JPS6059389B2 - 集成材製鴨居 - Google Patents
集成材製鴨居Info
- Publication number
- JPS6059389B2 JPS6059389B2 JP52069082A JP6908277A JPS6059389B2 JP S6059389 B2 JPS6059389 B2 JP S6059389B2 JP 52069082 A JP52069082 A JP 52069082A JP 6908277 A JP6908277 A JP 6908277A JP S6059389 B2 JPS6059389 B2 JP S6059389B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated
- lintel
- wood
- veneer
- laminated wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良木材の一種て製材挽板を接着材て積層接
着してブ冶ツク化した集成材を利用した鴨居に関し、集
成材はその性質上各挽板に於けるフィンガージョイント
部が積層時に一個所に集まらない様位相させて積層され
ており、該集成材は一本木材に比し大巾にコストダウン
が計れる為鴨居にも近時広く利用されているが、第１図
に示す如く鴨居は常に下から仰ぎ見る視角となる為溝天
井面にフィンガージョイント部が全部露見することとな
り、周面をいかに化粧材で化粧しても溝内が見える為、
キズ物乃至安物の代用品印象を与えるのが集成打製鴨居
の最大の悩みとされていたが、本発明はこの欠点を僅か
な改良を施こすことによつて、前記の最大の悩みである
フィンガージョイント部の露見を殆んど解消せんとする
ことを目的としたものである。
着してブ冶ツク化した集成材を利用した鴨居に関し、集
成材はその性質上各挽板に於けるフィンガージョイント
部が積層時に一個所に集まらない様位相させて積層され
ており、該集成材は一本木材に比し大巾にコストダウン
が計れる為鴨居にも近時広く利用されているが、第１図
に示す如く鴨居は常に下から仰ぎ見る視角となる為溝天
井面にフィンガージョイント部が全部露見することとな
り、周面をいかに化粧材で化粧しても溝内が見える為、
キズ物乃至安物の代用品印象を与えるのが集成打製鴨居
の最大の悩みとされていたが、本発明はこの欠点を僅か
な改良を施こすことによつて、前記の最大の悩みである
フィンガージョイント部の露見を殆んど解消せんとする
ことを目的としたものである。
本発明の実施態様を添化図面に従つて説明するに、１
は集成打製鴨居本体であつて、数枚例えは３枚の通常ラ
ミナと称される芯材３ａ、３ｂ、３ｃを積層接着して積
層角柱材２を形成し、該角柱材の周面に表面単板４を接
着固定して化粧材とする。
は集成打製鴨居本体であつて、数枚例えは３枚の通常ラ
ミナと称される芯材３ａ、３ｂ、３ｃを積層接着して積
層角柱材２を形成し、該角柱材の周面に表面単板４を接
着固定して化粧材とする。
この在来公知の集成打製鴨居本体１は溝部５を刻成すれ
はその溝部５の天井面６及びその両側面７、７には第１
図の如くフィンガージョイント部３ががその性質上必ら
ず露見することになる。そこで第３図に示す如く溝部５
の天井面６の上下に亘つて内厚を有するムク板製中単板
を芯材３ｂ、３ｃ間に介在させる。即ち鴨居本体１は規
格寸法がある為、第４図実施例の如く２ｗＬ程の肉厚の
ムク板製中単板１０を設定すれば溝部５の天井面６を約
ｌｗｕｎ程削り込ませれば、フィンガージョイント部８
を持たないムク板材の該中単板１０に溝部５の天井面６
を形成することになり、中単板１０の上下に位置する芯
材３ｂ、３ｃには天井面６を受け持たせない様削らない
。本発明要旨は集成材に於けるフィンガージョイント部
８を有する芯材に天井面を形成させない様にすべく最少
限のコストである肉厚材で天井面を形成するにある。
本発明は上記の如き構成てあり、集成材自体の性質上フ
ィンガージョイント部８を一定間隔にて有する為、一本
木材から削り出す高価な鴨居に対し、一番目に着き易い
溝部５天井面６にフィンガージョイント部８の歯形模様
及び溝部５、５に於ける該歯形模様の両端から連続する
両側面７、７’の線状模様９が露見する欠点を集成打製
鴨居本体１が廉価である代償として諦めている現況に比
し、芯材３ｂ，３ｃ間にムク板製中単板１０を最少限の
コストアップとして介在し、その中単板１０に溝部５天
井面６を形成するだけでフィンガージョイント部８のう
ち最も目に着き易い前記歯形模様を隠くすことが出来、
中単板１０にて隠くされた歯形模様に連続する溝部５両
側面の線状模様９のみが従来通り残ることとなり、余程
注意深く見ない限りこの線状模様９は目に着き難く集成
材製鴨居１であることを見破ることが出来ない位前記フ
ィンガージョイント部８に於ける歯形模様を隠くすこと
はムク材製鴨居的効果を発揮し、製作容易且つ製作原価
の増加を最少限に抑えながら最高の効果を齋らす極めて
優れた発明である。尚溝部５，５を刻成可能な厚い肉厚
を有するムク板を利用する３枚積層位の集成材てあれば
溝部５内にフィンガージョイント部８は当然に仝く現わ
れないが、斯様な肉厚のムク材自体がかなり高価で事実
上この肉厚から本発明の中単板が６〜７枚取れる程歯形
模様に連続する溝部５両側面７，７″に現われる線状模
様９の有無だけで桁違いにコストが増加するに比し、線
状模様９に係り合わず歯形模様を隠くすだけに意を注ぎ
廉価にして最大効率を発揮している。更に集成材自体が
一般的に逆反りによる垂れ下がり現象が出易く、接着剤
層が多ければ多い程剛性が上がる為、前記の如く薄肉の
ムク板製中単板１０を介在させることにより、それたけ
接着剤層が増加し剛性もより強くなる効果をも齋らすも
のである。
はその溝部５の天井面６及びその両側面７、７には第１
図の如くフィンガージョイント部３ががその性質上必ら
ず露見することになる。そこで第３図に示す如く溝部５
の天井面６の上下に亘つて内厚を有するムク板製中単板
を芯材３ｂ、３ｃ間に介在させる。即ち鴨居本体１は規
格寸法がある為、第４図実施例の如く２ｗＬ程の肉厚の
ムク板製中単板１０を設定すれば溝部５の天井面６を約
ｌｗｕｎ程削り込ませれば、フィンガージョイント部８
を持たないムク板材の該中単板１０に溝部５の天井面６
を形成することになり、中単板１０の上下に位置する芯
材３ｂ、３ｃには天井面６を受け持たせない様削らない
。本発明要旨は集成材に於けるフィンガージョイント部
８を有する芯材に天井面を形成させない様にすべく最少
限のコストである肉厚材で天井面を形成するにある。
本発明は上記の如き構成てあり、集成材自体の性質上フ
ィンガージョイント部８を一定間隔にて有する為、一本
木材から削り出す高価な鴨居に対し、一番目に着き易い
溝部５天井面６にフィンガージョイント部８の歯形模様
及び溝部５、５に於ける該歯形模様の両端から連続する
両側面７、７’の線状模様９が露見する欠点を集成打製
鴨居本体１が廉価である代償として諦めている現況に比
し、芯材３ｂ，３ｃ間にムク板製中単板１０を最少限の
コストアップとして介在し、その中単板１０に溝部５天
井面６を形成するだけでフィンガージョイント部８のう
ち最も目に着き易い前記歯形模様を隠くすことが出来、
中単板１０にて隠くされた歯形模様に連続する溝部５両
側面の線状模様９のみが従来通り残ることとなり、余程
注意深く見ない限りこの線状模様９は目に着き難く集成
材製鴨居１であることを見破ることが出来ない位前記フ
ィンガージョイント部８に於ける歯形模様を隠くすこと
はムク材製鴨居的効果を発揮し、製作容易且つ製作原価
の増加を最少限に抑えながら最高の効果を齋らす極めて
優れた発明である。尚溝部５，５を刻成可能な厚い肉厚
を有するムク板を利用する３枚積層位の集成材てあれば
溝部５内にフィンガージョイント部８は当然に仝く現わ
れないが、斯様な肉厚のムク材自体がかなり高価で事実
上この肉厚から本発明の中単板が６〜７枚取れる程歯形
模様に連続する溝部５両側面７，７″に現われる線状模
様９の有無だけで桁違いにコストが増加するに比し、線
状模様９に係り合わず歯形模様を隠くすだけに意を注ぎ
廉価にして最大効率を発揮している。更に集成材自体が
一般的に逆反りによる垂れ下がり現象が出易く、接着剤
層が多ければ多い程剛性が上がる為、前記の如く薄肉の
ムク板製中単板１０を介在させることにより、それたけ
接着剤層が増加し剛性もより強くなる効果をも齋らすも
のである。
第１図は従来物の斜視図、第２図は同積層状態を示す斜
視図、第３図は本発明の斜視図、第４図はミリ表示によ
る一実施例の断面図である。 １・・・・・・鴨居本体、２・・・・・・積層角柱材、
３・・・・・・芯材、４・・・・・・表面芯材、５・・
・・・・溝部、６・・・・・・天井面、７・・・・・・
両側面、８・・・・・・フィンガージョイント部、９・
・・・・・線状模様、１０・・・・・弘ク板製中単板。
視図、第３図は本発明の斜視図、第４図はミリ表示によ
る一実施例の断面図である。 １・・・・・・鴨居本体、２・・・・・・積層角柱材、
３・・・・・・芯材、４・・・・・・表面芯材、５・・
・・・・溝部、６・・・・・・天井面、７・・・・・・
両側面、８・・・・・・フィンガージョイント部、９・
・・・・・線状模様、１０・・・・・弘ク板製中単板。
Claims (1)
- １ 数枚例えば３枚の芯材３ａ、３ｂ、３ｃを積層接着
して積層角柱材２を形成し、その周面に表面単板４を化
粧材として接着固定し、下面に一対の溝部５、５を刻成
した集成材製鴨居に於いて、前記溝部５の天井面６の上
下に亘つて肉厚を有するムク板製中単板１０を前記芯材
３ｂ、３ｃ間に介在させてフィンガージョイント部８に
於ける歯形模様を隠くすように構成したことを特徴とす
る集成材製鴨居。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52069082A JPS6059389B2 (ja) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | 集成材製鴨居 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52069082A JPS6059389B2 (ja) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | 集成材製鴨居 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS543352A JPS543352A (en) | 1979-01-11 |
| JPS6059389B2 true JPS6059389B2 (ja) | 1985-12-25 |
Family
ID=13392301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52069082A Expired JPS6059389B2 (ja) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | 集成材製鴨居 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6059389B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02150696U (ja) * | 1989-05-22 | 1990-12-27 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924827U (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-16 | 株式会社伊藤銘木店 | 取付ナツト埋込集成化粧材 |
| JPS62115486U (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-22 | ||
| JPS6310191U (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5018045A (ja) * | 1973-06-18 | 1975-02-26 |
-
1977
- 1977-06-10 JP JP52069082A patent/JPS6059389B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5018045A (ja) * | 1973-06-18 | 1975-02-26 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02150696U (ja) * | 1989-05-22 | 1990-12-27 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS543352A (en) | 1979-01-11 |
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