JPS6058334B2 - 海上構造物のプラツトフオ−ム錠止装置 - Google Patents
海上構造物のプラツトフオ−ム錠止装置Info
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- JPS6058334B2 JPS6058334B2 JP18673282A JP18673282A JPS6058334B2 JP S6058334 B2 JPS6058334 B2 JP S6058334B2 JP 18673282 A JP18673282 A JP 18673282A JP 18673282 A JP18673282 A JP 18673282A JP S6058334 B2 JPS6058334 B2 JP S6058334B2
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- wedge
- platform
- teeth
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B17/00—Artificial islands mounted on piles or like supports, e.g. platforms on raisable legs or offshore constructions; Construction methods therefor
- E02B17/04—Equipment specially adapted for raising, lowering, or immobilising the working platform relative to the supporting construction
- E02B17/08—Equipment specially adapted for raising, lowering, or immobilising the working platform relative to the supporting construction for raising or lowering
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、脚体にプラットフォームを固定し支承させ
るための海上構造物のプラットフォーム錠止装置に関す
る。
るための海上構造物のプラットフォーム錠止装置に関す
る。
一般に海底油田の掘削作業等の海上作業を行なうに際
しては、第1図に示すようなジヤツキアツプリグ1と呼
称される海上構造物が採用されている。
しては、第1図に示すようなジヤツキアツプリグ1と呼
称される海上構造物が採用されている。
このジヤツキアツプリグ1は、海洋底2等に固定され略
鉛直方向に起立された数本の脚体3にジャッキアップ可
能なプラットフォーム4が掛け渡されて構成され、この
プラットフォーム4上に作業機械や居住施設が設備され
ている。 このジヤツキアツプリグ1は、その作業時プ
ラットフォーム4を海面上の所定位置に維持すべく脚体
3に固定し支承させると共に、他方プラットフォーム4
の高さ位置を変更したり、ジヤツキアツプリグ1全体を
海面上に浮上させて曳航する時には、プラットフォーム
4を脚体3の長手方向(即ち鉛直方向)に沿つて昇降移
動させる。
鉛直方向に起立された数本の脚体3にジャッキアップ可
能なプラットフォーム4が掛け渡されて構成され、この
プラットフォーム4上に作業機械や居住施設が設備され
ている。 このジヤツキアツプリグ1は、その作業時プ
ラットフォーム4を海面上の所定位置に維持すべく脚体
3に固定し支承させると共に、他方プラットフォーム4
の高さ位置を変更したり、ジヤツキアツプリグ1全体を
海面上に浮上させて曳航する時には、プラットフォーム
4を脚体3の長手方向(即ち鉛直方向)に沿つて昇降移
動させる。
このプラットフォーム4の昇降は、第2図に示すごとく
、脚体3の長手方向に沿つて設けられたラック部5と、
プラットフォーム4に設けられたラック部5と、プラッ
トフォーム4に設けられラック部5に噛合されて回転駆
動されるピニオン6とからなるラックピニオン式のジャ
ッキにより行なわれる。他方作業時にあつては、脚体3
とプラットフォーム4とを固定して脚体3にプラットフ
ォーム4を支承させるのであるが、リグ1全体には風力
、波力、乃至潮力等の様々な外力が作用するため、でき
る限り堅固に固定しなければならない。このような要請
からジヤツキアツプリグ1には、従前よりラックピニオ
ン式ジャッキの他に別個にプラットフォーム4を脚体3
に固定し支承させるための錠止装置が設備されている。
従来この種の錠止装置としては、第2図に示すものが知
られている。
、脚体3の長手方向に沿つて設けられたラック部5と、
プラットフォーム4に設けられたラック部5と、プラッ
トフォーム4に設けられラック部5に噛合されて回転駆
動されるピニオン6とからなるラックピニオン式のジャ
ッキにより行なわれる。他方作業時にあつては、脚体3
とプラットフォーム4とを固定して脚体3にプラットフ
ォーム4を支承させるのであるが、リグ1全体には風力
、波力、乃至潮力等の様々な外力が作用するため、でき
る限り堅固に固定しなければならない。このような要請
からジヤツキアツプリグ1には、従前よりラックピニオ
ン式ジャッキの他に別個にプラットフォーム4を脚体3
に固定し支承させるための錠止装置が設備されている。
従来この種の錠止装置としては、第2図に示すものが知
られている。
プラットフォーム4には、これを脚体3に支承させるた
めにラック部5に噛合されるチヨツク7が設けられ、こ
のチヨツク7とラック部5との噛合によつてプラットフ
ォーム4の自重や波力等の外力を脚体3に支えさせるよ
うに構成されている。このチヨツク7は、その上下面双
方に形成された傾斜面8,8に沿つて図示されない駆動
手段により水平方向へ滑動され順次その厚さが変更され
る2枚の楔体9,9によつて昇降移動されると共に、そ
の背面部7aを押引するアクチュエータ10によつてラ
ック部5側へ出没されるように構成されている。プラッ
トフォーム4と脚体3との固定は、ピニオン6を制動し
このピニオン6によつてプラットフォーム4を所定高さ
に制止支持させた状態で先.ずチヨツク7とラック部5
との歯を相互に合致させるべく駆動手段により楔体9,
9を駆動してチヨツク7を昇降させ、次いでアクチュエ
ータ10によつてチヨツク7とラック部5とを噛合させ
、その状態で楔体9,9を更に深く嵌め込むことに.よ
つてなされ、最後に上記ピニオン6の制動を解除し回転
自由にしてチヨツク7とラック部5との歯相互に荷重を
伝達させて脚体3にプラットフォーム4を支承させてい
た。
めにラック部5に噛合されるチヨツク7が設けられ、こ
のチヨツク7とラック部5との噛合によつてプラットフ
ォーム4の自重や波力等の外力を脚体3に支えさせるよ
うに構成されている。このチヨツク7は、その上下面双
方に形成された傾斜面8,8に沿つて図示されない駆動
手段により水平方向へ滑動され順次その厚さが変更され
る2枚の楔体9,9によつて昇降移動されると共に、そ
の背面部7aを押引するアクチュエータ10によつてラ
ック部5側へ出没されるように構成されている。プラッ
トフォーム4と脚体3との固定は、ピニオン6を制動し
このピニオン6によつてプラットフォーム4を所定高さ
に制止支持させた状態で先.ずチヨツク7とラック部5
との歯を相互に合致させるべく駆動手段により楔体9,
9を駆動してチヨツク7を昇降させ、次いでアクチュエ
ータ10によつてチヨツク7とラック部5とを噛合させ
、その状態で楔体9,9を更に深く嵌め込むことに.よ
つてなされ、最後に上記ピニオン6の制動を解除し回転
自由にしてチヨツク7とラック部5との歯相互に荷重を
伝達させて脚体3にプラットフォーム4を支承させてい
た。
ところで従来にあつては、チヨツク7を錠止すべく嵌め
込まれる楔体9,9は、これを駆動し錠止状態を維持す
る駆動手段の押圧保持力と、プラットフォーム4の固定
時に加わる波力等の大荷重の水平方向分力とを勘案して
、その傾斜面8,8が比較的緩かに形成されている。
込まれる楔体9,9は、これを駆動し錠止状態を維持す
る駆動手段の押圧保持力と、プラットフォーム4の固定
時に加わる波力等の大荷重の水平方向分力とを勘案して
、その傾斜面8,8が比較的緩かに形成されている。
即ちこのように形成すれば、傾斜面8,8を介して駆動
手段に作用する水平方向分力を小さくでき、また小さな
押圧保持力で大きな固定力が得られるのである。しかし
、楔体9,9を移動することによつて得られるチヨツク
7の昇降量は、その傾斜面8,8の角度θに依存するた
め、ラック部5との歯合せを施すべく所望のチヨツク昇
降量を得るには楔体9,)9を大型化してその傾斜面8
,8を長く形成しなければならず、錠止装置の小型化を
達成することができなかつた。〔発明の目的〕 本発明は上述したごとき問題点に鑑みて創案さ・れたも
のであり、その目的は、装置全体の小型化を達成し得、
且つ十分な固定力を得ることができる海上構造物のプラ
ットフォーム錠止装置を提供するにある。
手段に作用する水平方向分力を小さくでき、また小さな
押圧保持力で大きな固定力が得られるのである。しかし
、楔体9,9を移動することによつて得られるチヨツク
7の昇降量は、その傾斜面8,8の角度θに依存するた
め、ラック部5との歯合せを施すべく所望のチヨツク昇
降量を得るには楔体9,)9を大型化してその傾斜面8
,8を長く形成しなければならず、錠止装置の小型化を
達成することができなかつた。〔発明の目的〕 本発明は上述したごとき問題点に鑑みて創案さ・れたも
のであり、その目的は、装置全体の小型化を達成し得、
且つ十分な固定力を得ることができる海上構造物のプラ
ットフォーム錠止装置を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明は、海上等に略鉛直方
向に起立される脚体にプラットフォームを支承させるた
めに、プラットフォームに設けられたチヨツクを脚体に
形成されたラック部に噛合させるべく、チヨツクをラッ
ク部に対して昇降させて位置合せするチヨツク昇降機構
を備えた海上構造物において、チヨツクの昇降方向に緩
かな傾斜面を有する楔部材を多数積層してそれらが重ね
合されて形成される傾斜摺動面をチヨツクの昇降方向に
二以上多段に形成する楔体群と、これら楔部材を、それ
らの傾斜摺動面の傾斜方向に互いに接近離間させて嵌入
離脱させることにより楔体群を積層方向に昇降移動させ
て錠止させる楔調節手段とを備えてなるものである。
向に起立される脚体にプラットフォームを支承させるた
めに、プラットフォームに設けられたチヨツクを脚体に
形成されたラック部に噛合させるべく、チヨツクをラッ
ク部に対して昇降させて位置合せするチヨツク昇降機構
を備えた海上構造物において、チヨツクの昇降方向に緩
かな傾斜面を有する楔部材を多数積層してそれらが重ね
合されて形成される傾斜摺動面をチヨツクの昇降方向に
二以上多段に形成する楔体群と、これら楔部材を、それ
らの傾斜摺動面の傾斜方向に互いに接近離間させて嵌入
離脱させることにより楔体群を積層方向に昇降移動させ
て錠止させる楔調節手段とを備えてなるものである。
以下に、本発明の好適一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
する。
第3図に示すごとく、3は海上等に略鉛直方向に起立さ
れその長手方向に沿つてラック部5を有する脚体であり
、4は図示されないピニオンによつてラック部5に噛合
され昇降移動されるプラットフォームである。
れその長手方向に沿つてラック部5を有する脚体であり
、4は図示されないピニオンによつてラック部5に噛合
され昇降移動されるプラットフォームである。
このプラットフォーム4の昇降は、前記従来例と略同様
であり、本発明の特長とするところは、プラットフォー
ム4を脚体3に固定させるための錠止装置にある。プラ
ットフォーム4内部には、これを脚体3に支承させるた
めにラック部5に噛合させるべく相対向してチヨツク1
1が設けられる。
であり、本発明の特長とするところは、プラットフォー
ム4を脚体3に固定させるための錠止装置にある。プラ
ットフォーム4内部には、これを脚体3に支承させるた
めにラック部5に噛合させるべく相対向してチヨツク1
1が設けられる。
このチヨツク11は、第3図及び第4図に示すごとく、
プラットフォーム4に軸支され回転駆動される軸体12
aとチヨツク11に形成される案内溝12bとの間に軸
体12aに回動されるリンク機構を介設して成るチヨツ
ク前進手段13によつて、ラック部5に噛合すべくその
噛合部5aへ出没自在に設けられる。このチヨツク11
の上方及び下方には、これをプラットフォーム4内に支
承しつつ昇降移動させ更には錠止させるためのチヨツク
昇降機構を構成する多数の楔部材14・・・,15・・
・が重ねられて成る楔体群たる上部ウェッジ体16及び
下部ウェッジ体17が設けられる。以下、上部ウェッジ
体16について述べると、楔部材14・・・,15・・
・は、緩かな傾斜面を有し、プラットフォーム4とチヨ
ツク11との間にチヨツクの昇降方向に互い違いに多数
積層して組み合わされる。また上部ウェッジ体16は、
これら楔部材14・・・,15・・・相互の傾斜面が重
ね合わされて形成される傾斜摺動面18・・・をチヨツ
ク11の昇降方向に二以上多段に有し、楔部材14・・
・,15・・・が、これら傾斜摺動面18・・・に沿つ
て滑動自在に噛合される。第3図及び第5図に示すごと
く、これら楔部材14・・・,15・・・のうち、脚体
3側に列せられた楔部材15・・・は、その側部がプラ
ットフォーム4に装着された案内レール19に嵌合され
夫々鉛直方向へのみ滑動自在に構成される。他方、これ
ら楔部材15・・・間に逆方向の傾斜をもつて噛合され
るプラットフォーム4内方に列せられた楔部材14・・
・は、その肉厚な基端部14a・・・側が後述する押出
部材20に形成された案内溝21に嵌合され夫々鉛直方
向へのみ滑動自在に構成される。案内溝21を有する押
出部材20は、プラットフォー.ム4に沿つて水平方向
に往復移動自在に設けられ、傾斜摺動面18・・・に沿
つて一方の楔部材14・・を他方の楔部材15・・・に
対して滑動移動させるように構成される。従つて、この
押出部材20が往復移動されると、第6図に示すごとく
楔部材14・・・,15・・・同士がそれらの傾斜摺動
面18・・・の傾斜面方向に互いに近接離間されて嵌入
離脱されることにより楔部材14・・・,15・・・同
士が深くあるいは浅く噛み合わされて上部ウェッジ体1
6が積層方向に昇降移動されてウェッジ体全体の厚さが
連続的に増減されることになる。殊に本発明の特長とす
るところは、緩かな傾斜面を有する短い楔部材14・・
・,15・・・を多数積層して傾斜摺動面18・・・を
二以上多段に形成し、押出部材20を短いストローク駆
動するだけで十分な昇降量を得られるように構成したこ
とにある。本実施例にあつては、6つの傾斜摺動面18
・・・を有するので、同一傾斜角の傾斜摺動面を1つだ
け有するものに比・して116のストローク量で済むこ
とになる。ところで、上記押出部材20には、これを往
復移動させるための楔調節手段22が設けられる。この
楔調節手段22は、油圧モータ等の駆動源23と、この
駆動源23に駆動されるウォーム及びこれに噛合され往
復駆動されるネジジャッキ等の駆動系24とから構成さ
れ、この駆動系24の出力端24aが押出部材20に連
結される。この楔調節手段22は、押出部材20を介し
て上部ウェッジ体16を駆動し、楔部材14・・・,1
5・・・をそれらの傾斜摺動面18・・・に沿つて互い
に滑動させて近接離間させて嵌入離脱させることにより
上部ウェッジ体16を楔部材14・・・,15・・・の
積層方向に昇降移動させてその高さを可変的に調節しチ
ヨツク11をラック部5に沿つて昇降移動させてその歯
合わせをさせると共に、チヨツク前進手段13でチヨツ
ク11を前進させた後に後述する背部ウェッジ体25に
よつてチヨツク11とラック部5が噛合錠止された後に
、更に楔部材14・・・,15・・・相互を深く噛合さ
せて錠止させるように構成される。以上の構成は、下部
ウェッジ体17にあつても同様である。
プラットフォーム4に軸支され回転駆動される軸体12
aとチヨツク11に形成される案内溝12bとの間に軸
体12aに回動されるリンク機構を介設して成るチヨツ
ク前進手段13によつて、ラック部5に噛合すべくその
噛合部5aへ出没自在に設けられる。このチヨツク11
の上方及び下方には、これをプラットフォーム4内に支
承しつつ昇降移動させ更には錠止させるためのチヨツク
昇降機構を構成する多数の楔部材14・・・,15・・
・が重ねられて成る楔体群たる上部ウェッジ体16及び
下部ウェッジ体17が設けられる。以下、上部ウェッジ
体16について述べると、楔部材14・・・,15・・
・は、緩かな傾斜面を有し、プラットフォーム4とチヨ
ツク11との間にチヨツクの昇降方向に互い違いに多数
積層して組み合わされる。また上部ウェッジ体16は、
これら楔部材14・・・,15・・・相互の傾斜面が重
ね合わされて形成される傾斜摺動面18・・・をチヨツ
ク11の昇降方向に二以上多段に有し、楔部材14・・
・,15・・・が、これら傾斜摺動面18・・・に沿つ
て滑動自在に噛合される。第3図及び第5図に示すごと
く、これら楔部材14・・・,15・・・のうち、脚体
3側に列せられた楔部材15・・・は、その側部がプラ
ットフォーム4に装着された案内レール19に嵌合され
夫々鉛直方向へのみ滑動自在に構成される。他方、これ
ら楔部材15・・・間に逆方向の傾斜をもつて噛合され
るプラットフォーム4内方に列せられた楔部材14・・
・は、その肉厚な基端部14a・・・側が後述する押出
部材20に形成された案内溝21に嵌合され夫々鉛直方
向へのみ滑動自在に構成される。案内溝21を有する押
出部材20は、プラットフォー.ム4に沿つて水平方向
に往復移動自在に設けられ、傾斜摺動面18・・・に沿
つて一方の楔部材14・・を他方の楔部材15・・・に
対して滑動移動させるように構成される。従つて、この
押出部材20が往復移動されると、第6図に示すごとく
楔部材14・・・,15・・・同士がそれらの傾斜摺動
面18・・・の傾斜面方向に互いに近接離間されて嵌入
離脱されることにより楔部材14・・・,15・・・同
士が深くあるいは浅く噛み合わされて上部ウェッジ体1
6が積層方向に昇降移動されてウェッジ体全体の厚さが
連続的に増減されることになる。殊に本発明の特長とす
るところは、緩かな傾斜面を有する短い楔部材14・・
・,15・・・を多数積層して傾斜摺動面18・・・を
二以上多段に形成し、押出部材20を短いストローク駆
動するだけで十分な昇降量を得られるように構成したこ
とにある。本実施例にあつては、6つの傾斜摺動面18
・・・を有するので、同一傾斜角の傾斜摺動面を1つだ
け有するものに比・して116のストローク量で済むこ
とになる。ところで、上記押出部材20には、これを往
復移動させるための楔調節手段22が設けられる。この
楔調節手段22は、油圧モータ等の駆動源23と、この
駆動源23に駆動されるウォーム及びこれに噛合され往
復駆動されるネジジャッキ等の駆動系24とから構成さ
れ、この駆動系24の出力端24aが押出部材20に連
結される。この楔調節手段22は、押出部材20を介し
て上部ウェッジ体16を駆動し、楔部材14・・・,1
5・・・をそれらの傾斜摺動面18・・・に沿つて互い
に滑動させて近接離間させて嵌入離脱させることにより
上部ウェッジ体16を楔部材14・・・,15・・・の
積層方向に昇降移動させてその高さを可変的に調節しチ
ヨツク11をラック部5に沿つて昇降移動させてその歯
合わせをさせると共に、チヨツク前進手段13でチヨツ
ク11を前進させた後に後述する背部ウェッジ体25に
よつてチヨツク11とラック部5が噛合錠止された後に
、更に楔部材14・・・,15・・・相互を深く噛合さ
せて錠止させるように構成される。以上の構成は、下部
ウェッジ体17にあつても同様である。
また、これら下部ウェッジ体17と、上部ウェッジ体1
6とは、チヨツク11の昇降時反対方向になされること
になる。ところで、上記チヨツク11の背面部、即ちラ
ック部5の反対側には、楔調節手段22によつて噛合わ
せが施されチヨツク前進手段13によりラック部5とチ
ヨツク11とを噛合させた後に錠止させるための背部ウ
ェッジ体25が設けられる。
6とは、チヨツク11の昇降時反対方向になされること
になる。ところで、上記チヨツク11の背面部、即ちラ
ック部5の反対側には、楔調節手段22によつて噛合わ
せが施されチヨツク前進手段13によりラック部5とチ
ヨツク11とを噛合させた後に錠止させるための背部ウ
ェッジ体25が設けられる。
この背部ウェッジ体25は、第3図及び第5図に示すご
とく、主にプラットフォーム4内に固設された固定フレ
ーム26と、この固定フレーム26に相互の傾斜面27
で滑接された楔体28とから構成され、この楔体28の
裏面(傾斜面27と反対面)でチヨツク11に当接され
ている。楔体28は、上述したと同様な構成で成る楔調
節手段22により傾斜面27に沿つて固定フレーム26
に滑動され、同様な楔効果でチヨツク11を出没させ錠
止させるように構成される。以上の構成の作用について
述べる。
とく、主にプラットフォーム4内に固設された固定フレ
ーム26と、この固定フレーム26に相互の傾斜面27
で滑接された楔体28とから構成され、この楔体28の
裏面(傾斜面27と反対面)でチヨツク11に当接され
ている。楔体28は、上述したと同様な構成で成る楔調
節手段22により傾斜面27に沿つて固定フレーム26
に滑動され、同様な楔効果でチヨツク11を出没させ錠
止させるように構成される。以上の構成の作用について
述べる。
プラットフォーム4を昇降させた後、これを脚体3に固
定し支承するに際しては、ラック部5に噛合するピニオ
ンを制動させた状態で、以下の手順が施されることにな
る。
定し支承するに際しては、ラック部5に噛合するピニオ
ンを制動させた状態で、以下の手順が施されることにな
る。
待機状態にあつては、未だチヨツク11はプラットフォ
ーム4内に没入されている。
ーム4内に没入されている。
この時、チヨツク11とラック部5の歯が相互に合致し
ているとは限らないため、先す楔調節手段22により上
部ウェッジ体16及び下部ウェッジ体17の楔部材14
・・・,15・・・を押出部材20で前後進させ、楔部
材14・・・,15・・・相互をそれらの傾斜摺動面1
8・・・に沿つて互いに滑動させてウェッジ体16,1
7の高さを連続的に調節してチヨツク11を昇降させて
歯合せを行なう。これに際し、上部ウェッジ体16及び
下部ウェッジ体17は、多数重ねられた楔部材14・・
・,15・・・によつて形成された多段な傾斜摺動面1
8・・・を有するため、押出部材20を短いストローク
駆動するだけで可変的且つ充分なチヨツク昇降量を得る
ことができる。歯合せが完了したならば、次いで軸体1
2aを駆動しチヨツク前進手段13を作動して順次チヨ
ツク11をラック部5側へ押し出して相互に噛合させる
。
ているとは限らないため、先す楔調節手段22により上
部ウェッジ体16及び下部ウェッジ体17の楔部材14
・・・,15・・・を押出部材20で前後進させ、楔部
材14・・・,15・・・相互をそれらの傾斜摺動面1
8・・・に沿つて互いに滑動させてウェッジ体16,1
7の高さを連続的に調節してチヨツク11を昇降させて
歯合せを行なう。これに際し、上部ウェッジ体16及び
下部ウェッジ体17は、多数重ねられた楔部材14・・
・,15・・・によつて形成された多段な傾斜摺動面1
8・・・を有するため、押出部材20を短いストローク
駆動するだけで可変的且つ充分なチヨツク昇降量を得る
ことができる。歯合せが完了したならば、次いで軸体1
2aを駆動しチヨツク前進手段13を作動して順次チヨ
ツク11をラック部5側へ押し出して相互に噛合させる
。
次に、噛合させた状態(即ち、ラック部5にチヨツク1
1を支承させた状態)で上部ウェッジ体16及び下部ウ
ェッジ体17を後進させ、爾後前進したチヨツク11と
固定フレーム26との間隙に楔体28を嵌合してこれに
よりチヨツク11とラック部5とを高圧をもつて錠止さ
せる。その後、後進させておいた上部ウェッジ体16と
下部ウェッジ体17を前進させプラットフォーム4とチ
ヨツク11との間に形成された所定の間隙に楔効果をも
つて嵌合させ、楔調節手段22により高圧をもつて錠止
させる。最後に、ピニオンの制動を解除した回転自由に
しプラットフォーム4の自重や波力等の外力をチヨツク
11を介してラック部5に伝達させ脚体3に支承させる
。ところで、本発明にあつては、チヨツク11を昇降移
動させるチヨツク昇降機構を構成する楔体群たるウェッ
ジ体16,17を、緩かな傾斜面を有する楔部材14・
・・,15・・・を多数積層して形成したので、短いス
トローク駆動するだけで可変的且つ十分な昇降量を得る
ことができる、可及的に傾斜面を短く設定でき、ウェッ
ジ体16,17の小型化を達成できる。
1を支承させた状態)で上部ウェッジ体16及び下部ウ
ェッジ体17を後進させ、爾後前進したチヨツク11と
固定フレーム26との間隙に楔体28を嵌合してこれに
よりチヨツク11とラック部5とを高圧をもつて錠止さ
せる。その後、後進させておいた上部ウェッジ体16と
下部ウェッジ体17を前進させプラットフォーム4とチ
ヨツク11との間に形成された所定の間隙に楔効果をも
つて嵌合させ、楔調節手段22により高圧をもつて錠止
させる。最後に、ピニオンの制動を解除した回転自由に
しプラットフォーム4の自重や波力等の外力をチヨツク
11を介してラック部5に伝達させ脚体3に支承させる
。ところで、本発明にあつては、チヨツク11を昇降移
動させるチヨツク昇降機構を構成する楔体群たるウェッ
ジ体16,17を、緩かな傾斜面を有する楔部材14・
・・,15・・・を多数積層して形成したので、短いス
トローク駆動するだけで可変的且つ十分な昇降量を得る
ことができる、可及的に傾斜面を短く設定でき、ウェッ
ジ体16,17の小型化を達成できる。
また、楔部材14・・・,15・・・を駆動し錠止する
楔調節手段22にあつても、その緩か、且つ多数の傾斜
面によつて十分な楔効果を得ることができるので、楔部
材駆動時にあつては、小さな押圧能力で容易にチヨツク
11を昇降させることができ、楔部材錠止時にあつては
、傾斜面によつてプラットフォーム4の自重乃至波力等
の外力の水平方向分力が可及的に削減されるので、小さ
な保持能力で十分な固定力を得ることができ、その小型
化を達成てきる。
楔調節手段22にあつても、その緩か、且つ多数の傾斜
面によつて十分な楔効果を得ることができるので、楔部
材駆動時にあつては、小さな押圧能力で容易にチヨツク
11を昇降させることができ、楔部材錠止時にあつては
、傾斜面によつてプラットフォーム4の自重乃至波力等
の外力の水平方向分力が可及的に削減されるので、小さ
な保持能力で十分な固定力を得ることができ、その小型
化を達成てきる。
従つて、錠止装置全体を非常にコンパクト化でき、且つ
その固定力も充分に得ることができる。
その固定力も充分に得ることができる。
なお、楔部材をてきる限り多段に重ねてその傾斜面の角
度をより小さくすれば、錠止時にあつては楔部材同士の
摩擦力でセルフロックでき、楔調節手段の保持力をほと
んど零とすることも可能である。なお、上記実施例にあ
つては背面ウェッジ体25の楔体28を1枚としたが、
所望のストローク量が大きな場合には、これを上述した
ウェッジ体と同様に構成しても良い。
度をより小さくすれば、錠止時にあつては楔部材同士の
摩擦力でセルフロックでき、楔調節手段の保持力をほと
んど零とすることも可能である。なお、上記実施例にあ
つては背面ウェッジ体25の楔体28を1枚としたが、
所望のストローク量が大きな場合には、これを上述した
ウェッジ体と同様に構成しても良い。
以下に本発明の応用例として上記ウェッジ体16,17
等に駆動されるチヨツク11について述べる。
等に駆動されるチヨツク11について述べる。
第7図に示すごとく、ラック部5の歯29とチヨツクの
歯30とは、相互に充分に噛み合されるべく略同一形状
に形成されている。しかし、これら歯29,30は、製
作上機械加工に依らずガス切断等によつて成型されるた
め、比較的ピッチ誤差を生じ易い。また、ラック部5と
チヨツク11とを噛合させて脚体3にプラットフォーム
4を支承させると、その自重や波力等の大荷重が歯29
,30相互に加わつてこれら自体を強制的に撓ませてい
た。そして、経験によれば、これら撓み量とピッチ誤差
とは略同等のオーダであることが知られている。このよ
うな状況を具体的に述べると、第7図に示すごとく、プ
ラットフォーム4を脚体3に支承させることは、チヨツ
クの歯30をラック部5の歯29で支承さることに他な
らず、これら歯29,30は荷重によつて相互に撓む。
Aに示すごとく、仮に全ての歯29,30が所定のピッ
チPで形成されたピッチ誤差がない場合でもラック部5
の歯29には全荷重が均等に分散されず、上下両端部に
荷重が集中する傾向がある。Bに示すごとく、例えば所
定ピッチPよりもピッチが大きく(図において、P+P
1)歯29,30同士が当接する程近接している部分が
あると、これらに大きな荷重が作用して大きな撓み量δ
,を生じさせることになり、他方Cに示すごとく、所定
ピッチPよりも小さく撓み量δと同一又はそれ以上(図
において、P−P2)に歯29,30同士が広く離間す
る部分があるとこれらはほとんど荷重が作用しない。ラ
ックとチヨツクの歯を略同一形状とした場合には、上述
したごとき(図においてB)特定の歯29,30に集中
荷重が加わつたり、ほとんど荷重が作用されない歯29
,30(図においてC)が存在すると考えられ、構造強
度上好ましいものではなかつた。
歯30とは、相互に充分に噛み合されるべく略同一形状
に形成されている。しかし、これら歯29,30は、製
作上機械加工に依らずガス切断等によつて成型されるた
め、比較的ピッチ誤差を生じ易い。また、ラック部5と
チヨツク11とを噛合させて脚体3にプラットフォーム
4を支承させると、その自重や波力等の大荷重が歯29
,30相互に加わつてこれら自体を強制的に撓ませてい
た。そして、経験によれば、これら撓み量とピッチ誤差
とは略同等のオーダであることが知られている。このよ
うな状況を具体的に述べると、第7図に示すごとく、プ
ラットフォーム4を脚体3に支承させることは、チヨツ
クの歯30をラック部5の歯29で支承さることに他な
らず、これら歯29,30は荷重によつて相互に撓む。
Aに示すごとく、仮に全ての歯29,30が所定のピッ
チPで形成されたピッチ誤差がない場合でもラック部5
の歯29には全荷重が均等に分散されず、上下両端部に
荷重が集中する傾向がある。Bに示すごとく、例えば所
定ピッチPよりもピッチが大きく(図において、P+P
1)歯29,30同士が当接する程近接している部分が
あると、これらに大きな荷重が作用して大きな撓み量δ
,を生じさせることになり、他方Cに示すごとく、所定
ピッチPよりも小さく撓み量δと同一又はそれ以上(図
において、P−P2)に歯29,30同士が広く離間す
る部分があるとこれらはほとんど荷重が作用しない。ラ
ックとチヨツクの歯を略同一形状とした場合には、上述
したごとき(図においてB)特定の歯29,30に集中
荷重が加わつたり、ほとんど荷重が作用されない歯29
,30(図においてC)が存在すると考えられ、構造強
度上好ましいものではなかつた。
この場合、歯の枚数を増加させてもその効果は小さく、
また歯自体の寸法を増し強度を高く形成することは、脚
体3やチヨツクの重量増加、コストアップ等を誘引する
ことにもなり、効果的な解決策とは言えない。,′!,
7′:,出?苓=ニ鼎h品; プラットフォームの自重や波力等の大荷重を略均等に支
承させることができ、構造強度上の安全性を向上させる
ことができ、上記ウェッジ体16,17を含む錠止装置
の作用効果を充分に発揮させるべく、以下のごとき海上
構造物のプラットフォーム錠止装置を提供する。
また歯自体の寸法を増し強度を高く形成することは、脚
体3やチヨツクの重量増加、コストアップ等を誘引する
ことにもなり、効果的な解決策とは言えない。,′!,
7′:,出?苓=ニ鼎h品; プラットフォームの自重や波力等の大荷重を略均等に支
承させることができ、構造強度上の安全性を向上させる
ことができ、上記ウェッジ体16,17を含む錠止装置
の作用効果を充分に発揮させるべく、以下のごとき海上
構造物のプラットフォーム錠止装置を提供する。
第6図に示す如く、プラットフォーム4内部には、これ
を脚体3に支承させるためにラック部5に噛合させるべ
く相対向してチヨツク11が設けられる。
を脚体3に支承させるためにラック部5に噛合させるべ
く相対向してチヨツク11が設けられる。
このチヨツク11は、第8図に示すごとく、ラック部5
に噛合されるその歯末部31を支点として歯元部32が
プラットフォーム4の重力方向への移動(図において矢
印E)に追従して撓むように、ラック部5に対する頂隙
Dが深く形成される。つまりチヨツク11は、上記ウェ
ッジ体16,17等によつて錠止されてプラットフォー
ム4に一体的に固定され、その歯33を介してプラット
フォーム4の自重や波力等の外力の重力方向成分をラッ
ク部5の歯29に伝達して脚体3に支承させるわけであ
るが、従来その荷重を直ちに授受してラック部5の歯2
9と相互に強制的に撓ませられていたチヨツク11の歯
33に関して、本応用例にあつては、自重乃至外力によ
つて重力方向へ移動しようとするプラットフォーム4側
に近接する歯元部32をラック部5に噛合した歯末部3
1を支点として積極的に撓ませ、各歯33がピッチ誤差
よりも充分大きく撓むように構成される。本発明者等が
計算した結果によれば、ラック部5の歯たけHしに対し
て、チヨツク11の歯たけHOを略1市倍以上に設定す
ればピッチ誤差よりも大きなオーダで十分な撓み量を得
ることができる。
に噛合されるその歯末部31を支点として歯元部32が
プラットフォーム4の重力方向への移動(図において矢
印E)に追従して撓むように、ラック部5に対する頂隙
Dが深く形成される。つまりチヨツク11は、上記ウェ
ッジ体16,17等によつて錠止されてプラットフォー
ム4に一体的に固定され、その歯33を介してプラット
フォーム4の自重や波力等の外力の重力方向成分をラッ
ク部5の歯29に伝達して脚体3に支承させるわけであ
るが、従来その荷重を直ちに授受してラック部5の歯2
9と相互に強制的に撓ませられていたチヨツク11の歯
33に関して、本応用例にあつては、自重乃至外力によ
つて重力方向へ移動しようとするプラットフォーム4側
に近接する歯元部32をラック部5に噛合した歯末部3
1を支点として積極的に撓ませ、各歯33がピッチ誤差
よりも充分大きく撓むように構成される。本発明者等が
計算した結果によれば、ラック部5の歯たけHしに対し
て、チヨツク11の歯たけHOを略1市倍以上に設定す
ればピッチ誤差よりも大きなオーダで十分な撓み量を得
ることができる。
また、本実施例にあつては、チヨツク11の歯33は、
夫々全体が所謂゜゜平等強さの梁゛(表面応力が全体に
亙つて均一となる梁)様に形成され、従来の歯に比して
、必要最小量の材料で強度高く、且つ十分な撓み量を得
られるように構成される。
夫々全体が所謂゜゜平等強さの梁゛(表面応力が全体に
亙つて均一となる梁)様に形成され、従来の歯に比して
、必要最小量の材料で強度高く、且つ十分な撓み量を得
られるように構成される。
更に、歯元部32は、隣接する歯33相互の撓みによる
応力集中を緩和すべく、弧状に連接されている。作用に
ついて述べると、第9図には、上記従来例で示した(第
7図)と同様なピッチ誤差を有するラック部5に本応用
例のチヨツク11が噛合された場合の状態が示されてい
る。
応力集中を緩和すべく、弧状に連接されている。作用に
ついて述べると、第9図には、上記従来例で示した(第
7図)と同様なピッチ誤差を有するラック部5に本応用
例のチヨツク11が噛合された場合の状態が示されてい
る。
ピニオンの制動が解除されチヨツク11とラック部5と
の歯29,33相互間に荷重が作用すると、夫々の歯2
9,33にはピッチ誤差に基づき大きさの異なる分散荷
重が作用しようとする。これに際し、例えばBに示す如
く、所定ピッチPよりも大きく(図においてP+P1)
歯29,33同士が略当接する程近接する部分があると
、これに大きな分散荷重が作用しようとする。しかし、
チヨツク11の歯33が十分な可撓性を有し、分散荷重
に応じその歯末部31を支点として歯元部32を大きく
下方へ撓ませるため(図においてδ1)、可及的に上L
下双方に位置する歯33を引き下げ、乃至押し下げてこ
れらに荷重を分散させることができ、特定の歯29,3
3に大きな荷重が作用するのを抑止して荷重を分散させ
荷重分布の均等化を図ることができる。またCに示す如
く、所定ピッチPよりも小さく(図においてP−P2)
歯29,33同士が広く離間する部分があつても、チヨ
ツク11全体が各歯33の歯末部31を支点としてピッ
チ誤差よりも大きなオーダで歯元部32を重力方向へ移
動させるので(図においてδ2)、ピッチ誤差P2を埋
めて歯29,33相互に荷重を支承させることができ、
全ての歯29,33に荷重を分散させて荷重分布の均等
化を図ることができる。更にAに示すごとく、全ての歯
29,33が所定ピッチPで形成されピッチ誤差がない
場合にあつては、各歯29,33には全荷重が略均等に
分散されて作用し、略均等な撓み量。で撓むことになり
、充分にプラットフォーム4を脚体3に支承させ得るこ
とは勿論である。このように本応用例にあつては、第4
図に示すごとく、ラック部5に対するチヨツク11の頂
隙Dを深く形成し、ラック部5に噛合されるチヨツク1
1の歯末部31を支点としてその歯元部32をプラット
フォーム4の重力方向への移動E、即ち、重力方向荷重
に追従させて積極的に撓ませるように構成したことによ
り、ピッチ誤差の有無に関係なく複数の歯全てに略均等
な分散荷重を作用させることができるので、波力等の大
きな外力を充分に支えることができ、構造強度上の安全
性を向上させることができる。
の歯29,33相互間に荷重が作用すると、夫々の歯2
9,33にはピッチ誤差に基づき大きさの異なる分散荷
重が作用しようとする。これに際し、例えばBに示す如
く、所定ピッチPよりも大きく(図においてP+P1)
歯29,33同士が略当接する程近接する部分があると
、これに大きな分散荷重が作用しようとする。しかし、
チヨツク11の歯33が十分な可撓性を有し、分散荷重
に応じその歯末部31を支点として歯元部32を大きく
下方へ撓ませるため(図においてδ1)、可及的に上L
下双方に位置する歯33を引き下げ、乃至押し下げてこ
れらに荷重を分散させることができ、特定の歯29,3
3に大きな荷重が作用するのを抑止して荷重を分散させ
荷重分布の均等化を図ることができる。またCに示す如
く、所定ピッチPよりも小さく(図においてP−P2)
歯29,33同士が広く離間する部分があつても、チヨ
ツク11全体が各歯33の歯末部31を支点としてピッ
チ誤差よりも大きなオーダで歯元部32を重力方向へ移
動させるので(図においてδ2)、ピッチ誤差P2を埋
めて歯29,33相互に荷重を支承させることができ、
全ての歯29,33に荷重を分散させて荷重分布の均等
化を図ることができる。更にAに示すごとく、全ての歯
29,33が所定ピッチPで形成されピッチ誤差がない
場合にあつては、各歯29,33には全荷重が略均等に
分散されて作用し、略均等な撓み量。で撓むことになり
、充分にプラットフォーム4を脚体3に支承させ得るこ
とは勿論である。このように本応用例にあつては、第4
図に示すごとく、ラック部5に対するチヨツク11の頂
隙Dを深く形成し、ラック部5に噛合されるチヨツク1
1の歯末部31を支点としてその歯元部32をプラット
フォーム4の重力方向への移動E、即ち、重力方向荷重
に追従させて積極的に撓ませるように構成したことによ
り、ピッチ誤差の有無に関係なく複数の歯全てに略均等
な分散荷重を作用させることができるので、波力等の大
きな外力を充分に支えることができ、構造強度上の安全
性を向上させることができる。
また、全歯に略均等な分散荷重を作用させることがてき
、歯の枚数を可及的に削減し得、脚体3やチヨツク11
の重量軽減も図ることができる。
、歯の枚数を可及的に削減し得、脚体3やチヨツク11
の重量軽減も図ることができる。
更に本実施例にあつては、チヨツク11の歯33を“゜
平等強さの梁゛様に形成したので、必要最小限の材料重
量で強度高く、且つ十分な撓み量を得ることができ、構
造強度上、コスト上有利である。〔発明の効果〕 以上要するに本発明によれば以下のごとき優れた効果を
発揮する。
平等強さの梁゛様に形成したので、必要最小限の材料重
量で強度高く、且つ十分な撓み量を得ることができ、構
造強度上、コスト上有利である。〔発明の効果〕 以上要するに本発明によれば以下のごとき優れた効果を
発揮する。
(1)緩かな傾斜面を有する楔部材を多数積層して二以
上の傾斜摺動面を有する楔体群を構成したので、短いス
トロークでチヨツクを可変的且つ充分に昇降移動させる
ことができ、可及的に傾斜面を短く設定させて楔体群の
小型化を達成できる。
上の傾斜摺動面を有する楔体群を構成したので、短いス
トロークでチヨツクを可変的且つ充分に昇降移動させる
ことができ、可及的に傾斜面を短く設定させて楔体群の
小型化を達成できる。
(2)多数、且つ緩かな傾斜面により大きな楔効果を得
ることができるので、小さな押圧能力で容易にチヨツク
を昇降させ得ると共に、小さな保持能力で外力等を支持
でき、楔調節手段の小型化を達成できる。
ることができるので、小さな押圧能力で容易にチヨツク
を昇降させ得ると共に、小さな保持能力で外力等を支持
でき、楔調節手段の小型化を達成できる。
(3)従つて、錠止装置全体を非常にコンパクト化でき
、且つその固定力も充分に得ることができる。
、且つその固定力も充分に得ることができる。
第1図は一般的な海上構造物の一例を示す概略斜視図、
第2図は従来例を示す側断面図、第3図は本発明の好適
一実施例を示す側断面図、第4図は第3図における■−
■線矢視平面断面図、第5図は第3図における■−■線
矢視平面断面図、第6図は本発明に採用される楔体群の
動作状態を示す概略側面図、第7図は従来におけるチヨ
ツクとラック部との噛合状態を示す概略側面図、第8図
は本発明の応用例に採用されるチヨツクを示す概略側面
図、第9図は本発明の応用例に採用されるチヨツクとラ
ック部との噛合状態を示す概略側面図である。 図中、3は脚体、4はプラットフォーム、5はラック部
、11はチヨツク、14,15は楔部材、16,17は
楔体群たる上部ウェッジ体及び下部ウェッジ体、18は
傾斜摺動面、22は楔調節手段である。
第2図は従来例を示す側断面図、第3図は本発明の好適
一実施例を示す側断面図、第4図は第3図における■−
■線矢視平面断面図、第5図は第3図における■−■線
矢視平面断面図、第6図は本発明に採用される楔体群の
動作状態を示す概略側面図、第7図は従来におけるチヨ
ツクとラック部との噛合状態を示す概略側面図、第8図
は本発明の応用例に採用されるチヨツクを示す概略側面
図、第9図は本発明の応用例に採用されるチヨツクとラ
ック部との噛合状態を示す概略側面図である。 図中、3は脚体、4はプラットフォーム、5はラック部
、11はチヨツク、14,15は楔部材、16,17は
楔体群たる上部ウェッジ体及び下部ウェッジ体、18は
傾斜摺動面、22は楔調節手段である。
Claims (1)
- 1 海上等に略鉛直方向に起立される脚体にプラットフ
ォームを支承させるために、該プラットフォームに設け
られたチヨツクを該脚体に形成されたラック部に噛合さ
せるべく、該チヨツクを該ラック部に対して昇降させて
位置合せするチヨツク昇降機構を備えた海上構造物にお
いて、上記チヨツクの昇降方向に緩かな傾斜面を有する
楔部材を多数積層してそれらが重ね合されて形成される
傾斜摺動面を該チヨツクの昇降方向に二以上多段に形成
する楔体群と、これら楔部材を、それらの傾斜摺動面の
傾斜方向に互いに近接離間させて嵌入離脱させることに
より上記楔体群を積層方向に昇降移動させて錠止させる
楔調節手段とを備えたことを特徴とする海上構造物のプ
ラットフォーム錠止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18673282A JPS6058334B2 (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 海上構造物のプラツトフオ−ム錠止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18673282A JPS6058334B2 (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 海上構造物のプラツトフオ−ム錠止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5976318A JPS5976318A (ja) | 1984-05-01 |
JPS6058334B2 true JPS6058334B2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=16193668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18673282A Expired JPS6058334B2 (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 海上構造物のプラツトフオ−ム錠止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058334B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106192963A (zh) * | 2016-07-26 | 2016-12-07 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种自升式平台的锁紧机构 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60242210A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-02 | Mitsui Kaiyo Kaihatsu Kk | 海上作業台の昇降脚柱楔止装置 |
US5921714A (en) * | 1997-10-16 | 1999-07-13 | Goldman; Jerome L. | Device for releasing a screw jack mechanism |
JP2008069368A (ja) * | 2007-11-30 | 2008-03-27 | Matsushita Electric Works Ltd | プリプレグの製造方法及び樹脂含浸装置 |
SG11201408748TA (en) | 2012-06-29 | 2015-02-27 | Samsung Heavy Ind | Floating type structure |
CN109158428A (zh) * | 2018-09-27 | 2019-01-08 | 天津市中重科技工程有限公司 | 一种轧机间标高调整装置 |
-
1982
- 1982-10-26 JP JP18673282A patent/JPS6058334B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106192963A (zh) * | 2016-07-26 | 2016-12-07 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种自升式平台的锁紧机构 |
CN106192963B (zh) * | 2016-07-26 | 2018-03-30 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种自升式平台的锁紧机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5976318A (ja) | 1984-05-01 |
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