JPS607226Y2 - トラクタ−のフアイナルギヤケ−ス - Google Patents

トラクタ−のフアイナルギヤケ−ス

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Publication number
JPS607226Y2
JPS607226Y2 JP2642878U JP2642878U JPS607226Y2 JP S607226 Y2 JPS607226 Y2 JP S607226Y2 JP 2642878 U JP2642878 U JP 2642878U JP 2642878 U JP2642878 U JP 2642878U JP S607226 Y2 JPS607226 Y2 JP S607226Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
final gear
gear case
holes
hole
thin
Prior art date
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Expired
Application number
JP2642878U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54131233U (ja
Inventor
晃治 上橋
伸浩 青木
Original Assignee
三菱農機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱農機株式会社 filed Critical 三菱農機株式会社
Priority to JP2642878U priority Critical patent/JPS607226Y2/ja
Publication of JPS54131233U publication Critical patent/JPS54131233U/ja
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Publication of JPS607226Y2 publication Critical patent/JPS607226Y2/ja
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、同一鋳型により左右共用に製造されるトラク
ターのファイナルギヤケースに関する。
従来より鋳型を共通とするファイナルギヤケースはあっ
たが、鋳物素型は同一に製作し得ても、左右のファイナ
ルギヤケースの各々別の機能部分に関しては、異なるポ
ーリング加工を必要としていた。
このため、製造工程が複雑になりコストアップの原因と
なっていた。
そこで、本考案は、ファイナルギヤケースをアルミダイ
カストにより成形し、かつ該ファイナルギヤケースに底
部が薄肉部となる盲穴を設け、該薄肉部を必要に応じて
突き抜くことにより、鋳造工程のみならず機械加工をも
同一工程により製造可能としたトラクターのファイナル
ギヤケースを提供することを目的とするものである。
以下、図面に示す実施例に基づき、本考案を詳細に説明
する。
トラクター1は、第1図及び第2図に示すように、その
前方にエンジン2を搭載し、後方にはミッションケース
3を有しており、かつその中間をクラッチハウジング5
により連結されている。
ミッションケース3の両側面には左右のファイナルギヤ
ケース6.6が装着されており、ケース6からは車軸7
が突出している。
車軸7には左右の後輪8が支持されており、かつ機体前
方には前輪10が懸架されている。
一方、ミッションケース3及びクラッチハウジング5上
方は運転席11になっており、運転席11はハンドル1
2、ブレーキペタル13及びデフロックペダル15等を
有している。
また、後輪8の上部を覆うようにフェンダ−16がファ
イナルギヤケース6に取付けられており、運転席11に
泥がはね上るのを妨いでいる。
ファイナルギヤケース6は、第3図に詳示するように、
アルミダイカストにより成形されており、デフ軸周の円
筒突起17及び車軸7用の貫通孔18を有している。
また、その中心線C−Cに対して対称に複数の取付はボ
ルト用の孔20が設けられており、かつケース6の両端
部付近にはノックピン用の孔21が設けられ、更にデフ
軸周の円筒突起17付近にはデフロツクペタル15に連
結しているデフロックシャフト挿通用の穴22が設けら
れている。
穴22は、第4図に示すよるに、盲穴となっており、盲
穴底の薄肉部22aは大なる力を加えることにより突き
破る事ができるが、そのままで組立てても強度上問題が
ないような厚さになっている。
一方、第1図に示すようにファイナルギヤケース6がミ
ッションケース3に取付けられた場合、機体水平線H−
Hとファイナルギヤケース6の中心線C−Cとのなす角
をθとすると、第3図において中心線C−Cに対して対
称に車軸7中心Oよりそれぞれ角θに線0−A。
0−Bを引く。
この線0−A、0−Bに対して対称位置’H”1にフェ
ンダ−16取付は用の各々2個のタップ穴23.23.
23’、23’を設ける。
なお、タップ穴23,23’は第5図に示すように、盲
穴となっている。
また、線0−A、0−Bに対して対称位置1゜、1゜′
にドレンプラグ用のタップ穴25.25’が設けられて
おり、タップ穴25はファイナルギヤケース6が進行方
向右側に取付けられた場合、最下部に位置するように、
またタップ穴25′はファイナルギヤケース6が左側に
取付けられた場合、最下部になるように配置されている
また、タップ穴25.25’は第6図に示すように、盲
穴となっており、盲穴底部の薄肉部25aはドレンプラ
グ等をねじ込むことによって突き抜くことができる。
本考案は以上のような構成を有するので、左右のファイ
ナルギヤケース6.6は同一工程により製造される。
即ち、同一鋳型によるアルミダイカストで成形され、そ
の後ボルト用の孔20及びノックピン用の孔21を構成
する機械加工と同時に、フェンダ−取付は用のタップ穴
23.23’及びドレンプラグ用のタップ穴25,25
’も加工される。
このようにして作られたファイナルギヤケース6はそれ
ぞれミッションケース3の両側面にそれぞれ角度θ傾け
てボルト用の孔20及びノックピン用の穴21により取
付けられるが、組立てに際し、進行方向右側のファイナ
ルギヤケース6はデフロックシャフト挿通用の穴22に
シャフトを強く押込むことによりその薄肉部22aが突
き抜かれてデフロックシャフトが挿通され、また最下部
に位置するドレンプラグ用のタップ穴25はプラグ等が
ねじ込まれることによりその薄肉部25aは貫通され、
ドレン孔となる。
更に、最上部に位置するタップ穴23’、23’にボル
トを螺着することにより右側のフェンダ−16が取付け
られる。
なお、右側ファイナルケース6においてはタップ穴23
,23及び25′は捨て穴となる。
また、左側のファイナルケース6は最下部に位置するタ
ップ穴25′にプラグ等をねじ込むことによりその薄肉
部25aを貫通し、ドレン孔とする。
また、最上部に位置するタップ孔23,23により左側
のフェンダ−16が取付けられる。
従って、左側ファイナルケースにおいては穴22及びタ
ップ穴23’、23’、25が捨て穴となる。
以上説明したように、本考案によれば、ファイナルケー
ス6を同一鋳型によるアルミダイカストにより成形した
ので、その特徴から鋳肌が滑らかなばかりでなく、寸法
精度も極めて優れ、デフロックシャフト挿通部等は機械
加工する必要がなく、かつ薄肉部22a、25aを成形
することも可能となる。
また、大なる力を加えることにより突き破ることができ
るように盲穴底部に薄肉部22av25aを設けたので
、鋳造工程のみならず機械加工も同一工程により左右の
ファイナルギヤケース6を製造することができ、組立て
時にその薄肉部22 a、 25 aを必要に応じて突
き抜いて使用すれば良く、加工工程の合理化を図ること
ができる。
更に、薄肉部22a、25aはそのまま組立てても強度
上問題がないので、捨て穴にキャップ等により蓋をする
必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるファイナルギヤケースの適用状態
を示すためにその一方の後輪を取外したトラクターの側
面図、第2図はそのケース部分を示す平面図、第3図は
ファイナルギヤケースを示す側面図、第4図は第3図I
V−IV線による断面図、第5図は第3図■−■線によ
る断面図、第6図は第3図VI−VI線による断面図で
ある。 1・・・・・・トラクター、6・・・・・・ファイナル
ギヤケース、22・・・・・・盲穴(デフロックシャフ
ト挿通用の穴)、25,25’・・・・・・盲穴(ドレ
ンプラグ用のタップ穴)、22 a、 25 a・・
・・・・薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デフ軸周円筒突起及び車軸用貫通孔の軸線を結ぶ中心線
    に対して対称に複数の取付はボルト用の孔を設けたファ
    イナルギヤケースにおいて、該ファイナルギヤケースを
    アルミダイカストにより形威し、更に該ギヤケースに、
    底部が薄肉部となるデフロックシャフト挿通用の盲穴を
    形成すると共に、前記中心線に対して対称位置に底部が
    薄肉部となるドレンプラグ用の盲穴を形威し、これら盲
    穴の薄肉部を必要に応じて突き抜き得るように構成した
    トラクターのファイナルギヤ−ケース。
JP2642878U 1978-03-03 1978-03-03 トラクタ−のフアイナルギヤケ−ス Expired JPS607226Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2642878U JPS607226Y2 (ja) 1978-03-03 1978-03-03 トラクタ−のフアイナルギヤケ−ス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2642878U JPS607226Y2 (ja) 1978-03-03 1978-03-03 トラクタ−のフアイナルギヤケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54131233U JPS54131233U (ja) 1979-09-11
JPS607226Y2 true JPS607226Y2 (ja) 1985-03-11

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ID=28868657

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JP2642878U Expired JPS607226Y2 (ja) 1978-03-03 1978-03-03 トラクタ−のフアイナルギヤケ−ス

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