JPS6057371B2 - 炭化水素類の水素化変換用触媒の再生法および装置 - Google Patents

炭化水素類の水素化変換用触媒の再生法および装置

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JPS6057371B2
JPS6057371B2 JP53075275A JP7527578A JPS6057371B2 JP S6057371 B2 JPS6057371 B2 JP S6057371B2 JP 53075275 A JP53075275 A JP 53075275A JP 7527578 A JP7527578 A JP 7527578A JP S6057371 B2 JPS6057371 B2 JP S6057371B2
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chlorine
catalyst
regeneration
gas
zone
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ロ−ラン・フアン
ジヤン・クロ−ド・バルビエ
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ANSUCHICHU FURANSE DEYU PETOROORU
Original Assignee
ANSUCHICHU FURANSE DEYU PETOROORU
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1種の担体と少なくとも1種の元素周期表上の
金属、ならびに若干パーセント、例えば0.1乃至1鍾
量%のハロゲンを含有する触媒の再生法に関するもので
ある。
従つて、本発明は炭化水素の転換に用いられる触媒及び
、特に炭化水素のハイドロリフオーミング用の触媒、も
しくは飽和あるいは不飽和ガソリン(例えばクラツキン
グ”熱分解、特にスチーム●クラツキングまたは接触改
質ガソリン)からの、あるいは脱水素によつて芳香族炭
化水素に変換し得るナフテン系炭化水素からの芳香族炭
化水素例えば(オルト・メタあるいはバラ)ベンゼン、
トルエン及びキシレン生成のための触媒の再生に関する
ものである。本発明はまた、ナフテン系またはパラフィ
ン系飽和炭化水素の脱水素用、アルキル芳香族化合物の
異性化用、さらにまた、炭化水素のアルキル化用もしく
は炭化水素の水素化クラツキング用の触媒の再生にも関
するものである。
ハイドロリフオーミングあるいは接触ハイドロリフオー
ミング反応の一般的条件は以下の通りである。
反応塔あるいは反応帯域の平均温度は約480乃至60
(代)の間に含まれるものである。圧力は約5乃至20
k9/Cltの間に含まれるものである。時速は触媒1
容に対し液体ナフサ0.5乃至1喀の間に含まれるもの
であり、再循環率は装入物1モルに対し水素1乃至10
モルの間に含まれるものである。装入物は約60℃乃至
約220℃の間において留出するナフサ、特に直留ナフ
サであつてもよい。触媒は、アルミナあるいはそれに相
当する化合物の担体に沈着せしめた、少なくとも1種の
白金属の貴金属、即ち、白金、パラジウム、イリジウム
、ルテニウム、オスミウムの如き貴金属の1種を含むも
のである。貴金属の総含量は0.1乃至2重量%であり
、ハロゲン元素、望ましくは塩素の含量は0.1乃至1
睡量%である。他のタイプの担体としては、例えばシリ
カ・アルミナ、シリカ・マグネシア等・・・・・・・・
を挙げることができる。触媒−は元素周期表上の各族中
より選んだ助触媒金属を含むこともある。不飽和あるい
は然らざるガソリンからの芳香族炭化水素生成反応C芳
香族化ョ型の方法あるいは類似のもの)の一般的条件は
以下の通りである。
装入物が不飽和であるならば、換言すればジオレフイン
類及びモノオレフィン類を含有しているならば、先ず選
択的脱水素あるいは全脱水素によつてそれを除去しなけ
ればならない。次いで、装入物がジオレフイン類及びモ
ノオレフィン類を含んでいる場合、必要に応じ、脱水素
により実質上それらのすべてが除去された装入物は、各
反応帯域において、担体と、0.1乃至10重量%の塩
素(即ち塩素元素として測定)と、少なくとも1種の第
■族(白金族)の貴金属と、ならびに場合によつては、
元素周期表中より適宜選択した少なくとも1種の助触媒
金属とを含んでいる触媒の存在下において、水素による
処理を受ける。白金族金属の含量は一般に0.005乃
至5重量%の間に含まれる。担体はアルミナ及び塩素及
び/またはフッ素を含むアルミナ、あるいはその他の類
似の化合物より選択されるが、類似の化合物の中ではシ
リカ●アルミナ、シリカ●マグネシア、シリカ●トリア
、アルミナ・マグネシア等・・・・・・・・を挙げるこ
とができる。反応は約530乃至600℃の間に含まれ
る温度において、1乃至60kg/CFlfの間に含ま
れる圧力下で行われるが、液体装入物の1時間あたりの
容積流量は触媒の容積の0.1乃至10f8程度であり
、水素対炭化水素のモル比は0.5乃至2咽度である。
(1分子あたり3乃至4陥の炭素原子を有する)ナフテ
ン系及びパラフィン系飽和炭化水素の脱水素反応の一般
的条件は以下の通りである。
この反応は、りフォーミング触媒と同じタイプの触媒の
存在下において、一般に300乃至600℃の間に含ま
れる温度において、触媒1容に対し液体装入物0.1乃
至30容の間に含まれる圧力下で行われる。反応塔の入
口における水素/炭化水素のモル比は通常0.1乃至3
0の間に含まれる。アルキル芳香族化合物の異性化反応
、詳細にはC8のアルキル芳香族炭化水素(即ちキレン
、エチルベンゼン及び熱力学的平衡に相当しない組成を
有するその混合物、ならびに特にバラキシレン含量が前
記平衡において存在する含量より低い場合の混合物)の
異性化反応は以下の通りである。
触媒がエチルベンゼンを変換し得るように、また常時生
ずる可能性のある寄生重合に由来する重質物が形成され
、固体上に沈着することに起因する触媒のクリンカ形成
をも減少させるために、触媒は、通常の担体と1種のハ
ロゲンの他に、水素添加性一説水素性を有する少なくと
も1種の助触媒金属を有している。水素添加性一説水素
性を有する金属元素は、特に、元素周期表上第■族の貴
金属即ち白金族の貴金属に、場合により、第■一A族の
金属(クロム、モリブデン、タングステン)あるいは金
属誘導体を添加したものより選択される。金属元素の量
(数種の金属元素の存在している場合はこの各々の量)
は、一般に触媒の0.005乃至1重量%の間に含まれ
る。反応は350℃乃至500℃の間に含まれる温度に
おいて行われ、圧力は約5乃至30バールの間、空間速
度は触媒1容に対し1時間あたり液体装入物約0.5乃
至10容の間に含まれる。比(水素/炭化水素)は約2
乃至10(モル表示)の間に含まれる。再生を希望する
触媒は、従つて、一般に、0.005乃至5%の少なく
とも1種の白金族の貴金属及び0.1乃至10%の塩素
を含むものであるが、再生を行う前に集めておく貯槽か
ら来るかのいずノれかである。
この触媒は、例えば粒状のものは、例えば、一般に1乃
至3Tt!n1望ましくは1.5乃至2Wf&の間に含
まれる直径の球状の形態で存在する。但し、この数値は
限定的なものではない。触媒のバラの状態における密度
は一般には約0.4乃7至1の間、望ましくは約0.5
7!7至0.9の間、さらに詳細には約0.5575至
0.8の間に含まれるが、この数値は限定的なものでは
ない。触媒の再生は、触媒が固定床あるいは移動床とし
て処理される囲域の中で行われる。
この囲域の中において、触媒は、例えば、(a)分子状
酸素を含むガスによる燃焼、(b)同時に、分子状酸素
を含むガス及びハロゲン(例えば塩素)あるいはハロゲ
ン化合物、例えばハロゲン化水素酸あるいはハロゲン化
アルキルもしくはハロゲンとハロゲン化合物の混合物を
用いる塩素化あるいはオキシ塩素化、(C) 分子状酸
素を高濃度に含むガスによる最終処理を順次受ける。
再生は下記の2方式のいずれかで行うことができる。
1再生すべき触媒が移動床の形で循環する再生帯域の中
で操作する。
この再生帯域の内部を触媒が下降する間に、触媒(a)
,(b),(c)の3段階の各々に対応する、別々の3
帯域を順次通つて移行する。2あるいは再生すべき触媒
が固定床として配置されている再生帯域の中で操作する
その時は、触媒は固定床として(a),(b)及び(c
)の相次ぐ3段階で再生される。再生工程の詳細な条件
は以下の通りである。
(a)第1段階は沈積したコークスの燃焼に相当する。
この操作は不活性の混合物中に酸素を注入して行われる
が、この不活性混合物は熱希釈剤2として働く。不活性
ガスで希釈した(約20%の酸素を含む)空気を用いて
もよい。しかしながら、空気は十分には純粋ではないの
で、不活性混合物としては、例えば、窒素及び/または
炭酸ガスが用いられる。望ましくは窒素が用いら2れる
。注入される不活性混合物(即ち再生ガス)中の酸素含
量は望ましくは0.01乃至1容積%の間に含まれる。
注入された酸素は沈積したコークスの燃焼に消費され、
その燃焼の終了は再生塔から出るガス中の酸素含量の増
加、それ3にまた、触媒床の上から下へ広がる火炎前縁
(燃焼の行われる水平面)の消失によつても容易に検知
される。この燃焼は、望ましくは、350乃至550゜
Cの間に含まれる平均温度、例えば1乃至15k9/C
liの間に含まれる圧力下で行われ3.る。燃焼温度は
酸素の濃度を調節して調整される。
再生塔の入口におけるガスの温度及びガスの速度は、火
炎前端の水準における温度を溶解の発端より低くく、一
般には700℃以下、望ま4(しくは450℃近傍に保
つように調節する。このガスの移行は触媒上に存在する
コークスを除去するのに十分な時間続ける。一般に、例
えば、触媒上に残つているコークスを4時間の再生で0
.5重量%近くに、6時間で0.1%以下に減少させる
ことができる。
(b)第2段階は触媒の塩素化あるいはオキシ塩素化に
相当する。オキシ塩素化を行うには、塩素を主成分とす
る化合物、即ち塩素ものもの、塩素、さらに1分子あた
り1乃至6個の炭素原子を有する塩化アルキル(あるい
はシクロアルキル)、例えばクロロホルム、第三級ブチ
ルの塩化物、塩化シクロヘキシル、塩化イソプロピル、
ジクロロジフルオロメタン、及び望ましくは四塩化炭素
を導入して、再生塔の中に入れられる再生ガスの酸素含
量を1乃至3容積%の間に含まれる値にまで増加させる
。塩化アルキルの割合は、このハロゲン化アルキルが、
再生を受ける触媒に対して、0.5乃至1.2重量%の
アルミナの塩素誘導体を形成し得るものである。ハロゲ
ン化合物の混合物、例えば塩素と塩酸の混合物、あるい
は好ましくは四塩化炭素と塩酸の混合物をもまた用いる
ことができるが、この後者の混合物は重量にして塩酸約
5乃至60%と四塩化炭素95乃至40%を含むものて
ある。また、その他のハロゲン化合物、例えば、塩化チ
オニルあるいは塩化ニトロシル、塩化アンモニウム、モ
ノクロール酢酸及びトリクロール酢酸の如きハロゲン有
機酸のような化合物、もしくはその他一切の均等な化合
物をも用いることができる。塩素化あるいはオキシ塩素
化は350乃至550℃の間に含まれる平均温度におい
て、約1乃至15kg/Cltの間に含まれる圧力下で
行われる。この処理の持続時間は、例えば、2紛乃至3
時間に含まれることができる。一般には約1時間である
。C)第3の再生の最終段階は触媒の酸化に相当する。
これを行うには、再生塔に入れられる再生ガスの酸素含
量をさらに3乃至2喀積%の値にまで増加せしめ、再生
塔を350乃至55(代)の間に含まれる平均温度及び
1乃至15kg/Cllの間に含まれる圧力下に保つ。
この操作の持続時間は、例えば、3紛乃至6時間の間、
望ましくは4紛乃至2時間の間に含まれる。一般には約
2時間である。第3段階の後で、触媒は一般に窒素によ
つてパジされ、次いで、例えば、水素中で、触媒がこれ
から注入される反応帯域と圧力均衡の状態に置かれる。
次いで、触媒は貯蔵されるか、あるいは、適当なゲート
弁機構を一通り通過して、再生塔から直ちに反応塔へ移
し換える。しかしながら、反応塔あるいは反応塔の頭部
へ入れられる前に、触媒は、一般に、例えば300乃至
550℃の間に含まれる温度、例えば3乃至20k9/
CWTl望ましくは5乃至20kg/CILの圧力で、
水素流によつて処理する。(触媒の硫化を行うことが必
要な場合においては、この硫化はこの空間、あるいは反
応塔自身の頭部、もしくは触媒をこの反応塔の頭部へ移
送する各種の導管の中で行うことを得るものとする。)
再生段階の間に再生帯域から取出される各種の気体化合
物は、再び再生帯域の中へ再循環せしめ得るように、回
収し、処理する。
事実、これらの気体を再利用しないでいることはできな
い。酸素を窒素で希釈するのは前に述べた通りである。
ところが、窒素は甚だ高価なガスである。40トンの触
媒を用いる改質あるいは芳香族化設備において、この4
0トンの触媒の再生は、再生ガスを再利用しなければ、
6,000乃至10,00曖定立方メートルの窒素を必
要とするであろう(r規定ョとは常温常圧において測定
される窒素の容積をいう)。
再生ガスを再循環せしめれば、新鮮な窒素の消費は1時
間につき8峨定dに低下する。再生帯域より取出す各種
の気体化合物は、取出した時には高温であり、その上再
生塔の中へ塩素あるいは塩素化合物が定期的に送られて
来るために、塩素を含有している。従来の技術では、高
温て運転する再生塔から取出した気体を適当に処理して
、再循環ループが用いられている。このようなループは
、インコネル合金製、あるいはインコネルもしくはこれ
に相当する材料で表面処理を施した導管及び付属開閉装
置を用いれば足りるために、塩素による腐食については
特別の問題は起こらない。事実、インコネルは高温にお
ける塩素に対する耐性について知られている合金である
。この広く用いられている合金はニッケル(約60〜7
5重量%)と銅を含むものである。しかしながら、イン
コネルは非常に高価な合金であるという欠点を持つてい
る。
ところで、触媒の再生途上において、これを燃焼及び/
または乾式塩素化に付することが望ましいことが見出さ
れている。
このことは、従つて、再生塔から取出す気体を完全に乾
燥(例えば、水分2500重量Ppm以下に、できれば
1000重量Ppm以下、好ましくは水分100重量P
pm以下に)することを是非とも必要とすることである
。現在、従来の技術において行われている如く、高温に
おいて操作する場合、これらの気体の完全乾燥はうまく
制御されていない。従つて、その際は低温において操作
すること、即ち、再生帯域より取出す気体の再循環ルー
プの一部が低温であることが必要である。このことは重
大な不都合を招くものである。即ち、高温において塩素
に対して極めてよく抵抗するインコネルは、低温におい
ては塩素に対してはよく抵抗しないし、低温において1
年以上塩素に対して十分に抵抗し得る金属もしくは合金
は、現在知られていない。やむを得なければ、ある種の
プラスチックの被覆を用いることができるかも知れない
が、このような被覆の使用は、特にループの各種の導管
あるいは各種の開閉装置の間の継手を設ける位置にデリ
ケートな問題を提起するものである。かくて、再生ガス
の理想的な乾燥を可能にするために再循環ループの一部
が低温であることを望むということは、乾燥段階以前に
塩素を除去する如くに工程を改良することが必要になつ
た。従つて、結局は、インコネルが低温において塩素に
対して抵抗しないということに因る明白な不都合が、非
常に高価なインコネルの代りに明らかにそんな高価では
ない他の材料(例えば、後段において述べる如く、炭素
鋼)に変えること”力何能になる÷とより、利点として
表われて来たのである。本発明による方法によれば、一
方においては、再生塔から取出す気体の再循環ループの
低温部分にインコネルの使用を避け、他方においては、
これらの気体を、十分に、また低温におい・て、乾燥し
、さらにもう一方においては、高温部分にインコネルの
代りにステンレススチールを使用することが可能になる
。再生ガスの低温における乾燥とは、70℃、望ましく
は60℃、なお好ましくは45℃以下の温度における乾
燥をいうのである)が、これは冷却が低温であればある
程、ガスの含む水分が少なくなるからである。これらの
ガスは従来の方式によつて、約70℃あるいは6(代)
以下の温度において分子篩上でか、あるいは約45℃あ
るいは40℃以下の温度において活性化アルミナ上でか
、あるいは約50℃以下の温度においてシリカゲル上の
いずれかで乾燥する。図面は本発明の方法を例示するも
のである。
本図には、例示として、4基の移動床型の芳香族化反応
塔が示してある。図を簡単にするために、第1反応塔6
に入れられる装入物も、反応塔から反応塔へと進んで行
く反応液の流れも示していない。触媒は導管1とゲート
弁2と導管3を通つて、触媒が集められる帯域5内へ入
れられる。帯域5は導管4によつて水素の供給を受ける
。触媒は第1反応塔6内へ入り、導管7,8によつてそ
こから取出され、流量調節帯域9を通過し、次いで導管
10を通つてリフトポット11に到達し、そこから、導
管12より取込まれる搬送用ガスを用いて、リフト13
によつて受入れ帯域14及び第2反応塔15に運ばれる
。触媒は導管16,17と流量調節帯域18と導管19
を通つて第2反応塔15から取出されリフトポット20
に到達し、そこから、導管21より取込まれる搬送用ガ
スを用いて、リフト22内を帯域23及び第3反応塔2
4に運ばれる。触媒は導管25,26によつて第3反応
塔24から取出され、流量調節帯域27を通過し、導管
28を通つてリフトポット29に到達する。導管30を
通つて入れられる搬送用ガスを用いて、触媒はリフト3
1内を進み、蓄積帯域32に到達し、そこから第4反応
塔33内へ落下する。使用済の触媒は導管34,35を
通つて流量調節帯域36に到達し、次いで導管37を通
つて、リフトポット38に到達する。導管39より取込
まれる搬送用ガスによつて、触媒はり.フト40内を貯
蔵帯域41へ運ばれ、そこから導管42,44及びゲー
ト弁43を通つて再生帯域45に達する。本図における
触媒は、図に線46及び線47で示した円筒の内側で固
定床として再生されるが、触媒がグリッド48によつて
円筒内こに保持されている。導管71による酸素の取込
み、導管72による窒素の取込み及び導管53あるいは
導管52による塩素または塩素化合物の取入れは図式的
に示した。
再生帯域45と第1接触帯域5の間においクて、再生触
媒は還元すなわち水素処理及び硫化を受けることができ
る。これらの段階は図面に示していない。生成気体は、
定期的に塩素を含有することになるが、導管78とゲー
ト弁77と導管76によつて再生帯域45から取出され
る。
これらの気体は、本発明によれば、換言すれば、低温に
おいて処理される目的で、交換器57内と導管58と必
要に応じて空気冷却器59によつて冷却を受け、導管6
0,62,63,64を通つて、少なくとも1基の通常
の低温乾燥装置65及び/または66に到達し、そこか
ら導管67,68,69,70,73とコンプレッサ7
4と導管75を通つ)て、必要な時に導管71及び72
からの酸素及び/または窒素の注入を伴つて、交換器5
7に達する。
次に、この気体は導管56を通つて炉55に向つて送ら
れ、次いで、導管53による(ハロゲンあるいはハロゲ
ン化合物に炉55において加・熱することを欲する場合
は導管52による)ハロゲンあるいはハロゲン化合物の
適時における注入を伴つて、導管54,51とゲート弁
50と導管49を通つて再び再生帯域45内へ送られる
。本発明は、気体化合物の進路上の乾燥帯域65また゛
は66の前に、冷却器57の他に、2つの洗浄帯域より
成る洗浄装置もしくは囲域61を配置することを特徴と
している。第1洗浄帯域は通常の洗浄装置、例えば浄化
すべきガスを洗浄液の中へくぐらせる装置を有する洗浄
塔より成つている。ここにおいて、洗浄は、水(下記に
定義する実質上の純水)に対して、1乃至1睡量%の水
酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウム、もしくは当量
の化合物、例えば炭酸塩の如き無機化合物、あるいは好
ましくは2.5乃至6%、より詳細には4乃至5重量%
のナトリウムあるいはカリウム、望ましくはナトリウム
もしくは当量の無機化合物を含む水溶液を用いることを
特徴とするものである。望ましくはナトリウムあるいは
カリウム、特にナトリウムが用いられる。その上、用い
られる溶液は、特にあわの形成を避け、気体塩素の洗浄
を向上させるために、有利には、0.01乃至0.45
重量%の少なくとも1種のチオ硫酸塩(4).45%は
チオ硫酸塩あるいは、数種の場合は、そのすべての最高
含有量)、詳細には0.05乃至0.鍾量%のチオ硫酸
塩あるいは、数種の場合はそのすべてを含むものである
。0.45重量%以上のチオ硫酸塩含量は本発明による
方法に不適である。
このようにして洗浄されたガスは、洗浄帯域61の入口
においてこれらのガスが含有していたノ和ゲンの代りに
、ナトリウムあるいはカリウム、もしくは洗浄の過程に
おいて用いられた如何なる当量化合物も、痕跡として含
有している。従つて、洗浄装置すなわち囲域61は、同
様にプレート塔の如き通常の装置より成る第2の洗浄帯
域を備えており、その中でガスは実質上の純水を以て洗
浄される。実質上の純水とは、石灰を含むと否とに拘ら
ず工業用水を謂う。しかしながら、配管内のクリンカ形
成を避けるのが望ましいので、脱塩水あるいは1蒸留ョ
型の水、即ち蒸発によつて実質上固形の沈積物を残さな
い水が好ましく用いられる。このようにして浄化された
ガスは水で飽和しているが、このことは本発明による方
法にとつて厄介なことではない。
何故ならばこれらのガスはいずれにせよ乾燥帯域を通過
するはずであるからである。ここでは、65あるいは6
6の如き通常の乾燥装置を用いればよい。本発明による
方法は、その単純性と効率の上に、貴重な利点を示すも
のである。
塩素が洗浄囲域61において除去されてしまうので、導
管62,63,64も乾燥器65,66も、導管67,
68,69,70,73もコンプレッサー74も導管7
5も従前の技術の場合の如くインコネル(高価な合金)
で造る必要はもはやないことになる。その上、導管56
,54ならびに炉55もまた、それらを通過するガスは
塩素を含んでいないが故に、インコネル処理を施す要は
ない。本発明による方法においては、今や、高温の導管
78,76とゲート弁77,50と高温51,49と再
生帯域45のみが、インコネルもしくはそれに相当する
材料で処理されなければならないことになる。事実、本
発明によつて操作を行うに際しては、管路及びゲート弁
78,76,77,50,51,49の中においてはハ
ロゲン化合物は乾燥しているので、これらの管路及びゲ
ート弁の全体にはステンレススチールタイプの鋼鉄で十
分である。
それにまた、再生帯域45の中へハロゲンまたはハロゲ
ン化合物を高温において定期的に注入することより、再
生帯域45の一切の腐食を避けるために、この帯域をイ
ンコネルあるいは類似の材料で製造するのが適当であろ
う。
一般に、この帯域は、例えばクロム合金(例えばステン
レススチール)の如き材料で造られる。
こようにクロム合金塊より成る装置は塩素またはハロゲ
ン化合物の定期的な送込みに対して長期間抵抗するはず
である。しかしながら、腐食によつて反応塔の内壁から
取り去られた粒子(例えば鉄の粒子)は、その代り触媒
の被毒を誘発することになる。同様に、導管51,49
がクロム合金製であり、インコネルあるいは類似の物質
製ではない場合には、これらの導管内において腐食によ
つて取り去られた鉄の粒子は、同様に、再生帯域内を循
環する触媒を被毒する。触媒の被毒の問題は再生帯域4
5において依然として存在している。
追加的な改良を以てすれば、再生帯域全体をインコネル
で造る必要をなくし、従つて費用がかさむことなしにこ
の不都合を防止することが可能になる。触媒が再生帯域
45の全域にわたつて循環しないように、即ち触媒がこ
の帯域の本来の内壁に直接接触することのないように、
この帯域を配置する。この配置は、再生″塔の内壁に平
行に設けた円筒(図上においては断面で示してある46
及び47)、あるいはこの円筒に相当する機構のいずれ
かの内部を、触媒が循環するようにすることにより成つ
ている。例えば、再生帯域45は、実質上垂直のまたは
曲線形(円あるいは楕円)のまたは水平断面と球形のま
たは楕円面の底部を有する細長いチャンバーであり、そ
の細長いチャンバーは、触媒の固定床あるいは移動床を
受入れるべく、この細長いチャンバーの中に実質上垂直
に設けられた、例えば円筒形)の囲域を備えているもの
であり、この装置は前記の囲域、あるいは少なくとも前
記囲域の内壁、即ち触媒と接触する内壁が高温において
塩素あるいは塩酸もしくはその他一切の塩素化合物に対
して抵抗性を有する材料で造られるか、またはそこで夕
処理を施されてあり、再生帯域45の残余の部分は、塩
素あるいは塩酸もしくはその他一切の塩素化合物に対し
てそれ程の耐性を有しない材料で造られていることを特
徴とするものである。かくして、概して最も煩繁な場合
であるが、再ク生帯域45が円筒の形態を有している場
合においては、本発明によれば、触媒は円筒形の再生帯
域45の内側に設けられた第2の円筒の内側を循環せし
められる。
本発明によれば、第2の46,47で示される円筒はイ
ンコネル製、あるいは触媒と接触する内面はインコネル
処理を施してあり、残余の設備のすべて、特に再生塔の
本来の内壁は、塩素に行され易いものであつても、通常
の材料で造られている。かくて、本発明によれば、プレ
ート46,47の内側に注入される塩素あるいは塩素化
合物の定期的な流れは、これらの内壁がインコネル製で
あるために、腐食によつて、プレート46,47の内壁
上の金属粒子を取り去ることはない。その結果として、
これらのプレートの間を循環する触媒はもはや金属粒子
によつて被毒されることはないことになる。実際におい
ては、塩素あるいは塩酸の如き塩素化合物の再生塔内へ
の注入の際には、依然として、プレート46,47の背
後、即ちこれらのプレートと再生塔の本来の内壁との間
を通る塩素流の一部が存在する。
従つて、再生塔を、甚だ高価に過ぎるインコネルではな
く、塩素あるいは塩酸の定期的な注入に対して極めて長
期間抵抗するのに十分なりロム鋼あるいはステンレスス
チールの如き材料で造るのが望ましい。
2確かに、長い時間の経過のうちには、プレート46
,47の背後、これらのプレートと再生塔の内壁の間に
金属粒子の剥落は起るであろうが、これらの金属粒子は
、ここでは、プレート46,47の向う側を循環する触
媒とは接触しないし、従つてこの触媒を被毒することは
あり得ない。このようにして取り去られた金属粒子は導
管78によつてガス流に運ばれ、その後再生工程の順調
な運転を全然阻害しない。何故ならば、これらの粒子は
、正に本発明による洗浄(洗浄帯域61において行われ
る洗浄の過程で除去されることになるからである。もし
この洗浄帯域61が存在しなかつたら、(導管78)に
よつて取出され、導管49を通つて再循環せしめられる
ガス流の再循環ループ内における塩素に起因する大腐食
の他に)、プレート46,47の背後の再生装置の腐食
の結果生じる金属粒子による触媒の被毒が起るであろう
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示す管系統図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)1種の担体と、(b)触媒に対して0.1乃至
    10重量%の塩素元素と、(c)0.005乃至5%の
    少なくとも1種の白金族の貴金属を含む炭化水素類の水
    素化変換(hydroconversion)用触媒の
    再生法であつて、当該触媒が(a)分子状酸素を含むガ
    スを用いる燃焼と、(b)塩素または塩素化合物または
    塩素と塩素化合物との混合物を用いて行われる塩素化あ
    るいはオキシ塩素化と、(c)分子状酸素を高濃度に含
    むガスによる処理とに付せられる方法において、再生帯
    域から取出される各種のガスが、再生帯域で再利用され
    る前に、(a)先ず、70℃以下の温度に冷却され、次
    いで(b)直列に配置された2つの洗浄帯域より成る洗
    浄囲域の中へ送られ、各種のガスは第1洗浄帯域で、水
    に対して1乃至10重量%の水酸化ナトリウムあるいは
    水酸化カリウムもしくは均等の無機化合物を含む水溶液
    を用いて洗浄され、次いで、第2洗浄帯域で実質上の純
    水によつて洗浄され、しかして(c)次いで、再生帯域
    から取出されたガスの水分が2500ppm以下になる
    ように、乾燥帯域の中へ送られることを特徴とする方法
    。 2 第1洗浄帯域における水溶液が、さらに0.01乃
    至0.45重量%の少くとも1種のチオ硫酸塩を含んで
    いる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 触媒の担体がアルミナ製である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 4 再生帯域から取出されるガスが、前記第1洗浄帯域
    において、水に対して、2.5乃至6重量%の水酸化ナ
    トリウムあるいは水酸化カリウムもしくは均等な無機化
    合物を含む水溶液を用いて洗浄される特許請求の範囲第
    3記に記載の方法。 5 前記水溶液が4乃至5重量%の水酸化ナトリウムあ
    るいは水酸化カリウムもしくは均等な無機化合物及び0
    .05乃至0.3重量%の1種もしくは数種のチオ硫酸
    塩を含んでおり、0.3%がチオ硫酸塩の最高含量であ
    る特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6 再生帯域内において、触媒が前記再生帯域の内側の
    囲域の内部に、固定床あるいは移動床として配置され、
    前記囲域の少なくとも内壁、即ち触媒と接触する内壁が
    、塩素あるいは塩酸もしくはその他一切の塩素化合物に
    対して抵抗性を有する材料を以て造られあるいは処理さ
    れており、再生帯域の残余の部分、特にこの再生帯域の
    内壁が、塩素あるいは塩酸もしくはその他一切の塩素化
    合物に対して、触媒を含有する囲域の前記内壁の材料ほ
    どの抵抗性を有していない材料を以て造られている特許
    請求の範囲第4項に記載の方法。 7 塩素あるいは塩酸もしくはその他一切の塩素化合物
    に誘発された腐食によつて、塩素あるいは塩酸もしくは
    その他一切の塩素化合物に対して、再生帯域の内側に設
    けられた囲域の前記内壁の材料ほどの抵抗性を有しない
    材料から取去られた金属粒子が、再生帯域外において、
    再生帯域から取出された各種のガスに同伴され、前記洗
    浄囲域における洗浄によつて除去される特許請求の範囲
    第6項に記載の方法。 8 リフォーミング触媒の再生に適用される特許請求の
    範囲第4項に記載の方法。 9 リフォーミング触媒の再生に適用される特許請求の
    範囲第7項に記載の方法。 10 芳香族化触媒の再生に適用される特許請求の範囲
    第4項に記載の方法。 11 芳香族化触媒の再生に適用される特許請求の範囲
    第7項に記載の方法。 12 触媒の再生帯域と、再生で用いられたガスと前記
    再生帯域から取出すガス取出し手段aと、前記ガスを冷
    却する冷却手段bと、前記ガスを冷却手段から前記ガス
    の洗浄手段まで同伴せしめる同伴手段cと、洗浄手段d
    と、洗浄したガスを洗浄手段から乾燥手段まで同伴せし
    める同伴手段eと、乾燥手段fと、乾燥したガスを乾燥
    手段から加熱手段まで同伴せしめる同伴手段gと、加熱
    手段hと、乾燥した高温のガスを前記再生帯域の中へ導
    入するガス導入手段iとを備えている炭化水素類の水素
    化変換用触媒の再生装置において、前記ガス取出し手段
    aと、冷却手段bとガス導入手段iとが、塩素あるいは
    塩酸もしくはその他一切の塩素化合物に対して、高温で
    抵抗性を有している材料を以て製造されており、前記同
    伴手段cと洗浄手段dと同伴手段eと乾燥手段fと同伴
    手段gとが塩素あるいは塩酸もしくはその他一切の塩素
    化合物に対して、高温で抵抗性を有していない材料を以
    て製造してあることを特徴とする装置。 13 再生帯域が、曲線形の水平断面及び球形あるいは
    楕円面の底部を有する実質上垂直の細長い室であり、そ
    の細長い室は触媒固定床あるいは触媒移動床を受入れる
    べき、その細長い室の中に実質上垂直に設けられた囲域
    を備えており、しかして、前記囲域あるいは少なくとも
    前記囲域の内壁、即ち触媒と接触する内壁が、塩素ある
    いは塩酸もしくはその他一切の塩素化合物に対して、高
    温で抵抗性を有している材料を以て製造あるいは処理さ
    れており、再生帯域の残余の部分が、塩素あるいは塩酸
    もしくはその他一切の塩素化合物に対してそれ程抵抗性
    を有していない材料を以て製造してあることを特徴とす
    る特許請求の範囲第12項に記載の装置。
JP53075275A 1977-06-20 1978-06-20 炭化水素類の水素化変換用触媒の再生法および装置 Expired JPS6057371B2 (ja)

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