JPS607171Y2 - 無菌フイルムウエブ - Google Patents
無菌フイルムウエブInfo
- Publication number
- JPS607171Y2 JPS607171Y2 JP1561780U JP1561780U JPS607171Y2 JP S607171 Y2 JPS607171 Y2 JP S607171Y2 JP 1561780 U JP1561780 U JP 1561780U JP 1561780 U JP1561780 U JP 1561780U JP S607171 Y2 JPS607171 Y2 JP S607171Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- sterile
- layer
- laminated
- extruded resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は片面が無菌化された無菌フィルムを巻出すこと
ができる無菌フィルムウェブに関する。
ができる無菌フィルムウェブに関する。
従来、無菌フィルムは下記のような方法によって得られ
てる。
てる。
（１）フィルムの表面を紫外線照射殺菌法、などにより
殺菌処理する方法。
殺菌処理する方法。
（２）フィルムを加熱して殺菌処理する方法。
（３）フィルムの表面をエチレンオキサイドガスなどに
より殺菌処理する方法。
より殺菌処理する方法。
（４）フィルムの表面をＨ２Ｏ２、塩素水などにより殺
菌処理する方法。
菌処理する方法。
（５）フィルムの表面を放射線照射殺菌法により殺菌処
理する方法。
理する方法。
しかしながら（１）の方法による場合、完全殺菌は無理
であり、又、（２）の方法による場合にはポリエチレン
などの加熱殺菌温度に耐えられないものは使用すること
ができない。
であり、又、（２）の方法による場合にはポリエチレン
などの加熱殺菌温度に耐えられないものは使用すること
ができない。
次に又（３）の方法による場合、無菌フィルムよりなる
包装体内の残留エチレンオキサイドガスが該包装体内の
内容物に悪影響を及ぼす恐れがあり、それ故殺菌処理条
件を厳重に管理しなければならない。
包装体内の残留エチレンオキサイドガスが該包装体内の
内容物に悪影響を及ぼす恐れがあり、それ故殺菌処理条
件を厳重に管理しなければならない。
又、残留ガスがある故、巻取りが出来ない欠点がある。
次に又（４）の方法による場合、残留薬品が被包装物に
悪影響を及ぼす恐れがあり、それ故殺菌処理条件を厳重
に管理しなければならない。
悪影響を及ぼす恐れがあり、それ故殺菌処理条件を厳重
に管理しなければならない。
次に又（５）の方法による場合、ポリエチレン等のヒー
トシール材が劣化してヒートシール性が悪くなる欠点が
ある。
トシール材が劣化してヒートシール性が悪くなる欠点が
ある。
本考案者は成上の欠点を解消すべく研究の結果、互いに
融合接着しない第１及び第２の押出し樹脂よりなる共押
出し２層フィルムに接着剤層を積層してなる接着剤層／
第１の押出し樹脂層の層構成の積層フィルムを巻取り、
次いて積層フィルム間を接着剤によって固着したのち、
第１の押出し樹脂層と第２の押出し樹脂層間で剥離し、
共押出し２層フィルムの層間の溶融押出しの温度で加熱
殺菌された状態にある面を裸出させながら、第２の押出
し樹脂層／接着剤層／第１の押出し樹脂層の層構成のフ
ィルムを巻出すことにより無菌フィルムを容易に得るこ
とができることを見い出し、かかる知見にもとづいて本
考案を完成したものである。
融合接着しない第１及び第２の押出し樹脂よりなる共押
出し２層フィルムに接着剤層を積層してなる接着剤層／
第１の押出し樹脂層の層構成の積層フィルムを巻取り、
次いて積層フィルム間を接着剤によって固着したのち、
第１の押出し樹脂層と第２の押出し樹脂層間で剥離し、
共押出し２層フィルムの層間の溶融押出しの温度で加熱
殺菌された状態にある面を裸出させながら、第２の押出
し樹脂層／接着剤層／第１の押出し樹脂層の層構成のフ
ィルムを巻出すことにより無菌フィルムを容易に得るこ
とができることを見い出し、かかる知見にもとづいて本
考案を完成したものである。
即ち、本考案の要旨は互いに融合接着しない第１及び第
２の押出し樹脂層よりなる共押出し２層フィルムに接着
剤層が積層されてなる積層フィルムが巻取られ、該積層
フィルム間が前記接着剤層によって接着されていること
を特徴とする無菌フィルムウェブである。
２の押出し樹脂層よりなる共押出し２層フィルムに接着
剤層が積層されてなる積層フィルムが巻取られ、該積層
フィルム間が前記接着剤層によって接着されていること
を特徴とする無菌フィルムウェブである。
以下、本考案につき、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
る。
第１図は本考案の無菌フィルムウェブを構成する積層フ
ィルムを示し、第２図は前記積層フィルムを巻取った状
態を示している。
ィルムを示し、第２図は前記積層フィルムを巻取った状
態を示している。
本考案の無菌フィルムウェブは互いに融合接着しない第
１、及び第２の押出し樹脂層１．２よりなる共押出し２
層フィルムに接着剤層３が積層されてなる積層フィルム
４が接着剤層３面を外側にして巻取られ、該積層フィル
ム４間が接着剤層３によって接着されているものである
。
１、及び第２の押出し樹脂層１．２よりなる共押出し２
層フィルムに接着剤層３が積層されてなる積層フィルム
４が接着剤層３面を外側にして巻取られ、該積層フィル
ム４間が接着剤層３によって接着されているものである
。
かくの如く形成されているので第１の押出し樹脂層１と
第２の押出し樹脂層２間で剥離し、共押出し２層フィル
ムの層間の溶融押出しの温度で加熱殺菌された状態にあ
る面を裸出させながら接着剤層／第１の接着剤層の層構
成のフィルムを巻出すと第３図示の如く２周目より第２
の押出し樹脂層２／接着剤、層３／第１の押出し樹脂層
１の層構成の無菌フィルムを巻出すことができる。
第２の押出し樹脂層２間で剥離し、共押出し２層フィル
ムの層間の溶融押出しの温度で加熱殺菌された状態にあ
る面を裸出させながら接着剤層／第１の接着剤層の層構
成のフィルムを巻出すと第３図示の如く２周目より第２
の押出し樹脂層２／接着剤、層３／第１の押出し樹脂層
１の層構成の無菌フィルムを巻出すことができる。
而して本考案の無菌フィルムウェブにおいて共押出し２
層フィルムとしては低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどよりなる第１の押出し樹脂
層１と該第１の押出し樹脂層と融合接着しない、第１の
押出し樹脂層１との接着力が２００ ｆ ／ １５ｍｍ
ないし５０ｇ／１５のポリプロピレン、ナイロン、ポリ
エステル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体のけん化物、ポリスチレンなとよりな
る第２の押出し樹脂層２よりなる共押出し２層フィルム
を適用することができる。
層フィルムとしては低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどよりなる第１の押出し樹脂
層１と該第１の押出し樹脂層と融合接着しない、第１の
押出し樹脂層１との接着力が２００ ｆ ／ １５ｍｍ
ないし５０ｇ／１５のポリプロピレン、ナイロン、ポリ
エステル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体のけん化物、ポリスチレンなとよりな
る第２の押出し樹脂層２よりなる共押出し２層フィルム
を適用することができる。
次に本考案において、共押出し２層フィルムの面に必要
に応じて印刷層を設けても良い。
に応じて印刷層を設けても良い。
以上、詳記した通り、本考案の無菌フィルムウェブより
巻出すことにより無菌フィルムを容易に提供し得る利点
を有する。
巻出すことにより無菌フィルムを容易に提供し得る利点
を有する。
又、巻取り保管が可能であり少ない保管スペースで保管
し得るのみならず巻出す迄無菌フィルムの無菌面は完全
に無菌状態に保たれ、特別の保管用無菌室を必要としな
い利点を有する。
し得るのみならず巻出す迄無菌フィルムの無菌面は完全
に無菌状態に保たれ、特別の保管用無菌室を必要としな
い利点を有する。
第１図は本考案の無菌フィルムウェブを構成する積層フ
ィルムの断面図、第２図は本考案の無菌フィルムウェブ
の部分断面図、第３図は本考案の無菌フィルムウェブを
巻出す状態を示す積層フィルムの周方向展開部分断面図
である。
ィルムの断面図、第２図は本考案の無菌フィルムウェブ
の部分断面図、第３図は本考案の無菌フィルムウェブを
巻出す状態を示す積層フィルムの周方向展開部分断面図
である。
Claims (2)
- （１）互いに融合接着しない第１及び第２の押出し樹脂
層よりなる共押出し２層フィルムに接着剤層が積層され
てなる積層フィルムが巻取られ、該積層フィルム間が前
記接着剤層によって接着されていることを特徴とする無
菌フィルムウェブ。 - （２）前記積層フィルムが前記接着剤層面を外側にして
巻取られている実用新案登録請求の範囲第１項記載の無
菌フィルムウェブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1561780U JPS607171Y2 (ja) | 1980-02-09 | 1980-02-09 | 無菌フイルムウエブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1561780U JPS607171Y2 (ja) | 1980-02-09 | 1980-02-09 | 無菌フイルムウエブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56118036U JPS56118036U (ja) | 1981-09-09 |
| JPS607171Y2 true JPS607171Y2 (ja) | 1985-03-09 |
Family
ID=29612067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1561780U Expired JPS607171Y2 (ja) | 1980-02-09 | 1980-02-09 | 無菌フイルムウエブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607171Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-09 JP JP1561780U patent/JPS607171Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56118036U (ja) | 1981-09-09 |
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