JPS6067557A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPS6067557A JPS6067557A JP17561183A JP17561183A JPS6067557A JP S6067557 A JPS6067557 A JP S6067557A JP 17561183 A JP17561183 A JP 17561183A JP 17561183 A JP17561183 A JP 17561183A JP S6067557 A JPS6067557 A JP S6067557A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱性、耐衝撃性および溶融流動性にすぐれ
た熱可塑性樹脂組成物に関する。
た熱可塑性樹脂組成物に関する。
メタクリル樹脂、スチレン系樹脂および塩化ビニル樹脂
等の熱可塑性樹脂はその特性を生かして種々の用途に使
用されているが、耐熱性が十分でなく、またその耐衝撃
性が低いという欠点を有している。
等の熱可塑性樹脂はその特性を生かして種々の用途に使
用されているが、耐熱性が十分でなく、またその耐衝撃
性が低いという欠点を有している。
そこで近年においては、例えば特開昭55−7873号
公報に記載される如く、ジエン系ゴムの存在下に、α−
メチルスチレン、メチルメタフリレートおよびアクリロ
ニトリルからなる単量体混合物をグラフト重合させて耐
熱性および耐衝撃性を向上させた熱可塑性樹脂組成物を
得る方法、あるいは特開昭57−14637号公報に記
載される如くジエン系ゴムの存在下にα−メチルスチレ
ン、アクリロニトリルおよびメチルメタクリレートの単
量体混合物をグラフト重合させたグラフト共重合体とα
−メチルスチレン構造単位含有共重合体とのブレンド物
を塩化ビニル重合体に混合することにより耐熱性および
耐衝撃性を改良せしめた塩化ビニル重合体とする方法が
提案されている。
公報に記載される如く、ジエン系ゴムの存在下に、α−
メチルスチレン、メチルメタフリレートおよびアクリロ
ニトリルからなる単量体混合物をグラフト重合させて耐
熱性および耐衝撃性を向上させた熱可塑性樹脂組成物を
得る方法、あるいは特開昭57−14637号公報に記
載される如くジエン系ゴムの存在下にα−メチルスチレ
ン、アクリロニトリルおよびメチルメタクリレートの単
量体混合物をグラフト重合させたグラフト共重合体とα
−メチルスチレン構造単位含有共重合体とのブレンド物
を塩化ビニル重合体に混合することにより耐熱性および
耐衝撃性を改良せしめた塩化ビニル重合体とする方法が
提案されている。
しかしながら、α−メチルスチレン構造単位含有重合体
を使用する方法では、α−メチルスチレンが通常のラジ
カル重合で、単独重合が出来ず、かつ共重合反応性も低
いという難点がある。これを改良する方法として、α−
メチルスチレンと共重合可能な他のエチレン性単量体を
共重合させる方法が提案されているが、共重合せしめる
他のエチレン性単量体による希釈効果のためにα−メチ
ルスチレンセグメントによる耐熱性の寄与が十分に発揮
されないのが現状である。
を使用する方法では、α−メチルスチレンが通常のラジ
カル重合で、単独重合が出来ず、かつ共重合反応性も低
いという難点がある。これを改良する方法として、α−
メチルスチレンと共重合可能な他のエチレン性単量体を
共重合させる方法が提案されているが、共重合せしめる
他のエチレン性単量体による希釈効果のためにα−メチ
ルスチレンセグメントによる耐熱性の寄与が十分に発揮
されないのが現状である。
また、他の方法として特開昭57−125241号公報
に記載されている如く、スチレン、無水マレイン酸およ
び他の共重合可能なエチレン性単量体からなる共重合体
をアンモニアまたは1級アミンと反応させたインド化ポ
リマーとゴム状グラフト供)重合体とのブレンド物から
なる熱安定性、耐衝撃性にすぐれた樹脂組成物が開示さ
れているが、この樹脂組成物は耐熱分解性に劣ることま
たインド環に窒素原子を含むために溶融による熱着色お
よび溶融流動性が低いという問題が生じる。さらには特
開昭55−80459号公報にABS樹脂、MES樹脂
、アルキルアクリレート系ゴム使用共重合体にポリカー
ボネートをブレンドして使用する方法が開示されている
が、この方法では夫々混合する樹脂の相溶性に問題があ
って十分な耐衝撃性を有する樹脂組成物が得られない。
に記載されている如く、スチレン、無水マレイン酸およ
び他の共重合可能なエチレン性単量体からなる共重合体
をアンモニアまたは1級アミンと反応させたインド化ポ
リマーとゴム状グラフト供)重合体とのブレンド物から
なる熱安定性、耐衝撃性にすぐれた樹脂組成物が開示さ
れているが、この樹脂組成物は耐熱分解性に劣ることま
たインド環に窒素原子を含むために溶融による熱着色お
よび溶融流動性が低いという問題が生じる。さらには特
開昭55−80459号公報にABS樹脂、MES樹脂
、アルキルアクリレート系ゴム使用共重合体にポリカー
ボネートをブレンドして使用する方法が開示されている
が、この方法では夫々混合する樹脂の相溶性に問題があ
って十分な耐衝撃性を有する樹脂組成物が得られない。
以上の様に、これまで提案されたいずれの方法では耐熱
性、溶融流動性および耐衝撃性のすべてを満足出来るも
のは開発されていないのが現状である。
性、溶融流動性および耐衝撃性のすべてを満足出来るも
のは開発されていないのが現状である。
このような状況に鑑み、本発明者らは種々検討した結果
、グルタル酸無水物環構造単位を含有する重合体とゴム
状重合体を基体とするグラフト共重合体とを配合するこ
とによシ耐熱性、耐衝撃性および溶融流動性にすぐれた
樹脂組成物が得られることを見い出し本発明を完成した
。
、グルタル酸無水物環構造単位を含有する重合体とゴム
状重合体を基体とするグラフト共重合体とを配合するこ
とによシ耐熱性、耐衝撃性および溶融流動性にすぐれた
樹脂組成物が得られることを見い出し本発明を完成した
。
すなわち本発明の要旨とするところは、に)グルタル酸
無水物環構造単位を含有する重合体10〜90重量%お
よび 03)5〜80重量−のゴム状重合体にエチレン性不飽
和単量体95〜20重量%をグラフト重合したグラフト
共重合体5〜90重量%からなる熱可塑性樹脂組成物に
ある。
無水物環構造単位を含有する重合体10〜90重量%お
よび 03)5〜80重量−のゴム状重合体にエチレン性不飽
和単量体95〜20重量%をグラフト重合したグラフト
共重合体5〜90重量%からなる熱可塑性樹脂組成物に
ある。
本発明において使用されるグルタル酸環構造単位を含む
重合体(ト)は次の一般式 (式中R,およびRt は互いに同種または異種の水素
原子および炭素数1〜4のアルキル基から選ばれたもの
をとる)で示されるグルタル酸無水物環構造単位を含む
重合体または共重合体である。本発明においては上記一
般式(1)で示されるグルタル酸無水物構造単位を含有
するものであればいかなる化学構造の重合体または共重
合体も適用出来、それを得るための製造法としては特に
制限さ五ないが、例えば(メタ)アクリル酸、tert
−ブチル(メタ)アクリレートの単独重合体または共重
合体あるいは、それらの少なくとも1種と他の共重合性
エチレン系単量体との共重合体を150〜450℃、好
ましくは180〜350℃の温度範囲で熱分解反応させ
る等の方法を挙げることが出来る。(メタ)アクリル酸
またはte rt−ブチル(メタ)アクリレ−トとのコ
ポリマーを得るに使用される共重合性の他のエチレン性
単量体としては、例えばスチレン、クロロスチレンなど
の置換スチレンおヨヒα−メチルスチレン、エチレン、
プロピレンなどのオレフィン、アクリロニトリル、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
、プロピル(メタ)アク、リレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなど
の炭素数1〜18の脂肪族または芳香族官能基を有する
アルキル(メタ)アクリレートおよびフッ化アルキル(
メタ)アクリレート等を挙げることができる。
重合体(ト)は次の一般式 (式中R,およびRt は互いに同種または異種の水素
原子および炭素数1〜4のアルキル基から選ばれたもの
をとる)で示されるグルタル酸無水物環構造単位を含む
重合体または共重合体である。本発明においては上記一
般式(1)で示されるグルタル酸無水物構造単位を含有
するものであればいかなる化学構造の重合体または共重
合体も適用出来、それを得るための製造法としては特に
制限さ五ないが、例えば(メタ)アクリル酸、tert
−ブチル(メタ)アクリレートの単独重合体または共重
合体あるいは、それらの少なくとも1種と他の共重合性
エチレン系単量体との共重合体を150〜450℃、好
ましくは180〜350℃の温度範囲で熱分解反応させ
る等の方法を挙げることが出来る。(メタ)アクリル酸
またはte rt−ブチル(メタ)アクリレ−トとのコ
ポリマーを得るに使用される共重合性の他のエチレン性
単量体としては、例えばスチレン、クロロスチレンなど
の置換スチレンおヨヒα−メチルスチレン、エチレン、
プロピレンなどのオレフィン、アクリロニトリル、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
、プロピル(メタ)アク、リレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなど
の炭素数1〜18の脂肪族または芳香族官能基を有する
アルキル(メタ)アクリレートおよびフッ化アルキル(
メタ)アクリレート等を挙げることができる。
できるだけ得られる重合体は加熱により着色し難いもの
ならびに分子間架橋構造をしないものであることが望ま
しく、この観点よフ本発明のグルタル酸無水物環構造を
含有する重合体中、残夛の成分としてはメチルメタクリ
レ−ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート
、2−エチルへキシルメタクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレートなどのメタク
リル系単量体およびスチレン系単量体が好ましい。特に
メチルメタクリレートおよびスチレン単量体が好ましい
。
ならびに分子間架橋構造をしないものであることが望ま
しく、この観点よフ本発明のグルタル酸無水物環構造を
含有する重合体中、残夛の成分としてはメチルメタクリ
レ−ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート
、2−エチルへキシルメタクリレート、シクロヘキシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレートなどのメタク
リル系単量体およびスチレン系単量体が好ましい。特に
メチルメタクリレートおよびスチレン単量体が好ましい
。
またグルタル酸無水物環構造単位を形成する原料である
(メタ)アクリル酸およびte rt−ブチル(メタ)
アクリレートでは耐熱性を目的とする上ではメタクリル
酸およびtert−ブチルメタクリレートが好ましい。
(メタ)アクリル酸およびte rt−ブチル(メタ)
アクリレートでは耐熱性を目的とする上ではメタクリル
酸およびtert−ブチルメタクリレートが好ましい。
本発明で用いるグルタル酸無水物環構造単位を有する重
合体は、該重合体中にグルタル酸無水物環構造を有する
ものであれば使用できるが5重量%以上含有することが
耐熱性の点から好ましい。
合体は、該重合体中にグルタル酸無水物環構造を有する
ものであれば使用できるが5重量%以上含有することが
耐熱性の点から好ましい。
また本発明の組成物を構成するグラフト共重合体0)は
、ゴム状重合体の存在下にエチレン性単量体もしくはそ
れらの混合物を重合させたものである。グラフト共重合
体を得るのに使用されるゴム状重合体としては、例えば
ポリブタジェンゴム(PBd)、アクリロニトリル/ブ
タジェン共重合体ゴム(NBR)、スチレン/ブタジェ
ン共重合体ゴム(SBR)などのジエン系ゴム、ポリブ
チルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリ−2
−エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル系ゴム(
AR)およびエチレン/プロピレン/非共役ジエン系ゴ
ム(EPDM)など用いることが出来る。またこのゴム
状重合体にグラフト(共)重合せしめるに用いられるエ
チレン性単量体およびそれらの混合物としてはスチレン
、アクリロニトリル、メチルメタクリレート、α−メチ
ルスチレンなどの他にスチレンα−メチルスチレンなど
の芳香族ビニル系単量体と無水マレイン酸の組合せおよ
びそれらと共重合可能なビニル系単量体を用い本発明の
効果をさらに大きくまた目的に合わせて特徴を出せるこ
とも可能である。
、ゴム状重合体の存在下にエチレン性単量体もしくはそ
れらの混合物を重合させたものである。グラフト共重合
体を得るのに使用されるゴム状重合体としては、例えば
ポリブタジェンゴム(PBd)、アクリロニトリル/ブ
タジェン共重合体ゴム(NBR)、スチレン/ブタジェ
ン共重合体ゴム(SBR)などのジエン系ゴム、ポリブ
チルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリ−2
−エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル系ゴム(
AR)およびエチレン/プロピレン/非共役ジエン系ゴ
ム(EPDM)など用いることが出来る。またこのゴム
状重合体にグラフト(共)重合せしめるに用いられるエ
チレン性単量体およびそれらの混合物としてはスチレン
、アクリロニトリル、メチルメタクリレート、α−メチ
ルスチレンなどの他にスチレンα−メチルスチレンなど
の芳香族ビニル系単量体と無水マレイン酸の組合せおよ
びそれらと共重合可能なビニル系単量体を用い本発明の
効果をさらに大きくまた目的に合わせて特徴を出せるこ
とも可能である。
ゴム状重合体にエチレン性単量体またはそれらの混合物
をグラフト(共)重合させる方法としては、特に限定さ
れず例えば溶液重合、乳化重合、塊状重合、および/ま
たは懸濁重合等公知の方法が採用出来る。
をグラフト(共)重合させる方法としては、特に限定さ
れず例えば溶液重合、乳化重合、塊状重合、および/ま
たは懸濁重合等公知の方法が採用出来る。
本発明で使用するグラフト共重合体はゴム状重合体を5
〜80重量%、好ましくは15〜75重量%含有させる
ようにする必要がある。
〜80重量%、好ましくは15〜75重量%含有させる
ようにする必要がある。
したがってグラフト共重合体を得る際のゴム重合体とエ
チレン性単量体またはそれらの混合物との割合(重量)
は、ゴム状重合体5〜80重量%、好ましくは15〜7
5重量%、エチレン性単量体またはそれらの混合物20
〜95重量%、好ましくは25〜85重量%である。グ
ラフト共重合体中のゴム状重合体の含有量が5重量−未
満では耐衝撃性が低下する。また80重量係を超える場
合には機械的性質およびゴム状重合体の均−分散性等が
低下し、その結果耐衝撃性も低下する。
チレン性単量体またはそれらの混合物との割合(重量)
は、ゴム状重合体5〜80重量%、好ましくは15〜7
5重量%、エチレン性単量体またはそれらの混合物20
〜95重量%、好ましくは25〜85重量%である。グ
ラフト共重合体中のゴム状重合体の含有量が5重量−未
満では耐衝撃性が低下する。また80重量係を超える場
合には機械的性質およびゴム状重合体の均−分散性等が
低下し、その結果耐衝撃性も低下する。
本発明の組成物を構成するグルタル酸無水物環□構造単
位を含む重合体およびゴム状重合体を含むグラフト共重
合体との割合は、それぞれ10〜95重量%、好ましく
は20〜85重量俤および5〜90重量%、好ましくは
15〜755〜75重量%組成物中グルタル酸無水物環
構造単位を含む重合体の含有量が10重量%未満では良
好な耐熱効果が、また95重量%を越えると良好な耐衝
撃性が望めなくなる。さらに組成物中ゴム状重合体を含
有するグラフト共重合体の量が5重量%未満では良好な
耐衝撃効果が認められない点で、また90重量%を越え
ると良好な耐熱効果が認められない点で好ましくない。
位を含む重合体およびゴム状重合体を含むグラフト共重
合体との割合は、それぞれ10〜95重量%、好ましく
は20〜85重量俤および5〜90重量%、好ましくは
15〜755〜75重量%組成物中グルタル酸無水物環
構造単位を含む重合体の含有量が10重量%未満では良
好な耐熱効果が、また95重量%を越えると良好な耐衝
撃性が望めなくなる。さらに組成物中ゴム状重合体を含
有するグラフト共重合体の量が5重量%未満では良好な
耐衝撃効果が認められない点で、また90重量%を越え
ると良好な耐熱効果が認められない点で好ましくない。
本発明の組成物は上記のグルタル酸無水物環構造単位を
含有する重合体とゴム状重合体を含有するグラフト共重
合体とを例えば乾式もしくはラテックスブレンド等によ
シ一般的に得ることが出来るが他の方法として例えば、
グルタル酸無水物環構造単位含有重合体およびゴム状重
合体の存在下にエチレン性単量体もしくはその混合物を
重合させて得ることも出来る。
含有する重合体とゴム状重合体を含有するグラフト共重
合体とを例えば乾式もしくはラテックスブレンド等によ
シ一般的に得ることが出来るが他の方法として例えば、
グルタル酸無水物環構造単位含有重合体およびゴム状重
合体の存在下にエチレン性単量体もしくはその混合物を
重合させて得ることも出来る。
また本発明の組成物においては、必要に応じて組成物に
対して85重量%以下、好ましくは65重量−以下のエ
チレン性単量体もしくはそれらの混合物を重合させて得
た重合体もしくは共重合体(C)を添加することも出来
る。添加量が85重量%を越えると耐衝撃性、耐熱性の
点で好ましくない。
対して85重量%以下、好ましくは65重量−以下のエ
チレン性単量体もしくはそれらの混合物を重合させて得
た重合体もしくは共重合体(C)を添加することも出来
る。添加量が85重量%を越えると耐衝撃性、耐熱性の
点で好ましくない。
上記に述べたエチレン性単量体としては、スチレン、α
−置換スチレンフロロスチレンおよびベンゼン置換スチ
レンの他、エチレン、プロピレンなどのオレフィン、ア
クリロニトリルなどの他にアルキル(メタ)アクリレー
トなどの単量体およびそれらの混合物からなるものであ
る。
−置換スチレンフロロスチレンおよびベンゼン置換スチ
レンの他、エチレン、プロピレンなどのオレフィン、ア
クリロニトリルなどの他にアルキル(メタ)アクリレー
トなどの単量体およびそれらの混合物からなるものであ
る。
本発明の組成物は、通常の熱可塑性樹脂と同様にヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、およ
びイオウ系酸化防止剤を添加して熱安定性を向上させ、
また滑剤等を添加して流動性をさらによくすることが出
来る。また目的に合わせてガラス繊維、炭素繊維、無機
充填材、顔料および染料を配合ブレンドすることが出来
る。また本発明の組成物にテトラブロモビスフェノール
A、臭素化ポリカーボネート、デカブロモビフェニルエ
ーテル等の一般のハロゲン化有機化合物難燃化剤を酸化
アンチモンと配合することによりM燻化が可能である。
ードフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、およ
びイオウ系酸化防止剤を添加して熱安定性を向上させ、
また滑剤等を添加して流動性をさらによくすることが出
来る。また目的に合わせてガラス繊維、炭素繊維、無機
充填材、顔料および染料を配合ブレンドすることが出来
る。また本発明の組成物にテトラブロモビスフェノール
A、臭素化ポリカーボネート、デカブロモビフェニルエ
ーテル等の一般のハロゲン化有機化合物難燃化剤を酸化
アンチモンと配合することによりM燻化が可能である。
以下実施例によって本発明をさらに説明する。
なお実施例中、耐熱性は熱変形温度ASTMD−648
−55、アイゾツト衝撃強度はA S T M D −
256−56Mexhod A および、溶融粘度は高
化式フローテスター(高滓製作所!l!りによって樹脂
温度250℃で測定した。
−55、アイゾツト衝撃強度はA S T M D −
256−56Mexhod A および、溶融粘度は高
化式フローテスター(高滓製作所!l!りによって樹脂
温度250℃で測定した。
また実施例中の部は重量部、俤は重量%を示す。
(1) グルタル酸無水物構造単位を含有する重合体(
A)の調整 te rt−ブチルメタクリレート50部、メチルメタ
クリレート50部、2.2’−アゾビスイソブチロニト
リル0.05部、tart−ドデシルメルカプタン0.
2部からなる単量体をガラス管に入れて70℃で重合し
て得られた重合体、を粉砕して230℃のオイル浴中で
5時間加熱分解反応させた。得られた重合体を押出機中
に仕込み排気口から発生ガスを脱気しながら樹脂温度2
50℃で押出成形を行ないベレット化した。同様の方法
によシ表−1に示した組成のグルタル酸無水物重合体を
得た。
A)の調整 te rt−ブチルメタクリレート50部、メチルメタ
クリレート50部、2.2’−アゾビスイソブチロニト
リル0.05部、tart−ドデシルメルカプタン0.
2部からなる単量体をガラス管に入れて70℃で重合し
て得られた重合体、を粉砕して230℃のオイル浴中で
5時間加熱分解反応させた。得られた重合体を押出機中
に仕込み排気口から発生ガスを脱気しながら樹脂温度2
50℃で押出成形を行ないベレット化した。同様の方法
によシ表−1に示した組成のグルタル酸無水物重合体を
得た。
表−1
(2)グラフト共重合体の)の調整
各種ゴム状重合体存在下で各種エチレン性単量体を重合
してグラフト重合体を得た。
してグラフト重合体を得た。
ゴム組成、およびエチレン性単量体組成をまとめて表−
2に示した。グラフト重合反応は通常のラジカルグラフ
ト反応を採用した。
2に示した。グラフト重合反応は通常のラジカルグラフ
ト反応を採用した。
B−10に関しては、ポリブタジェンゴムと前記A−3
重合体の存在下で単量体をクラフト重合した。使用ゴム
重合体は次の通りである。
重合体の存在下で単量体をクラフト重合した。使用ゴム
重合体は次の通りである。
pBa ;ボリフ゛タジエンゴム(日本ゼオン■製部品
名Jpol LX−111A ) SBR;スチレンーフ゛タジエンコ゛ム(日本セオン■
製商品名5BR−1500) AR;アクリルゴム(日本ゼオン■製部品名N1pol
A R72) EPDM;エチレン/プロピレン/−5−エチリデン−
i−ノルボルネン三元共重合体 ゴム 三菱油化■製部品名E P −43)表 −2 整 表−3に示した単量体組成で通常のラジカル重合により
調整した。
名Jpol LX−111A ) SBR;スチレンーフ゛タジエンコ゛ム(日本セオン■
製商品名5BR−1500) AR;アクリルゴム(日本ゼオン■製部品名N1pol
A R72) EPDM;エチレン/プロピレン/−5−エチリデン−
i−ノルボルネン三元共重合体 ゴム 三菱油化■製部品名E P −43)表 −2 整 表−3に示した単量体組成で通常のラジカル重合により
調整した。
表−3
次いで上記のようにして製造した重合体を用いて表−4
に示すように配合しその特性を評価した。得られた結果
を表−4に示す。これらの結果から明らかなように本発
明の樹脂組成物は耐熱性、耐衝撃性および溶融流動性共
にすぐれていることが判る。
に示すように配合しその特性を評価した。得られた結果
を表−4に示す。これらの結果から明らかなように本発
明の樹脂組成物は耐熱性、耐衝撃性および溶融流動性共
にすぐれていることが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 t(A)グルタル酸無水物環構造単位を含有する重合体
10〜95重量%および @ 5〜80重量%のゴム状重合体にエチレン性不飽和
単量体を95〜20重量%グラフト重合したグラフト共
重合体5〜90重量% からなる熱可塑性樹脂組成物 2 グルタル酸無水物環構造単位を含む重合体の含有量
に)が10〜90重量%であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂組成物 五 重合体に)がグルタル酸無水物環構造単位を5重量
%以上含有するものであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項または第鳳項記載の熱可塑性樹脂組成物 4、に) グルタル酸無水物環構造単位を含有する重合
体10〜95重量% 0)5〜80重量%のゴム状重合体にエチレン性不飽和
単量体を95〜20重量%グラフトしたグラフト共重合
体5〜90重量%および (C) エチレン性単量体またはそれの混合物を重合し
て得た重合体もしくは共重合体85重量%以下 からなる熱可塑性樹脂組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17561183A JPS6067557A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17561183A JPS6067557A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (3)
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-
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- 1983-09-22 JP JP17561183A patent/JPS6067557A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004081110A1 (ja) * | 2003-03-12 | 2004-09-23 | Toray Industries Inc. | 熱可塑性樹脂組成物、成形品およびフィルム |
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Also Published As
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