JPS606841Y2 - 温度,湿度保護装置 - Google Patents

温度,湿度保護装置

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JPS606841Y2
JPS606841Y2 JP1983113920U JP11392083U JPS606841Y2 JP S606841 Y2 JPS606841 Y2 JP S606841Y2 JP 1983113920 U JP1983113920 U JP 1983113920U JP 11392083 U JP11392083 U JP 11392083U JP S606841 Y2 JPS606841 Y2 JP S606841Y2
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JP
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switch
temperature
heat source
heat
photoreceptor
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JP1983113920U
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JPS5946361U (ja
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久 酒巻
善将 木村
利夫 本間
郁夫 相馬
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キヤノン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複写機等の像形成装置において、環境温度及び
湿度により生ずる画像品質の低下を防止する温度、湿度
保護装置に関する。
以下感光体を光像露光、コロナ放電して静電潜像を形成
しこれを現像し転写紙に転写して可視化する電子写真装
置を例にして説明する。
一般に、電子写真装置は低温且つ高湿若しくは高湿且つ
高湿等温度と湿度の種々の組み合わせた状態の環境の中
で使用される。
しかしながら、低温度若しくは高温度のいずれかを含む
環境に於ては以下の問題点が生ずる。
即ち、定常温度15〜20℃以下の低温度では感光体の
光導電性層に於ける捕獲電子の性質等により光像照射に
よって形成される静電潜像はコントラストが低くなる。
又、コロナ放電電流は低下して放電効率が下がることか
らもコントラストは低下する。
又、キャリアに液体を用いて現像する場合は温度の低下
により現像液中の顔料粒子の移動度が低下するので、上
記コントラストの低い潜像と相まって最良の可視像は得
難い。
又、湿度が高い状態の中に装置が設備されている場合例
えば上記感光体は湿気を持つ(吸湿する)様になり感光
体の固有抵抗は低下する。
又、コロナ放電による放電電流は高湿度の中では減少す
ることから上記固有抵抗の低下と相まって潜像のコント
ストは低下上良好な画像は期待されない。
以上の様な欠点をもたらす低温及び高湿時に対して装置
を保護する最適な技術はない。
以上の点に鑑み装置内に熱源を配設し、この熱源に通電
することにより例えば感光体の低温時における感度の低
下、高湿時における感光体の吸湿等を防止腰又、コロナ
放電効率を良好に維持させて常にコントラストの良好な
画像を得ようとするものが考えられる。
つまり、上記高湿度における感光体の吸湿は感光体の温
度を周囲の温度より常に高くしておけば防止できること
から、感光体を加熱すれば感光体に起因する低温、高湿
度に対する画像悪化を防止できる。
しかしながら、低温度で且つ高湿度な場合を考慮して熱
源を設けても温度が普通で且つ高湿度に対してはこれに
よって湿度に対する補正はなし得ても複写装置内の温度
を異常に高くしてしまう部品や素子の機能を損うことに
なる。
よって温度が定常以上では単に感光体の吸湿を防止する
程度の熱源でなければならない。
また、環境条件が特に高湿のもとでしかも装置が作動し
ている場合一般に装置内の定着用ヒータ若しくは他の電
気的部分の発熱が上記熱源から発熱として十分代用でき
る場合は、装置の作動中では上記熱源の発熱を停止させ
未作動時のみ発熱させればよく、又環境条件が低温のも
とでは上記熱源以外からの発熱によっても感光体及びそ
の周囲を定常温度に上昇し得ない場合があるので装置の
作動、未作動に関係なく発熱制御すればよい。
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、装置に像形
成動作させるべく装置へ通電するためのスイッチ、像形
成動作のために上記スイッチによる装置への通電により
発熱する定着し−タ等の発熱部材、上記装置内の環境保
護のために少なくとも上記スイッチの動作以前に通電さ
れる熱源、上記スイッチの動作に応答して上記熱源の通
電状態を切換える回路とを有し、上記スイッチの動作前
においては上記熱源により上記装置内の環境保護を行い
、上記スイッチの動作後においては上記発熱部材の発熱
による装置内の昇温を防ぐべく上記熱源の発熱量を上記
スイッチの動作前よりも少なくするように上記熱源への
供給電力を下げる像形成装置の温度、湿度保護装置を提
供するものである。
そして、これにより装置内の環境を常に像形成に適した
状態に保つとともに、像形成動作における定着ヒータ等
の発熱部材の発熱により、装置内が必要以上に昇温して
しまうことを防ぐものである。
以下図面を参照して説明すると、第1図、第2図は本考
案を適用できる電子複写装置の一例であり、これはシー
ト原稿、本、雑誌等厚手ブック原稿の何れにも兼用され
るもので、第1図に外観図第2図に作動機構が示されれ
ている。
第2図に於いて、先ずシート原稿の場合において、この
複写機の作動を説明する。
感光ドラム17と同期して回転しているシート原稿送り
部37(r)o−ラ31,32にシート原稿を挿入する
と、その原稿は第2図示左方へ送られる。
その先端が、ランプ5、受光素子38により検出される
と、ローラ31,32は一旦停止し、原稿も停止する。
次に、感光ドラム171が所定の位置に到達した時に再
びローラ31,32は回転し始め、原稿は左へ送られロ
ーラ41,42により機体上部へ排出される。
原稿は照明部401で、原稿ガラス40の上部を通過す
る間、2本のランプ6により照射される。
その像は反射ミラー7、ミラーレンズ8により露光部4
1の感光体面に結像する。
感光ドラム171は感光体181を周囲に、その中心部
に感光体を加熱するための熱源を有している。
感光体181は導電性層上に光導電性層を有しその上を
透明絶縁性層で被覆され、感光ドラム171は第2図示
方向に回転している。
感光体181は先ず一次帯電器9により、■に帯電させ
られ、続いて露光部41に達すると、照明部4゜1から
の像が露光されると同時に、AC除電器10によりAC
除電される。
そして、次に行われるランプ12による全面露光とによ
って、感光ドラム表面上に静電潜像を形成し、現像器4
3に入る。
現像器43は底部に密着して熱源H5を有し、熱源H5
により現像液42は20〜30°Cに保温される。
尚、現像液の温度はサーモスイッチSM4により制御さ
れるが現像液の温度検出素子を別に設けてもよい。
現像器43は現像液42を入れると容器14、現像液を
攪拌し押し上げるポンプ44、現像電極13から戒って
おり、現像電極13は、ばね45より、感光ドラム17
1に常に微小な間隙を保って押しつけられる様になって
いる。
感光ドラム171上に形成された静電潜像は、現像液4
2により現像され、顕画化する。
次に、ポスト帯電器15で、○帯電を受けて、感光ドラ
ム171上の余分な現像液を、像を乱すことなく絞りと
る。
次いで、給紙部より送られてきた転写紙21が感光ドラ
ム171に密着し、転写帯電器16で、■帯電され、感
光ドラム171上の像が転写紙21上に転写される。
転写を終った転写紙21は分離ベルト25で分離され、
乾燥・定着部46に導かれる。
感光ドラム171は、プレードクリーナ18のエツジ部
で、残余のトナー、現像液を拭い去られ、再び次のサイ
クルを繰り返す。
一方、転写紙21はカセット20は収められて、機体左
下の給紙部に着脱可能に装着されている。
カセットは数種類の転写紙のサイズに応じて各種用意さ
れており、必要に応じて、容易に交換できる様になって
いる。
転写紙21は、カセット20内の中板47上に載せられ
ており、その中板47をばね48が上に押し上げること
によって転写紙21は常に、カセット箱の先端部両側に
設けられた分離爪46に押し付けられている。
感光ドラム171が予せ定めた位置に到達すると、信号
が出て、常に回転している給紙ローラ22が降下してカ
セット20内の最上部の転写紙21に接触し分離爪49
との働きで転写紙21を1枚分離して、カセット20か
ら、第2図示方向へ送り出す。
しかし、すぐ近くにあるレジスタローラ231,232
は給紙ローラ22の降下の直後に停止するので、送り出
された転写紙21は、その先端をレジスタローラ231
,232の接線部に当った状態でガイド351,352
の間でたるみを作る。
その直後に感光ドラム171が紙送り開始の信号を出し
、レジスタローラ231,232は回転を始め、転写紙
21は感光ドラム171の周速と一致した速度で送られ
る。
一方、給紙ローラ22は、降下後一定時間たつと再び上
昇して転写紙21から離れ、以後の紙送りは、レジスタ
ローラ231,232以降の紙送り手段によって行われ
る。
分離ベルト25は、細いエンドレス状のベルトであり、
分離ローラ24、変向プーリ50,51及びプーリ52
1,522,523にかかつている。
プーリ523と分離ローラ24間は転写紙の端部に相当
する位置でドラム171にのっており、プーリ521,
522間は、変向プーリ50.51の作用で転写紙の通
過径路からはずれた位置を通っている。
転写行程で、転写紙25が感光ドラム171に密着する
際に、片側の端部は、分離ベルト25を間に挾むことに
なる。
従って、分離ベルト25が分離ローラ24で感光ドラム
171から離れることにより、密着していた転写紙21
も、片側が強制的に感光ドラムから引き離されることに
なる。
一端がはがされた転写紙21ま、転写紙自体の腰の強さ
と、タクト27を通って吹き出し口271から吹き出す
風の力とで感光ドラム171から完全に分離させられて
、乾燥定着部46に送り込まれる。
乾燥定着部46では、未定着の転写紙21は、ローラ2
4によって第2図示左方へ送られ、ヒータ28の直下で
180°〜200℃に強熱され、またダクト27かれ吹
き出す風により乾燥定着される。
ヒータ28により熱せられた乾燥に使われた空気の大部
分は、ヒータ28の下に設けられた吸込口からブロック
26(第3図)に吸い込まれる。
ここで乾燥・定着した転写紙21は除電器31で、表面
上に残っている電荷を除いた後、排出ローラ301.3
02から排出口54に導かれ、トレイ32に排出される
次にブロック原稿の場合の作動についた説明する。
シート原稿用の状態からブック原稿の状態への切換えは
、第1図の切換ボタン110を押して、原稿台2を第2
図示方向へ動かし、原稿台2をシート原稿用の位置から
ブック原稿用の位置へ動かすことにより、シート原稿送
り部102への駆動電気の供給が絶たれ、回路は全てブ
ック原稿に切換わる。
ブック原稿位置では、ブック原稿の先端即ち、原稿台ガ
ラス55の先端が、シート原稿位置でランプ5と受光素
子38であった位置にくる様になっている。
原稿台ガラス55の上に、複写すべきブック原稿を、先
端をガラスの先端に合わせて載せ、押えカバー2で押え
てコピーボタン107を押せは、シート原稿の時と同じ
原稿スタートの信号で原稿台2は第2図左方へ、感光ド
ラム171の周速と同期して移動し、スリット露光を行
う。
露光が終れば、感光ドラムからの信号で、原稿台2は左
方への動きをやめ、直ちに逆方向即ち右方へ戻る。
このの戻り速度は往動する速度よりも速くして複写の能
率を上げている。
そしてブック原稿用の最初の位置へ戻れば原稿台2への
駆動は停止する。
同じブック原稿から連続して多数枚の複写を行う場合に
も、コピーボタンと連動した第1図の計数装置106に
よって容易に行える。
計数装置106は原稿台2の往復を計数して設定枚数の
計数が終るまでコピーボタンを保持しているので多数枚
複写を行うことができる。
以上の他の作動は、シート原稿の場合と同じである。
要するに以上の様な電子複写装置に於て、感光体ドラム
71の近傍、ここではドラムの中心部に熱源H4を設は
感光体の吸湿を防止し周囲の帯電器9.10,15.1
6によるコロナ放電の効率の悪化を防ぎ更に現像器43
の底部に熱源比を設は現像液を保温しているものであり
そしてこれらの熱源への通電等を環境条件に応じて制御
するものである。
ドラムの中心に設けた熱源は感光体全域に渡に加熱し易
く特に装置の停止時に対して有効である。
装置の動作時に於ては第4図の様に一次帯電器9若しく
はAC除電器10の直前に近接して熱源を設ければ、潜
像形成直前に於ける感光体及び帯電器の還境補正がされ
る。
この時サーモスイッチSM4はクリーニング手段前の感
光体上に設けることによって直接熱源からの影響及び検
出誤差を少なくすることができる。
尚、熱源及びサーモスイッチは感光体の記録幅を被う程
効果的であるが感光体の記録方向の代表部分に対向して
設けることもできる。
尚、ドラムの中心に設けた熱源としては定着に用いるブ
ロワからの熱風をドラム中心部に制御して供給すること
によっても得られる。
この場合装置が未動作の場合は別に設けたブロワ若しく
はニクロム線等のヒータに装置の動作スイッチに連動し
て切換えればよい。
以下第3図の制御回路例を説明すると、熱源比へは電源
プラグPからの電圧ヒユーズF2を介してダイオードD
9oと接点に15−1若しくはヒユーズF2を介して接
点に16−1t2によって印加され、熱源H5へは接点
に16−2若しくはダイオード、接点に□5−□及び接
点に16−□によって印加される。
接点に15−1はスイッチSW1ヒユーズF1を介して
励磁されるリレーに15により開放される接点であり、
接点に1.−1. K16−2はヒユーズF2、サーモ
スイッチSM4を介して励磁されるリレーに□6により
閉路される接点である。
ここでスイッチSWは第2図の如き装置の他の部分を作
動させるためのものであり、サーモスイッチSM4は第
2図中現像電極13及び感光体181の近傍に設けて周
囲温度を検出する。
全装置内の温度が定常温度15℃以下の場合、サーモス
イッチSW4が閉じている。
従ってスイッチSWの開閉に拘らずリレーに05は励磁
され接点に16−□に16−2は閉路かれて熱源Hq、
H5が通電される。
従って装置の作動、未作動に関係なく感光体17及び現
像液42が加熱され定常温度に温度上昇し、感光体は常
に周囲温度以上に維持される。
次に装置内の温度が15℃以上ではサーモスイッチSM
4は開かれリレーに一□6に係わる接点に□6−19
K16−2 も開路かれる。
しかしこの場合スイッチSWが開路つまり装置が未作動
時ではリレーに□5が励磁されないので、ダイオードD
66と接点に15−1を介して熱源比に、上記15℃以
下の場合に流れる電流の半波が通電される。
従って装置の未作動時に於ても感光体は若干加熱されて
周囲温度以上に常に温度維持される。
又、この場合スイッチSWが閉路され、ラインaを介し
て装置が作動すると、同時に接点に15−1が開かれる
ので熱源比の通電は絶たれる。
つまりこれによって装置内の他の部分からの熱によって
感光体を加湿して吸湿しない様にし、且つ装置内の温度
を不必要に上昇させない様にしている。
ダイオードD9oの代わりにサイリスタ等による公知の
位相制御回路を用いて電源からの供給電力を172以下
若しくは以上に変えて熱源U、に供給してもよい。
以上はサーモスイッチ5N44により感光体の周囲の温
度を検出して全電力をそれ以下の電力若しくは零電力を
切換えるものであるが、サーモスイッチを2つ設は一方
を感光体に殆ど近接する程度に設けて許容最大温度を検
出し他方を感光体の周囲帯電器付近に設けて定常温度を
検出し、前者のサーモスイッチを第3図の回路に於ける
スイッチSWに置替え、後者を5M4として使用すれば
装置の動作、未動作に関係なく上記の如き切換えができ
環境条件を補償することができる。
又、上記全電力以下の湿度のみに対して感光体を補償す
るにはサーミスタ等の温度により可変な抵抗体を上記の
様な2ケ所に各々配置して各々からの信号の差に応じて
第3図のリレーに□5若しくはリレーに16を動作させ
ればよい。
以上の様に本考案は、装置内の環境を装置の不作動時に
補償して、装置の作動開始時において、待ち時間なしに
良好な像形成動作を可能とするとともに、装置の作動時
には装置内の不必要な温度上昇を防ぎ、常に良好な画像
品質の像形成と可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用できる電子複写装置の外観図、第
2図、第4図は本考案を適用できる電子琴装置の略縦断
面図、第3図は本考案による温度、湿度保護装置に於け
る通電制御回路側図であり12,3.4図に於て171
は感光ドラム、43は現像器、SM、はサーモスイッチ
、H4,H5は熱源である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装置に像形成動作させるべく装置へ通電するためのスイ
    ッチ、像形成動作のために上記スイッチによる装置への
    通電により発熱する定着ヒータ等の発熱部材、上記装置
    内の環境保護のために少なくとも上記スイッチの動作以
    前に通電される熱源、上記スイッチの動作に応答して上
    記熱源の通電状態を切換える回路とを有し、上記スイッ
    チの動作前においては上記熱源の発熱により上記装置内
    の環境保護を行い、上記スイッチの動作後においては上
    記発熱部材の発熱による装置内の昇温を防ぐべく上記熱
    源の発熱量を上記スイッチの動作前よりも少なくするよ
    うに上記熱源への供給電力を下げることを特徴とする像
    形成装置の温度、湿度保護装置。
JP1983113920U 1983-07-21 1983-07-21 温度,湿度保護装置 Expired JPS606841Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3592538A (en) * 1969-12-17 1971-07-13 Ricoh Kk Photographic copying apparatus
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