JPS6064924A - 抗ビタミンd剤 - Google Patents
抗ビタミンd剤Info
- Publication number
- JPS6064924A JPS6064924A JP17507183A JP17507183A JPS6064924A JP S6064924 A JPS6064924 A JP S6064924A JP 17507183 A JP17507183 A JP 17507183A JP 17507183 A JP17507183 A JP 17507183A JP S6064924 A JPS6064924 A JP S6064924A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vitamin
- capsule
- agent
- compound
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、1α−フルオロ−25−ヒドロキシビタミン
D、の新規な用途に関し、更に詳しくは、該化合物の抗
ビタミンD3活性を利用することに関する。
D、の新規な用途に関し、更に詳しくは、該化合物の抗
ビタミンD3活性を利用することに関する。
古くから、動物のカルシウム代謝障害、例えばクル病な
どを治療するために、ビタミンD類が使用されることは
知られていたが、近年になって、それらが体内において
活性な化合物に変換され利用されることが知られて来た
@そして更に、最近になって、それがビタミンD類のヒ
ドロキシル化によるものであることがわかシ、そのよう
なヒドロキシル化されたビタミンDa例えば25−ヒド
ロキシビタミンD、や1α12゛5−ジヒドロキシビタ
ミンD3が合成され、それを動物類に与えることによっ
て、カルシウムや燐のアンバランスを含めた代謝障害が
治療されることによって裏付けられた。
どを治療するために、ビタミンD類が使用されることは
知られていたが、近年になって、それらが体内において
活性な化合物に変換され利用されることが知られて来た
@そして更に、最近になって、それがビタミンD類のヒ
ドロキシル化によるものであることがわかシ、そのよう
なヒドロキシル化されたビタミンDa例えば25−ヒド
ロキシビタミンD、や1α12゛5−ジヒドロキシビタ
ミンD3が合成され、それを動物類に与えることによっ
て、カルシウムや燐のアンバランスを含めた代謝障害が
治療されることによって裏付けられた。
さらに種々のアナログが合成されたが、それらの活性は
成る程度の比較として、トリの小腸cytosol r
eceptor 蛋白への結合性をみることによって可
能であることも知られた。
成る程度の比較として、トリの小腸cytosol r
eceptor 蛋白への結合性をみることによって可
能であることも知られた。
そして、ごく最近になって、全く新しい作用を有するビ
タミンD誘導体が見出された。これらは、それを動物類
に投与することによって、ビタミンDの腸内カルシウム
輸送効果や骨カルシウム移動効果を阻止するような作用
、即ち、抗ビタミンD活性を示すものであって、これに
よって動物類のカルシウム障害のうち、過カルシウム血
症、ビタミンD過多症、ビタミンD過敏症或いは転移性
石灰化の治療に使用されることになる(特開昭54−1
19858号、’11昭54−154747号)。これ
らは、ビタミンD2およびビタミンD3の生物学的活性
の発現が、上記ビタミンDの動物体内における25位の
ヒドロキシル化体への転換によるものであることに基い
てなされた発明であった。
タミンD誘導体が見出された。これらは、それを動物類
に投与することによって、ビタミンDの腸内カルシウム
輸送効果や骨カルシウム移動効果を阻止するような作用
、即ち、抗ビタミンD活性を示すものであって、これに
よって動物類のカルシウム障害のうち、過カルシウム血
症、ビタミンD過多症、ビタミンD過敏症或いは転移性
石灰化の治療に使用されることになる(特開昭54−1
19858号、’11昭54−154747号)。これ
らは、ビタミンD2およびビタミンD3の生物学的活性
の発現が、上記ビタミンDの動物体内における25位の
ヒドロキシル化体への転換によるものであることに基い
てなされた発明であった。
本発明者等は、全く異なった観点よシ抗ビタミン′D化
合物について鋭意研究を重ね、1位のヒドロキシル化全
阻止することが抗ビタミン作用の発現をもたらすことを
見出して本発明を完成した。
合物について鋭意研究を重ね、1位のヒドロキシル化全
阻止することが抗ビタミン作用の発現をもたらすことを
見出して本発明を完成した。
即ち、本発明は、1α−フルオロ−25−ヒドロキシビ
タミンD5を有効成分とする抗ビタミンD剤である。こ
の化合物は、本発明者等の1人によって合成され(日本
薬学会第103年会、5D−3−3)、式 %式% 上記式(I)を有する化合物は、腸内カルシウム輸送お
よび血清カルシウム濃度に対しては何等影響を与えず、
小% cytosol receptor 蛋白質への
強い結合を示すので、ビタミンD代謝異常による前記諸
症に顕著な効果を示すものである。
タミンD5を有効成分とする抗ビタミンD剤である。こ
の化合物は、本発明者等の1人によって合成され(日本
薬学会第103年会、5D−3−3)、式 %式% 上記式(I)を有する化合物は、腸内カルシウム輸送お
よび血清カルシウム濃度に対しては何等影響を与えず、
小% cytosol receptor 蛋白質への
強い結合を示すので、ビタミンD代謝異常による前記諸
症に顕著な効果を示すものである。
前記式(I)t−有する化合物をヒトに投与するに当っ
ては、常法によって所望の製剤形態例えば注射剤、錠剤
、カプセル剤、シロップ剤などに製剤化して投与するこ
とができ、投与量は年令、病状等によって異なるが、通
常は投与量が1日轟り約0.2μ?乃至約2μ?のよう
に非常に少量であるため、カプセル剤とくに軟カプセル
剤として投与するのが好ましい。
ては、常法によって所望の製剤形態例えば注射剤、錠剤
、カプセル剤、シロップ剤などに製剤化して投与するこ
とができ、投与量は年令、病状等によって異なるが、通
常は投与量が1日轟り約0.2μ?乃至約2μ?のよう
に非常に少量であるため、カプセル剤とくに軟カプセル
剤として投与するのが好ましい。
実施例1 カルシウム代謝
低カルシウム・ビタミンD欠乏食(J、Nutr。
100.1045〜1052) で雄の離乳子ラットを
、3週間飼育する。1群6匹のラットを3群用意し、対
照群には95%エタノールの0.05−を静注し、第2
群には25−ヒドロキシビタミンDs [25(OH)
D3](250n’/ラット)そして第3群には1α−
フルオロ−25−ヒドロキシビタミンD、〔1αF 、
25 (OH)D3〕(1,3μψ/ラツト)を夫々
95チエタノールの0.05d溶液として静注する。2
4時間後、夫々の群について腸管カルシウム吸収につい
てはMartile およびDeLucaの方法[Am
、 J、 Physiol、 216 1351〜13
59(1969))によって、骨カルシウム移行につい
ては国中等の方法[Biochemistry+ 14
3293〜3296(1969)) によって測定した
。
、3週間飼育する。1群6匹のラットを3群用意し、対
照群には95%エタノールの0.05−を静注し、第2
群には25−ヒドロキシビタミンDs [25(OH)
D3](250n’/ラット)そして第3群には1α−
フルオロ−25−ヒドロキシビタミンD、〔1αF 、
25 (OH)D3〕(1,3μψ/ラツト)を夫々
95チエタノールの0.05d溶液として静注する。2
4時間後、夫々の群について腸管カルシウム吸収につい
てはMartile およびDeLucaの方法[Am
、 J、 Physiol、 216 1351〜13
59(1969))によって、骨カルシウム移行につい
ては国中等の方法[Biochemistry+ 14
3293〜3296(1969)) によって測定した
。
結果は第1表に示す通υである。25 (OH)D3°
は明らかに腸管カルシウムの吸収を促進せしめているが
、1αF 、 25 (OH)D3は殆んど影響を有し
ないO 実施例2 トリ腸管細胞のサイトソールに存在する1
、 25 (OH)2D3に対するリセプター蛋白質に
対する結合能 1.25(OH)2D3〔26,27−3工■〕の結合
したリセプター蛋白に、試験化合物を添加し、値換され
る1 、 25 (OH)2D3を測定することによっ
て結合能′f:?lIl定することができる。Eiam
an等の報告[: Arab、 Biocllem、
Biophys、176235〜243(1976)]
に準じ、1.25(OH)2D3[26。
は明らかに腸管カルシウムの吸収を促進せしめているが
、1αF 、 25 (OH)D3は殆んど影響を有し
ないO 実施例2 トリ腸管細胞のサイトソールに存在する1
、 25 (OH)2D3に対するリセプター蛋白質に
対する結合能 1.25(OH)2D3〔26,27−3工■〕の結合
したリセプター蛋白に、試験化合物を添加し、値換され
る1 、 25 (OH)2D3を測定することによっ
て結合能′f:?lIl定することができる。Eiam
an等の報告[: Arab、 Biocllem、
Biophys、176235〜243(1976)]
に準じ、1.25(OH)2D3[26。
27−3H〕の存在下、50μにの95チエタノールに
溶かした種々の濃薦の1αF 、 25 (OH)D3
および25 (OH)D3を添加する。結果は第1図の
通シであシ、これから明らかなように、1αF、25(
O)I)D5は25 (OH)D5に比較して約30倍
強い結合能を有している。
溶かした種々の濃薦の1αF 、 25 (OH)D3
および25 (OH)D3を添加する。結果は第1図の
通シであシ、これから明らかなように、1αF、25(
O)I)D5は25 (OH)D5に比較して約30倍
強い結合能を有している。
実施例3
1αF 、 25 (OH)D3をトリグリセライド(
日本油脂社製:パナセート800)にlμY−/mlの
濃度に溶かし、次のような剤皮処方によシ1カグ七ル当
シ0.1μ?を含むような軟カプセル剤を製造する。
日本油脂社製:パナセート800)にlμY−/mlの
濃度に溶かし、次のような剤皮処方によシ1カグ七ル当
シ0.1μ?を含むような軟カプセル剤を製造する。
剤皮処方
ゼラチン 100
グリセリン 30
E HB O,2
水 130
第1図は25− (OH)D、 (線B)および1αF
。 25 (OH)D3(線A)のりセゾター蛋白結合能を
示すもので、縦軸は3H−1、25(OH)2D、の結
合量(cpm)を示し、横軸は上記2種のD5誘導体の
量を示す。 特許出孤人三共株式会社 代理人 弁理士 樫 出 庄 治 手続補正書(自発) 1o事件の表示 昭和58年特許願第115071号 2、発明の名称 抗ビタミンD剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒103東京都中央区日本橋本町3丁目1番地の
6名称 (185)三共株式会社 代表者 取締役社長 河村喜典 4、代理人 居所 〒140東京部品川区広町1丁目2番58号三共
株式会社内 6、補正の対象 補正の内容 1、 明I!IJ!A、の第乙頁の第1表を次のように
JT正する。 「
。 25 (OH)D3(線A)のりセゾター蛋白結合能を
示すもので、縦軸は3H−1、25(OH)2D、の結
合量(cpm)を示し、横軸は上記2種のD5誘導体の
量を示す。 特許出孤人三共株式会社 代理人 弁理士 樫 出 庄 治 手続補正書(自発) 1o事件の表示 昭和58年特許願第115071号 2、発明の名称 抗ビタミンD剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒103東京都中央区日本橋本町3丁目1番地の
6名称 (185)三共株式会社 代表者 取締役社長 河村喜典 4、代理人 居所 〒140東京部品川区広町1丁目2番58号三共
株式会社内 6、補正の対象 補正の内容 1、 明I!IJ!A、の第乙頁の第1表を次のように
JT正する。 「
Claims (1)
- 1α−フルオロ−25−ヒドロキシビタミンD5ヲ有効
成分とする抗ビタミンD剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17507183A JPS6064924A (ja) | 1983-09-21 | 1983-09-21 | 抗ビタミンd剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17507183A JPS6064924A (ja) | 1983-09-21 | 1983-09-21 | 抗ビタミンd剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6064924A true JPS6064924A (ja) | 1985-04-13 |
JPH0377173B2 JPH0377173B2 (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=15989718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17507183A Granted JPS6064924A (ja) | 1983-09-21 | 1983-09-21 | 抗ビタミンd剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6064924A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103722A1 (en) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | Kyoto University | Vitamin d3 derivatives and pharmaceutical use thereof |
US11932595B2 (en) | 2020-09-17 | 2024-03-19 | KYOTO UNIVERSITY, NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND TECHNOLOGY, TEIKYO UNIVERSITY and THE UNIVERSITY OF TOKYO | VDR-silent vitamin D derivative as inhibitors of SREBP and pharmaceutical use thereof |
-
1983
- 1983-09-21 JP JP17507183A patent/JPS6064924A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103722A1 (en) * | 2014-12-24 | 2016-06-30 | Kyoto University | Vitamin d3 derivatives and pharmaceutical use thereof |
JP2018502100A (ja) * | 2014-12-24 | 2018-01-25 | 国立大学法人京都大学 | ビタミンd3誘導体及びその薬学的用途 |
US11932595B2 (en) | 2020-09-17 | 2024-03-19 | KYOTO UNIVERSITY, NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND TECHNOLOGY, TEIKYO UNIVERSITY and THE UNIVERSITY OF TOKYO | VDR-silent vitamin D derivative as inhibitors of SREBP and pharmaceutical use thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377173B2 (ja) | 1991-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6375353B2 (ja) | 25−ヒドロキシビタミンd3を含む経口剤形、及び、その経口剤形を週1回ヒトに投与することを含む方法 | |
US7148211B2 (en) | Formulation for lipophilic agents | |
US20170252360A1 (en) | Use of 2-Methylene-19-Nor-(20S)-1alpha,25-Dihydroxyvitamin D3 to Treat Secondary Hyperparathyroidism | |
KR20100117113A (ko) | 인간의 근육 생리에 영향을 미치는 25-하이드록시-비타민 d3의 용도 | |
Edelstein et al. | Gastrointestinal absorption of lead in chicks: involvement of the cholecalciferol endocrine system | |
WO2003088976A1 (en) | Method for treating and preventing hyperparathyroidism | |
DE3013632A1 (de) | Mittel und seine verwendung zur regulierung des knochenmetabolismus | |
JPH09509139A (ja) | 酪酸エステル細胞分化薬 | |
GB2052976A (en) | Pharmaceutical preparation containing carnitine for lowering the lipid level in the body | |
Kumar et al. | Side chain oxidation of 25-hydroxy-[26, 27-14C] vitamin D3 and 1, 25-dihydroxy-[26, 27-14C] vitamin D3 in vivo by chickens | |
JPS6064924A (ja) | 抗ビタミンd剤 | |
JPS63107929A (ja) | 新規ビタミンd↓3誘導体を有効成分とする医薬 | |
DE102010015242A1 (de) | Kombination aus Vitamin K und Nikotinamid | |
Booth et al. | Metabolic acidosis in the vitamin D-deficient chick | |
Rutherford et al. | The effect of 5, 6-trans vitamin D3 on calcium absorption in chronic renal disease | |
Boris et al. | In vivo studies in chicks and rats of bone calcium mobilization by 1α, 25-dihydroxycholecalciferol (calcitriol) and its congeners | |
Gascon-Barré et al. | Influence of vitamin D3 states, phenobarbital, and diphenylhydantoin treatment on the plasma 25-hydroxyvitamin D3 concentrations in the rat | |
JPWO2005077378A1 (ja) | 家畜哺乳動物の低カルシウム血症の予防、治療および/または処置方法 | |
DE2953014A1 (en) | Osteoplastic promotor | |
JP3051375B2 (ja) | 共役リノール酸を有効成分とする抗アレルギー剤 | |
JPS6064925A (ja) | 細胞分化誘導剤 | |
JP2022545299A (ja) | β-ヒドロキシ-β-メチルブチレート(HMB)中のビタミンDの安定性 | |
JPS63107931A (ja) | 20−オキサビタミンd↓3を有効成分とする医薬 | |
JPH0347127A (ja) | 副甲状腺機能亢進症治療剤 | |
JPH03169820A (ja) | 1α―ヒドロキシビタミンD↓3類を含有する血中脂質調節剤 |