JPS6056707B2 - 2−ピロリドンの製造方法 - Google Patents
2−ピロリドンの製造方法Info
- Publication number
- JPS6056707B2 JPS6056707B2 JP2204676A JP2204676A JPS6056707B2 JP S6056707 B2 JPS6056707 B2 JP S6056707B2 JP 2204676 A JP2204676 A JP 2204676A JP 2204676 A JP2204676 A JP 2204676A JP S6056707 B2 JPS6056707 B2 JP S6056707B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrogenation
- carried out
- pyrrolidone
- partial pressure
- hydrogen partial
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D201/00—Preparation, separation, purification or stabilisation of unsubstituted lactams
- C07D201/02—Preparation of lactams
- C07D201/08—Preparation of lactams from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. hydroxy carboxylic acids, lactones or nitriles
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は置換2−ピロリドンを含む2−ピロリドンの製
造方法に係る。
造方法に係る。
かかる化合物はポリアミド、例えばナイロンー4の製造
に、(ポリ)N−ビニルピロリドンの製造用原料として
使用できる。2−ピロリドンはコハク酸ニトリル(1、
2一ジシアノエタン)をピリジンまたは同様な溶媒中で
8C)C乃至2000Cの温度において水素化し、かく
してつくられた4−アミノ−ブチロニトリルを温度20
00乃至300℃において水またはアンモニア溶液を以
て処理することにより得ることができる。
に、(ポリ)N−ビニルピロリドンの製造用原料として
使用できる。2−ピロリドンはコハク酸ニトリル(1、
2一ジシアノエタン)をピリジンまたは同様な溶媒中で
8C)C乃至2000Cの温度において水素化し、かく
してつくられた4−アミノ−ブチロニトリルを温度20
00乃至300℃において水またはアンモニア溶液を以
て処理することにより得ることができる。
本発明は従来得られたよりも高い収率を以てコハ・ク酸
ニトリルから2−ピ碩ノドンを調製する方法に関するも
のである。2−ピロリドンまたは置換2−ピロリドンを
製造する本発明による方法はコハク酸ニトリルまたは置
換コハク酸ニトリルを液相にてアンモニアの存在下、水
素分圧1乃至印気圧において水素化に附し、生成する反
応生成物を水で加水分解することを特徴とるものである
。
ニトリルから2−ピ碩ノドンを調製する方法に関するも
のである。2−ピロリドンまたは置換2−ピロリドンを
製造する本発明による方法はコハク酸ニトリルまたは置
換コハク酸ニトリルを液相にてアンモニアの存在下、水
素分圧1乃至印気圧において水素化に附し、生成する反
応生成物を水で加水分解することを特徴とるものである
。
置換コハク酸ニトリルは例えば第2位および(または)
第3位においてC、−Coアルキル基で置換されたコハ
ク酸ニトリルを出発材料として使用できる。
第3位においてC、−Coアルキル基で置換されたコハ
ク酸ニトリルを出発材料として使用できる。
本発明による方法は上記圧力範囲内で異なつた水素分圧
で、通常は水素分圧15乃至25気圧において実施する
ことができる。
で、通常は水素分圧15乃至25気圧において実施する
ことができる。
水素分圧は水素化の間中実質上一定に保持されるように
調節されることが望ましい。水素化は種々の温度で行な
うことができる。
調節されることが望ましい。水素化は種々の温度で行な
うことができる。
故に、80種乃至200℃、特に1000C乃至150
℃の温度は水素化を実施するに特に好適である。水素化
の工程において、使用されるアンモニアの量は通常コハ
ク酸ニトリル1モルにつき0.5乃至10モルのアンモ
ニアである。
℃の温度は水素化を実施するに特に好適である。水素化
の工程において、使用されるアンモニアの量は通常コハ
ク酸ニトリル1モルにつき0.5乃至10モルのアンモ
ニアである。
実施の場合はコハク酸ニトリル1モルにつき3乃至6モ
ルのアンモニアがよい結果を生ずる。水素化は通常不活
性溶媒、例えばピリジン、ピロリドンまたはトルエンの
存在下で行われる。
ルのアンモニアがよい結果を生ずる。水素化は通常不活
性溶媒、例えばピリジン、ピロリドンまたはトルエンの
存在下で行われる。
望ましくはトルエンのような水と混和せぬ溶媒が不活性
溶媒として適用される。その理由はこの場合には水素化
後、反応生成物は水の抽出に附し、有機層は再循環し、
水層は直接加水分解装置に送ることができるためである
。水素化はどのような公知水素化溶媒、たとえばラネー
ニツケル、ラネーコバルト、木炭に担持されたパラジウ
ム及び二酸化ケイ素に担持されたニッケルによつて行う
こともできる。
溶媒として適用される。その理由はこの場合には水素化
後、反応生成物は水の抽出に附し、有機層は再循環し、
水層は直接加水分解装置に送ることができるためである
。水素化はどのような公知水素化溶媒、たとえばラネー
ニツケル、ラネーコバルト、木炭に担持されたパラジウ
ム及び二酸化ケイ素に担持されたニッケルによつて行う
こともできる。
本発明方法の水素化工程において得た反応生成物の水に
よる処理はアンモニアの存在下でも不在下でも実施する
ことができ、温度は例えば180乃至300℃で、好ま
しくは200℃乃至250℃で実施することができ、こ
れによつて許容できる急速な反応速度でかつ高過ぎない
圧力の下で良好な反応効率を達成することができる。
よる処理はアンモニアの存在下でも不在下でも実施する
ことができ、温度は例えば180乃至300℃で、好ま
しくは200℃乃至250℃で実施することができ、こ
れによつて許容できる急速な反応速度でかつ高過ぎない
圧力の下で良好な反応効率を達成することができる。
使用される水の量は通常コハク酸ニトリル1モルにつき
1〜20モ丁ル、好ましくは5〜15モルの範囲内であ
る。本発明による方法は連続または回分のいずれでも実
施できる。次に本発明の実施を示す。
1〜20モ丁ル、好ましくは5〜15モルの範囲内であ
る。本発明による方法は連続または回分のいずれでも実
施できる。次に本発明の実施を示す。
実施例1
コハク酸ニトリル40yと、ピリジン337yと、アン
モニア50′とを攪拌機及び加熱ジャケットを備えた1
e容オートクレーブに導入し、温度120℃に加熱した
。
モニア50′とを攪拌機及び加熱ジャケットを備えた1
e容オートクレーブに導入し、温度120℃に加熱した
。
次にピリジン60yと、ラネーニツケル4fとを水素と
ともにオートクレーブに導入1し、水素の分圧を2幌圧
に調節した。次に混合物を攪拌し、新しい水素を供給し
て水素化反応を続ける間、水素分圧を20!FEに保持
した。
ともにオートクレーブに導入1し、水素の分圧を2幌圧
に調節した。次に混合物を攪拌し、新しい水素を供給し
て水素化反応を続ける間、水素分圧を20!FEに保持
した。
約1紛後、反応は終了し、溶媒を反応混合物から枦過し
た。
た。
冷却後、枦液を水175fとともに鋼製の管に移し、淵
液の加水分解前に210℃にて2時間加熱した。加水分
解後、生成反応混合物を分析したところ、コハク酸ニト
リルはもはや存在しないこと、及び2−ピロリドン36
.5yが形成されていたことを示した。これは論理収率
の86%の収率に対応する。反応生成物を133′Cで
、水銀柱12顛の圧力で蒸j留したところ、純度99%
の2−ピロリドン34.4fIを得た。
液の加水分解前に210℃にて2時間加熱した。加水分
解後、生成反応混合物を分析したところ、コハク酸ニト
リルはもはや存在しないこと、及び2−ピロリドン36
.5yが形成されていたことを示した。これは論理収率
の86%の収率に対応する。反応生成物を133′Cで
、水銀柱12顛の圧力で蒸j留したところ、純度99%
の2−ピロリドン34.4fIを得た。
比較例1
アンモニア今添加せずに実施例1を反復した。
生成反応混合物により僅か関%の2−ピロリドンの収率
しか得られなかつた。比較例2 水素分圧を10洩圧に調節したこと以外は実施例1と同
様に反応を行つた。
しか得られなかつた。比較例2 水素分圧を10洩圧に調節したこと以外は実施例1と同
様に反応を行つた。
生成反応混合物により僅か61%の2−ピロリドンの収
率しか得られなかつた。実施例 ■ 水素化を100℃で、反応時間2紛で行うようにしたこ
と以外は実施例1と同様にして反応を行つた。
率しか得られなかつた。実施例 ■ 水素化を100℃で、反応時間2紛で行うようにしたこ
と以外は実施例1と同様にして反応を行つた。
生成反応混合物により2−ピロリドン33.6fが得ら
れ、これは収率79%に対応する。
れ、これは収率79%に対応する。
実施例 ■
水素化を140℃において、反応時間を1C@間とした
ことの外は、実施例1を反復した。
ことの外は、実施例1を反復した。
生成反応混合物により2−ピロリドン33.2fIが得
られ、これは収率78%に対応する。
られ、これは収率78%に対応する。
実施例 ■
出発物質としてα−メチルーコハク酸ニトリルを使用し
た以外は実施例1を反復した。
た以外は実施例1を反復した。
生成反応混合物により4−メチルーピロリドンー214
.1f1及び3−メチルピロリドンー224.0fが得
られ、これは収率77%に対応する。
.1f1及び3−メチルピロリドンー224.0fが得
られ、これは収率77%に対応する。
実施例 ■溶媒としてトルエンを使用して水素化を行う
以外は実施例1を繰り返えした。
以外は実施例1を繰り返えした。
生成反応混合物により2−ピロリドン35.3fが得ら
れた。
れた。
これは収率羽%に対応する。実施例 ■
出発材料としてα−イソブチルーコハク酸二トリル(1
,2ージシアノー4−メチルペンタン)68yを使用し
た以外は実施例1を反復した。
,2ージシアノー4−メチルペンタン)68yを使用し
た以外は実施例1を反復した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液相内でアンモニアの存在下、水素分圧1乃至50
気圧においてコハク酸ニトリルを水素化し、生成する反
応生成物を水を用いて加水分解することを特徴とする2
−ピロリドンの製造方法。 2 水素化を水素分圧15乃至25気圧で実施するよう
にした特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 水素化を実質上一定の水素分圧で実施するようにし
た特許請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4 水素化を100℃乃至150℃の温度で実施するよ
うにした特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
記載の方法。 5 水素化において水と混和せぬ溶媒を適用するように
した特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載
の方法。 6 加水分解を200℃乃至250℃の温度で実施する
ようにした特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL7502574A NL184953C (nl) | 1975-03-05 | 1975-03-05 | Werkwijze voor de bereiding van een al of niet gesubstitueerd 2-pyrrolidinon. |
NL7502574 | 1975-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51110560A JPS51110560A (ja) | 1976-09-30 |
JPS6056707B2 true JPS6056707B2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=19823302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2204676A Expired JPS6056707B2 (ja) | 1975-03-05 | 1976-03-01 | 2−ピロリドンの製造方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056707B2 (ja) |
BE (1) | BE839091A (ja) |
DE (1) | DE2609209C2 (ja) |
FR (1) | FR2303003A1 (ja) |
GB (1) | GB1494454A (ja) |
IT (1) | IT1057926B (ja) |
NL (1) | NL184953C (ja) |
SU (1) | SU585809A3 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3966763A (en) * | 1975-06-30 | 1976-06-29 | Standard Oil Company | Process for producing 2-pyrrolidone |
NL7704179A (nl) * | 1977-04-18 | 1978-10-20 | Stamicarbon | Werkwijze voor de bereiding van n-gesubstitu- eerde 2-pyrrolidonen. |
US6680331B2 (en) | 2001-07-16 | 2004-01-20 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Lactam and thiolactam derivatives as anesthetic and conscious sedation agents |
GB201709297D0 (en) * | 2017-06-12 | 2017-07-26 | Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule (Rwth) Aachen | Method for preparing methylprrolidones |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3095423A (en) * | 1961-02-01 | 1963-06-25 | Minnesota Mining & Mfg | Synthesis of 2-pyrrolidinone |
DE1923063B2 (de) * | 1968-05-16 | 1974-07-25 | Sumitomo Chemical Co., Ltd., Osaka (Japan) | Verfahren zur Herstellung von alpha-Pyrrolidon |
-
1975
- 1975-03-05 NL NL7502574A patent/NL184953C/xx not_active IP Right Cessation
-
1976
- 1976-02-23 GB GB704576A patent/GB1494454A/en not_active Expired
- 1976-03-01 JP JP2204676A patent/JPS6056707B2/ja not_active Expired
- 1976-03-02 BE BE164771A patent/BE839091A/xx not_active IP Right Cessation
- 1976-03-03 SU SU762328357A patent/SU585809A3/ru active
- 1976-03-03 IT IT4839676A patent/IT1057926B/it active
- 1976-03-03 FR FR7605972A patent/FR2303003A1/fr active Granted
- 1976-03-05 DE DE19762609209 patent/DE2609209C2/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NL184953B (nl) | 1989-07-17 |
FR2303003B1 (ja) | 1980-04-18 |
FR2303003A1 (fr) | 1976-10-01 |
NL7502574A (nl) | 1976-09-07 |
NL184953C (nl) | 1989-12-18 |
IT1057926B (it) | 1982-03-30 |
JPS51110560A (ja) | 1976-09-30 |
GB1494454A (en) | 1977-12-07 |
BE839091A (nl) | 1976-09-02 |
DE2609209C2 (de) | 1985-08-08 |
DE2609209A1 (de) | 1976-09-16 |
SU585809A3 (ru) | 1977-12-25 |
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