JPS6059852B2 - 飽和ポリエステル延伸ブロ−成形瓶の製造方法 - Google Patents
飽和ポリエステル延伸ブロ−成形瓶の製造方法Info
- Publication number
- JPS6059852B2 JPS6059852B2 JP3584778A JP3584778A JPS6059852B2 JP S6059852 B2 JPS6059852 B2 JP S6059852B2 JP 3584778 A JP3584778 A JP 3584778A JP 3584778 A JP3584778 A JP 3584778A JP S6059852 B2 JPS6059852 B2 JP S6059852B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- injected
- stretch blow
- saturated polyester
- neck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、飽和ポリエステルの延伸ブロー成形瓶の製造
方法の改良に関するものである。
方法の改良に関するものである。
最近、飽和ポリエステル樹脂製の延伸ブロー成形瓶は、
そのガスバリヤー性の優秀さ、ガラス状の透明さ、落と
しても割れない強靭性、衛生面の無害性等の多くの利点
を有するために注目さている。
そのガスバリヤー性の優秀さ、ガラス状の透明さ、落と
しても割れない強靭性、衛生面の無害性等の多くの利点
を有するために注目さている。
しかるに、これ等の特徴は延伸の際の分子の配向によつ
てもたらせるものであるので、無延伸状態のまま最終形
状に成形される瓶首部には上記の諸特徴は発現せず、内
容物が高濃度のアルコール、エステル、それ等を含有す
るものである場合には瓶首部がこれに侵されて白化現象
、クレージンクの現象が生じることがある。
てもたらせるものであるので、無延伸状態のまま最終形
状に成形される瓶首部には上記の諸特徴は発現せず、内
容物が高濃度のアルコール、エステル、それ等を含有す
るものである場合には瓶首部がこれに侵されて白化現象
、クレージンクの現象が生じることがある。
この欠点の解決として、飽和ポリエステルにおいては、
無延伸であつても徐冷した場合には、結晶化（球晶）が
おこり、白化するが、この状態になるど化学的に安定し
たアルコール等にも侵されることがないと云う性質のあ
ることを利用して、瓶首部を一次成形品であるピースの
段階で若しくは延伸ブロー成形後、又は延伸ブロー成形
の後の冷却後に加熱処理を加えてから徐冷を施して白化
させ、もつて無延伸の瓶首部に化学的安定性を付与する
手段が開発されているが、これでは徐冷の間次の行程へ
移行し得ず、しばらく待機しなければならにいこと、又
は徐冷に先立つて加熱処理が必要なこと等通常の行程に
余分な行程が加わり能率的でないと云う難点がみられる
。
無延伸であつても徐冷した場合には、結晶化（球晶）が
おこり、白化するが、この状態になるど化学的に安定し
たアルコール等にも侵されることがないと云う性質のあ
ることを利用して、瓶首部を一次成形品であるピースの
段階で若しくは延伸ブロー成形後、又は延伸ブロー成形
の後の冷却後に加熱処理を加えてから徐冷を施して白化
させ、もつて無延伸の瓶首部に化学的安定性を付与する
手段が開発されているが、これでは徐冷の間次の行程へ
移行し得ず、しばらく待機しなければならにいこと、又
は徐冷に先立つて加熱処理が必要なこと等通常の行程に
余分な行程が加わり能率的でないと云う難点がみられる
。
本発明、上記した従来例における問題点および欠点を解
消すべく創案されたもので、これらの問題点および欠点
を伴うことのない新規な手段を提供することを目的とし
たものである。
消すべく創案されたもので、これらの問題点および欠点
を伴うことのない新規な手段を提供することを目的とし
たものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕Ｊ 以下、
本発明による飽和ポリエステル延伸ブロー成形瓶の製造
方法を、本発明の一実施例を示す図面を参照しながら説
明する。
本発明による飽和ポリエステル延伸ブロー成形瓶の製造
方法を、本発明の一実施例を示す図面を参照しながら説
明する。
本発明による飽和ポリエステル延伸ブロー成形瓶の製造
方法は、飽和ポリエステルにあつては金；型への射出注
入の際に、金型内で遠心力等により分子間に一定方向の
引張力が付与されると分子の配向が生じて延伸を受けた
と同様の性質を呈すると云う現象を利用するものであつ
て、溶融飽和ポりエステル樹脂である注入樹脂を通常の
底部から他に首部の側方からも注入し、この首部に側方
から注入される注入樹脂を、ピース成形用金型２内で周
方向に流動して配向が生じる程度に勢い良く注入し、さ
らに前記底部からの注入樹脂により底部１ｂを含む胴部
１ｃをそして前記首部からの注入樹脂により首部１ａを
成形するように前記両注入樹脂量を調整して一次成形品
であるピース１を成形し、このピース１を瓶に延伸ブロ
ー成形するのである。
方法は、飽和ポリエステルにあつては金；型への射出注
入の際に、金型内で遠心力等により分子間に一定方向の
引張力が付与されると分子の配向が生じて延伸を受けた
と同様の性質を呈すると云う現象を利用するものであつ
て、溶融飽和ポりエステル樹脂である注入樹脂を通常の
底部から他に首部の側方からも注入し、この首部に側方
から注入される注入樹脂を、ピース成形用金型２内で周
方向に流動して配向が生じる程度に勢い良く注入し、さ
らに前記底部からの注入樹脂により底部１ｂを含む胴部
１ｃをそして前記首部からの注入樹脂により首部１ａを
成形するように前記両注入樹脂量を調整して一次成形品
であるピース１を成形し、このピース１を瓶に延伸ブロ
ー成形するのである。
すなわち、ピース１を射出成形するに際して、従来はピ
ース１の底部１ｂに対向した箇所にだけ注入樹脂注入用
のゲートである注入孔４を設けていたのであるが、本発
明を実施するに際しては、この注入孔４の他に、ピース
１の首部１ａを成形する金型２部分にもう一つの注入孔
３を形成し、この注入孔３を、注入樹脂が首部１ａを成
形空間に注入された際に一定の周方向に流動するよう首
部１ａ成形空間の仮想される中心軸を中心とした放射方
向に対して傾斜した姿勢で形成しておくの５である。
ース１の底部１ｂに対向した箇所にだけ注入樹脂注入用
のゲートである注入孔４を設けていたのであるが、本発
明を実施するに際しては、この注入孔４の他に、ピース
１の首部１ａを成形する金型２部分にもう一つの注入孔
３を形成し、この注入孔３を、注入樹脂が首部１ａを成
形空間に注入された際に一定の周方向に流動するよう首
部１ａ成形空間の仮想される中心軸を中心とした放射方
向に対して傾斜した姿勢で形成しておくの５である。
このように注入孔３の開孔方向を傾斜させておくことに
よつて、この注入孔３から射出される注入樹脂は、首部
１ａ成形空間内で一定の周方向に流動しながら首部１ａ
成形空間内に充填されるこ２とになり、この際この注入
孔３からの注入樹脂を充分な勢いをもつて射出すること
によつて、注入孔３から射出された注入樹脂は充分に勢
い良く周方向に流動し、もつてその分子間に一定方向、
すなわち周方向に沿つた配向を生じることになる。
よつて、この注入孔３から射出される注入樹脂は、首部
１ａ成形空間内で一定の周方向に流動しながら首部１ａ
成形空間内に充填されるこ２とになり、この際この注入
孔３からの注入樹脂を充分な勢いをもつて射出すること
によつて、注入孔３から射出された注入樹脂は充分に勢
い良く周方向に流動し、もつてその分子間に一定方向、
すなわち周方向に沿つた配向を生じることになる。
３このように、成形されたピース１の首部１ａは、その
射出成形時の注入樹脂材料の流動動作によりその成形樹
脂材料の分子間に一定方向の配向が生じているので、こ
のピース１の底部１ｂを含んだ胴部１ｃを延伸ブロー成
形して瓶に成形する３．と、成形された瓶は、その胴部
には延伸ブロー成形による分子間配向が与えられ、その
延伸ブロー成形されない首部には前記した射出成形時の
流動動作による分子間配向が与えられることになるので
、瓶の首部もその胴部と同様に分子間配向による優れた
特性を発揮することができるものとなる。
射出成形時の注入樹脂材料の流動動作によりその成形樹
脂材料の分子間に一定方向の配向が生じているので、こ
のピース１の底部１ｂを含んだ胴部１ｃを延伸ブロー成
形して瓶に成形する３．と、成形された瓶は、その胴部
には延伸ブロー成形による分子間配向が与えられ、その
延伸ブロー成形されない首部には前記した射出成形時の
流動動作による分子間配向が与えられることになるので
、瓶の首部もその胴部と同様に分子間配向による優れた
特性を発揮することができるものとなる。
図示実施例の場合、射出成形されるピース１の首部１ａ
外周面には螺条が形成される構造となつているが、この
ように首部１ａの外周面に螺条が形成される場合のよう
に金型２の成形型面に凹凸）がある場合には、勢い良く
一定方向に流動する注入樹脂の分子間に強い引張力が作
用することになり、これによつて首部１ａを成形する樹
脂材料の分子間の配向がより強力に達成されることにな
る。
外周面には螺条が形成される構造となつているが、この
ように首部１ａの外周面に螺条が形成される場合のよう
に金型２の成形型面に凹凸）がある場合には、勢い良く
一定方向に流動する注入樹脂の分子間に強い引張力が作
用することになり、これによつて首部１ａを成形する樹
脂材料の分子間の配向がより強力に達成されることにな
る。
また、より確実にかつ充分に首部１ａ成形樹脂材料に分
子間配向が生じさせるには、白化し難く、クラックに強
い高１Ｖ値の飽和ポリエステルを私用するのが有利であ
り、同様にピース１の底部１ｂを含む胴部１ｃを成形す
るには成形性の良い低１Ｖ値の飽和ポリエステルを使用
するのが良い。
子間配向が生じさせるには、白化し難く、クラックに強
い高１Ｖ値の飽和ポリエステルを私用するのが有利であ
り、同様にピース１の底部１ｂを含む胴部１ｃを成形す
るには成形性の良い低１Ｖ値の飽和ポリエステルを使用
するのが良い。
以上の説明から明らかな如く、本発明による製造方法は
、ピースの射出成形時に首部の分子間配向を達成してし
まうので、瓶を延伸ブロー成形するのに首部白化のため
の専用の成形行程を必要とせず、それだけ製造行程を簡
略化することができて一切のの付加処理を必要とせず、
極めて能率的であり、またピースの成形は、通常の射出
成形技術をそのまま利用することがでできるのでその実
施が容易である優れた効果を発揮するものである。
、ピースの射出成形時に首部の分子間配向を達成してし
まうので、瓶を延伸ブロー成形するのに首部白化のため
の専用の成形行程を必要とせず、それだけ製造行程を簡
略化することができて一切のの付加処理を必要とせず、
極めて能率的であり、またピースの成形は、通常の射出
成形技術をそのまま利用することがでできるのでその実
施が容易である優れた効果を発揮するものである。
図面は、本発明方法の一実施例を示すもので、本発明方
法によるピースの成形状態を示す縦半断面図である。 符号の説明１・・ゼース、２・・・金型、３，４・・・
生入孔、１ａ・・・首部、１ｂ・・・底部、１ｃ・・・
胴部。
法によるピースの成形状態を示す縦半断面図である。 符号の説明１・・ゼース、２・・・金型、３，４・・・
生入孔、１ａ・・・首部、１ｂ・・・底部、１ｃ・・・
胴部。
Claims (1)
- １ 溶融飽和ポリエステル樹脂である注入樹脂を通常の
底部から他の首部の側方からも注入し、該首部に側方か
ら注入される注入樹脂を、金型内で周方向に流動して配
向が生じる程度に勢い良く注入し、さらに前記底部から
の注入樹脂により底部を含す胴部をそして前記首部から
の注入樹脂により首部を成形するように前記両注入樹脂
量を調整して一次成形品であるピースを成形し、該ピー
スを瓶に延伸ブロー成形する飽和ポリエステル延伸ブロ
ー成形瓶の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3584778A JPS6059852B2 (ja) | 1978-03-28 | 1978-03-28 | 飽和ポリエステル延伸ブロ−成形瓶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3584778A JPS6059852B2 (ja) | 1978-03-28 | 1978-03-28 | 飽和ポリエステル延伸ブロ−成形瓶の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54127471A JPS54127471A (en) | 1979-10-03 |
| JPS6059852B2 true JPS6059852B2 (ja) | 1985-12-27 |
Family
ID=12453373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3584778A Expired JPS6059852B2 (ja) | 1978-03-28 | 1978-03-28 | 飽和ポリエステル延伸ブロ−成形瓶の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6059852B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2159041B1 (en) * | 2003-01-16 | 2020-07-15 | Viva Healthcare Packaging Limited | Methods, compositions and blends for forming articles having improved environmental stress crack resistance |
-
1978
- 1978-03-28 JP JP3584778A patent/JPS6059852B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54127471A (en) | 1979-10-03 |
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