JPS6072855A - S−カルボキシメチル−l−システイン精製法 - Google Patents
S−カルボキシメチル−l−システイン精製法Info
- Publication number
- JPS6072855A JPS6072855A JP18002883A JP18002883A JPS6072855A JP S6072855 A JPS6072855 A JP S6072855A JP 18002883 A JP18002883 A JP 18002883A JP 18002883 A JP18002883 A JP 18002883A JP S6072855 A JPS6072855 A JP S6072855A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cystine
- solution
- scmc
- cysteine
- carboxymethyl
- Prior art date
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶解度の低いL−シスチンを含むS−カルデ
キシーメチルーL−システィン(以下S CMCと略記
する。)の溶液にL−シスチンを種晶として添加し、も
しくは添加することなく該溶液から、L−シスチンをそ
の等電点もしくはその近辺の−において選択的に晶析さ
せ、析出したL−シスチンを該溶液から分離することに
よシ、高純時8CMCを製造する方法に関するものであ
る。
キシーメチルーL−システィン(以下S CMCと略記
する。)の溶液にL−シスチンを種晶として添加し、も
しくは添加することなく該溶液から、L−シスチンをそ
の等電点もしくはその近辺の−において選択的に晶析さ
せ、析出したL−シスチンを該溶液から分離することに
よシ、高純時8CMCを製造する方法に関するものであ
る。
SCMCは、現在去痰剤として広く用いられておシ、薬
学的に重要な薬である。すなわち、去痰作用によシ、呼
吸が改善され容易になるため、SCMCは気管支カタル
、肺結核等の咽頭及び気管部分における炎症を治療する
薬として用いられている。
学的に重要な薬である。すなわち、去痰作用によシ、呼
吸が改善され容易になるため、SCMCは気管支カタル
、肺結核等の咽頭及び気管部分における炎症を治療する
薬として用いられている。
しかして、SCMCは医薬品であるため高い純度が要求
される(医薬品規格L−システ/及び他のアミノ酸0,
20チ以下)。
される(医薬品規格L−システ/及び他のアミノ酸0,
20チ以下)。
ところでSCMCは、例えば、L−システィンとモノク
ロル酢酸とを縮合することによシ製造されているが、こ
のような縮合溶液中には、L−システィンが酸化され生
成するL−シスチンが、約1〜2重量%不純物として含
まれている。
ロル酢酸とを縮合することによシ製造されているが、こ
のような縮合溶液中には、L−システィンが酸化され生
成するL−シスチンが、約1〜2重量%不純物として含
まれている。
しかしてL−シスチン結晶は、SCMC結晶に混晶的に
取シ込まれてしまうもののため、SCMCの単なる晶析
によってL−シスチンを淘汰するのは困難である。
取シ込まれてしまうもののため、SCMCの単なる晶析
によってL−シスチンを淘汰するのは困難である。
そのため高純度80MCを得るためにはS CMC製造
段階において、L−シスチンの生成を抑えなくてはなら
ない。その方法として反応をN2雰囲気下、還元側等を
添加する方法(特公昭55−42987)が用いられて
いるが、設備、コスト面で割高となシ、工業的方法とし
て満足すべきものでない。
段階において、L−シスチンの生成を抑えなくてはなら
ない。その方法として反応をN2雰囲気下、還元側等を
添加する方法(特公昭55−42987)が用いられて
いるが、設備、コスト面で割高となシ、工業的方法とし
て満足すべきものでない。
ところが、本発明によれば、L−システンヲ含有するS
CMC溶液からL−シスチンを選択的に容易に淘汰す
ることができる。また、本発明において、接種晶析法を
採用する場合は、回収したL−シスチンを種晶として用
いることができる。要するに、本発明の方法は他の方法
に比べて簡便であシ、コストが安いという特徴がある。
CMC溶液からL−シスチンを選択的に容易に淘汰す
ることができる。また、本発明において、接種晶析法を
採用する場合は、回収したL−シスチンを種晶として用
いることができる。要するに、本発明の方法は他の方法
に比べて簡便であシ、コストが安いという特徴がある。
次に本発明の方法について更に詳しく述べる。
L−シスチン含有SCMC溶液は、例えば、L−シスチ
ン含有SMC結晶をNaOH,KoH#などのアルカリ
に溶解して調整する。因みに、SCMCの等電点けpH
=2.8である。もちろん、SCMCの合成反応液から
SCMCを一旦晶析分離することなく、この反応液から
L−シスチン以外の不純物を除去したSCMCの溶液も
、本発明のL−シスチン含有SCMC溶液に含まれるこ
とは言うまでもない。
ン含有SMC結晶をNaOH,KoH#などのアルカリ
に溶解して調整する。因みに、SCMCの等電点けpH
=2.8である。もちろん、SCMCの合成反応液から
SCMCを一旦晶析分離することなく、この反応液から
L−シスチン以外の不純物を除去したSCMCの溶液も
、本発明のL−シスチン含有SCMC溶液に含まれるこ
とは言うまでもない。
L−シスチン含有SCMC溶液のSCMC@度は、L−
システンの含有量にもよるが、10〜401//dlが
適尚である。このような、L−シスチン含有8CMC溶
液をL−シスチンに関して晶析操作に付する。
システンの含有量にもよるが、10〜401//dlが
適尚である。このような、L−シスチン含有8CMC溶
液をL−シスチンに関して晶析操作に付する。
すなわち、この溶液の−をL−シスチンの等電点または
その近辺に調整し、必要に応じて濃縮、冷却、有機溶媒
添加などの晶析手段を加える。
その近辺に調整し、必要に応じて濃縮、冷却、有機溶媒
添加などの晶析手段を加える。
因みに、L−シスチンの等電点け5.03であるが、−
=3〜8において、その溶解度は殆んど一定なので、L
−シスチン含有SCMC溶液の−を、L−シスチンの等
電点またはその近辺に調整するということはpH−5〜
8に調整することである。
=3〜8において、その溶解度は殆んど一定なので、L
−シスチン含有SCMC溶液の−を、L−シスチンの等
電点またはその近辺に調整するということはpH−5〜
8に調整することである。
L−シスチンの含有量によっては、この−調整だけでL
−シスチンの析出が、含有量が少なくて一調整だけでは
、L−シスチンが析出しない場合、又はPHM整でL−
シスチンが析出しても、L−シスチンを更に淘汰したい
場合は、濃縮などの他の晶析手段を採用する。因みに他
の晶析手段としての冷却は、L−シスチンの溶解度の温
度変化が小さいので、あまシ有効な手段とはいえない。
−シスチンの析出が、含有量が少なくて一調整だけでは
、L−シスチンが析出しない場合、又はPHM整でL−
シスチンが析出しても、L−シスチンを更に淘汰したい
場合は、濃縮などの他の晶析手段を採用する。因みに他
の晶析手段としての冷却は、L−シスチンの溶解度の温
度変化が小さいので、あまシ有効な手段とはいえない。
晶析温度は5〜60℃が良い。S CMCの分解を考慮
すると温度が低い方が好ましい。
すると温度が低い方が好ましい。
なお、L−シスチンの晶析にあたり、その種晶を加える
方が、L−シスチンの過飽和の解消が促進されるのでよ
い。
方が、L−シスチンの過飽和の解消が促進されるのでよ
い。
本発明を、種晶を添加して実施する一例を示すと次の通
りである。すなわち、L−シスチン含有SCMC結晶を
NaOH溶液に溶解し、SCMC濃度を10〜4o9/
d7!としまたーを5〜8に調整する。つぎに種晶とし
てL−シスチンを添加し、5〜60℃において攪拌する
。
りである。すなわち、L−シスチン含有SCMC結晶を
NaOH溶液に溶解し、SCMC濃度を10〜4o9/
d7!としまたーを5〜8に調整する。つぎに種晶とし
てL−シスチンを添加し、5〜60℃において攪拌する
。
晶出したし一シスチンは戸別、遠心分離等適宜な方法に
よfi SCMC溶液より分離する。
よfi SCMC溶液より分離する。
このようにL−シスチンを除去したSCMC溶液は、例
えは、その−を酸性にすることにより、高純度S CM
Cを晶析し、分離すれば結晶として取得できる。
えは、その−を酸性にすることにより、高純度S CM
Cを晶析し、分離すれば結晶として取得できる。
実施例
S CMC結晶(L−シスチンを2重量%含む)40g
をNaOH溶液に溶解し、S CMC濃度が20117
dl。
をNaOH溶液に溶解し、S CMC濃度が20117
dl。
pH=6.5の溶液を調製した。種晶としてL−シスチ
ンを0.29添加し、50℃、4日間攪拌した。
ンを0.29添加し、50℃、4日間攪拌した。
(5)
L−シスチンを戸別し、p液にHClを加えて一;2,
8とし、高純度SCMC結晶を38g取得した。
8とし、高純度SCMC結晶を38g取得した。
SCMC結晶の純度99.5%以上、L−シスチン及び
他のアミノ酸0.20%以下であった。
他のアミノ酸0.20%以下であった。
特許出願人 味の素株式会社
(6)
Claims (1)
- L−シスチン含有S−カルがキシメチル−L−システイ
ン溶液にL−シスチンを種晶として添加し、もしくは添
加することなく該溶液からL−シスチンをその等電点も
しくはその近辺の…領域において選択的に析出させ、こ
れを該溶液より分離することを特徴トスるS−カルボキ
シメチル−L−システィンの精製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18002883A JPS6072855A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | S−カルボキシメチル−l−システイン精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18002883A JPS6072855A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | S−カルボキシメチル−l−システイン精製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6072855A true JPS6072855A (ja) | 1985-04-24 |
Family
ID=16076204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18002883A Pending JPS6072855A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | S−カルボキシメチル−l−システイン精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6072855A (ja) |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP18002883A patent/JPS6072855A/ja active Pending
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