JPS606978Y2 - 感温スイッチ - Google Patents
感温スイッチInfo
- Publication number
- JPS606978Y2 JPS606978Y2 JP11742379U JP11742379U JPS606978Y2 JP S606978 Y2 JPS606978 Y2 JP S606978Y2 JP 11742379 U JP11742379 U JP 11742379U JP 11742379 U JP11742379 U JP 11742379U JP S606978 Y2 JPS606978 Y2 JP S606978Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- sensitive
- switch
- permanent magnet
- reed switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermally Actuated Switches (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は感温磁性体、永久磁石、リードスイッチの組合
せによる感温スイッチに関する。
せによる感温スイッチに関する。
感温磁性体が加熱されそのキュリ一点温度に達すると急
激な飽和磁束密度の低下をきたし温度が下がれは再び元
の性質に戻ることを利用して、これを永久磁石、リード
スイッチと組合せることにより温度を検出できるように
した感温スイッチは様々な分野で使用されている。
激な飽和磁束密度の低下をきたし温度が下がれは再び元
の性質に戻ることを利用して、これを永久磁石、リード
スイッチと組合せることにより温度を検出できるように
した感温スイッチは様々な分野で使用されている。
第1図はその一例の断面構造図を示す。
この感温スイッチ1は、中間部に非磁性体より威るリン
グ状のスペーサ2を挾んだ円筒状の感温磁性体3の両側
に同径の円筒状永久磁石4を固着し、これらの筒状体内
にはリードスイッチ5を挿着して円筒ケース6に収納す
ると共に、リードスイッチ5のリード端子に引出し線7
の芯線をはんだ付けにより接続し、更に、このはんだ材
部の保護及び引出し線7を固定するために円筒ケース6
の両側に、引出し線溝出用の孔から引出し線7を導出し
たホルダ8をかぶせて戒る。
グ状のスペーサ2を挾んだ円筒状の感温磁性体3の両側
に同径の円筒状永久磁石4を固着し、これらの筒状体内
にはリードスイッチ5を挿着して円筒ケース6に収納す
ると共に、リードスイッチ5のリード端子に引出し線7
の芯線をはんだ付けにより接続し、更に、このはんだ材
部の保護及び引出し線7を固定するために円筒ケース6
の両側に、引出し線溝出用の孔から引出し線7を導出し
たホルダ8をかぶせて戒る。
ホルダ8は電気的絶縁体で構成されるが、円筒ケース6
は感温スイッチ本体への熱伝達を良好にするために熱伝
導率の良い金属、例えばアルミケースが用いられる。
は感温スイッチ本体への熱伝達を良好にするために熱伝
導率の良い金属、例えばアルミケースが用いられる。
この動作は、感温磁性体3にスペーサ2が介在している
ことにより、周囲温度が感温磁性体3のキュリ一点より
低ければ、リードスイッチ5の接点部を通る磁束は少な
く閉成するには至らないが、キュリ一点より高くなると
、感温磁性体3が常磁性を呈してリードスイッチ5の接
点部を通る磁束が急増することにより接点が閉成して、
いわゆるメーク型スイッチとして作用する。
ことにより、周囲温度が感温磁性体3のキュリ一点より
低ければ、リードスイッチ5の接点部を通る磁束は少な
く閉成するには至らないが、キュリ一点より高くなると
、感温磁性体3が常磁性を呈してリードスイッチ5の接
点部を通る磁束が急増することにより接点が閉成して、
いわゆるメーク型スイッチとして作用する。
この種の感温スイッチは、主に自動炊飯器における温度
検出スイッチとして使用されており、検出温度は通常1
00℃以下の値が設定される。
検出スイッチとして使用されており、検出温度は通常1
00℃以下の値が設定される。
感温磁性体3には検出温度に対応したキュリ一点を有す
るものが使用されるのは当然であるが、永久磁石4には
これより十分高いキュリ一点を有するものが使用される
。
るものが使用されるのは当然であるが、永久磁石4には
これより十分高いキュリ一点を有するものが使用される
。
ところで、このキュリ一点は、感温スイッチとしての動
作特性に応じ、材質、成分等の変更により任意に選定で
きるが、Fe−Ni−Cr系合金による磁性体では抵抗
率が小さいため、第1図のような感温スイッチに使用す
ると、リードスイッチ5のリード端子と円筒ケース6と
の電気的絶縁性が悪くなり、安全面において不都合が生
ずる。
作特性に応じ、材質、成分等の変更により任意に選定で
きるが、Fe−Ni−Cr系合金による磁性体では抵抗
率が小さいため、第1図のような感温スイッチに使用す
ると、リードスイッチ5のリード端子と円筒ケース6と
の電気的絶縁性が悪くなり、安全面において不都合が生
ずる。
また、高温度雰囲気中での使用を目的として、第1図に
示されているリードスイッチ5の封入ガラス管とリード
端子とを引出し線7の被覆部まで熱収縮チューブで被覆
したり、感温スイッチ全体を耐熱、耐水材料で被覆した
感温スイッチは提供されているが、電気的絶縁性に関し
ては考慮されていないのが現状である。
示されているリードスイッチ5の封入ガラス管とリード
端子とを引出し線7の被覆部まで熱収縮チューブで被覆
したり、感温スイッチ全体を耐熱、耐水材料で被覆した
感温スイッチは提供されているが、電気的絶縁性に関し
ては考慮されていないのが現状である。
そこで、本考案の目的はどのような材質、成分の永久磁
石、感温磁性体を使用しても十分な電気的絶縁性が得ら
れる構造の感温スイッチを提供することにある。
石、感温磁性体を使用しても十分な電気的絶縁性が得ら
れる構造の感温スイッチを提供することにある。
本考案は、感温磁性体と永久磁石とリードスイッチとに
よる感温スイッチ本体の両側に一対のホルダを設け、こ
れらを金属性ケースで一体的に保持した感温スイッチに
おいて、少なくともリードスイッチの両端部近傍におけ
るリード端子と感温磁性体あるいは永久磁石との間に、
シリコーンゴムやガラス等による耐熱性の電気的絶縁体
を介在させた感温スイッチである。
よる感温スイッチ本体の両側に一対のホルダを設け、こ
れらを金属性ケースで一体的に保持した感温スイッチに
おいて、少なくともリードスイッチの両端部近傍におけ
るリード端子と感温磁性体あるいは永久磁石との間に、
シリコーンゴムやガラス等による耐熱性の電気的絶縁体
を介在させた感温スイッチである。
以下に本考案の実施例を説明する。
第2図は本考案の第1の実施例を示し、リードスイッチ
5と感温磁性体3及び永久磁石4との間にシリコーンゴ
ムあるいはガラスによる筒状絶縁体9を介在させたもの
であり、これはリードスイッチ5を筒状絶縁体9に収納
して挿着するだけで良い。
5と感温磁性体3及び永久磁石4との間にシリコーンゴ
ムあるいはガラスによる筒状絶縁体9を介在させたもの
であり、これはリードスイッチ5を筒状絶縁体9に収納
して挿着するだけで良い。
標準サイズの感温スイッチにおけるリードスイッチ5の
封入ガラス管外径は2.7(rIr!n)、リード端子
の太さは0.6(rIr!n)、筒状の感温磁性体3及
び永久磁石4の内径は3 (mm)で、リード端子から
感温磁性体3又は永久磁石4の内面までの最短距離は1
.05 (m771)であるから、感温磁性体3及び永
久磁石4の絶縁抵抗が小さいことは直ちにリード端子と
と金属性円筒ケース6間の絶縁性の低下をきたすことに
なる。
封入ガラス管外径は2.7(rIr!n)、リード端子
の太さは0.6(rIr!n)、筒状の感温磁性体3及
び永久磁石4の内径は3 (mm)で、リード端子から
感温磁性体3又は永久磁石4の内面までの最短距離は1
.05 (m771)であるから、感温磁性体3及び永
久磁石4の絶縁抵抗が小さいことは直ちにリード端子と
と金属性円筒ケース6間の絶縁性の低下をきたすことに
なる。
しかし、本実施例のように、耐熱性且つ電気的絶縁性の
良好な筒状絶縁体9を介在させることにより、感温磁性
体3及び永久磁石4としてどのような材質、成分のもの
を使用しても、感温スイッチとしての温度特性、応答性
を変えることなく電気的絶縁性の良好な感温スイッチが
提供できる。
良好な筒状絶縁体9を介在させることにより、感温磁性
体3及び永久磁石4としてどのような材質、成分のもの
を使用しても、感温スイッチとしての温度特性、応答性
を変えることなく電気的絶縁性の良好な感温スイッチが
提供できる。
なお、少なくともリードスイッチ5の端部近傍、すなわ
ち図中Aで示す程度の範囲に絶縁体を介在させれば、リ
ード端子と同筒ケース6間の電気的絶縁性は保たれるが
、本考案のように筒状絶縁体9を使用すれば別々に絶縁
体を介在させる場合に比して簡単且つ確実にこれを実現
できる。
ち図中Aで示す程度の範囲に絶縁体を介在させれば、リ
ード端子と同筒ケース6間の電気的絶縁性は保たれるが
、本考案のように筒状絶縁体9を使用すれば別々に絶縁
体を介在させる場合に比して簡単且つ確実にこれを実現
できる。
第3図は第2の実施例を示し、リードスイッチ5と感温
磁性体3及び永久磁石4間に介在させる絶縁体として、
筒状体の両端に永久磁石4とホルダ8との接合面間に介
在するようなフランジ91を有する筒状絶縁体9を使用
したものであり、このような筒状体はシリコンゴムによ
る場合には非常に柔かいので一体成形しても容易に円筒
状感温磁性体及び永久磁石に組込むことができるが、ガ
ラスによる場合には、一端にフランジ91を持つものを
二つ突合せるようにすれば良い。
磁性体3及び永久磁石4間に介在させる絶縁体として、
筒状体の両端に永久磁石4とホルダ8との接合面間に介
在するようなフランジ91を有する筒状絶縁体9を使用
したものであり、このような筒状体はシリコンゴムによ
る場合には非常に柔かいので一体成形しても容易に円筒
状感温磁性体及び永久磁石に組込むことができるが、ガ
ラスによる場合には、一端にフランジ91を持つものを
二つ突合せるようにすれば良い。
このような筒状絶縁体9によれば、リード端子と同筒ケ
ース6との電気的絶縁が更に確実になる。
ース6との電気的絶縁が更に確実になる。
なお、本考案は実施例で示したような構造の感温スイッ
チに限らず、例えば感温磁性体3にスペーサ2が介在し
ていないブレーク型の感温スイッチは勿論、感温磁性体
と永久磁石及びリードスイッチとによる感温スイッチ全
般に及ぶ。
チに限らず、例えば感温磁性体3にスペーサ2が介在し
ていないブレーク型の感温スイッチは勿論、感温磁性体
と永久磁石及びリードスイッチとによる感温スイッチ全
般に及ぶ。
本考案によれば、感温スイッチのリードスイッチ端子と
永久磁石及び感温磁性体とが直接対向した部分、及びこ
れらの間隙が小さい部分に耐熱性の電気的絶縁物を介在
させているので、抵抗率の小さな材質、成分による感温
磁性体、永久磁石を使用してもリード端子と金属性ケー
ス間の電気的絶縁性は良好であり、安全性の高い感温ス
イッチが提供できる。
永久磁石及び感温磁性体とが直接対向した部分、及びこ
れらの間隙が小さい部分に耐熱性の電気的絶縁物を介在
させているので、抵抗率の小さな材質、成分による感温
磁性体、永久磁石を使用してもリード端子と金属性ケー
ス間の電気的絶縁性は良好であり、安全性の高い感温ス
イッチが提供できる。
また、電気的絶縁物として、柔かいシリコーンゴム、あ
るいはリードスイッチのガラス管と熱膨張率の等しいガ
ラスを使用しているので、リードスイッチに熱膨張によ
る影響を与えることがなく、しかも動作温度特性も変化
しない。
るいはリードスイッチのガラス管と熱膨張率の等しいガ
ラスを使用しているので、リードスイッチに熱膨張によ
る影響を与えることがなく、しかも動作温度特性も変化
しない。
第1図は従来の感温スイッチの一例を示した断面図、第
2図、第3図はそれぞれ、本考案の第1の実施例、第2
の実施例の断面図。 図中、1は感温スイッチ、2はスペーサ、3は感温磁性
体、4は永久磁石、5はリードスイッチ、6は同筒ケー
ス、7は引出し線、8はホルダ、9は筒状絶縁体、91
はフランジ。
2図、第3図はそれぞれ、本考案の第1の実施例、第2
の実施例の断面図。 図中、1は感温スイッチ、2はスペーサ、3は感温磁性
体、4は永久磁石、5はリードスイッチ、6は同筒ケー
ス、7は引出し線、8はホルダ、9は筒状絶縁体、91
はフランジ。
Claims (1)
- リードスイッチの外周に、筒状の感温磁性体及び永久磁
石を嵌着して成る感温スイッチ本体と、該感温スイッチ
本体の両端に設けられて前記リードスイッチのリード端
子に接続した引出し線を導出しているホルダと、該感温
スイッチとホルダーとを一体保持している金属性ケース
とから戊る感温スイッチにおいて、少なくとも前記リー
ドスイッチの端部近傍におけるリード端子と前記感温磁
性体あるいは永久磁石との間にシリコーンゴムあるいは
ガラス等による筒状の電気的絶縁体を介在させたことを
特徴とする感温スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11742379U JPS606978Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 感温スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11742379U JPS606978Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 感温スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5635734U JPS5635734U (ja) | 1981-04-07 |
JPS606978Y2 true JPS606978Y2 (ja) | 1985-03-07 |
Family
ID=29349633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11742379U Expired JPS606978Y2 (ja) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | 感温スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606978Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5857046U (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-18 | 東北金属工業株式会社 | リ−ドスイツチ |
-
1979
- 1979-08-28 JP JP11742379U patent/JPS606978Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5635734U (ja) | 1981-04-07 |
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