JPH0117802Y2 - - Google Patents

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JPH0117802Y2
JPH0117802Y2 JP18414585U JP18414585U JPH0117802Y2 JP H0117802 Y2 JPH0117802 Y2 JP H0117802Y2 JP 18414585 U JP18414585 U JP 18414585U JP 18414585 U JP18414585 U JP 18414585U JP H0117802 Y2 JPH0117802 Y2 JP H0117802Y2
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JP
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reed
reed relay
lead
lead wires
thermoelectromotive force
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JP18414585U
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリードリレーに係わり、特に低熱起電
力のリードリレーに関するものである。
〔従来の技術〕
リードリレーの従来例を第3図に示す。図にお
いて、10はリードスイツチで、このリードスイ
ツチは一対の例えばニツケル等の強磁性体のよう
な磁性材で作つたリード片11と12をガラス管
13に封入して構成したものである。20はリー
ドスイツチ10に巻装されたコイルで、このコイ
ルを励磁することにより発生する磁界によりリー
ド片11と12で構成される接点14が開閉する
ようになつている。31と32は夫々銅材の外部
引き出し用リード線である。リード線31はリー
ド片11に接続点Aにおいて、またリード線32
はリード片12に接続点Bにおいてそれぞれ溶接
或いは半田付等の方法により接続されている。
この様なリードリレーは従来より用いられてい
るが、リード片11,12とリード線31,32
とは異種金属であるので、コイル20を励磁する
際に発生する熱等によつて接続点A,Bの間に温
度差が生じると、リード線31,32間にはその
温度差に応じた熱起電力が発生する。
第4図は上記のような熱起電力を軽減するよう
に改良された従来公知のリードリレーを示す図で
ある。図において、40は熱等価素子である。こ
の熱等価素子は熱伝導率が良く、しかも高絶縁材
であるセラミツクなどが用いられている。リード
片11とリード線31は点Aにおいて、またリー
ド片12とリード線32は点Bにおいて夫々接続
され、その接続点A,Bは熱等価素子40を介し
てこの熱等価素子に固着されている。
この様な構成の第4図のリードリレーにおいて
は、接続点A,Bは熱等価素子40により熱平衡
されるので、接続点A,Bに生じる熱起電力は相
殺され、リード線31,32間に生じる熱起電力
は低減されるようになつている。しかし、リード
リレーはコイルの励磁によりリード片11と12
を駆動させる構成のため、接続点A,B間に於け
る温度差の発生は押え切れず、第4図の手段を施
したとしても水銀リードリレーで10μV、ドライ
リードリレーで3μV程度が安定に作ることの出来
る限界と考えられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような問題点を解決する為になさ
れたもので、更に熱起電力が小さいリードリレー
を得ることを目的としたものである。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は上記の目的を達成する為に、リードス
イツチと熱等価素子を熱等価用チユーブ内に挿入
したものである。以下、実施例について説明す
る。
〔実施例〕
第1図は本考案に係わるリードリレーの一実施
例の構成図である。なお、第1図において第3
図、第4図と同一部分は両図と同一符号を付して
その再説明は省略する。第1図において、50は
アルミ或いは銅等熱伝導率の高い材料で作つた熱
等価用のチユーブである。このチユーブ内に、外
部引き出し用のリード線31,32以外のリード
スイツチ10と熱等価素子40、及びリード片1
1,12とリード線31,32との接続点A,B
が挿入されている。
このような構成のリードリレーにおいては、そ
の動作は第3図及び第4図と同様にコイル20を
励磁することによりリード片11と12で構成さ
れる接点14が開閉するが、熱等価用チユーブ5
0から外部に出るリード線は銅線31,32のみ
で、その外部引出線31,32間での温度差は熱
等価素子40によつて補償されるので、原理的に
は熱起電力は出ないものとなつている。
第2図は本考案に係わる他の実施例のリードリ
レーの構成図である。このリードリレーは2本の
リードスイツチを使用し、その往復によつて熱起
電力をキヤンセルするようにしたものである。即
ち、第2図において10,10′はリードスイツ
チ、40,40′は熱等価素子、31,31′、3
2,32′は夫々外部引き出し用のリード線であ
る。リード線31,32はリード片11,12と
熱等価素子40と40′上において接続点A,B
で接続され、リード線31′,32′はリード片1
1,12と熱等価素子40と40′上において接
続点A′,B′で接続されている。接続点Aの熱起
電力はA′の熱起電力によつてキヤンセルされ、
Bの熱起電力はB′の熱起電力によつて夫々キヤ
ンセルされる。50は本考案によつて付加した熱
等価用のチユーブで、外部引き出し用のリード線
31,31′、32,32′以外は接続点A,A′、
B,B′を含めてこのチユーブ内に挿入され、こ
のチユーブによつて第1図で説明したように更に
熱起電力は補償されるようになつている。このリ
ードリレーは第1図のものに比較してリード片を
無理な曲げ作業を行わずに出来る利点がある。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係わるリードリレ
ーにおいては、熱等価チユーブ50から外部に出
るリード線は銅線31,32のみで、その外部引
出線31,32間での温度差は熱等価素子40に
よつて補償されるので原理的には熱起電力はでな
い。外部チユーブとしては従来ガード(シール
ド)効果を持たせるために、真鍮パイプなどが用
いられたものがあるが、ほぼ同様のイメージでチ
ユーブをアルミ、銅等で構成し、異種金属接合点
を含めて等温化するように構成したので、低熱起
電力に関してより大きな効果を発揮することがで
きる。本考案によれば、水銀リードリレーで
1μV、ドライリードリレーで0.5μV程度の低熱起
電力のリードリレーを実現することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案に係わるリード
リレーの実施例の構成図、第3図及び第4図は
夫々従来のリードリレーの構成図である。 10……リードスイツチ、20……励磁コイ
ル、11……リード片、31,32……外部引き
出しようのリード線、40……熱等価素子、50
……熱等価用チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リードスイツチと外部引き出し用リード線とを
    熱等価素子上で接続するようにしたリードリレー
    において、前記リードスイツチと熱等価素子を熱
    等価用チユーブ内に挿入してなるリードリレー。
JP18414585U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0117802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18414585U JPH0117802Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JP18414585U JPH0117802Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6292543U JPS6292543U (ja) 1987-06-13
JPH0117802Y2 true JPH0117802Y2 (ja) 1989-05-24

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