JPS6061247A - 繊維強化樹脂板 - Google Patents

繊維強化樹脂板

Info

Publication number
JPS6061247A
JPS6061247A JP58169043A JP16904383A JPS6061247A JP S6061247 A JPS6061247 A JP S6061247A JP 58169043 A JP58169043 A JP 58169043A JP 16904383 A JP16904383 A JP 16904383A JP S6061247 A JPS6061247 A JP S6061247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
fibers
plate
convex
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58169043A
Other languages
English (en)
Inventor
広井 力
土山 信夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP58169043A priority Critical patent/JPS6061247A/ja
Publication of JPS6061247A publication Critical patent/JPS6061247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は繊維強化樹脂板に関し、さらに詳しくは、繊
維強化樹脂製の、たとえばXta撮影装置用密着板やパ
ラボラアンテナなど、−面側にのみ凸であり、しかもそ
の凸面の中心から端縁に向かって厚みが減少している繊
維強化樹脂板に関する。
繊維強化樹脂(以下、FRPという)の板は、111に
平板状のもののみならず、用途に応じているいろな形を
したものが作られている。
たとえば、人の診断に使用するX線連続撮影装置におい
ては、1秒間に、たとえば6コマという高速で間歇的に
送られてくるフィルムを、撮影位置において増感紙に押
しイ1けるためのFRP製密着板が使われているが、そ
の密着板は、平板状だと押し付ける際にフィルムと増感
紙の間に空気を抱き込み、両者の良好な密着状態を現出
できないので、押(1面側にのみやや凸で、かつその凸
面の中心から端縁に向かって厚みが徐々に減少するよう
に作られいる。このような密着板は、補強繊維の、たと
えば織物プリプレグを、大きいものから小さいものへと
順に重ね合わせ、加熱加圧して成形されるが、厚み中心
からみた形が平板のように対称ではないので、成形後凸
面側に反ってくる。
この反りの発生を防止しようとして、凸でない他面に近
い部分の樹脂量を凸面に近い部分よりも多くすることが
試みられている。すなわち、これは、樹脂の収縮力を利
用して、成形後凸面側に反ろうとする力に対してそれを
引き戻そうとする力を作用させ、両者の力をバランスさ
せて反りの発生を防止しようとするものである。しかし
ながら、この密着板もまた、成形後長時間経つと樹脂過
多層に応力緩和が起こり、やはり凸面側に反り返ってく
る。また、そのように厚み方向で樹脂量の異なる密着板
を成形するためには、樹脂含有量の異なる多種類のプリ
プレグを用意し、樹脂含有量の多いものから少ないもの
へと順に重ね合わせてゆく必要があるが、そのようなプ
リプレグを用意するのは極めて面倒であるばかりか、そ
の順序を間違えないように順に重ね合わせること自体極
めて繁雑である。
一方、本発明者らは、先に特願昭57−226381号
発明を提案した。この発明は、補強ra維の連続41組
のシートを複数枚重ね合わせてなる積層体と、この積層
体を包含し、一体化している樹脂からなるFRP板であ
って、その板は一面側にのみ凸であり、かつ凸面と対応
する他面側においてシートの積層面間に補強繊維のミル
ドファイバまたは短繊維を介在させたものである。つま
り、この発明のFRP板は、ミルドファイバまたは短t
! elfを上記他面側のシート積層面間に介在させる
ことJ:ってその他面側の樹脂量を多くし、樹脂の収縮
力を凸面側に反ろうとする力に対抗させるとともに、ミ
ルドファイバまたは短繊維によって樹脂過多層に応力緩
和が起こるのを防止し、もって反りの発生を防止しよう
とするものである。しかしながら、シート積層面間にミ
ルドファイバや短繊維を介在させて樹脂過多層を形成し
ても、その両側がシートで規制されているから樹脂の収
縮は大きく妨げられる。もっとも、大量のミルドファイ
バや短繊維を使用し、樹脂過多層の厚みを厚くずればあ
る程度の効果が期待できょう。しかしながら、そうする
と、樹脂は温湿度の影響を受けやすいから、FRP板の
寸法変化が大きくなるという別の問題がでて(る。
本発明の[1的は、従来のFRP板の上記欠点を解決し
、成形後の反り、特にその経時変化を防止することがで
きるばかりか、成形が容易で、しがも寸法安定性に優れ
、X線撮影装置用密着板やパラボラアンテナ用として好
適なFRP板を提供するにある。
上記目的を達成するために、この本発明においては、補
強繊維の連続繊維のシートを複数枚重ね合わせてなる積
層体と、この積層体を包含し、一体化している樹脂から
なる板であって、その板は一面側にのみ凸であるととも
にその凸面の中心から端縁に向かって厚みが減少してお
り、かつ前記板の少なくとも他面側の樹脂中には、その
面に最も近接して位置する前記シートよりも外側に補強
繊維のミルドファイバおよび/または短!l維が存在し
ていることを特徴とするlIAM強化樹脂板が提供され
る。
この発明のFRP板の一実施態様を説明するに、図面(
W!略略語断面図において、FRP板1は、補強tta
tt<tの連続!1tI11からなる複数枚のシート2
を大きいものから小さいものへと順に重ね合わせてなる
V4層体と、この積層体を包含し、一体化している樹脂
(図示せず)を有する。外層部分には、上記積層体を覆
うようにさらに別のシート3が重ね合わされているが、
これは必ずしも必要なわけではない。上記FRP板1は
、全体としてみると一面側(図面上方)にのみ凸であり
、かつその凸面の中心から端縁に向かってなだらかな正
規分布曲線を描いて厚みが減少している。そして、上記
FRP板の凸面側の樹脂中には、その凸面に最も近接し
て位置するシートよりも外側に補強I!i雑のミルドフ
ァイバ(以下、MFという)4が、また凸面と対応する
他面側の樹脂中には、同様に上記MF4と補強繊維の知
謀#f15がそれぞれ存在せしめられている。なお、F
RP板1は、それを上記密9着板として使用する場合、
上記他面が上記凸面側にわずかに凸であってもよい。ま
た、パラボラアンブナとして使用する場合には、上記他
面が回転放物面を形成している。
上記補強繊維は、たとえば炭素il維、ガラス繊維、有
機高弾性m維(たとえば、ポリアラミド繊組なと)等の
高強度、高弾性繊維である。上述した密着板を構成する
場合には、X線を透過しやすいために人体に対する被爆
線量を少なくすることができ、また最も高強度、高弾性
であるために補強効果の大きい炭素繊維が最も好ましい
。また、パラボラアンテナの場合は、電波反射面が導電
性であることが要求されるから炭素繊維を使用する。
もっとも、上記補強l!i1Fは、同一のFRP板につ
いて異なる種類のものが使われていてもよい。たとえば
、パラボラアンテナの場合、厚み中心からみて、電波反
射面を形成する上記他面側に炭素繊維を使用し、凸面側
には安価なガラス繊維や有機高弾性綴紐を使用すること
ができる。
上記シートは、上記補強繊維を一方向に互に平行かつシ
ート状に引き揃えたものや、織物からなっている。つま
り、シートは補強繊維の連続繊維で構成されている。そ
して、シートが上記一方向引揃体である場合、そのmI
fc軸が互に交差、たとえば直交するように積層されて
いるのが好ましい。
これに対して、MFは長さ0.’01〜0.4mmの極
めて短いものである。アスペクト比では10〜40程度
である。また、短繊維は1〜50mmの長さを右し、通
常、紙やマットの形態で用いる。
これらMFや短!l紐は、FRP板に樹脂過多の層を形
成1゛るとともに、主として、その樹脂過多層に応ノ〕
緩和が起こるのを防止する。そのため、これらは剛直で
あるのが好ましく、炭素aimが最も好都合である。そ
して、MFを用いる場合、そのff1はFRP板全体の
0.05〜10重量%であるのが好ま1ノい。つまり、
0.05重量%未満では樹脂過多層を作る効果が小さい
し、10重量%を越えるとFRP中にボイドが残存しゃ
すくなる。
短繊維を紙やマットの形態で用いる場合、それらはMF
よりも樹脂過多層を作る効果が大きいので、目付10−
500/m’、好ましくは10〜30g/ rn2のも
のを使用するのがよく、またFRP板の厚みが厚くなら
ないように極力薄いものを使用するのが好ましい。なお
、MFや短繊維はそれぞれ単独で使用してもよいし、適
宜組み合わせて使用してもよいものである。
MFや短11i Iffは、FRP板が凸面側に反ろう
とするするのを抑制するため、少なくとも凸面と対応す
る他面側の、しかもその他面側に最も近接して位置する
シートよりも外側の樹脂中に存在していなければならな
い。しかしながら、実施態様辷示したように凸面側にも
存在させてもよいし、シートの積層面間にあわせ存在さ
せてもよい。
以上説明したように、この発明のFRP板は、凸面と対
応する他面側の樹脂中に、しかもその他面側に最も近接
して位置するシートよりも外側にMFおよび/または短
繊維を存在せしめているからして、その部分が樹脂過多
になっていて、その樹脂の収縮力が凸面側に反ろうとす
る力に対抗するとともに、MFや短iI維によって樹脂
過多層の応力緩和が防止される。そのため、成形後の反
り、特にぞの経時変化が極めて少ない。また、従来のF
RP板のように、成形に際して樹脂含有量が異なる多種
類のプリプレグを用意する必要がなく、またそのような
プリプレグを樹脂含有量の大きいものから小さいものへ
と順に重ね合わせることも必要ないので、本発明のFR
P板は成形作業が極めて簡単である。
実施例 東し株式会社装炭素繊維平織物#6343 (目付20
0 Q / TI+2)に、東し株式会社製プリプレグ
用エポキシ樹脂#2500をその含有量が42重惜%に
なるように含浸した織物プリプレグを準備した。このプ
リプレグから、層数が17である図面に示すようなFR
P板を成形するため、1〜9層用および16.17層用
として350X350mmに裁断したものと、10〜1
5層用として成形後のFRP板をその頂点から0.2m
m厚みで輪切りした場合に得られるものと同様の形に裁
断したものどを用意した。
次に、」−記プリプレグを1層用から17層用まで順に
重ね合わせて積層体を得た。さらに、その積層体の凸面
側表面に、2oの米国ユニオン・カーバイド社製炭素i
Ji(tMF(タイプVMOO45)をはぽ一様な分布
になるように散布した。また、凸面と対応する他面側表
面には、同量の上記MFと、東し株式会社製炭素繊維マ
ット#BO030(目付30 Q / rn2)を剥が
して目付1’5Q/Tn2まで下げたものを一緒に置い
た。
次に、上記積層体を金型に入れ、130’Cl8KO/
cm2という条件で1時間加熱加圧し、−面側にのみ凸
であり、かつその凸面の中心から端縁に向かって厚みが
徐々に減少している本発明のFRP板を得た。このFR
P板は、長さおよび幅がともに350mmであり、最大
高さが3.74mmであった。
上記FRP板を定盤上に置いたところ、凸面と対応する
他面が定盤の而に接し、浮き上がりはみられなかった。
また、成形後50日経過後における定盤の面とFRP板
の他面との最大すき間は、わずかに0.38mmであっ
た。
比較例 実施例と同様の方法によってはいるが、凸面およびその
凸面と対応する他面側にMFやマットを存在させること
なく、上記他面側から数えて第1、第2のシート間に実
施例で使用したマットを、また第2、第3のシート間と
第3、第4のシート間に2gの上記MFを介在させてF
RP板を作った。
1qられたFRP板を実施例と同様に定盤上に置いたと
ころ、定盤の面との間に最大0.27m’mのすき間が
あり、しかもそのすぎ間は、1か月放置後には0.09
mmまで下がった。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明のFRP板の一実施態様を示す概略縦
断面図である。 1:FRP板 2.3:補強繊維の連続繊維からなるシート/I:補強
繊維のミルドアイバ 5:補強tJA雑の類1雑 特許出願人 東し株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 補強[1の連続繊細のシートを複数枚重ね合わせてなる
    積層体と、この積層体を包含し、一体化している樹脂か
    らなる板であって、その板は一面側にのみ凸であるとと
    もにその凸面の中心から端縁に向かって厚みが減少して
    おり、かつ前記板の少なくとも他面側の樹脂中には、そ
    の面に最も近接して位置する前記シートよりも外側に補
    強繊維のミルドファイバおよび/または短繊維が存在し
    ていることを特徴とする繊維強化樹脂板。
JP58169043A 1983-09-13 1983-09-13 繊維強化樹脂板 Pending JPS6061247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58169043A JPS6061247A (ja) 1983-09-13 1983-09-13 繊維強化樹脂板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58169043A JPS6061247A (ja) 1983-09-13 1983-09-13 繊維強化樹脂板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6061247A true JPS6061247A (ja) 1985-04-09

Family

ID=15879256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58169043A Pending JPS6061247A (ja) 1983-09-13 1983-09-13 繊維強化樹脂板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6061247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62179910A (ja) * 1986-02-04 1987-08-07 Toyota Motor Corp 繊維強化樹脂製構造体の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62179910A (ja) * 1986-02-04 1987-08-07 Toyota Motor Corp 繊維強化樹脂製構造体の製造方法
JPH0615175B2 (ja) * 1986-02-04 1994-03-02 トヨタ自動車株式会社 繊維強化樹脂製構造体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU694564B2 (en) Foiled UD-prepreg and PWB laminate prepared therefrom
US4507354A (en) Electromagnetic wave absorbers of silicon carbide fibers
US4680216A (en) Method for stabilizing thick honeycomb core composite articles
MXPA97002059A (en) Preimpregnado material unidirectionally oriented of thin thread and laminar unit for printed wiring board prepared from mi
US5460865A (en) Hybrid honeycomb sandwich panel
JP4941798B2 (ja) 部分含浸プリプレグ
EP0703069A1 (en) Cushioning material for forming press
JP5126405B2 (ja) 繊維強化樹脂製サンドイッチパネルの製造方法
JPH0455864B2 (ja)
EP0624459A2 (en) Near-surface enhancement of honeycomb sandwich structures to improve durability using a hybrid core
US20210284317A1 (en) Composite-material aircraft part and method of manufacturing same
US4249977A (en) Method for making close tolerance laminates
JPS6061247A (ja) 繊維強化樹脂板
JP3127947B2 (ja) 複合成形物
JPH0668594B2 (ja) 炭素繊維強化熱硬化性樹脂製カメラ用シヤツタ羽根
JPH0618359Y2 (ja) X線フイルムカセツテ用表板
JPS6046599B2 (ja) スピ−カ−コ−ン
JPH0324332B2 (ja)
JPS6344016Y2 (ja)
JPH05301297A (ja) 積層板成形用クッション材
JP7367590B2 (ja) X線撮影装置用天板
JPS5857935A (ja) 積層板
JPH0524123A (ja) 高熱放射性繊維強化プラスチツクの製造方法
JPS60236633A (ja) 放射線診断装置用天板
JP7218043B2 (ja) ハニカム積層体