JPS607268B2 - コロナ帯電方法 - Google Patents

コロナ帯電方法

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JPS607268B2
JPS607268B2 JP2959179A JP2959179A JPS607268B2 JP S607268 B2 JPS607268 B2 JP S607268B2 JP 2959179 A JP2959179 A JP 2959179A JP 2959179 A JP2959179 A JP 2959179A JP S607268 B2 JPS607268 B2 JP S607268B2
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JP
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corona
counter electrode
bias
charging
potential
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JP2959179A
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康一 木下
崇明 小沼
一清 山田
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Canon Inc
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Canon Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の意図する所は、単純な構造を持ったACコロナ
放電器に直流バイアスを印加する事に依り容易こ任意の
充帯電電位に制御し得る安定した且つ効率の高いコロナ
帯電方法を提供する事にある。
従来、コロナ帯電器を安定して作動せしめる為に幾つか
の基本的技術が提案されているが、その1つは米国特許
第2777957号に見られるコロナワイヤ一と被充帯
電体の間のグリッドに設けてこれに直流バイアス電圧を
印加して充帯電電位を制御しようとする考え方であり、
他の1つは、コロナワイヤ一に交流高圧を印加し、コン
トロール電極に直流バイアスを印加して充帯電電位を制
御しようとする米国特許第2879395号の考え方で
ある。
又他の1つは特公昭49−378位L実開昭50−30
726の如く、交流コロナの交流成分をコンデンサーと
ダイオード、或は抵抗とダイオードの組合せ回路の付加
に依り歪ませる事に依り目的を蓬せんとする方法がある
。一方除電に用いられるコロナ放電器に関しても、幾つ
かの安定化方法が知られている。
公知の通り除電器には、いわゆる容量結合法と呼ばれる
方法があり、容量を介して交流電圧をコロナワイヤ一に
印加する手法が古くから採用されている。しかしながら
、例えば容量結合法を使用したとしてもコロナ放電電流
は十極性成分と一極性成分が等しくならず、このため特
関昭50−10730特開昭51−46126に見られ
る如く、抵抗を結合容量と並列に設置して除電能力を高
めんとする手法が採用される。本発明は、前記の様な方
法に依る事なく、極めて単純な構造で、高い安定性と印
加バイアス電圧に対する忠実性とを兼ね備えた帯電方法
を提供する。
第1図は本発明の実施態様の典型的な1例を模型的断面
図に依って示すものである。
図中■はコロナワイヤ一を、■は対電極を、■はコンデ
ンサーを■は交流電源を、■はプラスの直流電源を、■
はマイナスの直流電源を、■はアースを、■は切換スイ
ッチを、■は被充帯電体を、■は裏打ち電極をそれぞれ
示している。この放電器は基本的にコロナワイヤ一と側
方に位置する対電極とから構成されている。コロナワイ
ヤ−■にはコンデンサー■を介して高圧の交流電源■が
接続されている。対電極■にはスイッチ■を介してプラ
ス又はマイナスの直流電圧又は大地電位が印加される。
被充帯電体■と放電器は相対的に移動し、被充帯電体■
表面は放電器に依り走査される。第2図は、放電器の1
例の寸法関係を示す図である。
第2図の如き寸法の場合、放電紬線が60仏?のタング
ステン線の時にはAC電源は5.7KV程度が通常使用
される。5.7KVを放電紬線に印加すると、25rの
厚さのマィラーフィルムに導電裏打ちをしたものを被充
帯電体とし、コロナ放電器の走査速度を毎秒13仇吻と
し結合コンデンサーの容量を0.03マイクロフアラツ
ドとして計測された印力ロバイアス電圧と表面電位の関
係は第3図に示した通りである。
第3図に見る通り、約プラス700Vからマイナス70
0V迄の範囲は印加バイアスと同じ電位に充帯電される
。700V以上になると多少印加電圧値より低くなり、
1000Vでは960V程度の表面電位を示す様になる
この原因は充帯電電位があまり高くなると低電位電界の
場合に比し、電界の歪が大きくなる為と理解されており
、もし更に高い電位迄直線性を保障しようとする場合は
、総ての距離関係を大きくしてそれに比例して電圧も高
める必要がある。次にコロナ放電器の走査速度を毎秒1
肌から毎秒15仇松迄変えて充帯電させた結果は毎秒1
3仇舷の場合と全く同等であった。15瓜肋を超えると
特に高電位側で充帯電の不足が発生し、毎秒20Q肋で
は1000Vのバイアス電圧で930Vの充帯電電位が
観測された。
この現象は、コロナ放電器の容量が不足し始めた為であ
り、交流電源電圧を6.巡Vとする事に依り毎秒20仇
舷でも全く同等になった。次に被充帯電体を50山のマ
ィラーに変更して行われた計測の結果は、25ムマイラ
ーの場合と全く同等であった。次に放電器の取り付けを
変え、被充帯電面からの距離を1肌大きくしても、1側
小さくしても結果は不変である事が確認された。
更に湿度との関係が調べられ、相対湿度10%から90
%の範囲で安定している事が確認された。
又、溶剤蒸気なども全く影響しない事が確認された。次
に、Zn0、Se、CdS等の実用感光体の複写機に装
着して実用性を調べた結果極めて安定して作動し、次の
各点で有利さが発揮される事が知られた。
第1にその高い安定性のゆえに充帯電電位が完全に安定
し、特性の異なる感光体でも殆ど同一の結果を出す点で
特徴的であった。例えば、Zn○感光体などの場合、従
来はいわゆる飽和充帯電を行う事で充帯電電位の安定化
を行っていたものであるから、感光体の特性が変れば充
帯電電位も変ってしまい出てくる結果も変ってくる。し
かし、本発明の帯電方法では充帯電電位はバイアス電圧
に依って決定されるので、余程大中な特性の差異がない
限り、充帯電電位は一定する。この事は、Se系に於て
も同様であり、CdS系の高絶縁層を持った感光体につ
いても全く同様に効果を発揮する。何れの場合に於ても
、湿度、その他の雰囲気変動に対して極めて安定してい
た。第2に機械調節が極めて容易になった。
従来のコロナ放電器では、コロナ放電器の高さの調節が
非常に重要であり、最も神経を使う所の1つであった。
しかし本発明の方法では多少コロナ放電器が上下しても
、たとえ斜めに傾いていたとしても結果は一定でありコ
ピー濃度に煩斜が起る様な事はない。第3に潜像強度を
バイアス電圧を変える事に依り自由に選択できる可能性
を持った事である。
従来、画像濃度を変更しようとする場合には、トナー濃
度を変える方法か、或は現像バイアスを変える方法が採
用されてきた。前者では応答が極めておそく、且つ一旦
濃度の上ってしまったものは、すぐ修正する事ができな
い。後者の方法では現像剤の状況次第でバイアスのきき
方が異なり不安定であったり、現像機回りの汚れでバイ
アスのかかり方が不安定になったりする。これに比し本
発明の方法に依れば、潜像強度自体を自由に変え得るの
であるから、応答は極めて早く、且つ安定している。第
4に構造が単純であるので、例えばコントロールグIJ
ッドを使用する様な場合に比し、安価で且つ竪牢である
第5に電源を安定化する必要があるのは低圧のバイアス
電源のみである事が挙げられる。
本発明の実体と理論的側面を明らかにする目的をもって
各種放電器について本発明の概念を応用してみた。
特に前例に示した様な単純構造で、なぜ安定した結果が
得られるかを理解するために、第4図に示す様な代表的
な例を挙げた。4−1はごく普通に使用される放電極で
、一般的にはコロナワイヤ−から側方放電対極迄の距離
と、コロナワイヤ−から上方放電対極までの距離が等し
い様に設計される。
4−2はワイヤ‐振動が少ないと言う理由から好んで使
用される形で、対電極の円筒部の曲率中心にコロナワイ
ヤ‐が位置している形式である。
4−3も又いよいよ見受けられる放電器の形式である。
4一4,4−5,4一6,4−7,は本発明の実施例の
種々の形式である。種々実測した結果、最も好ましい結
果を与えた形式は4−4に示したものであった。4−1
,4−2,4一3の如く上方対電極要素を持つ形式のも
のは総てバイアス値と充帯電電位が異なってしまう欠点
を持つ。
実験的に確められた所では、上方対電極要素が存在する
と、バイアスが0であっても、プラスに充帯電する。4
−2の形式でこれは最もひどく、次いで4−3,4−1
の順である。
4一2の形式では対電極の曲率半径を7肌としコロナワ
イヤ一から充帯電体迄の距離を9肋とした場合、約十2
00Vの充帯電電位に収数した。
同様な対電極とコロナワイヤ一閲距離及び充帯電体とコ
ロナワイヤ一間の距離を使った4−3の形式では十15
0V、4一1の形式では十100Vになった。OVのバ
イアスで充帯電電位がプラスにずれる結果、例えば4−
2の形式では−400Vのバイアスでは充帯電電位が−
200Vになり、十400Vのバイアスでは十600V
の充帯電電位になると言うずれが生ずる。勿論、放電器
の目的がプラスに充帯電する事を目的とする場合にはこ
のずれは問題とする必要はないが、汎用を目的とする場
合や、マイナスに充帯電させたい場合には不適である。
又、4−3の形式では効率が極端に低くなり、高速の走
査では充帯電不能となる。4一1,4−2でも電源を大
きくしないと応答が悪くなり効率が良いとは言えない。
4−4の様にコロナワイヤ‐より下方にまで対電極が延
びている形式は効率の点でもバイアス電圧のきき方でも
最も望ましい。
4一5の様にコロナワイヤ−と対電極の下端を同じ高さ
とすると、充帯電電位はバイアス電位と等しくなるが、
充帯電面に到達するシャワーの量が減り効率が非常に落
ちる。
対電極をずっと下方まで延して充帯電面近くまでにして
も、効率は落ちバイアスのきき方は変らない。以上の様
な事から、もし天井材を必要とするならば「 4−7の
様に側方対電極とコロナワイヤ一の距離が上方対電極と
コロナワイヤ一の距離よりもずっと近い様に設計して置
く事が汎用設計としては望ましい事がわかる。
本発明のコロナ帯電方法の実体を更にはっきりさせるた
めに試みられたのが4一8の形式による実験である。コ
ロナワイヤ一の側方に1個だけの対電極を置き対電極に
直流バイアスをコロナワイヤ−に容量結合で交流高圧を
かける。これでもバイアス電位と充帯電電位は一致する
。特に注意されるのは、このコロナ放電器を左から右に
走査した場合でも、右から左に走査した場合でも結果は
完全に一致する事で、この単純な構造でも、従来グリツ
ドを設ける様な極めて複雑な構造で果してきたと同等な
効果を発揮している事が理解される。交流電源の周波数
は、コロナ放電器の走査速度が高い時には高い周波数を
選択する方が望ましい事は当然である。
その場合結合用の容量は当然小さいものに置き換え得る
。本発明のコロナ帯電方法の欠点として挙げられる所は
、交流を流す事で充帯電電位を一定化しているために電
流の無効分が発生する事が不可避な事である。
特にプラスの電位に充帯電しようとする場合、プラスの
直流コロナであればオゾンの発生がかなり少ないのに、
交流コロナを使用するためマイナス成分が入ってきてオ
ゾンの発生量が増加すると言う不都合につながる。この
様な問題を避けるために採用されるのが第5図に示す様
な帯電方法である。第5図の放電器は、単純な直流コロ
ナ放電器である左の部分と、本発明の方法を採用した交
流コロナ放電器である右の部分とから成っている。
交流コロナ放電器部のコロナ発生量は前記した各例より
ずっと抑えられている。充帯電面は先ず直流コロナによ
り目的とする電位近くまで充帯電された後、交流コロナ
とバイアス電圧により正確な電位まで補正される。この
様にすれば、オゾンの発生量は充分少なくする事ができ
る。以上記述した様に本発明は、側方の対電極とコロナ
ワイヤ−のみより成るか或は、側方の対電極と側方の対
電極に比いまるかに小さい影響しか持たない上方対電極
とコロナワイヤ‐より成る放電器の対電極に直流のOV
を含むバイアス電圧を、コロナワイヤ一に結合容量を介
して高圧の交流を印加する事を特徴とするものであり、
簡単な構造で極めて高い効果を発揮する。
本発明の方法を除電器として使用するとしても本発明の
範囲に入る事は勿論であり、対電極をグリッドその他の
類似構造に変更したとしても、本発明の概念が成立する
事も勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施態様を説明するための模型的断
面図であり、第2図は、第1図のコロナ放電器の寸法の
1例を示すものであり、第3図は第1図の動作特性を示
すグラフであり、第4図は本発明の方法を実施してみた
コロナ放電器の各種を示す図であり、第5図は、別の実
施態様を示す模型的断面図である。 オー図 才2図 づ3図 ズ4図 オS図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コロナワイヤーと側方対電極とよりなるか、或はコ
    ロナワイヤーと側方対電極と側方対電極より離れて配置
    された上方対電極よりなる放電器のコロナワイヤーに容
    量を介して交流高圧を印加し、対電極に直流バイアスを
    印加する事を特徴とするコロナ帯電方法。
JP2959179A 1979-03-13 1979-03-13 コロナ帯電方法 Expired JPS607268B2 (ja)

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JP2959179A JPS607268B2 (ja) 1979-03-13 1979-03-13 コロナ帯電方法

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JP2959179A JPS607268B2 (ja) 1979-03-13 1979-03-13 コロナ帯電方法

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JPS55121292A JPS55121292A (en) 1980-09-18
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JPS5825661A (ja) * 1981-08-07 1983-02-15 Ricoh Co Ltd 帯電装置

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