JPS6062454A

JPS6062454A - バレル研磨用治具

Info

Publication number: JPS6062454A
Application number: JP17069483A
Authority: JP
Inventors: Takashi Miyamoto; 孝宮本
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-09-16
Filing date: 1983-09-16
Publication date: 1985-04-10
Also published as: JPH0356864B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明はリング状の被加工物をバレル研磨するに用い
られるバレル研磨用治具に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

被加工物を研磨する手段としてバレル加工がちる。この
バレル研磨加工は、メゾイヤで満たされたバレル内に被
加工物を入れ、メゾイヤをバレルの回転、振動、さらに
は遠心力等によって移動させて、移動するメゾイヤと被
加工物の表面との接触にて研磨加工するようにしている
。

ところで、リング状の小物の被加工物の全体、すなわち
内・外側面を研磨するときにもバレル研磨が用いられて
いる。すなわち、リング状の被加工物をバレル内のメゾ
イヤに多数〆入れることによシ、先程述べたような研磨
が行なわれる。

しかしながら、このようなたんにメゾイヤに被加工物を
ランダム的に入れて研磨加工するのでは、被加工物の外
面ではメゾイヤが十分に流動するものの、反面被加工物
の内面では内側に十分なメゾイヤが入らず、研磨が不十
分になるといった問題がある。このため、被加工物の内
面では十分な表面粗さが得られないといった不都合を生
じていた。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、リング状の被加工物の内・外面を同
等の表面粗さに仕上げることができるバレル研磨用治具
を提供することにある。

〔発明の概要〕

すなわち、この発明はリング状の被加工物を自在に挿通
する小径な軸体と、この軸体の両端に設けられ挿通され
た被加工物の抜けを規制する規制部拐とから治具を構成
することによシ、治具にリング状の被加工物を数句けて
バレル内に入れることで、軸体をガイドとしてメディア
を被加工物の内側へ導入させようとするものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明を第１図ないし第３図に示す第１の実施
例にもとづいて説明する。第１図はバレル研磨装置を示
す。このバレル研磨装置はメディア２・・・が収容され
たバレル３の下部に、コイルバネ４・・・を介し、内部
に振動発生源としての出力軸の両端に上・下部バランス
ウェイト５．６を連結したモータ７を内装する槻緘室７
ａを設けて構成される。しかるにモータ７で発生する振
動にてバレル３内のメゾイヤ２・・・を流動させること
ができるようになっている。一方、図中８はこの発明の
要部となるバレル研磨用治具である。そして、このバレ
ル研磨用治具８の詳細な構造が第２図に示されている。

ここで、治具８について説明する前に、バレル研磨に供
される被加工物９について説明すれば、これは金属・セ
ラミックス部材でリング状に成形された小物のたとえば
機械部品・装飾部品が用いられている。そして、これら
被加工物９はバレル３内に多数収容されるものである。

つぎにバレル研磨用治具８について説明すれば、これは
、金属やプラスチックなどから被加工物９の貫通孔９ａ
の径よシ小径な軸体１０を構成し、この軸体１０の両端
に規制部利としてのプレート１１をそれぞれねじ止めで
着脱自在に取付けて構成される。なお、との治具８はそ
の全長がバレル１内の空間と応じた長さに設定されてい
て、全体をバレルｌ内に収容することができるようにな
っているものである。そして、このように構成された治
具８の軸体１０上に上記被加工物９が複数個、自在に挿
通される。まだ両端のプレート１１は被加工物９の貫通
孔９ａの径よシ大きい外形をもって形成されていて、挿
通された被加工物９−・・の抜けを規制することができ
るようになっている。

しかして、このように構成された・々シル研磨用治具８
を用いてリング状の被加工物９を・々レル研磨するとき
には、まず被加工物９を治具８に取付けることから始ま
る。すなわち、一方のプレート１１を軸体１０から取外
し、被加工物９・・・を順次差し込み、しかるのちプレ
ート１１を取付ける。これによシ、被加工物９・・・は
軸体１０上に挿通配置される。

そして、このような被加工物９・・・を配した治具８を
第１図に示すようにバレル１（ハ）に入れ、モータ７を
起動すれば、上・下部バランスウェイト５，６の回転に
よって発生する振動が・々シル１に伝わってメゾイヤ２
・・・を流動はせ、研磨が行なわれる。

ここで、メゾイヤ２・・・の流動状態としては、各被加
工′＄／Ｊ９・・・の外面を流動することはもちろん、
被加工物９・・・を挿通した軸体１０をガイドとして、
第３図で示すように被加工物９・・・の残る貫通孔９ａ
に積極的に流動することになる〇かくして、被加工物９
・・・の内側へメゾイヤ２・・・を十分に入れることが
できるようになル、被加工物９・・・の内面も外面と同
様、十分に研磨することができる。

したがって、外面、内面共、同等の表面粗さを得ること
ができる。実験によれば、被加工物９の内面を外表面と
同一の粗さ、光沢度に研磨することができた。しかも、
研磨終了後は治具８をバレル１内から取シ出せば、多数
の被加工物９・・・を一度に、面倒なメゾイヤ２・・・
からの選別を要することなく取り出すことができ、被加
工物９・・・を取シ出すに要する必要な時間の短縮から
研磨時間を大巾に短縮することができる。

実験では取出し分、５０分程短縮することができるもの
であった・なお、上述した第１の実１Ｍ例では、振動を便ってハ１
／ル研磨加工するバレル研磨装Ｍ（Ｄパレル内に、被加
工物と共に治具をたんに入れるようにしたが、第４図で
示すようにバレル３の壁部３ａにねじ等を使ってＩＮ定
するようにしてもよく、また振動タイプのバレル研助装
置に限らず第５図に示すような遠心力を使った回転タイ
プのバレル研磨装置等のバレル３内に治具８を収容、あ
るいは固定するようにしても上述した第１の実施例と同
様な効果を奏することはもちろんでちる。

また、治具は上述した第１の実施例に限定されるもので
はなく、第６図（ａ）　、　（ｂ）で示す第２の実施例
、第７図で示す第３の実施例、第８−図で示す第４の実
施例、第９図に示す第５の実施例のようにしてもよい。

すなわち、第６図（ａ）　、　（ｂ）に示すものは、軸
体１０の外周面に、止めピン２０・・・を突設して軸体
ｌＯ上に押通される核力ＩＪ工物９・・・を良好なメゾ
イヤ２°・・の流動が安定して得られるよう整列するも
のである。

第７図に示すものは、軸体１０の外周面に砥ものである
。

第８図は上述の砥粒２１・・・に代えて軸体１０に突起
２２・・・を、さらに第９図に示すものは同じく軸体１
０に溝２３・・・を形成して、軸体１０に研磨機能をも
たせるようにしたものである。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、治具の採用によ
ってリング状の被加工物の内側へメゾイヤを十分に入れ
ることができるようになシ、被加工物の内・外面を同等
の表面粗さに仕上げることができる。しかも、治具の採
用にて多数の被加工物を簡単にバレルから取シ出すこと
ができ、研磨時間の短縮化を図ることができる利点をも
つ。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の第１の実施例を示し、
第１図はバレル研磨装置を示す斜視図、第２図はバレル
研磨用治具を示す斜視図、第３図はその側断面図、第４
図および第５図はそれぞれ異なるバレル研磨用治具の取
付は状態を示す断面図、第６図（ａ）　、　（ｂ）はこ
の発明の第２の実施例を示す正面図および側断面図、第
７図はこの発明の第３の実施例を示す正面図、第８図は
この発明の第４の実施例を示す正面図、第９図はこの発
明の第５の実施例を示す正面図である。２・・・メゾ゛イア、３・・・バレル、８・・・バレル
研磨用治具、９・・・被加工物、１０・・・軸体、１１
・・・プレート（規制部材）。出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦４　１　ｔＪ第２図　第３図第４図第６図（ａ）　（ｂ）第　７　１ソ１第８図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

リング状の被加工物を自在に挿通する小径な軸体と、こ
の軸体の両端に設けられ挿通された被加工物の抜けを規
制する規制部材とを具備することを特徴とするバレル研
磨用治具。