JPS6058068B2 - 無絶縁軌道回路の境界構成方法 - Google Patents

無絶縁軌道回路の境界構成方法

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JPS6058068B2
JPS6058068B2 JP8571879A JP8571879A JPS6058068B2 JP S6058068 B2 JPS6058068 B2 JP S6058068B2 JP 8571879 A JP8571879 A JP 8571879A JP 8571879 A JP8571879 A JP 8571879A JP S6058068 B2 JPS6058068 B2 JP S6058068B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、無絶縁軌条によつて構成される無絶縁軌道回
路へ交流信号を通じ、無絶縁軌道回路を進行する列車の
検出および列車に対する運転情報の伝達を行なう際、無
絶縁軌道回路を電気的に分割するために用いる境界構成
方法に関するものである。
従来から行なわれている無絶縁軌道回路を構成する方式
としては、大別すると2方式に分類できる。
すなわち、第1には軌条間へ接続したコンデンサと軌条
のインダクタンス成分とにより共振回路を形成し、これ
を交流信号の周波数へ共振させることにより、電気的な
境界を構成する共振式無絶縁軌道回路方式があり、第2
にはかゝる共振回路を用いす、互に異なる複数の周波数
とした交流信号を各軌動回路へ割合て、割合てられた周
波数の交流信号を検知することにより、電気的な境界を
等価的に構成する非共振式無絶縁軌道回路方式がある。
第1図A、Bは共振式無絶縁軌道回路方式による構成を
示し、1対の無絶縁軌条(以下、軌条)1、2からなる
無絶縁軌道回路(以下、無絶縁軌道)3の境界点におけ
る軌条1、2間へ、短絡導体Sを接続のうえ、所定距離
1を置いてコンデンサCa、Cbを接続し、所定距離1
の間における軌条1、2のインダクタンス成分とにより
並列共振回路を形成しており、送信器TXからの交流信
号周波数をfaとしたとき、短絡導体SとコンデンサC
aとの間における共振周波数をfaとしてある。
したがつて、コンデンサCa側から見た軌道回路のイン
ピーダンスは、周波数faにおいて最大’となり、周波
数faの信号はコンデンサCb側への流出が阻止され、
こゝに周波数faの信号に対する電気的な境界が構成さ
れる。
なお、コンデンサCbと短絡導体Sとの間によつては、
共振周波数fbの並列共振回路が形成されており、左右
両側方から送られて来る周波数fをの信号に対する境界
を構成している。
このため、送信器TXからの信号は通過周波数fa(7
)濾波器FLを介して、受信器RXにより受信されるが
、列車の進入によりその車軸によつて軌条1,2間が短
絡されると受信器RXの入力電圧が低下するため、送信
器TXと受信器RXとの区間へ列車が進入したことの検
出が行なわれる。
しかし、列車の車軸が短絡導体SとコンデンサCaとの
間にあるときには、受信器RXの入力電圧に及ぼす影響
が少なく、列車検出の不可能な死区間を生ずると共に、
軌条1,2のインダクタンス成分が約1.3rnH/―
と極めて小さく、所定距離1としては信号周波数に応じ
て10〜数10mを要し、境界の存在が不明確となる等
の欠点を生ずる。第1図Bにおいては、境界点の軌条1
,2間へコンデンサC。を接続すると共に、インピーダ
ンス素子hおよび乃をその両側方へ所定距離1を置いて
並列に接続しており、所定距離1の間における軌条1,
2のインダクタンス成分を含め、インピーダンス素子Z
aとコンデンサC。とにより共振周波数Faの並列共振
回路を、インピーダンス素子ZbとコンデンサC。とに
より共振周波数Fbの並列共振回路を形成している。し
たがつて、コンデンサC。
を中心としてインピーダンス素子Za側を見れば、周波
数Faにおいてインピーダンスが最大となり、同様にイ
ンピーダンス素子乃側を見れば、周波数Fbにおいてイ
ンピーダンスが最大となつており、送信器TXaからの
周波数Faを有する信号は左方へのみ伝送され、通過周
波数Fa(7)淵波器FLaを介して受信器RXaによ
り受信されるが、送信器TXbからの周波数Fbを有す
る信号は左方へ伝送され、図上省略した更に左方の受信
器によつて受信される。また、右方からの周波数F,を
有する信号は、通過周波数F,の戸波器Fしを介して受
信器RXbにより受信される。このため、列車の存在に
よる受信器RX.,RXbの入力電圧低下によつて、コ
ンデンサC。
を境界とする各軌道区間毎の列車検出が行なわれる。し
かし、軌道回路の直列インピーダンスとして、所定距離
1の間における軌条1,2のインダクタンス成分を用い
ているため、第1図Aの場合と同様に所定距離1が大に
なると共に、インピーダンス素子Za,z,のインピー
ダンスが車軸のインピーダンスより大きいため、例えば
、図上左方からインピーダンス素子hへ列車が接近する
と、周波数Faの信号に対しても短絡効果を生じ、送信
器TXaと受信器RXaとの軌道区間へ列車が進入しな
いにもか)わらず同様の結果となり、誤検出が行なわれ
る等の欠点を生ずる。なお、受信器RXaの列車検出に
より、ATC(AutOmaticTrainCOnt
rOI)信号を送出する場合には、左方からインピーダ
ンス素子Zaへ列車が接近するのみで、ATC信号が停
止信号となり、受信器RXaより右方の軌道区間に列車
が存在しないにもか)わらず、左方からの列車が進行で
きなくなる現象を生じ、列車の運行上重大な支障″を生
ずる。
第2図は、非共振式無絶縁軌道回路方式による構成を示
し、境界点の軌条1,2間へ軌条側を低インピーダンス
とした変成器T1〜T3を接続のうえ、これを介して分
波器FDl〜FD3により結合された、ATC送信器A
TC●TXl〜ATCITX3、送信器TXaおよび枦
波器FLll,FLa2,FLb,FLcを経た受信器
RXal,RXa2,RX,,RXc等が設けてあり、
送信器TXaからは周波数Faの信号が送出され、左右
両側方からは周波数FbおよびFc”の信号が送られて
来るものとなつている。
したがつて、周波数Faの信号は変成器T2から左右両
側方へ伝送され、通過周波数Fa(7)戸波器FLal
,FLll2を介して受信器RXal,RXa2により
受信されるため、変成器T1〜T2の軌道区間に列車が
存在すれば、受信器RXa,により検出され、変成器T
2〜T3の軌道区間に列車が存在すれば、受信器Rxa
2により検出される。しかし、変成器T1〜T3の接続
点において、軌条間インピーダンスが低下していても、
特に境界を構成する直列インピーダンスがないため、列
車の存在する軌道区間が不明確になると共に、信号周波
数Fa−Fcを全区間にわたつて異ならせねばならない
等の欠点を生じている。
以上の各方式が、軌条間の信号電圧変化に注目している
のに対し、軌条電流を検知する電流受電方式も提案され
ており、第3図に示す構成となつている。
すなわち、境界点の軌条1,2間へコンデンサCaとイ
ンダクタンスLaとからなる直列共振回路を接続し、そ
の共振周波数を送信器TXからの信号周波数Faに定め
ておき、送信器TXからの信号電流が共振回路を介して
軌条1,2へ通するものとしてある。
また、共振回路の送信器TX側近傍へ検出コイルPCを
設け、これによつて軌条1または2の信号電流をピック
アップのうえ、受信器RXにより受信するものとなつて
いる。
したがつて、検出コイルPCよりも右方へ列車が進入す
ると、検出コイルPCと対向する軌条.1,2には信号
電流が流れず、受信器RXの入力消滅により列車の検出
が行なわれ、共振回路の接続により境界点が明確に構成
される。
しかし、境界点の構成は受信器RX側のみであり、送信
器TX側においては境界を構成することができないと共
に、大電力化の傾向にある電動車輛から発生する妨害磁
界を検出コイルPCが受け、誤検出を生ずる等の欠点が
あつた。
本発明は、従来のか)る欠点を一挙に解決する目的を有
し、1対の無絶縁軌条により構成されかつ少くとも二つ
の区間に分割された無絶縁軌道回路において、各区間中
の少くとも一方の区間に対しこの区間の一端から送信器
により特定周波数の交流信号を1対の無絶縁軌条へ通じ
、かつ、この区間の他端側において受信器により交流信
号を受信すると共に、各区間の境界近傍かつ少くとも他
方の区間側における相対向して無絶縁軌道回路を構成す
る同一位置かつ一定長の両軌条へ各個に並列接続された
容量素子を設け、この容量素子の容量と両軌条のインダ
クタンス成分とのより交流信号の特定周波数に対する並
列共振回路を両軌条それぞれへ形成し、軌道回路の境界
点を明確とする無絶縁軌道の境界構成方法を提供するも
のである。
以下、実施例を示す図によつて本発明の詳細な説明する
が、便宜上、まず本発明の原理から説明する。
第4図Aは本発明の基本構成を示し、1対の軌条1,2
により無絶縁軌道3を構成しており、同一位置から一定
長dの両軌条1,2へ各個に容量素子4,5を並列接続
のうえ、一定長dの両軌条1,2におけるインダクタン
ス成分と容量素子4,5の容量Cとにより並列共振回路
を形成している。
なお、同図Aは列車等の車軸6により共振回路内の両軌
条1,2間が短絡された状況を示しており、このときの
等価回路は同図Bに示すものとなる。
たS゛し、Zl,Z2は両軌条1,2におけるa1〜B
l,a2〜B2およびKg〜Cl,b2〜C2間のイン
ピーダンス、4は容量素子4,5のインピーダンス、Z
sは車軸6のインピーダンス、ΔはCl,C2から右方
を見た両軌条1,2の呈する信号伝送路としての特定イ
ンピーダンスである。こ)で、Al,a2から見た入力
インピーダンスZinを求めるため、Al,a2へ電圧
Eを印加のうえ、第4図Bのとおり電流11〜13が通
するものとすれば、つぎの関係式が得られる。
また、!1=E/Zjnであるから、これを11へ代人
し、両辺をEで割れば次式となる。
したがつて、入力インピーダンスZinは次式により示
される。
第5図Aは、第4図Aと同様であるが、車軸6の位置が
共振回路を通過し、Dl,d2へ移行した状況を示し、
このときの等価回路は同図Bのものとなる。
したがつて、a1〜Cl,a2〜C2間の軌条インピー
ダンスをZl,Cl〜Dl,C2〜4間のインピーダン
スをZTとして、前述と同様に入力インピーダンスZi
nを求めれば、次式によつて示されるものとなる。
以上の(3),(5)式に基づき、Al,a2を基準と
した車軸6までの距離xを横軸に取り、入力インピーダ
ンスZinの変化を示せば、第6図のとおりになり、同
図に点線で示す容量素子4,5の全く無い場合に比し、
入力インピーダンスZinが著しく高くなる。
たイし、第6図の実線は、つぎの条件に基づいて計算し
たものである。
共振周波数 10KHz 軌道回路分布定数 抵抗値 4.7Ω/Km インダクタンス 1.3rnH/Km コンダクタンス 0.10/Km 容 量 0.6μF/Km dの長さ 10rI1 容量素子の損失角Tanδ=1% 車軸のインピーダンス0.01Ω また、同様の条件により共振周波数fを変化させれば第
7図に示すものとなり、これを更に長距離のxについて
示せば第8図のものとなる。
第9図は、前述の条件において長さdを変化させたもの
であり、同様の条件において容量素子4,5の損失角T
anδを変化させれば第10図に示すものとなる。した
がつて、使用周波数に応じて一定長dおよび共振インピ
ーダンスを定めれば、無絶縁軌道回路において電気的な
境界を構成のうえ、ATC信号に対する境界として用い
ることができる。
第11図は、以上の原理に基づく実施例を示−し、一定
長dの軌条1,2と容量素子4,5とにより形成された
共振回路を無絶縁軌道3の分割により形成した区間1T
と2Tとの境界近傍へ挿入のうえ、共振回路の共振周波
数を停止信号発生器0SCRの発生周波数FRと一致さ
せており、この特定周波数几の信号が停止信号として、
また、進行信号発生器0SC0の周波数FOを有する信
号が進行信号として、区間1丁の一端に設けたATC送
信器1T−TXから送信されるものとなつている。した
がつて、列車Tが区間2Tの共振回路外にあれば、区間
1Tと2Tとの境界近傍かつ区間2T側の共振回路によ
り周波数FRの停止信号は区間2T側への分流が阻止さ
れるため、区間1Tへのみ送信される。
なお、周波数FOの進行信号一は、列車Tが区間2Tに
存在しない場合にのみ送信されるため、共振回路を設け
ずとも進行信号が列車Tにより短絡されるおそれはない
。また、共振回路の影響を避ける目的上、周波数FRと
FOとは分離して定められる。第12図Aは、上述の共
振回路を、軌条間信号電圧の検出により列車位置の検知
を行なう場合に適用したときの基本構成を示し、信号源
Eが受信器RXとトラック長Tを隔て)設けられており
、受信器RXの近辺へ車軸6が到達したとき、軌条間信
号電圧の変化により、列車の検知を行なうものとなつて
いる。
したがつて、同図においては、容量素子4,5と一定長
dの軌条1,2による共振回路が受信器RXに接すると
共に、信号源Eとは反対側の位置へ設けてあり、同時に
、同図は車軸6が共振回路の左方に位置する場合を示し
ている。
第12図Bは同図Aの等価回路を示し、zには第4図、
第5図Bと同様の特性インピーダンス、Ziは一定長d
の間における軌条1,2のインピーダンス、ZRは受信
器RXの入力インピーダンスであり、その他は第4図、
第5図Bと同様のインピーダンスであり、γは軌条長に
応じて定まる信号電流に対する伝播定数である。
こ)で、受信器RXへ与えられる軌条間受信電圧を■R
として、これを求めれば次式によつて示される。
たS゛し、Zl3=名先?+2ZT+Z,3Z+1であ
る。
また、第13図Aは車軸6が共振回路中へ介在した場合
を示し、このときの等価回路は同図Bのものとなり、(
6)式と同様に軌条間受信電圧■1を求めれば、次式の
ものとなる。
たS゛し、Zし,=/〒シ■・Zf2=b1〜Cl,b
2〜C2間の軌道回路インピーダンスである。
第14図Aは車軸6が信号源Eと受信器RXとの間に至
つた場合を示し、このときの等価回路は同図Bに示すも
のとなり、前述と同様に軌条間受信電圧■8を求めれば
、次式に示すものとなる。たS゛し、Z,l=????
,Z,l=′?】+ZK9zLl:ー41449zaは
Dl9d2からCl9C2方向 Z,+ムを見た軌
道回路のインピーダンスである。
したがつて、以上の(6)〜(8)式により、下記の条
件を用い軌条間受信電圧VRを計算によつて求めれば、
信号源Eの出力電圧を1V一定としたとlき、第15図
に示すものとなる。
トラック長 T=500m受信器
の入力インピーダンス ZR=3Ω 車軸のインピーダ
ンス Zs=0.01Ω 軌道回路のコンダクタ
ンス 0.1U/KmたS゛し、第15図は共振周波
数および信号源Eの周波数fが15KHzのときであり
、その他の定数は第6図の場合と同様である。
第15図から明らかなとおり、受信器RXへ信号源Eの
反対側から列車が接近し、共振回路中へ車軸6が進入す
るに及んて軌条間受信電圧VRが低下しており、これに
よつて受信器RXと信号源Eとの区間へ列車が到達した
ことを確実に検知できる。
第16図乃至第19図は、以上の原理にしたがい、共振
回路を列車検知区間の境界近傍かつ隣接する他の区間側
に用いた場合の実施例を示し、第16図においては、検
知区間の一端に設けた検知送信器TXから送信される特
定周波数の交流信号を同区間の他端に設けた検知受信器
RXにより受信しており、共振回路中へ列車Tが進入し
たときの軌条間受信電圧VRの低下により、列車Tの検
知を行なつている。
また、第17図においては、検知送信器TXと検知受信
器RXとが、第16図と反対に配置されているが、列車
Tの共振回路中への進入により、送信電圧VTが短絡さ
れて低下するため、第16図と同様の結果が得られる。
第18図は、無絶縁軌道3の区間1T,2Tとに対し、
1台の検知送信器1T/2T−TXを共用として設けた
例を示し、検知送信器1T/2T−TXからは特定周波
数f1の信号が送信され、区間0Tには左方から周波数
F。の信号が、区間3Tには右方から周波数F3の信号
が送信されて来ると共に、容量C1による共振周波数は
f1に、容量C3による共振周波数はF3l7.設定さ
れている。したがつて、左方から列車が区間1Tの共振
回路中へ進入すれば、これを検知受信器1T−RXが周
波数f1の信号による軌条間受信電圧の低下一により検
知すると共に、列車が区間2Tの共振回路へ進入すれば
、検知受信器2T−RXが同様の信号による送信電圧の
低下により検知を行ない、更に、列車が区間3Tの共振
回路へ至れば、検知受信器3T−RXが周波数F3の信
号による軌条間受信電圧の低下により検知を行なう。
なお、検知受信器0T−RXは、周波数FOの信号を送
信する検知送信器の近傍へ設けた共振周波F。
の共振回路へ列車が進入したときに、検知を行なうもの
となつている。また、区間2Tの共振回路は、周波数f
1に対して最も高いインピーダンスを呈するが、完全に
周波数f1の信号を阻止するまでには至らず、区間1T
にも検知送信器1T/2T−TXからの信号が送信され
る。第19図は、各区間0T〜3Tの区分点毎に共振回
路を隣接して設けた例を示し、容(。による共振回路の
共振周波数がF。となつているほかは第18図と同様の
周波数関係であり、これによつてより確実に各区間0T
〜3Tの区分点を明らかとしている。なお、各検知受信
器1T−RX,2T−RX,3T−RXによる列車検知
は、第18図の場合と同様である。
このほか、容量素子4,5としては単にコンデンサ等の
容量のみを呈するものに限らず、必要に応じ、インダク
タンス成分、抵抗成分等を組み合せたものを用いても同
様の効果が得られる。
以上の説明により明らかなとおり本発明によれば、無絶
縁軌道へ何等機械的な加工を行なうことなく電気的な境
界点が形成され、良好な境界性を有する信号送信が実現
すると共に、耐雑音特性の良好な軌条間電圧検出による
列車検知が、区間毎に確実なものとして行なわれるため
、無絶縁軌道における各種信号手段に用いて多大の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来例の構成を示す図、第4図、第
5図は本発明の原理を示し、Aは基本構成図、Bは等価
回路、第6図乃至第10図は入力インピーダンスの変化
を示す特性図、第11図は第4図乃至第10図の原理に
基つく実施例を示す図、第12図乃至第14図は本発明
を軌条間信号電圧の変化に基つく列車検知へ適用した場
合の原理を示し、Aは基本構成図、Bは等価回路、第1
5図は軌条間受信電圧の変化を示す特性図、第16図乃
至第19図は第12図乃至第15図の原理に基づく実施
例を示す図である。 1,2・・・・・・軌条回路、3・・・・・・無絶縁軌
道、4,5・・・・・・容量素子、0SCR・・・・・
・停止信号発生器、0SC0・・・・・・進行信号発生
器、TX,lT/2T−TX・・・・・・検知送信器、
d・・・・・・一定長。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1対の無絶縁軌条により構成されかつ少くとも二つ
    の区間に分割された無絶縁軌道回路において、前記各区
    間中の少くとも一方の区間に対し該区間の一端から送信
    器により特定周波数の交流信号を前記1対の無絶縁軌条
    へ通じかつ該区間の他端側において受信器により前記交
    流信号を受信すると共に、前記各区間の境界近傍かつ少
    くとも他方の区間側における相対向して前記無絶縁軌道
    回路を構成する同一位置かつ一定長の両軌条へ各個に並
    列接続された容量素子を設け、該容量素子の容量と前記
    両軌条のインダクタンス成分とにより前記交流信号の特
    定周波数に対する並列共振回路を前記両軌条それぞれへ
    形成したことを特徴とする、無絶縁軌道回路の境界構成
    方法。
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