JPS606801Y2 - 光分配回路 - Google Patents

光分配回路

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JPS606801Y2
JPS606801Y2 JP11300278U JP11300278U JPS606801Y2 JP S606801 Y2 JPS606801 Y2 JP S606801Y2 JP 11300278 U JP11300278 U JP 11300278U JP 11300278 U JP11300278 U JP 11300278U JP S606801 Y2 JPS606801 Y2 JP S606801Y2
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optical
optical axis
light
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axis plane
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JP11300278U
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JPS5529481U (ja
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孝一 峰村
禎二 内田
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日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は光フアイバ通信に関し、特に光ファイバから
の光を他の複数個の光ファイバに分配する光フアイバ用
の光分配回路に関する。
通信システムでは信号を複数の個所に分配する目的で信
号の分配回路が必要である。
通信システムのうちでも近年、光通信がその広帯域性、
耐電磁誘導性等の種々の特長から注目されているが、特
に伝送路に光ファイバを用いる光フアイバ通信システム
は前記の特長の他に、長中継間隔、低価格、小形、光フ
ァイバの軽量、高可撓性等の種々の長所から有望である
と考えられている。
光フアイバ通信の分野での光分配回路としては従来、例
えば厚さ約80μ汎のガラス板(一種の光伝送体)と板
状に一列に配置された光ファイバとを組み合せたものが
用いられていた。
しかし、この従来の光分配回路ではガラス板の厚さが約
80μ九と薄いために、ガラス板の製作や光分配回路の
組立てが難かしいという欠点があった。
さらにこの光分配回路では光がガラス板の厚さ約80μ
椛の両側の面で多重反射して伝搬する構成であるために
、これらの面の汚れ等の不完全性により光の多重反射に
おいて損失が生じるという欠点があった。
またこの光分配回路でガラス板の厚さを厚くすると、光
ファイバのコア直径がガラス板の厚さよりも小さくなり
、ガラス板から光ファイバへの光の結合損失が大きくな
るという欠点があった。
この考案の目的は低損失で、しかも光伝送体の製作や回
路の組立ての容易な光フアイバ用の光分配回路を提供す
ることにある。
この考案によれば、光軸を含む光軸面に垂直な断面内で
前記光軸面からの距離の二乗にほぼ比例して減少する屈
折率分布を有し、前記光軸に垂直な二つの端面の一方に
反射手段を形成してなる一次元集束性光伝送体と、この
集束性光伝送体の他方の端面に近接して前記光軸面にほ
ぼ垂直に中心軸が配置された複数個の円柱レンズと、こ
れら円柱レンズを前記集束性光伝送体とではさむように
配置した前記中心軸とほぼ垂直な光軸を有する複数個の
光ファイバとを含み、前記集束性光伝送体の長さと前記
円柱レンズの直径との和がほぼ前記集束性光伝送体を蛇
行しながら伝播するピッチ114の整数倍であることを
特徴とする光分配回路が得られる。
この考案の光分配回路に用いる1次元集束性光伝送体(
以下光伝送体と称する)はその光軸面に垂直な断面内で
屈折率n(γ)が光軸面から距離γが大きくなるにつれ
てほぼ次式に従って減少する透明の物体である。
但し、馬は光軸面上の屈折率、aは正の定数である。
このような光伝送体はイオン交換等を用いて作られ、両
端面を平面にしても光軸面と直角な方向にはレンズ作用
を有する。
屈折率が光軸面に垂直な方向に2乗分布しているから、
例えば光伝送体の光軸面に平行に光軸面と異軸面で入射
した光は光軸面にそって正弦波状に蛇行して進行する。
すなわち屈折率が2乗分布している光伝送体に入射する
光の入射位置を光軸面からγ1、入射角度を01、出射
位置を72、出射角度を02、光伝送体の長さをLとす
れば次式の関係が成立する。
光が入射したときと同じ位置、角度で出射するようにな
る光伝送体の長さ、すなわち1ピツチ長を塊とすれば(
2)、 (3)式から り、、=2π/ja ・・・・・・
(4)となる。
また(2+、 (3)式でγ、=0、すなわち光が光伝
送体の端面で光軸面上に角度θ1で入射するようにすれ
ば、長さが172Loの所、すなわちl/2ピツチ長の
所でγ2=0.θ2=−01となるから、光伝送体が1
72ピツチ長ならば光は光伝送体の他の端面で光軸面上
から角度−〇□で出射するようになる。
但し、光軸面に平行な方向には垂直な方向のような屈折
率の分布がないから、光伝送体に発散光が入射するとす
れば、光軸面に平行な方向には光はそのまま広がり、場
合によっては光伝送体の側壁で反射したりして光伝送体
の他端に達する。
従って光伝送体の一方の端面に光フアイバ出力のスポッ
ト状の光が入射すれば、l/2ピツチ長の出射側の他方
の端面では光は光軸面に平行な方向に細長いビームとな
る。
もし光伝送体が114ピツチ長で他方の端面が反射コー
トされていれば、光はそこで反射されて入射側の端面に
戻る。
この場合、光伝送体は往復で丁度1/2ピッチ長だから
、もとの端面で光フアイバ出力のスポット状の光は光軸
面に平行な方向に細長いビームとなる。
さらに、光伝送体の端面に複数個の円柱レンズをその光
軸が光伝送体の光軸面に垂直になるように配置するとと
もに、光伝送体の往復の長さをほぼ円柱レンズの直径の
往復の分だけ1/2ピツチ長よりも短かくすれば、細長
いビームは複数個の円柱レンズで集光されて複数個のス
ポット状の光になる。
なお、光伝送体を伝播する光の座標は(2)、 (3)
式で表わされるように長さ方向に周期性を有するから、
往復の長さが172ピツチの整数倍の長さでも同様の現
象になる。
本考案は以上のように、一方の端面が反射コートされた
(174mピッチ−D)の長さく但し、mは正の整数り
は円柱レンズの直径)の光伝送体の他端に位置した光フ
ァイバからの出射光が、前記の反射コートされた端面で
反射されてもとの端面に細長いビームとなって戻ること
を利用し、その端面に複数個の円柱レンズと、複数個の
他の光ファイバの端面を位置させることにより、光をこ
れら複数個の光ファイバに入射させ、分配するものであ
る。
この考案によれば、光ファイバからのスポット状の出射
光は光伝送体と円柱レンズとにより、複数のスポット状
の光として出射されるから、入射光を効率よく、すなわ
ち低損失で複数個の光ファイバに分配することができる
すなわち、本考案では円柱レンズがあるために、光は光
ファイバのコア部以外のクラッド部等にはほとんど入射
しないから、円柱レンズが無い場合に比べ低損失にてき
る。
また、光伝送体は特に薄くする必要がないので、その製
作や回路の組立て等は簡単である。
次にこの考案について図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の最も好ましい実施例の構成を示す図
で、aは平面図、bは立面図、Cは光伝送体の光軸面に
垂直な方向の屈折率の分布を示した図である。
3/4ピツチより少し短かい光伝送体1の端面2は反射
コートされており、他の端面3には近接して円柱レンズ
11〜19がそれらの光軸と光伝送体1の光軸面6とが
垂直になるように配置されている。
さらに円柱レンズ11〜19の側壁にはそれぞれ光ファ
イバ21〜29の片側の端面が近接して配置されており
、円柱レンズ11〜19の近傍では光ファイバ21〜2
9の光軸は光伝送体1の光軸面6のほぼ延長面上に配置
されている。
また光伝送体1の側壁4,5は光軸面6および端面2,
3に垂直に光学研磨されており、さらに反射コートされ
ていてもよい。
さて、例えば光ファイバ21から出射した光は円柱レン
ズの光軸に平行な方向には広がりながら円柱レンズ11
を通り光伝送体1に入射するが、円柱レンズの光軸に垂
直な方向では円柱レンズ11で集光されて光伝送体1に
入射する。
光伝送体1の光軸面6に垂直な方向には屈折率は(1)
式および第1図Cに示したように2乗分布しているから
、円柱レンズ11を通って光伝送体1に入射した光ファ
イバ21からの光は、光伝送体1の光軸面6に垂直な方
向に関しては例えば第1図すの光線7のように進み、反
射端面2で光軸面6と平行に反射されてもとに戻り、円
柱レンズを通って集光される。
一方、光伝送体1の光軸面6に平行な方向に関しては円
柱レンズ11により光伝送体1の端面3の付近に集光さ
れた光ファイバ21からの光は、光伝送体1の光軸面6
に平行な方向の屈折率は一定だから、光伝送体1の中で
は広がりながら進み、また一部の光は第1図aの光線8
のように側壁4,5で反射されて進み、端面2で反射さ
れて戻り、端面3の所に達する。
さらに、端面3には近接して円柱レンズ12〜19が配
置されているから、光伝送体1の光軸面6に平行な方向
に関しては端面3から出射した光は円柱レンズ12〜1
9によりそれぞれ別れて集光される。
ところでこれらの集光点にはそれぞれ光ファイバ22〜
29の片側の端面が配置され、しかも光ファイバ22〜
29の光軸が光伝送体1の光軸面6の延長面上にくるよ
うに配置されているから、前記の光は効率よくすなわち
低損失で光ファイバ22〜29に入射する。
第1図Cに示すような屈折率分布を厚さ方向に有する光
伝送体1は、例えば厚さが約0.5mmのタリウムイオ
ンを含むガラス製の基板を高温のカリウム熔融塩中にひ
たすことにより得られ、庚=1.63y a = 1.
6mm−2のものが実現できテイル。
この場合の1ピツチの長さは(4)式よりIa”5.0
mmとなる。
端面2の反射コートには誘電体多層膜やアルミコート等
が用い得る。
光ファイバ21〜29には例えばコア直径が100μm
1フアイバ外径が150μ肌、N、Aが0.26X コ
アの屈折率が1.63のステップインデックス型ファイ
バが用い得る。
円柱レンズ11〜19&;は、例えば直径りがファイバ
21〜29の外径に等しい150μ汎で、屈折率が1.
63の細いガラス棒が用い得る。
この場合の光伝送体1の幅は1.2rrIIn1厚さは
0.5rrrIrL1長さは(314ピッチ−D)とし
て約3.6TIrInになる。
このような光伝送体1の製作および回路の組立ては光伝
送体1の厚さが0.5rrrIILと厚いから簡単であ
る。
また、光ファイバ21から出射した光が光ファイバ22
〜29へ分れて入射するときには、光伝送体1および円
柱レンズ12〜19によりファイバのコア直径にほぼ等
しい大きさに集光されているから、低損失で光ファイバ
に入射する。
そのため、光ファイバのクラッド部をエツチング等によ
り取り除き、コア部だけにするという必要性も特に無い
8本の光ファイバに光を分配する第1図の実施例の場合
の8本の各光ファイバへの分配損失は、約IQdBと低
損失である。
なお、第1の実施例では光ファイバ21から光ファイバ
22〜29に光を分配するとしたが、光ファイバ21〜
29のうちの任意の光ファイバから任意の光ファイバに
光を分配できることは言うまでもない。
また、これらの光ファイバは分配する光を送り出すとと
もに、他の光ファイバからの光の分配を受ける、すなわ
ち双方向伝送路として使用することもできる。
なお、第1の実施例では光の一部が側壁4,5で反射す
るから側壁4,5を光学研磨したり、さらに反射コート
を施したりしているが、光が側壁4.5で反射しない場
合には側壁4,5の光学研磨や反射コート等は必要でな
い。
また、この実施例では光伝送体1は(314ピッチ−D
)の長さであるとしたが、(314ピッチ−D)の長さ
よりも少し短かくてもよく、その場合には円柱レンズと
光伝送体1とを少し離して対向させればよい。
さらに光伝送体1は(114ピッチ−D)の長さや(1
12ピッチ−D)の長さように、114ピツチ長のほぼ
整数倍から円柱レンズの直径りを差し引いた長さでもよ
いことは言うまでもない。
なお、この実施例では光ファイバ21〜29の光軸は光
伝送体1の光軸面6の延長面上にくるとしたが、光伝送
体1が(1/4(:l’−1)ピッチ長−D〕の長さの
場合には(但し、lは正の整数)、光ファイバ21〜2
9の光軸と光軸面6とはほぼ平行でしかも光ファイバ2
1の光軸と光ファイバ22〜29の光軸とは光軸面6に
対して対称の面上にあってもよい。
但し、この場合には光ファイバは双方向伝送路としてい
ることができないが、光軸面6に対して光ファイバ21
と対称の位置に光ファイバ21からの光が分配される光
ファイバを1本増すことができる。
また、円柱レンズはその先軸と平行な方向に2つに切断
した形の半円柱レンズであってもよく、この場合には半
円柱レンズの前記の切断された平面を光伝送体1の端面
3に平行になるように配置すればよい。
また、円柱レンズや半円柱レンズはエポキシ樹脂やアク
リル樹脂等の材料で出来ていてもよい。
さらにまた、半円柱レンズの形の母体を別に作っておい
て、そのレプリカをエポキシ樹脂等で光伝送体1の端面
3の上に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図a、 bおよびCはこの考案の一実施例の構成を
示す図で、それぞれは平面図、bは立面図およびCは光
伝送体1の光軸面6に垂直な方向の屈折率の分布を示し
た図である。 なお図において、1・・・・・・光伝送体、2,3・・
・・°。 光伝送体1の端面、4,5・・・・・・光伝送体1の側
面、6・・・・・・光伝送体1の光軸面、7,8・・・
・・・光伝送体1中の光線の一例、11〜19・・・・
・・円柱レンズ、21〜29・・・・・・光ファイバ、
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光軸を含む光軸面に垂直な断面内で前記光軸面からの距
    離の二乗にほぼ比例して減少する屈折率分布を有し、前
    記光軸に垂直な二つの端面の一方に反射手段を形成して
    なる一次元集束性光伝送体と、この集束性光伝送体の他
    方の端面に近接して前記光軸面にほぼ垂直に中心軸が配
    置された複数個の円柱レンズと、これら円柱レンズを前
    記集束性光伝送体とではさむように配置した前記中心軸
    と垂直な光軸を有する複数個の光ファイバを含み前記集
    束性光伝送体の長さと前記円柱レンズの直径との和がほ
    ぼ前記集束性光伝送体を蛇行しながら伝播するピッチの
    174の整数倍であることを特徴とする光分配回路。
JP11300278U 1977-10-14 1978-08-17 光分配回路 Expired JPS606801Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11300278U JPS606801Y2 (ja) 1978-08-17 1978-08-17 光分配回路
US05/949,745 US4285570A (en) 1977-10-14 1978-10-10 Light branching device

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JPS5529481U JPS5529481U (ja) 1980-02-26
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JP2013104812A (ja) 2011-11-15 2013-05-30 Olympus Corp 光学式センサ

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