JPS606662Y2 - 軸と継手部材との結合構造 - Google Patents

軸と継手部材との結合構造

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JPS606662Y2
JPS606662Y2 JP13639980U JP13639980U JPS606662Y2 JP S606662 Y2 JPS606662 Y2 JP S606662Y2 JP 13639980 U JP13639980 U JP 13639980U JP 13639980 U JP13639980 U JP 13639980U JP S606662 Y2 JPS606662 Y2 JP S606662Y2
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JP
Japan
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shaft
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tapered
press
plate
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JP13639980U
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JPS5759216U (ja
Inventor
五一 工藤
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸端にテーパ一部を有する軸と、同軸に嵌合さ
れるテーパー穴を有する継手部材との結合構造に関する
ものである。
従来の軸端にテーパ一部を有する軸及び継手部材の結合
状態の1例を、第1図及び第2図について説明する。
なお、図面はマリンギヤの減速軸及び減速軸継手に適用
した場合である。
図に於いて、減速軸1にはベアリング支持部2、及び軸
のテーパ一部3があり、軸端にテーパ一部を有する軸端
面には締付用ねじ穴4(図面では3個)、油圧継手用ね
じ穴5、連通用油穴6゜7及び円周溝8が設けられ、更
に吊上げ用ねじ穴9及びセンター穴10が設けられてい
る。
減速軸1は、ベアリング支持部2にベアリング11のイ
ンナーレースが圧入されて、クラッチ室12にベアリン
グ11を介して支持され、ボルト14により後部抑え蓋
13を取付けることによって組立てられている。
15は継手部材で、同継手部材を減速軸1の軸のテーパ
一部3に取付けるには、先ず継手部材15と軸のテーパ
一部3の温度を等しくした後、第7図の如く軸のテーパ
一部3に継手部材15を嵌め込み、ベアリング支持部2
と軸のテーパ一部3の段部と、継手部材15の端面との
寸法T。
を計測する。
合軸方向の必要正大量をTとすれば、厚さT1”To
Tの調整板16を軸のテーパ一部3の段部に入れて継
手部材15を嵌め込み、抑え板17を継手部材15の右
方中央部の座ぐり部18に挿入すると共に、必要により
座金19を使用し、ボルト20により調整板16が軸の
テーパ一部3の段部と継手部材15の端面に密着するま
で締付ける。
なお、継手部材15を圧入する際、同継手部材を必要な
温度まで加熱してから、軸のテーパ一部3に嵌め込み、
ボルト20で締付けるようにしてもよい。
次に継手部材15を軸のテーパ一部3から取外す場合に
は、ボルト20を弛めて抑え板17を除去し、油圧継手
用ねじ5に図示しない高圧油圧ポンプを接続して高圧油
を送ると、高圧油は連通用油穴6,7を経て円周溝8よ
りテーパー嵌合面に作用して継手部材15のテーパー穴
径を拡げるため、容易に外すことができる。
なお、マリンギヤの容量は、クラッチ容量、歯車及び軸
系強度等によって決るが、船舶機関規制等(以下法規等
と云う)によっても制限される。
最近は機関が高速化し、マリンギヤは大減速のものが使
用されるので、マリンギヤの容量は減速軸径によって制
限されることが多い。
第1図に示す従来の減速軸の強度上及び法規上の軸径は
dである。
ベアリング支持部2の軸径はDであるが、継手部材15
の圧入量を規制するための調整板16を使用するため、
段部が必要となり、6寸法は通常り寸法より約5m小さ
い。
第1図の従来の継手部材では、D−dの段部を設けたた
めに、次のような欠点があった。
即ち、0寸法が50〜10077E171の小中型マリ
ンギヤで、寸法が5rIrIIL減少することは、容量
が27〜14%低下することになるため、非常なコスト
高となる。
またD−d # 5 rtry+の場合、段部の隅部は
約半径1閣の円弧となり、切欠効果により強度は非常に
低下し、段部で折損事故が発生する慮れがある。
更にD−dの段部を設けるため加工時間が余計にかかり
、しかも段部の加工が困難なことと相俟ってコスト高と
なる欠点があった。
また第7図に示すT。
寸法の計測は、軸部の段部寸法が小さいので、平面部が
少なく、計測が困難である。
一般にT。の計測は、減速軸1をクラッチ室12に、後
部抑え蓋13をボルト14にて取付けた後に行なうので
、T8部は後部抑え蓋13の内側に入り込み、計測は一
層困難で、かつ計測精度も悪かった。
第8図は第7図のC部詳細図を示し、調整板16の内径
はd1=d+2rとなり(rは段部隅部の半径)、段部
軸径dとのガタが大きい。
従って継手部材15を軸のテーパ一部3に圧入する際、
調整板16の内径d1は段部軸径dと同心になることは
なく、重力等により偏心して取付けられることになるた
め、調整板16の内径の片側は段部の隅部円弧にかかる
ことになり、継手部材15の軸方向の圧入量はT=To
−T1より少なくなり、圧入量不足となってスリップす
る可能性があった。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、継手部材を、軸方向の圧入量を規制する調整板を
取付けた抑え板を介して、軸端にテーパーを有する軸に
ボルト等の締結具で締付けることにより、容量(強度)
が著しく増加し、加工工数が少なく、かつ加工が容易で
あると共に、正大作業(計測等)も容易で、圧入量の精
度も高く、コスト安となる軸と継手部材との結合構造を
提供せんとするものである。
以下図面の実施例について本考案を説明する。
なお、第3図〜第6図の本考案の実施例に於いて従来と
同一部分は同一符号を用いて示すことにする。
図に於いて減速軸1にはベアリング支持部2及び軸のテ
ーパ一部3があり、軸のテーパ一部3の端面には締付用
ねじ穴4(図面では3個)、油圧継手用ねじ穴5、連通
用油穴6,7及び円周溝8が設けられ、更に吊上げ用ね
じ穴9及びセンター穴10が設けられている。
減速軸1はベアリング支持部2にベアリング11のイン
ナーレースが圧入されて、クラッチ室12にベアリング
11を介して支持され、ボルト14にて後部抑え蓋13
を取付けることによって組立てられており、これらは第
1図と全く同じである。
15は継手部材であり、同継手部材15を減速軸1の軸
のテーパ一部3に取付けるには、継手部材15と軸のテ
ーパ一部3の温度を等しくした後、第5図の如く軸のテ
ーパ一部3に継手部材15を嵌め込み、軸端にテーパ一
部を有する軸と継手部材15のテーパー穴端部との寸法
T。
′を計測する。
次に軸方向の必要圧入量をTとすれば、第6図の如く厚
さT1’ = To Tの調整板21を抑え板17に
ビス22で取付け、この抑え板17を継手部材15の中
央部の座ぐり部18に挿入し、ビス23にて継手部材1
5に固定する。
その後座金19を介しボルト20で抑え板17を軸のテ
ーパ一部3に締結することにより、継手部材15を軸の
テーパ一部3に締付けることができる。
なお、ボルト20を必要締付トルクで締付ければ、調整
板21は軸のテーパ一部3の軸端面に密着し、継手部材
15は軸方向に必要圧入量Tだけ圧入される。
また軸のテーパ一部3と継手部材15との必要伝達トル
クが大である場合、軸方向の必要圧入量T及び圧入に要
する押圧力も大となる。
しかしこのような場合には必要押圧力が、ボルト20の
強度上ボルトの締付力だけで得られない場合がある。
そこでこのような時には、軸継手(抑え板17、調整板
21を取付けた状態で)を必要な温度まで加熱してから
軸のテーパ一部3に嵌め込み、ボルト20で締付ければ
よい。
なお、以上の如く適正な組立作業が行なわれる場合には
、調整板21を取付けた抑え板17は、継手部材15に
ビス23等で取付ける必要はなく、そのためのねじ穴、
ビス穴等の加工の必要もない。
しかし継手部材15に抑え板17を取付けていない場合
、継手部材15を適正な加熱温度にできる場合は問題は
ないが、設備の不完全な現地等で加熱温度を適正にする
ことができないような場合に於いて、温度を上げ過ぎた
場合には、継手部材15のテーパー穴内径が必要以上に
膨張して軸のテーパ一部3に継手部材15が必要以上に
入り込むことになる。
従ってこのような場合には、継手部材15を軸のテーパ
一部3に嵌め込んだ後、調整板21を取付けた抑え板1
7をボルト20で締付けても、先に調整板21が軸のテ
ーパ一部3の軸端面に当り、抑え板17が継手部材15
の座ぐり部18の端面に密着せずに遊ぶことになるだけ
でなく、継手部材15のテーパー内面の応力が過大とな
り、強度上問題となる。
そこで継手部材15に調整板21を取付けた抑え板17
をビス23にて加熱前に取付けておけば、過度に加熱し
ても継手部材15は適正量しか圧入されないので、前述
のような不具合は発生しない。
なお、図面の実施例に於ける調整板21はビス22にて
抑え板17に取付けた場合であるが、調整板21は抑え
板17にではなく、軸のテーパ一部3の軸端部側にビス
等で取付けても効果は全く同様である。
次に継手部材15を軸のテーパ一部3から取外す場合に
は、先ずボルト20及びビス23を弛めて抑え板17を
取外し、油圧継手用ねじ穴5に高圧油圧ポンプを接続し
て高圧油を送ると、高圧油は連通用油穴6,7を経て円
周溝8よりテーパー嵌合面に作用して継手部材15のテ
ーパー穴径を拡げるため容易に外れる(なお、分解に関
しては従来と同様である)。
減速軸の強度上及び法規上の軸径は、ベアリング支持部
軸径りである。
本考案は継手部材を、軸方向の圧入量を規制する調整板
を軸端にテーパ一部を有する軸との間に介在させて取付
けた抑え板を介して、軸端にテーパ一部を有する軸にボ
ルト等の締結具で締付けたので、0寸法が50〜100
TrI!nの小中型マリンギヤでは、従来のものに比較
して37〜17%の容量アップとなる。
また加工が容易であると共に、切欠部がないので、コス
トが安く、信頼性が大きい。
更に軸方向の圧入量を規制するT。
′寸法の計測が容易で、かつ計測精度も高い。
また調整板は小型で、安価であり、更に軸径が変っても
共通に使用できるので、部品の管理が容易である 従って本考案の軸と継手部材との結合構造によると、従
来のものに比べて加工が容易で、機能(容量)が向上し
、また作業性がよい。
更に付属品が安価で、他機種にも共通に使用できる等の
理由によりコスト低減効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の継手部材の1例を示す側断面図で第2図
のA−A断面図、第2図は第1図のB矢視図、第3図は
本考案の実施例を示す継手部材の側断面図で第4図のE
−E断面図、第4図は第3図のF矢視図、第5図は第3
図の軸のテーパ一部と継手部材の嵌合状態を示す断面図
、第6図は第3図に於ける要部の断面図、第7図は第1
図に於ける軸のテーパ一部と継手部材の嵌合状態を示す
断面図、第8図は第7図に於ける要部の詳細図である。 図の主要部分の説明、3・・・・・・軸のテーパ一部、
15・・・・・・継手部材、17・・・・・・抑え板、
18・・・・・・座ぐり部、20・・・・・・ボルト、
21・・・・・・調整板、22・・・・・・ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸端にテーパ一部を有する軸と、同軸に嵌合されるテー
    パー穴を有する継手部材との結合構造において、前記継
    手部材の軸方向の圧入量を規制する調整板を前記軸端に
    テーパ一部を有する軸の端面と抑え板との間に介在させ
    て、同抑え板を前記調整板を介してボルト等の締付具で
    前記軸の端面に締付けて取付けたことを特徴とする軸と
    継手部材との結合構造。
JP13639980U 1980-09-25 1980-09-25 軸と継手部材との結合構造 Expired JPS606662Y2 (ja)

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JPS5759216U JPS5759216U (ja) 1982-04-07
JPS606662Y2 true JPS606662Y2 (ja) 1985-03-04

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