JPS606922Y2 - デイスク収納用ジヤケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はディスクシートレコーダやビデオディスク装置
等の記録再生装置に使用される記録再生用ディスクの収
納用ジャケットであって、特に中央部に孔を有するディ
スクを収納するのに最適なジャケットに関するものであ
る。

周知の如く高密度に磁気記録されたビデオディスク等に
おいては、はこりが付着したり、手で直接触れるような
ことがあるとドロップアウトやブロッキングの原因にな
り重大な問題を生じる。

従ってこの種のビデオディスク等を保管したり或いは取
扱う際には上記の如きほこりの付着や手で直接触れるよ
うなことを極力避けなければならない。

本考案はディスクシートレコーダやビデオディスク装置
等において、使用時には記録再生用ディスクをジャケッ
トによって所定位置に装着した後、ジャケット内から自
動的に引出してターンテーブル上等にセット腰また使用
後には記録再生用ディスクをジャケット内に自動的に引
戻した後、ジャケットによって取外すようにした記録再
生装置に使用することによって、記録再生用ディスクに
ほこりが付着したり、手で直接触れてしまうようなこと
を確実に防止出来るようにしたディスク収納用ディスク
であって、特にディスクを記録再生装置から取外した時
等において、記録再生用ディスクがジャケット内から不
測に脱落するようなことを確実に防止することが出来る
構造並びに製造の非常に簡単なディスク収納用ディスク
を提供しようとするものである。

以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。

先ず、第１図〜第３図において、先ず１は上面パネル、
２は下面パネル、３は枠体であり、これら両パネル１，
２及び枠体３は紙やプラスチックにて成形されている。

なお枠体３ははＳ゛コ字状なし、かつ内周面３ａははＳ
゛半円弧状に形成されている。

そして枠体３の上下に両パネル１，２が重合され、この
枠体３部分で両パネル１，２の３つの周縁部１ａｔ２ａ
が接着や加熱等にて互いに接合されてジャケット４が構
成されている。

従ってこのジャケット４には局面の一部に横長状の開口
５が設けられ、かつ内部には枠体３の厚さに相当する高
さのディスク収納用空間６が設けられている。

そしてビデオディスク等の記録再生用ディスク７を開口
５から空間６内に挿入して収納するように構成されてい
る。

ところで前記ディスク７にはその中央部に円形の孔８が
設けられている。

一方前記ジャケット４には、前記空間６のはＳ゛中央部
で前記一部のパネル１，２にその空間６内に向って突出
する一対の凸部９，１０が設けられている。

この場合一方の凸部１０の先端１０ａが他方の凸部９の
先端９ａに設けられた挿入孔１１内に挿入されている。

そして空間６内に収納された前記ディスク７の孔８に一
方の凸部１０が挿通するようになされている。

なお一方の凸部１０の先端１０ａにも孔１２が設けられ
ている。

また凸部１０の高さｈとジャケット４の厚さｄとの関係
はｄ≧ｈに構成されているが、これはジャケット４を積
み重ねた時凸部１０が押されて、挿通孔１１の下方に抜
ける等の不都合をなくす為である。

以上の如く構成されたジャケット４によれば、ディスク
７の孔８にジャケット４の一方の凸部１０が挿通され、
かつこの一方の凸部１０の先端１０ａが他方の凸部９の
先端９ａの挿通孔１１に挿通されているので、内部の空
間６内に収納されているディスク７が開口５からジャケ
ット４外に不測に脱落することが全くない。

なおディスク７を開口５から引出す時には第３図に仮想
線で示されるように凸部１０を下方に引下げて、この凸
部１０をディスク７の孔８から下方に引抜けば良い。

なお第４図はディスクシートレコーダやビデオディスク
装置等の記録再生装置に対するディスク７の着脱方法の
一例の説明するものである。

即ち先ずディスク７をジャケット４によって所定位置に
装着する。

次にジャケット４の凸部１０が下方に自動的に引下げら
れ、上面パネル１に設けられた１個又は複数のローラ挿
入孔１６に挿入されたディスク出し入れ用の１個又は複
数のローラ１７によってディスク７がジャケット４の開
口５から自動的に引出される。

そしてこのディスク７は更に１個又は複数の中継用のロ
ーラ１８によってジャケット４内から完全に引出されて
ターンテーブル１９上等に自動的にセットされる。

次に記録又は再生後には、先ずローラ１８によってディ
スク７がターンテーブル１９上等からジャケット４側に
引戻され、更にローラ１７によってジャケット４内に完
全に引戻される。

そしてこの後ジャケット４の凸部１０がディスク７の孔
８に挿通され、ジャケット４によってディスク７を記録
再生装置から取外すことになる。

なおこの記録再生装置においてジャケット４の凸部１０
を下方に引下げる方法は種々考えられるが、例えば第５
図及び第６図に示されるように、ジャケット４の凸部１
０の孔１２に係止手段２０を係止してこの係止手段２０
にによって凸部１０を引下げるようにする方法がある。

但しこの場合第５図の如く係止手段２０の先端２０ａを
孔１２の直径以下に縮小した状態で孔１２に下方から挿
通し、この後第６図の如く先端２０ａを孔１２の直径以
上に拡大させてその先端２０ａにて凸部１０を引っ掛け
て引下げるような工夫を施す必要がある。

本考案は上述の如く上下一対のパネルの周縁部を一部に
横長状の開口を設けた状態で互いに接合させて内部にデ
ィスク収納用空間を形成腰その空間のはＳ゛中央部で上
記一対のパネルにその空間内に向って突出する一対の凸
部を設け、かつ一方の凸部の先端を他方の凸部の先端に
設けた挿入孔内に挿入させ、中央部に孔が設けられた記
録再生用ディスクを上記空間内に収納させ、かつその中
央部の孔に上記一方の凸部を挿通させるように構成した
ディスク収納用ジャケットであるから、中央部に孔のあ
る記録再生用ディスクをジャケット内に収納してジャケ
ット内で確実に係止することが出来る。

従ってディスクがジャケットの開口から不測に脱落して
傷つけられるようなことを確実に防止出来て、ディスク
を確実に保護することが出来る。

それでいてジャケットの一対のパネルに設けた一対の凸
部を互いに挿通させ、かつ一方の凸部をディスクの孔に
挿通させることにより、目的を達せられるようにしたも
のであるから、構造が非常に簡単であり、かつ製造が容
易で、非常に低コストなものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示したものであって、第１図は
第１実施例の分解斜視図、第２図は組立完成状態の斜視
図、第３図は第２図■−■線断面図、第４図は記録再生
装置に対するディスクの着脱方法を説明する斜視図、第
５図及び第６図はジャケットの凸部の引下げ方法の一例
を説明する断面図である。 また図面に用いられた符号において、１・・・・・・上
面パネル、２・・・・・・下面パネル、３・・・・・・
枠体、４・・・・・・ジャケット、５・・・・・・開口
、６・・・・・・空間、７・・・・・・ディスク、８・
・・・・・ディスクの孔、９，１０・・・・・・凸部、
９ａｖｌＯａ・・・・・・凸部の先端、１１・・・・・
・挿通孔である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上下一対のパネルの周縁部を一部に横長状の開口を設け
   た状態で互いに接合させて内部にディスク収納用空間を
   形成し、その空間のはＳ゛中央部で上記一対のパネルに
   その空間内に向って突出する一対の凸部を設け、かつ一
   方の凸部の先端を他方の凸部の先端に設けた挿入孔内に
   挿入させ、中央部に孔が設けられた記録再生用ディスク
   を上記空間内に収納させ、かつその中央部の孔に上記一
   方の凸部を挿通させるように構成したディスク収納用ジ
   ャケット。