した。この接点材は、内部酸化法によって母金属
中に析出された金属酸化物を有し「すず約5〜1の重量
%,インジウム約1〜6重量残部銀からなる合金である
。この合金は〜0.5重量%以下の徴量の鉄族或はアル
カリ士族金族属を含んでもよい。
ス部分とを冷間圧着して得られた通常の複合電気接点の
場合トコンタクト部分の消耗がそれ程にす)まないうち
に(例えばその厚みの半分で)コンタクト部分がベース
部分から屡々剥離してしまう。これは、両部分の接着が
冷間圧着等によって生じる両者間の物理的な金属の流れ
にのみ依っているためであり、このような接着は更に両
部分の接着面にあって冷間圧着時の圧力によって粉体化
された金属酸化物、即ち「酸化カドミウムによって劣弱
化されて、接点の消耗に伴う接点条件の変化に対応しえ
なくなる。Ag−Cd○のコンタクト部分の厚みと銅の
ベース部分の厚み或は量が同じであるとすると「全部が
Ag−Cd○合金でつくられた接点の寿命に比べて前述
した複合接点の寿命は僅かに1/4と言うことになる。
Ag−Cd○或はAgの量を半分に減らすことが出来て
もその寿命が大幅に減じることを考え、且つか)る複合
接点の製造には複合でない普通の単一接点の製造に比べ
て種々の付加的なコストが必要であることを考えると、
果してか)る複合接点が本当に経済的であるかどうかが
前述した如くに疑問となるのである。このよな不利を無
くするために「本願の発明者はAg−Cd○合金からな
るコンタクト部分を銅のベース部分に融着することを試
みてみた。これは「今迄の文献に全くみられなかった試
みであり「本発明者にも成功しえなかった。例えばAg
−Cd○をコンタクト部分とする複合電気接点の場合も
コンタクト部分と銅のベース部分を敵着することは不可
能であることが分った。これは「Ag母金属中に分散す
る酸化カドミウムが母金属の融点よりも低い温度で分解
或は昇華してしまい「酸化カドミウムがコンタクト部分
とべ−ス部分の境界面で偏折層をつくって〜 この種の
接点に期待される特性を駄目にしてしまうためである。
本願の発明者は例えばアメリカ合衆国特許第39334
85号等に記載される種類のAg−Sn0系接点材を先
に開発した。この接点材は、内部酸化法によって母金属
中に析出された金属酸化物を有し「すず約5〜1の重量
%,インジウム約1〜6重量残部銀からなる合金である
。この合金は〜0.5重量%以下の徴量の鉄族或はアル
カリ士族金族属を含んでもよい。
本願の発明者は「 また、特開昭51−110696号
に記述する如きAg−Sn○系電気接点用材料の開発に
も成功し「この電気後点用材料は、前述したAg−Sn
○系接点材と同様に内部酸化法によって母金属中に析出
した金属酸化物を有し、すず1.5〜6重量%? イン
ジウム0.5〜3重量%, 0.5重量%以下の徴量の
鉄族元素t及び残部銀からなるものである。
に記述する如きAg−Sn○系電気接点用材料の開発に
も成功し「この電気後点用材料は、前述したAg−Sn
○系接点材と同様に内部酸化法によって母金属中に析出
した金属酸化物を有し、すず1.5〜6重量%? イン
ジウム0.5〜3重量%, 0.5重量%以下の徴量の
鉄族元素t及び残部銀からなるものである。
上述した本願の発明者によるAg−Sn○電気接点材料
をコンタクト部分とし、銅をベース部分として「両部分
が圧着され且つ更に溶融或は拡散接着されている新規な
複合電気接点の材料として、前記のAg−Sn○村が用
いられうろことを見し、出した。
をコンタクト部分とし、銅をベース部分として「両部分
が圧着され且つ更に溶融或は拡散接着されている新規な
複合電気接点の材料として、前記のAg−Sn○村が用
いられうろことを見し、出した。
これは以下の如き本願発明者の新たな智見に依るもので
ある。即ち「前述のAg−Sn○合金中のすず酸化物は
酸素雰囲気中で約200000迄安定であり銀の沸点で
昇華すること…この金属酸化物は複合接点の製造時の圧
縮〜成形にも充分に耐えて徴粉体化しない硬度を有して
おり、コンタクト部分とべ−ス部分の境界面で銅のべ−
ス部分中にすず酸化物が食い込んで両部分を結ぐ蝶の役
を果して、圧着時には両部分が互いに横滑りする(冷間
圧着時にか)る横滑りがあると両部分の対向する破断面
の活性が害なわれる)のを防ぎまた圧時後には両部分の
物理的な接着力を増加させること、コンタクト部分をな
すAg−Sn○合金母金属への銅(ベース部分)の拡散
を促す銀−銅共晶温度の近傍で、両部分が圧着された接
点を熱処理しても母金属内のSn○の分散が損われずに
両部分が融着され、且つ圧着加工時に接点中に生じたひ
ずみが却ってとれる暁鈍的効果も期待出来ること;及び
得られた接点は接点層の量或は厚みに比例した寿命、即
ちコンタクト部分がほとんど全部消耗される迄両部分が
剥離することもコンタクト部分が欠損することもなく長
い寿命を持ちうろこと;等々の智見に依るものである。
前記した組成のAg−Sn○接点材中「特にニッケル、
コバルト等の鉄族或はアルカリ士族金属を含有するもの
がこの発明による複合接点のコンタクト部分として適当
であることも判明した。
ある。即ち「前述のAg−Sn○合金中のすず酸化物は
酸素雰囲気中で約200000迄安定であり銀の沸点で
昇華すること…この金属酸化物は複合接点の製造時の圧
縮〜成形にも充分に耐えて徴粉体化しない硬度を有して
おり、コンタクト部分とべ−ス部分の境界面で銅のべ−
ス部分中にすず酸化物が食い込んで両部分を結ぐ蝶の役
を果して、圧着時には両部分が互いに横滑りする(冷間
圧着時にか)る横滑りがあると両部分の対向する破断面
の活性が害なわれる)のを防ぎまた圧時後には両部分の
物理的な接着力を増加させること、コンタクト部分をな
すAg−Sn○合金母金属への銅(ベース部分)の拡散
を促す銀−銅共晶温度の近傍で、両部分が圧着された接
点を熱処理しても母金属内のSn○の分散が損われずに
両部分が融着され、且つ圧着加工時に接点中に生じたひ
ずみが却ってとれる暁鈍的効果も期待出来ること;及び
得られた接点は接点層の量或は厚みに比例した寿命、即
ちコンタクト部分がほとんど全部消耗される迄両部分が
剥離することもコンタクト部分が欠損することもなく長
い寿命を持ちうろこと;等々の智見に依るものである。
前記した組成のAg−Sn○接点材中「特にニッケル、
コバルト等の鉄族或はアルカリ士族金属を含有するもの
がこの発明による複合接点のコンタクト部分として適当
であることも判明した。
即ち、か)る組成物を含有するものは、析出する金属酸
化物が球状化すので、材料全体としての伸率が更に改善
されて冷間加工性に富むものとなるためである。下記の
各合金を2肌径のワイヤ一にし、酸素ガス1気圧雰囲気
下で75000中で24時間酸化焔焼して内部酸化して
得られた各試料の伸率は以下の通りであった。
化物が球状化すので、材料全体としての伸率が更に改善
されて冷間加工性に富むものとなるためである。下記の
各合金を2肌径のワイヤ一にし、酸素ガス1気圧雰囲気
下で75000中で24時間酸化焔焼して内部酸化して
得られた各試料の伸率は以下の通りであった。
Su15%−lno.5%−Nio.1%−Ag伸率
11%Sn3%−lnl.3%−Nio.1%−Ag伸
率 8%Sn4.2%−lnl.8%−Nio.1%
−Ag伸率 4%従って、この発明の目的は内部酸化
法によって母金属中に分散して析出された金属酸化物を
有しすず1.5〜10重量%,インジウム0.5〜6重
量%,0.5重量%より少ない徴量の鉄族金属と残部銀
からなる合金のコンタクト部分と、該コンタクト部分が
圧着された銅或は銅合金のベース部分とからなる複合電
気接点で、庄着された前記の両部分は比較的に短時間で
銀−銅の共晶温度近傍或はそれよりも高い温度で熱処理
を受けてその間に銀−銅の中間合金層を有し且つコンタ
クト部分には前記の中間合金層に隣接して銅の拡散層を
有する複合電気接点を提供することである。
11%Sn3%−lnl.3%−Nio.1%−Ag伸
率 8%Sn4.2%−lnl.8%−Nio.1%
−Ag伸率 4%従って、この発明の目的は内部酸化
法によって母金属中に分散して析出された金属酸化物を
有しすず1.5〜10重量%,インジウム0.5〜6重
量%,0.5重量%より少ない徴量の鉄族金属と残部銀
からなる合金のコンタクト部分と、該コンタクト部分が
圧着された銅或は銅合金のベース部分とからなる複合電
気接点で、庄着された前記の両部分は比較的に短時間で
銀−銅の共晶温度近傍或はそれよりも高い温度で熱処理
を受けてその間に銀−銅の中間合金層を有し且つコンタ
クト部分には前記の中間合金層に隣接して銅の拡散層を
有する複合電気接点を提供することである。
実施例 1
リベット形状の本発明による複合電気接点(試料A)は
、コンタクト部分が径5側,厚み0,5柵でSn5%−
lnl.8%−Nio.3%−残部AgのAg一Sn○
合金のものであり、ベース部分が径5柵,厚さ1.批肋
の頭部と径2.5伽,長さ2.5肋の頭部と一体のシャ
ンク部を有する銅であり、両部分は冷間圧着されたもの
である。
、コンタクト部分が径5側,厚み0,5柵でSn5%−
lnl.8%−Nio.3%−残部AgのAg一Sn○
合金のものであり、ベース部分が径5柵,厚さ1.批肋
の頭部と径2.5伽,長さ2.5肋の頭部と一体のシャ
ンク部を有する銅であり、両部分は冷間圧着されたもの
である。
この試料Aを、大気中で1硯砂間800ooで熱した。
このように熱処理をした試料Aを切断してエッチング後
電子顕微鏡により2800倍で観察したところ、ベース
部分とコンタクト部分の境界面に厚さ約7仏の銀と銅の
中間合金層と、該中間合金層に隣接してコンタクト部分
中に深さ約51仏の銅の拡散層がみられた。コンタクト
部分の合金構造、特に均一な金属酸化の分散が何等損な
われていないことも観察された。対比のための試料Bは
、試料Aと同一の形状であるがコンタクト部分にはAg
−Cd013%を使い。
このように熱処理をした試料Aを切断してエッチング後
電子顕微鏡により2800倍で観察したところ、ベース
部分とコンタクト部分の境界面に厚さ約7仏の銀と銅の
中間合金層と、該中間合金層に隣接してコンタクト部分
中に深さ約51仏の銅の拡散層がみられた。コンタクト
部分の合金構造、特に均一な金属酸化の分散が何等損な
われていないことも観察された。対比のための試料Bは
、試料Aと同一の形状であるがコンタクト部分にはAg
−Cd013%を使い。
且つ袷間圧着した両部分を熱処理しなかった。試料Aと
Bを50000回スイッチングテストした(AC200
V,7虫,スイッチ時間0.6秒で周期3秒)。
Bを50000回スイッチングテストした(AC200
V,7虫,スイッチ時間0.6秒で周期3秒)。
試料Aの平均消耗量は20.66の9で、試料Bの平均
消耗量は29.52の9であった。試料Bのコンタクト
部分の相当の部分に欠けがあった。実施例 2 対比のための試料Cは、試料Aと同寸法であるが、コン
タクト部分とべ−ス部分とが一体でその全てをAg−C
d013%でつくった。
消耗量は29.52の9であった。試料Bのコンタクト
部分の相当の部分に欠けがあった。実施例 2 対比のための試料Cは、試料Aと同寸法であるが、コン
タクト部分とべ−ス部分とが一体でその全てをAg−C
d013%でつくった。
また、別の対比のための試料Dは「試料Aと同寸法であ
るが、試料Cと同様にコンタクト部分とべ‐ス部分とを
一体とし、その全てをSn5%−lnl.8%−Nio
.3%−残部銀のAg−Sn○合金でつくった。試料A
,C及びDを、AC200V,32A,頻度毎分60回
「接触力100夕,関雛力80夕で2000回性能テス
トした。
るが、試料Cと同様にコンタクト部分とべ‐ス部分とを
一体とし、その全てをSn5%−lnl.8%−Nio
.3%−残部銀のAg−Sn○合金でつくった。試料A
,C及びDを、AC200V,32A,頻度毎分60回
「接触力100夕,関雛力80夕で2000回性能テス
トした。
なお、試料A,C,及びDの硬度(HRF)は、コンタ
クト部分の面上から垂直に計った時、それぞれ80,1
07,110であった。溶着回数と平均総着力は以下の
通りであった。試料A I9回 117タ試料0
21回 138を 試料D 4回 228分 それぞれの試料の接触抵抗は以下の通りであった。
クト部分の面上から垂直に計った時、それぞれ80,1
07,110であった。溶着回数と平均総着力は以下の
通りであった。試料A I9回 117タ試料0
21回 138を 試料D 4回 228分 それぞれの試料の接触抵抗は以下の通りであった。
1000回で:
試料A 2.7mO試料
C 3.仇hQ試料D
3.2hQ1500
回で:試料A I.g
hQ試料C 3.8h
Q試料D 5,3mQ
2000回で:試料A
3.7mQ試料C
4.3hQ試料○
4.5mQ以上からみて、援触抵抗の低さと熱の消散性
の良さで、この発明による試料Aの優れていることがみ
とめられた。
C 3.仇hQ試料D
3.2hQ1500
回で:試料A I.g
hQ試料C 3.8h
Q試料D 5,3mQ
2000回で:試料A
3.7mQ試料C
4.3hQ試料○
4.5mQ以上からみて、援触抵抗の低さと熱の消散性
の良さで、この発明による試料Aの優れていることがみ
とめられた。
上記の実施例では、べ−ス部分が銅であるが、銅合金、
アルミニウム、ニッケル、それ等の合金もこの発明のベ
ース部分として銅と同様に用いうろことは勿論である。
アルミニウム、ニッケル、それ等の合金もこの発明のベ
ース部分として銅と同様に用いうろことは勿論である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内部酸化によつてAg母金中に分散して析出した金
属酸化物を有し、この金属酸化物が金属成分ですず1.
5〜10重量%,インジウム0.5〜6重量%,0.5
重量%以下の微量の鉄属金属とからなるAg−SnO系
合金のコンタクト部分と、該コンタクト部分に冷間圧着
された銅、ニツケル、アルミニウム或はそれらの合金の
ベース部分とからなる複合電気接点にして、該コンタク
ト部分とベース部分との間になんらの接着用金属の介在
なしに直接に冷間圧着された上記の両部分は銀とベース
部分の母金属の共晶温度よりも高い温度で短時間熱処理
を受けて両部分の間に銀とベース部分の母金属の中間合
金層を有し、かつコンタクト部分には該中間合金層に隣
接してベース部分の母金属の拡散層を有する上記の複合
電気接点。 2 前記ベース部分は銅であり、熱処理は779℃以上
で10秒間以下である特許請求の範囲第1項記載の複合
電気接点。 3 複合電気接点の製造方法にして、すず1.5〜10
重量%,インジウム0.5〜6重量%,0.5重量%以
下の微量の鉄属金属と残部銀よりなる内部酸化されたコ
ンタクト部分を銅、ニツケル、アルミニウム或はそれら
の合金のベース部分に両部分の間になんらの接着用金属
の介在なしに直接に冷間圧着し、かつこの冷間圧着され
たコンタクト部分とベース部分を銀とベース部分の母金
属の共晶温度よりも高い温度で短時間熱処理して両部分
の間に銀とベース部分の母金属の中間合金層をつくり、
かつコンタクト部分には該中間合金層に隣接してベース
部分の母金属の拡散層をつくることを特徴とする上記の
製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US80704677A | 1977-06-16 | 1977-06-16 | |
US807046 | 1977-06-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS547157A JPS547157A (en) | 1979-01-19 |
JPS607328B2 true JPS607328B2 (ja) | 1985-02-23 |
Family
ID=25195434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52112734A Expired JPS607328B2 (ja) | 1977-06-16 | 1977-09-21 | Ag−SnO系合金を使つた複合電気接点 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607328B2 (ja) |
AU (1) | AU511436B2 (ja) |
BR (1) | BR7801633A (ja) |
CA (1) | CA1087235A (ja) |
DE (1) | DE2747087C2 (ja) |
FR (1) | FR2394880A1 (ja) |
GB (1) | GB1604976A (ja) |
HK (1) | HK28082A (ja) |
MX (1) | MX145764A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5512773Y2 (ja) * | 1974-03-15 | 1980-03-21 | ||
JPS62268019A (ja) * | 1986-05-15 | 1987-11-20 | 株式会社 徳力本店 | 複合接点材料 |
JPS62268015A (ja) * | 1986-05-15 | 1987-11-20 | 株式会社 徳力本店 | 複合接点材料およびその製造方法 |
JPH0799655B2 (ja) * | 1987-01-07 | 1995-10-25 | 株式会社東富士製作所 | 複合電気接点 |
JPH0337593Y2 (ja) * | 1987-07-08 | 1991-08-08 | ||
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