JPS607086A - 摺動用材料 - Google Patents
摺動用材料Info
- Publication number
- JPS607086A JPS607086A JP11358383A JP11358383A JPS607086A JP S607086 A JPS607086 A JP S607086A JP 11358383 A JP11358383 A JP 11358383A JP 11358383 A JP11358383 A JP 11358383A JP S607086 A JPS607086 A JP S607086A
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- JP
- Japan
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- palladium
- sliding
- zinc
- sliding material
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子部品の摺動用材料に関するものである。
従来、電子部品例えばマイクロモータのブラシ用材料と
して、パラジウムやパラジウム−銀合金が使用されてき
た。
して、パラジウムやパラジウム−銀合金が使用されてき
た。
然し乍ら、この種の金属は、硬さが低いため摺動に対す
る耐摩耗性に劣り、また有機ガスの存在下では絶縁性の
ポリマー粉末を生成するため接触抵抗が不安定になり、
時には導通不良を起すなどの欠点があった。
る耐摩耗性に劣り、また有機ガスの存在下では絶縁性の
ポリマー粉末を生成するため接触抵抗が不安定になり、
時には導通不良を起すなどの欠点があった。
本発明は、上記欠点を解消すべくなされたものであり、
接触抵抗が低（安定し且つ耐摩耗性に優れた摺動用材料
を提供せんとするものである。
接触抵抗が低（安定し且つ耐摩耗性に優れた摺動用材料
を提供せんとするものである。
本発明の摺動用材料は、パラジウム又はその合金の少な
くとも摺動面の表面層に、パラジウムと亜鉛の金属間化
合物を有していることを特徴とするものである。
くとも摺動面の表面層に、パラジウムと亜鉛の金属間化
合物を有していることを特徴とするものである。
本発明の摺動用材料に於いて、その少なくとも摺動面の
表面層にパラジウムと亜鉛の金属間化合物を有している
としたのは、表面を硬（して耐摩耗性を向上させる為と
パラジウムの触媒能を低下させてポリマーの生成を抑え
るためである。
表面層にパラジウムと亜鉛の金属間化合物を有している
としたのは、表面を硬（して耐摩耗性を向上させる為と
パラジウムの触媒能を低下させてポリマーの生成を抑え
るためである。
次に本発明による摺動用材料の具体的な実施例及び従来
例について述べる。
例について述べる。
パラジウム−５０重量％銀合金と洋白を温間接合した後
、窒素雰囲気中で７００°Ｃ×１０分間加熱して、洋白
中の亜鉛を蒸発させ、パラジウム−銀合金の表面に吸着
、拡散し、その表面層にパラジウムと亜鉛の金属間化合
物を生成した。然る後、ばね性を上げるために６０％冷
間圧延した。これをＸ線回折及び断面観察を行ったとこ
ろ金属間化合物の存在する表面層の厚さは１．３μｍで
あった。
、窒素雰囲気中で７００°Ｃ×１０分間加熱して、洋白
中の亜鉛を蒸発させ、パラジウム−銀合金の表面に吸着
、拡散し、その表面層にパラジウムと亜鉛の金属間化合
物を生成した。然る後、ばね性を上げるために６０％冷
間圧延した。これをＸ線回折及び断面観察を行ったとこ
ろ金属間化合物の存在する表面層の厚さは１．３μｍで
あった。
尚、接合後の加熱温度は４００℃未満では亜鉛の蒸発量
が少なく、パラジウム又はパラジウム合金の表面層に十
分なパラジウムと亜鉛の金属間化合物が出来なく、８０
０℃を超えると亜鉛を含む銅合金の結晶が粗大化し機械
的性質が劣化するので、４００℃〜８００℃が好適であ
る。
が少なく、パラジウム又はパラジウム合金の表面層に十
分なパラジウムと亜鉛の金属間化合物が出来なく、８０
０℃を超えると亜鉛を含む銅合金の結晶が粗大化し機械
的性質が劣化するので、４００℃〜８００℃が好適であ
る。
パラジウム−５０重量％銀合金と洋白を温間接合した後
、加熱せずに６０％冷間圧延し、然る後、実施例と同様
な調査を行ったが、亜鉛は検出されなかった。
、加熱せずに６０％冷間圧延し、然る後、実施例と同様
な調査を行ったが、亜鉛は検出されなかった。
然して上記実施例及び従来例の摺動用材料にて作ったブ
ラシを下記の試験条件にて摺動試験を行い摩耗及び接触
抵抗を測定したところ、下表及び図のグラフに示すよう
な結果を得た。
ラシを下記の試験条件にて摺動試験を行い摩耗及び接触
抵抗を測定したところ、下表及び図のグラフに示すよう
な結果を得た。
摺動試験条件
コミュテータ−Ａｇ−７，５％Ｃｕ合金回転速度 ３０
００ ｒｐｍ 接触力 ５０ ｇ 試験時間 ７００ｈ 表及び図で明らかなように本発明による実施例の摺動用
材料から成るブラシは、従来例の摺動用材料から成るブ
ラシよりも摩耗が著しく少なく、また接触抵抗も低く安
定していることが判る。
００ ｒｐｍ 接触力 ５０ ｇ 試験時間 ７００ｈ 表及び図で明らかなように本発明による実施例の摺動用
材料から成るブラシは、従来例の摺動用材料から成るブ
ラシよりも摩耗が著しく少なく、また接触抵抗も低く安
定していることが判る。
以上詳記した通り本発明による摺動用材料は、耐摩耗性
に優れ且つ接触抵抗が低く安定しているので、特に小型
電子部品等の従来の摺動用材料にとって代わることので
きる画期的な摺動用材料と云える。
に優れ且つ接触抵抗が低く安定しているので、特に小型
電子部品等の従来の摺動用材料にとって代わることので
きる画期的な摺動用材料と云える。
図は本発明による実施例の摺動用材料から成るブラシと
従来例の摺動用材料から成るブラシの試験時間と接触抵
抗の関係を示すグラフである。 出願人 田中貴金属工業株式会社
従来例の摺動用材料から成るブラシの試験時間と接触抵
抗の関係を示すグラフである。 出願人 田中貴金属工業株式会社
Claims (1)
- パラジウム又はパラジウム合金の少なくとも摺動面の表
面層に、パラジウムと亜鉛の金属間化合物を有している
ことを特徴とする摺動用材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11358383A JPH0244111B2 (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | Shudoyozairyo |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11358383A JPH0244111B2 (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | Shudoyozairyo |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS607086A true JPS607086A (ja) | 1985-01-14 |
| JPH0244111B2 JPH0244111B2 (ja) | 1990-10-02 |
Family
ID=14615898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11358383A Expired - Lifetime JPH0244111B2 (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | Shudoyozairyo |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0244111B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110167262A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-08-23 | 浙江省东阳市东磁诚基电子有限公司 | 扁平振动马达换向板结构及制作方法 |
-
1983
- 1983-06-23 JP JP11358383A patent/JPH0244111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110167262A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-08-23 | 浙江省东阳市东磁诚基电子有限公司 | 扁平振动马达换向板结构及制作方法 |
| CN110167262B (zh) * | 2019-04-10 | 2021-12-07 | 浙江省东阳市东磁诚基电子有限公司 | 扁平振动马达换向板结构及制作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0244111B2 (ja) | 1990-10-02 |
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