JPS6057852B2 - 眼科装置 - Google Patents
眼科装置Info
- Publication number
- JPS6057852B2 JPS6057852B2 JP50022601A JP2260175A JPS6057852B2 JP S6057852 B2 JPS6057852 B2 JP S6057852B2 JP 50022601 A JP50022601 A JP 50022601A JP 2260175 A JP2260175 A JP 2260175A JP S6057852 B2 JPS6057852 B2 JP S6057852B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- eye
- examined
- lens surface
- objective lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B3/00—Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
- A61B3/10—Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
- A61B3/14—Arrangements specially adapted for eye photography
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は眼底カメラの如き眼科装置に関するものである
。
。
眼底カメラを例にとつて以下の記述を行なうと被検眼に
対向する対物レンズを照明光学系と撮影光学系が共用す
る場合、被検眼の角膜からの反射光や対物レンズの表面
による反射光が撮影光学系に混入してフレヤーやゴース
トの原因となり鮮明な眼底の観察・撮影が行えない。
対向する対物レンズを照明光学系と撮影光学系が共用す
る場合、被検眼の角膜からの反射光や対物レンズの表面
による反射光が撮影光学系に混入してフレヤーやゴース
トの原因となり鮮明な眼底の観察・撮影が行えない。
従来この様な有害反射光を除去する方法には、角膜反射
に関してはリング照明法で充分な効果をあげていた。一
方、対物レンズの表面反射に関しては、照明光学系の光
束を撮影光学系に導く反射鏡を凹面鏡にする方法又は対
物レンズに一群のメニスカスレンズを使用し、その光軸
付近に遮光小黒点を設ける方法があるが前者は光軸を傾
斜させている為に収差を増し解像力が落ちること、後者
は光軸付近の撮影光束が遮断される恐れがある上に、メ
ニスカス型レンズを使用する為に撮影画角を300位ま
でしか取ることができなかつた。近年上述した対物レン
ズの反射光束を除去する改良方法として、撮影画角を広
げる為に被検眼に対向する対物レンズに両凸レンズを用
いた眼底カメラに於て、照明系内に黒点を設け、対物レ
ンズにより反射され、撮影光学系に混入する照明光束を
遮断する方法が提案されている。
に関してはリング照明法で充分な効果をあげていた。一
方、対物レンズの表面反射に関しては、照明光学系の光
束を撮影光学系に導く反射鏡を凹面鏡にする方法又は対
物レンズに一群のメニスカスレンズを使用し、その光軸
付近に遮光小黒点を設ける方法があるが前者は光軸を傾
斜させている為に収差を増し解像力が落ちること、後者
は光軸付近の撮影光束が遮断される恐れがある上に、メ
ニスカス型レンズを使用する為に撮影画角を300位ま
でしか取ることができなかつた。近年上述した対物レン
ズの反射光束を除去する改良方法として、撮影画角を広
げる為に被検眼に対向する対物レンズに両凸レンズを用
いた眼底カメラに於て、照明系内に黒点を設け、対物レ
ンズにより反射され、撮影光学系に混入する照明光束を
遮断する方法が提案されている。
この方法を用いた眼底カメラの実施例が第1図に示され
ている。第1図に於て1は被検眼、2は両凸面の対物レ
ンズ、3は光源、4,5,6は集光レンズ、7は孔あき
ミラー、8はスリット、9は集光レンズ、10は撮影面
である。この方法に於ける対物レンズ2の両面Sl,S
2による有害反射光除去は以下の如くである。先す対物
レンズ2のS1面で反射される光束の内孔あきミラー7
及び絞り板8を介して撮影面10に至る光束は点線dで
示す如く、集光レンズ5上のA1点から発し、集光レン
ズ6、孔あき反射ミラー7を介し一旦対物レンズ2のS
2面頂点付近に結像し、S2面を通過してS1面で反射
され、再びS2面を通過し、孔あきミラー7の孔部を介
してスリット8の開口上のA2点に結像する様に構成さ
れている。即ちこの構成ではスリット8の像で対物レン
ズのS1面の反射光束による像がS2面の頂点付近にで
きる。一方対物レンズのS2面て反射され絞り板8の開
口を通過する光束はS2面の頂点付近の狭い範囲で反射
される光束だけであるから、A1点での黒点を大きくし
、S2面に於ける有害反射光を生じる領域に到る照明光
束を遮蔽することにより、S2面による有害反射光を除
去する。故に第1図に示す従来の眼底カメラでは照明系
内に於ける小黒点の位置は対物レンズのS2面の頂点の
位置と共役な関係を有していた。しかしながら後述する
ように上記従来例では対物レンズのS2面に於ける有害
反射光を遮蔽するための小黒点はS2面の曲率半径に依
存するが、或る程度大きくなることを余儀なくされてい
た。上述した様な照明光学系に小黒点を有し、被検眼に
対向する両凸面を有する対物レンズの各面に於ける有害
反射光を除去する構成の眼底カメラに於ては眼底内に小
黒点の像が生じ、眼底の一部を覆うことがない様に考慮
すべきである。
ている。第1図に於て1は被検眼、2は両凸面の対物レ
ンズ、3は光源、4,5,6は集光レンズ、7は孔あき
ミラー、8はスリット、9は集光レンズ、10は撮影面
である。この方法に於ける対物レンズ2の両面Sl,S
2による有害反射光除去は以下の如くである。先す対物
レンズ2のS1面で反射される光束の内孔あきミラー7
及び絞り板8を介して撮影面10に至る光束は点線dで
示す如く、集光レンズ5上のA1点から発し、集光レン
ズ6、孔あき反射ミラー7を介し一旦対物レンズ2のS
2面頂点付近に結像し、S2面を通過してS1面で反射
され、再びS2面を通過し、孔あきミラー7の孔部を介
してスリット8の開口上のA2点に結像する様に構成さ
れている。即ちこの構成ではスリット8の像で対物レン
ズのS1面の反射光束による像がS2面の頂点付近にで
きる。一方対物レンズのS2面て反射され絞り板8の開
口を通過する光束はS2面の頂点付近の狭い範囲で反射
される光束だけであるから、A1点での黒点を大きくし
、S2面に於ける有害反射光を生じる領域に到る照明光
束を遮蔽することにより、S2面による有害反射光を除
去する。故に第1図に示す従来の眼底カメラでは照明系
内に於ける小黒点の位置は対物レンズのS2面の頂点の
位置と共役な関係を有していた。しかしながら後述する
ように上記従来例では対物レンズのS2面に於ける有害
反射光を遮蔽するための小黒点はS2面の曲率半径に依
存するが、或る程度大きくなることを余儀なくされてい
た。上述した様な照明光学系に小黒点を有し、被検眼に
対向する両凸面を有する対物レンズの各面に於ける有害
反射光を除去する構成の眼底カメラに於ては眼底内に小
黒点の像が生じ、眼底の一部を覆うことがない様に考慮
すべきである。
本発明は対物レンズの有害反射光を除去することを目的
とし、後述する実施例では、照明光学系内に設けた小黒
点の像が第1図に示す従来の眼底カメラに比べ被検眼の
眼底上に出難い様な構成の眼底カメラを実現している。
被検眼の眼底上に小黒点の像を出難くする為には、下記
の2つの条件が考慮されねばならない。
とし、後述する実施例では、照明光学系内に設けた小黒
点の像が第1図に示す従来の眼底カメラに比べ被検眼の
眼底上に出難い様な構成の眼底カメラを実現している。
被検眼の眼底上に小黒点の像を出難くする為には、下記
の2つの条件が考慮されねばならない。
第1に照明系内に設けられる小黒点は小さくせねばなら
ないと言うことである。このことは以下の理由によるた
めである。一般に眼底を照明する照明光束のFナンバー
は各人の瞳の大きさにほとんど差異がない為、ほぼ一定
となつている。従つて照明光束の収束角θは、ほぼ一定
な角θとなる。今第2図に示す様に照明光束が0の収束
角で、照明光学系内の黒点がA3に結像するとした場合
、例えば〜点にスクリーンを置き、このスクリーンを光
軸0−0″方向に移動させると、小黒点が小さければA
3点を中心に黒点像が現われる範囲は比較的小さな領域
E1であるが、小黒点が大きければ比較的大きな領域E
2となる。正常な視度を有する人の対物レンズによる眼
底像が八にできるとすると、近視の人の眼底像は前記入
点より被検眼側にできる。故に前記領域(El,E2)
が大きければ大きい程眼底に黒点を生ずる視度の範囲は
広くなるのである。
ないと言うことである。このことは以下の理由によるた
めである。一般に眼底を照明する照明光束のFナンバー
は各人の瞳の大きさにほとんど差異がない為、ほぼ一定
となつている。従つて照明光束の収束角θは、ほぼ一定
な角θとなる。今第2図に示す様に照明光束が0の収束
角で、照明光学系内の黒点がA3に結像するとした場合
、例えば〜点にスクリーンを置き、このスクリーンを光
軸0−0″方向に移動させると、小黒点が小さければA
3点を中心に黒点像が現われる範囲は比較的小さな領域
E1であるが、小黒点が大きければ比較的大きな領域E
2となる。正常な視度を有する人の対物レンズによる眼
底像が八にできるとすると、近視の人の眼底像は前記入
点より被検眼側にできる。故に前記領域(El,E2)
が大きければ大きい程眼底に黒点を生ずる視度の範囲は
広くなるのである。
第2の条件は前記黒点の結像位置A3が前記A4点と離
れていることである。
れていることである。
これは、通常人の視度は正常な視度を有する人を中心と
してほぼ正視分布をなすためである。従つて前記A3点
が前記入点と離れていれば極度の近視又は極度の遠視の
人でなければ黒点を生じない。本発明は上述した2つの
条件を考慮し第1の条件を満たす為に、対物レンズの両
面で反射される光束で撮影光学系に混入する有害反射光
束が、照明光学系の同一面から発せられる様に、更に第
2の条件を満たす為に前記照明系内に設けた黒点の像が
対物レンズのS2面より被検眼側にできる様な眼底カメ
ラの構成を有するものである。
してほぼ正視分布をなすためである。従つて前記A3点
が前記入点と離れていれば極度の近視又は極度の遠視の
人でなければ黒点を生じない。本発明は上述した2つの
条件を考慮し第1の条件を満たす為に、対物レンズの両
面で反射される光束で撮影光学系に混入する有害反射光
束が、照明光学系の同一面から発せられる様に、更に第
2の条件を満たす為に前記照明系内に設けた黒点の像が
対物レンズのS2面より被検眼側にできる様な眼底カメ
ラの構成を有するものである。
以下本発明を詳述する。第3図は前記第1の条件を満足
させる方法を説明する為の図てある。
させる方法を説明する為の図てある。
第3図に於て31は被検眼、32は両凸型対物レンズで
、被検眼に対向する面の曲率半径がR2(以後この面を
R2面と呼ぶ)、他の一面の曲率半径がR1(以後この
面をR1面と呼ぶ)、厚さがd及び屈折率がNである。
33は撮影絞りたる絞り板で、撮影光学系内に入射する
光束を制限するものである。
、被検眼に対向する面の曲率半径がR2(以後この面を
R2面と呼ぶ)、他の一面の曲率半径がR1(以後この
面をR1面と呼ぶ)、厚さがd及び屈折率がNである。
33は撮影絞りたる絞り板で、撮影光学系内に入射する
光束を制限するものである。
尚0−0″は光軸である。前述した第1の条件とは、換
言すれば撮影光学系に入射する光束を制限する絞り板3
3のR1面に於ける反射光34による虚像の位置V1と
、同じく前記絞り板33からの光束で、R1面から入射
しR2面で反射され、再度R1面から出射する光束35
による絞り板33の虚像の位置V2が同一の位置を有す
ることである。従つて前記V1とV2の位置が一致する
様にR1面とR2面を設計する。R1面で反射される光
束について考える。絞り板33の絞り中心cから発する
光束で、R1面の高さH1に向う光線36と、R1面で
反射して絞り板33の方向に向う光束の光軸(0−0″
)となす角度をそれぞれUl,U″2とするとなる関係
式が導かれる。
言すれば撮影光学系に入射する光束を制限する絞り板3
3のR1面に於ける反射光34による虚像の位置V1と
、同じく前記絞り板33からの光束で、R1面から入射
しR2面で反射され、再度R1面から出射する光束35
による絞り板33の虚像の位置V2が同一の位置を有す
ることである。従つて前記V1とV2の位置が一致する
様にR1面とR2面を設計する。R1面で反射される光
束について考える。絞り板33の絞り中心cから発する
光束で、R1面の高さH1に向う光線36と、R1面で
反射して絞り板33の方向に向う光束の光軸(0−0″
)となす角度をそれぞれUl,U″2とするとなる関係
式が導かれる。
但し空間の媒質の屈折率は1とする。一方R2面で反射
される光束については、絞り板の絞り中心cからR1面
の高さH1に向う光束36,R1面で屈折しR2面に向
う光束,R2面で反射しR1面に向う光束及びR1面か
ら再度出射し絞り板に向う光束の光軸(0−0″)とな
す角をそれぞれUl,U2,U3,U4とするとなる関
係式が導かれる。
される光束については、絞り板の絞り中心cからR1面
の高さH1に向う光束36,R1面で屈折しR2面に向
う光束,R2面で反射しR1面に向う光束及びR1面か
ら再度出射し絞り板に向う光束の光軸(0−0″)とな
す角をそれぞれUl,U2,U3,U4とするとなる関
係式が導かれる。
上記(1)〜(6)式より、R1面で反射し絞り板方向
に向う光束によるc点の虚像位置■1はR1面を基準に
してて表わされる。
に向う光束によるc点の虚像位置■1はR1面を基準に
してて表わされる。
一方R1面で屈折後、R2面で反射し、再度R1面から
出射する光束によるc点の虚像の位置V2はR1面を基
準にしてで表わされる。
出射する光束によるc点の虚像の位置V2はR1面を基
準にしてで表わされる。
故に上述したV1及び■2の位置を等しくすれば、即ち
なる関係式が成立する様に上記対物レンズのパラメータ
ーUl,Rl,R2,D及びNの組み合わせを選択すれ
ば前記V1及びV2の一致した点と共役な位置関係を有
する照明光学系内の一点に小黒点を設けるだけて有害反
射光を除去できる。
なる関係式が成立する様に上記対物レンズのパラメータ
ーUl,Rl,R2,D及びNの組み合わせを選択すれ
ば前記V1及びV2の一致した点と共役な位置関係を有
する照明光学系内の一点に小黒点を設けるだけて有害反
射光を除去できる。
従つて、従来の方法ではR1面の反射は、R1面での必
要な大きさの黒点で覆つている為、第4図Aに示す様に
斜線の領域E3で遮光を施こしたことになる。
要な大きさの黒点で覆つている為、第4図Aに示す様に
斜線の領域E3で遮光を施こしたことになる。
即ちR1面からR1面反射光の虚像の位置までの距離で
、R1面の前後の広範囲に黒点が表われる上に黒点も大
きくなる。一方、本発明の光学系に於ては、第4図Bに
示す様に、R1面とR2面の両方の反射を一点A5で取
り除くことができるので、黒点の表われる位置も一個所
であるし又黒点も小さくてよいのである。但し上述した
説明に於ては、絞り板の中心cのみからの光束を考慮し
ただけであるが、実際に絞り板はある大きさを有するの
で黒点も或る程度の大きさを有する為、黒点が眼底に生
ずる範囲は更に大きくなる。上述した第2の条件である
が、本発明に於ては既に明らかな様に、有害反射光を除
去する遮蔽小黒点の像が、前乱ア,面より被検眼側に生
じる様”に設計されているので、黒点の像は眼底上に生
じ難くなつている。次に上述した本発明の一実施例を第
5図に示す。
、R1面の前後の広範囲に黒点が表われる上に黒点も大
きくなる。一方、本発明の光学系に於ては、第4図Bに
示す様に、R1面とR2面の両方の反射を一点A5で取
り除くことができるので、黒点の表われる位置も一個所
であるし又黒点も小さくてよいのである。但し上述した
説明に於ては、絞り板の中心cのみからの光束を考慮し
ただけであるが、実際に絞り板はある大きさを有するの
で黒点も或る程度の大きさを有する為、黒点が眼底に生
ずる範囲は更に大きくなる。上述した第2の条件である
が、本発明に於ては既に明らかな様に、有害反射光を除
去する遮蔽小黒点の像が、前乱ア,面より被検眼側に生
じる様”に設計されているので、黒点の像は眼底上に生
じ難くなつている。次に上述した本発明の一実施例を第
5図に示す。
第5図に於て51は光源、52はコンデンサーレンズ、
53はリングスリット、54,56はリレーレンズ、5
5はガラス板で、その中央光軸付近に遮光小黒点61を
有する。57は中央に絞りを兼ねる孔部62を有する孔
あきミラー、58は両凸面対物レンズ、59は被検眼、
60は角膜、63はリレーレンズ、64は撮影面てある
。
53はリングスリット、54,56はリレーレンズ、5
5はガラス板で、その中央光軸付近に遮光小黒点61を
有する。57は中央に絞りを兼ねる孔部62を有する孔
あきミラー、58は両凸面対物レンズ、59は被検眼、
60は角膜、63はリレーレンズ、64は撮影面てある
。
光源51から発した光束はコンデンサーレンズ52によ
りリングスリット53上に結像する。リングスリット5
3の開口を発する環状の光束はリレーレンズ54,56
、孔あきミラー57及び対物レンズ58により被検眼5
9の角膜60上に再結像し眼底を照明する。対物レンズ
58のR1面及びR2面で反射される有害反射光Ll,
I−,を除去する為に、リレーレンズ56と54の間に
平面ガラス板55を設ける。平面ガラス板55上の遮光
小黒点61の共役な位置関係は上述した如く、撮像絞り
たる孔あきミラーの開口62上から被検眼に向う光束を
考えた場合R1面により反射される光束L1は孔あきミ
ラー57及びリレーレンズ56を介して前記小黒点61
上に結像し、一方R1を通過しR2面で反射し再びR1
面を通過する光束!は孔あきミラー57及びリレーレン
ズ56を介して前記小黒点61に結像する。上述した様
な有害反射光を除去する対物レンズの形状の具体例を以
下に示す。
りリングスリット53上に結像する。リングスリット5
3の開口を発する環状の光束はリレーレンズ54,56
、孔あきミラー57及び対物レンズ58により被検眼5
9の角膜60上に再結像し眼底を照明する。対物レンズ
58のR1面及びR2面で反射される有害反射光Ll,
I−,を除去する為に、リレーレンズ56と54の間に
平面ガラス板55を設ける。平面ガラス板55上の遮光
小黒点61の共役な位置関係は上述した如く、撮像絞り
たる孔あきミラーの開口62上から被検眼に向う光束を
考えた場合R1面により反射される光束L1は孔あきミ
ラー57及びリレーレンズ56を介して前記小黒点61
上に結像し、一方R1を通過しR2面で反射し再びR1
面を通過する光束!は孔あきミラー57及びリレーレン
ズ56を介して前記小黒点61に結像する。上述した様
な有害反射光を除去する対物レンズの形状の具体例を以
下に示す。
但し、r1:孔あきミラー側の面の曲率半径R2:被検
眼側の面の曲率半径 d:レンズ厚 n:レンズの屈折率 S1:孔あきミラーとR2面の間隔 f:対物レンズの焦点距離 m1:小黒点からの光がr1面により反射さ れ
ててきる虚像の倍率M2:小黒点からの光がR2面によ
り反射さ, れた後、r1面で屈折してできる虚
像 の倍率である。
眼側の面の曲率半径 d:レンズ厚 n:レンズの屈折率 S1:孔あきミラーとR2面の間隔 f:対物レンズの焦点距離 m1:小黒点からの光がr1面により反射さ れ
ててきる虚像の倍率M2:小黒点からの光がR2面によ
り反射さ, れた後、r1面で屈折してできる虚
像 の倍率である。
なおこの具体例に於ては角膜反射光を除去する都合から
r1面、R2面のどちらか一面を非球面としたが、非球
面を入れ換えるか、両面を非球面としてもさしつかえな
い。更にこの光学系に於てはR2面とr1面の曲率半径
を等しくし、レンズ厚dをもこの曲率半径に等しくすれ
ば゛と虚像の倍率をも合わせることができ遮光小黒点を
最小にすることができる。
r1面、R2面のどちらか一面を非球面としたが、非球
面を入れ換えるか、両面を非球面としてもさしつかえな
い。更にこの光学系に於てはR2面とr1面の曲率半径
を等しくし、レンズ厚dをもこの曲率半径に等しくすれ
ば゛と虚像の倍率をも合わせることができ遮光小黒点を
最小にすることができる。
以上本発明実施例の眼底カメラに於ては、被検眼に対向
する対物レンズ58を1群両凸型となし、該対物レンズ
の両面Rl,R2に於ける有害反射光が照明光学系の同
一面55より発せられる様にすることにより前記平面5
5に設ける遮蔽小黒点61を小さくし、更に該小黒点6
1のリレーレンズ56及び孔あきミラー57による像位
置が対物レンズ58R1面より被検眼59側にできる様
にしたことにより、従来の対物レンズに一群両凸型レン
ズを用いた眼底カメラに比べ、眼底上に小黒点の影響が
出難くなつたという効果を有するものである。
する対物レンズ58を1群両凸型となし、該対物レンズ
の両面Rl,R2に於ける有害反射光が照明光学系の同
一面55より発せられる様にすることにより前記平面5
5に設ける遮蔽小黒点61を小さくし、更に該小黒点6
1のリレーレンズ56及び孔あきミラー57による像位
置が対物レンズ58R1面より被検眼59側にできる様
にしたことにより、従来の対物レンズに一群両凸型レン
ズを用いた眼底カメラに比べ、眼底上に小黒点の影響が
出難くなつたという効果を有するものである。
更に撮影光束中の黒点の位置を考えた場合にも第1図の
従来例に比べ更に近視寄りの位置にあるため眼底撮影時
の黒点の影響の出やすさが緩和されることになる。
従来例に比べ更に近視寄りの位置にあるため眼底撮影時
の黒点の影響の出やすさが緩和されることになる。
第1図は従来の眼底カメラの構成を示す概略図、第2図
、第3図及ひ第4図は本発明に係る光学装置を適用した
眼底カメラの原理、構成を説明する為の図、第5図は本
発明の一実施例を示す概略図。 51・・・・・・光源、54,56・・・・・・リレー
レンズ、55・・・・・・平面ガラス板、58・・・・
・・両凸型対物レンズ、59・・・・・・被検眼、61
・・・・遮光小黒点。
、第3図及ひ第4図は本発明に係る光学装置を適用した
眼底カメラの原理、構成を説明する為の図、第5図は本
発明の一実施例を示す概略図。 51・・・・・・光源、54,56・・・・・・リレー
レンズ、55・・・・・・平面ガラス板、58・・・・
・・両凸型対物レンズ、59・・・・・・被検眼、61
・・・・遮光小黒点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被検眼を照明する照明光源を有する照明系と、被検
眼を撮影する光路中に設けられる撮影絞りを有する撮影
系とが、被検眼に対向する対物レンズを共用する眼科装
置において、前記対物レンズは光路中、照明光源側に凸
面を向けて照明光源側に設けられる第1のレンズ面と、
該第1のレンズ面との間で所定レンズ厚を形成し、被検
眼側に凸面を向けて被検眼側に設けられる第2のレンズ
面を備え、前記第1のレンズ面を反射面と考えたときの
前記撮影絞りの虚像が形成される位置と、順次前記第1
のレンズ面を透過面且つ前記第2のレンズ面を反射面再
び前記第1のレンズ面を透過面と考えたときの前記撮影
絞りの虚像が形成される位置を一致させ、該位置と共役
な照明系の位置に前記撮影絞りの開口部の像を覆う小黒
点を備えたことを特徴とする眼科装置。 2 被検眼を照明する照明光源を有する照明系と、被検
眼を撮影する光路中に設けられる撮影絞りを有する撮影
系とが、被検眼に対向する対物レンズを共用する眼科装
置において、前記対物レンズは光路中、照明光源側に凸
面を向けて照明光源側に設けられる第1のレンズ面と、
該第1のレンズ面との間で所定レンズ厚を形成し、被検
眼側に凸面を向けて被検眼側に設けられる第2のレンズ
面を備え、前記第1のレンズ面を反射面と考えたときの
前記撮影絞りの虚像が形成される位置と、順次前記第1
のレンズ面を透過面且つ前記第2のレンズ面を反射面及
び前記第1のレンズ面を透過面と考えたときの前記撮影
絞りの虚像が形成される位置を一致させ、該位置と共役
な照明系内の位置に前記前記撮影絞りの開口部の像を覆
う小黒点を備え、前記第1のレンズ面の曲率半径と、前
記第2のレンズ面の曲率半径と、前記レンズ厚は相等し
いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の眼科装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50022601A JPS6057852B2 (ja) | 1975-02-24 | 1975-02-24 | 眼科装置 |
US05/658,874 US4098549A (en) | 1975-02-24 | 1976-02-18 | Eye bottom camera |
DE2607324A DE2607324C2 (de) | 1975-02-24 | 1976-02-23 | Ophthalmoskopische Kamera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50022601A JPS6057852B2 (ja) | 1975-02-24 | 1975-02-24 | 眼科装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5197426A JPS5197426A (ja) | 1976-08-27 |
JPS6057852B2 true JPS6057852B2 (ja) | 1985-12-17 |
Family
ID=12087348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50022601A Expired JPS6057852B2 (ja) | 1975-02-24 | 1975-02-24 | 眼科装置 |
Country Status (3)
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---|---|
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JP (1) | JPS6057852B2 (ja) |
DE (1) | DE2607324C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018015391A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
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DE1951159C3 (de) * | 1969-10-10 | 1975-12-04 | Nippon Kogaku K.K., Tokio | Ophthalmoskopische Kamera |
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-
1975
- 1975-02-24 JP JP50022601A patent/JPS6057852B2/ja not_active Expired
-
1976
- 1976-02-18 US US05/658,874 patent/US4098549A/en not_active Expired - Lifetime
- 1976-02-23 DE DE2607324A patent/DE2607324C2/de not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018015391A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 株式会社トプコン | 眼科装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2607324C2 (de) | 1983-07-07 |
JPS5197426A (ja) | 1976-08-27 |
DE2607324A1 (de) | 1976-09-02 |
US4098549A (en) | 1978-07-04 |
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