JPS6058721B2 - 物理性の改善された農薬粉剤 - Google Patents

物理性の改善された農薬粉剤

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JPS6058721B2
JPS6058721B2 JP13377877A JP13377877A JPS6058721B2 JP S6058721 B2 JPS6058721 B2 JP S6058721B2 JP 13377877 A JP13377877 A JP 13377877A JP 13377877 A JP13377877 A JP 13377877A JP S6058721 B2 JPS6058721 B2 JP S6058721B2
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JP
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powder
agrochemical
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fatty acid
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JP13377877A
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JPS5467034A (en
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寛郎 酒見
勝 久富
利家 中村
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 一 − −rfi−、L!■剌【バ ′゛IL→←
Li−、l■ttlオト閂八→11、−11 わり、さ
らに詳しくは、鉱物質微粉を担体とする農薬粉剤におい
て、ゾルビタンのモノ・ジもしくはトリ脂肪酸エステル
またはこれらにエチレンオキシドもしくは1、2−プロ
ピレンオキシドを付加させたもののうち、30’Cにお
いて液状であるものを0.2ないし3.0%配合するこ
とを特徴とする物理性の改善された農薬粉剤に関するも
のてある。
農薬粉剤は使用が簡便て防除効果のすぐれた剤型だが
、散布目的区域外への飛散(ドリフト)が大きいため環
境汚染性および散布者等への安全性が問題となり、極力
ドリフトを抑制した農薬粉剤の出現が強く要望されてい
た。一方農薬粉剤の生産あるいは対象植物への均一な散
布のためには、粉体の流動性および分散性が良好でなけ
ればならない。 ドリフトを少なくしかつ流動性、分散
性も良好にするため種々の試みがなされ、たとえば流動
パラフィン等(特開昭48−7573吟公報)あるいは
リン酸エステル系アニオン界面活性剤(特開昭79J−
80253号公報)の配合がこの目的に有効てあり、と
くに例えば5ミクロン以下の極微細粒子含量を10%以
下にしたいわゆるカットクレーを用いたときさらに効果
的であることが開示され、すでに実用段階に入つている
同様な考え方で、一定・粘度以上の疎水性の有桟化合物
(鉱油、可そ剤、高分子化合物等)を添加し、かつ一定
基準粒度の無機質担体を使用する例(特開昭50−53
538号公報)もある。かかる添加剤によるドリフト抑
制機構は未だ充分明らかでないが、一般的に云えば粉体
を構成する粒子相互間に一種の凝集あるいは凝着作用を
示すことにより、またこの効果が微粒子側に対しより強
く働くことによると考えられる。
しかしながら通常粘性物質の添加は粉体粒子に強い凝集
作用を示すほど流動性あるいは分散性を著るしく低下せ
しめる。
近年空気攪拌式の散粉機の発達により流動性不良も直接
吐粉性不良につながらず、また分散性不良も可成リカバ
ーされうるようになつた。しかし農薬粉剤の製造、袋詰
めなどの生産工程上、流動性不良が重大な障害となるこ
とは避けられない。ドリフトの顕著な抑制と流動性保持
のための別の手段として、一定粘度以上の不揮発性液状
物の充分量(3.0%以上)と低級アルキルリン酸エス
テルて代表される流動化剤の併用により目的を達する方
法(特開昭50−157531号公報)も有用てあるが
、粘性液体の配合量が多くなると粉砕工程で機壁等への
付着などの支障が見られる場合がある。
本発明者等は、できる限り少量の添加で前述の目的を達
成する添加剤について、さらに研究を重ねた結果、ゾル
ビタンのモノ、ジもしくはトリ脂肪酸エステルまたはこ
れらにエチレンオキシドもしくは1,2−プロピレンオ
キシドを付加させたもののうち、30℃て液状を呈する
ものを粉剤中に0.2ないし3.0%配合することによ
り予期以上の効果がえられることを見出して本発明を完
成した。
この配合量ではポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンラウレートまたはオレエート
等の常温て液状の非イオン界面活性,剤には、全くかま
たはほとんど下リフト抑制効果が認められなかつたにも
拘らず、本発明の添加剤の効果は顕著であり、しかも流
動性も良好て、かつほとんどの農薬有効成分に不活性で
安定性への悪影響が少ない。本発明のゾルビタン脂肪酸
エステル系非イオン界面活性剤とは、6価アルコールで
あるソルビツトに脂肪酸を反応せしめ、モノエステル、
モノエステルとジエステル混合物(セスキエステル)ま
たはトリエステルとしてえられるものである。
さらに未反応CH基にエチレンオキシドまたは1,2−
プロピレンオキシドを種々のモル数で付加させたものも
包含する。これらの物理性は脂肪酸の種類およびアルキ
レンオキシドの付加モル数で変化する。
例えばソルビタンモノオレエートは20℃で液状だが、
モノラウレートは20℃では半固状で30′Cで液状と
なり、モノパルミテートおよびステアレートは30℃で
もノ固状である。またモノオレエートのエチレンオキシ
ド付加物は40モル付加でも20℃で液状だが、モノス
テアレートの場合は20モル付加で半固状で30℃で液
状を呈する。本発明て使用されるものは、それ自体、ま
たは他のものと混合したとき30℃て・液状を呈するも
の(透明である必要はない)てあり、固状のものでは本
発明の効果は小さい。エチンオキシドもしくは1,2−
プロピレンオキシドを付加したものは、その付加モル数
が40モル以下であることが好ましい。また、脂肪酸部
分につ”いては、その炭素数が10ないし20であるこ
とが好ましく、更に好ましくはラウリン酸、ステアリン
酸またはオレイン酸てあり、最も好ましくは、オレイン
酸である。なかでも、ゾルビタン・トリオレエートは、
有効成分化合物の物理的性状のいかんを問わす、最も安
定した効果を示すのて最も重要である。本発明の添加剤
の添加量は0.2〜3.0%であるが、その最適量は農
薬粉剤の担体、補助剤および有効成分の性状により変化
する。
通常農薬粉剤に用いる無機質粉状担体、例えばクレー、
タルク、カオリン、炭酸カルシウム、ベントナイト、硅
砂、硅藻土などには種々の粒度の銘柄がある。粒度が微
細であるほど添加量を多くする必要があり、粗であるほ
ど少なくてすむ。最も普通に用いられる微粉ク!ノーは
10ミクロン以下の極微粒子含量が50%前後のもので
あり、本発明の添加剤はこれら微粉クレーの場合でも有
効である。しかしより望ましいのは10ミクロン以下の
極微粒子含量をできるだけ少なくした担体を用いること
であり、10ミクロン以下が20%以下であれば添加量
を少量にしても充分有効である。補助担体としてホワイ
トカーボンを使用するときは、このものは極めて微細な
ものであるためこれを多く配合するほど添加量は多くを
有し、また農薬有効成分が常温で液状であれば添加量は
少なく、粉末でしかも粒度が微細な場合はそれだけ添加
量が多くなる。本発明が適用される農薬成分は特に限定
はなく、茎葉散布、水面または土壌散布て有効なもので
あれば、その性状が液状であるか固状であるかは問わな
い。
本発明の農薬粉剤を調製するには、何ら特別な方法およ
び装置を必要とせず、通常用いられる担体、補助剤、安
定剤を用い、普通一般に農薬粉剤を製する方法、装置に
よればよい。
以下に本発明を具体的に説明するため実施例および試験
例をあげて説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
文中、単に部とあるのは全て重量部を示す。実施例1 リボン混合機に、農薬用微粉クレー89.5部、m−ト
リルーN−メチルカーバメート (以下MTMCと称す
る)5.5部および後記試験例1の第1表に例示した本
発明の添加剤5部を仕込み5分間混合したのち、ハンマ
ーミルにて粉砕しプレミックスを得る。
このプレミックス伯部と農薬用微粉クレー(1)部をリ
ボン混合機に仕込み、3紛間均一に混合して、MTMC
2.2%添加剤2%を含有する本発明の農薬粉剤を得る
。試験例1 実施例1により得られた農薬粉剤、比較例とし,3て、
他の非イオン界面活性剤を添加剤として用いた場合、お
よび無添加の場合のドリフトと流動性を調査した。
ドリフト量の調査は、粉剤の標準吐粉試験機を用いて1
0gの粉剤を1dの箱内に下向きに散布し5分間放置し
た後、散布管の上部40CrfLの位置に飛散浮遊する
粒子を水75m1を入れた吸収管(内径27?、長さ2
0c!n)に30e/悶の速度で1分間吸収して集め、
波長610rT1μにおける透過率を測定した。
100一透過率(%)をドリフト指数とした。
この値が小さいほど下リフト量は少ないことを示す。流
動性の調査は次の方法によつた。
バイブレ−ター(ナショナルバイブレ−ターEV−17
型)に装着した篩目16メッシュの金網をはつた内径5
0?高さ55wLの篩容器に、粉剤50gを静かに入れ
、あらかじめ平衡にした上皿天秤に10gの分銅をのせ
、バイブレ−ターを始動し粉剤を落下させる。l落下し
た粉剤が10gに達し上皿天秤が平衡になると同時にス
トップウォッチを始動し落下時間の計測を開始する。直
ちに20gの分銅を追加し落下した粉剤が30gに達し
上皿天秤が平衡になると同時にストップウォッチを切る
。粉剤20gの落下時間7(秒)をもつて流動性を表わ
し、秒数の少ない程流動性は良好であることとなる。以
上のように本発明の添加剤(化合物NO.l〜15)は
顕著なドリフト低減効果を示し、粉体の流動性も無添加
と同等か或はむしろ改善される場合が多かつた。
これに比し同じゾルビタン脂肪酸エステル系のものでも
30℃で固状のものはドリフト低減効果が少なく、また
他の非イオン系のものはたとえ液状でも効果がなくしか
も流動性が著るしく低下することが多かつた。実施例2
および試験例2 リボン混合機に、農薬用微粉クレー87部、0,0−ジ
メチルー0−5−メチルー4−ニトロフエニルホスホロ
チオエート(以下MEPと称する)5.5部、ホワイト
カーボン(カーブレツクス#80;シオノギ製薬商品名
)2.5部およびソルビタントリオレエート5部を仕込
み5分間混合後ハンマーミルで粉砕しプレミックスをう
る。
このプレミックス旬部と微粉クレー6α■をリボン混合
機に仕込み30分間均一に混合してMEP2.2%、添
加剤2%を含有する本発明の農薬粉剤をうる。このもの
のドリフト指数は22、流動性は10秒Cあつた。無添
加(添加剤をクレーにおきかえたもの)の場合は夫々5
3および2聞2てあつた。実施例3および試験例3 実施例1と同様にしてえたMTMCプレミックス旬部と
、10ミクロン以下の微細粒子量を12%にカットした
農薬用カットクレー(1)部をリボン混合機に仕込み、
30分間均一に混合してMTAC2.2%、添加剤2%
を含有する本発明の農薬粉剤を得る。
たばし添加剤は第2表に示したものを用いた。以上のと
おりカットクレーを用いた効果は顕著であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉱物質微粉を担体とする農薬粉剤において、ソルビ
    タンのモノ、ジもしくはトリ脂肪酸エステルまたはこれ
    らにエチレンオキシドもしくは1,2−プロピレンオキ
    シドを付加させたもののうち、30℃において液状であ
    るものを0.2ないし3.0%配合することを特徴とす
    る物理性の改善された農薬粉剤。 2 エチレンオキシドもしくはプロピレンオキシドの付
    加モル数が40モル以下である特許請求の範囲第1項に
    記載の農薬粉剤。 3 脂肪酸の炭素数が10ないし20である特許請求の
    範囲第1項に記載の農薬粉剤。 4 脂肪酸がラウリン酸、ステアリン酸またはオレイン
    酸である特許請求の範囲第1項に記載の農薬粉剤。 5 配合される粉質がソルビタン・トリオレエートであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の農薬粉剤。 6 鉱物質微粉の粒径が実質的に44ミクロン以下であ
    り、かつ粒径10ミクロン以下の極微細粒子量が20%
    以下である特許請求の範囲第1項に記載の農薬粉剤。
JP13377877A 1977-11-08 1977-11-08 物理性の改善された農薬粉剤 Expired JPS6058721B2 (ja)

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JPS5467034A JPS5467034A (en) 1979-05-30
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