JPS605603Y2 - 広帯域円偏波励振器 - Google Patents
広帯域円偏波励振器Info
- Publication number
- JPS605603Y2 JPS605603Y2 JP1977075702U JP7570277U JPS605603Y2 JP S605603 Y2 JPS605603 Y2 JP S605603Y2 JP 1977075702 U JP1977075702 U JP 1977075702U JP 7570277 U JP7570277 U JP 7570277U JP S605603 Y2 JPS605603 Y2 JP S605603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circularly polarized
- circular waveguide
- exciter
- mode
- antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は広帯域にわたって円偏波を得ることができる
円偏波励振器に関するものである。
円偏波励振器に関するものである。
従来の円偏波励振器として知られているものを第1図、
第2図に示す。
第2図に示す。
第1図、第2図において、1は円形導波管、2は誘電体
板、3は入射した直線偏波の電界ベクトル、4は電界ベ
クトル3の誘電体板2に平行な成分、5は電界ベクトル
3の誘電体板2に垂直な成分、6は電波の入射方向を示
す矢印、7は出力方向を示す矢印である。
板、3は入射した直線偏波の電界ベクトル、4は電界ベ
クトル3の誘電体板2に平行な成分、5は電界ベクトル
3の誘電体板2に垂直な成分、6は電波の入射方向を示
す矢印、7は出力方向を示す矢印である。
いま、第2図の3で示した直線偏波の’17E11モー
ドを矢印6で示す方向から入射したとする。
ドを矢印6で示す方向から入射したとする。
この波は第2図に示す誘電体板2に平行な成分(以下平
行成分と言う)4と誘電体板2に垂直な成分(以下垂直
成分と言う)5の互いに垂直の二つのTE□1モードの
偏波に分解できる。
行成分と言う)4と誘電体板2に垂直な成分(以下垂直
成分と言う)5の互いに垂直の二つのTE□1モードの
偏波に分解できる。
この二つの偏波は誘電体がある部分では位相速度が異り
平行成分4の偏波の方が位相速度が遅くなる。
平行成分4の偏波の方が位相速度が遅くなる。
従って、この部分を通過する間に平行成分4と垂直成分
5の偏波で90°の位相差ができるように誘電体2の大
きさや誘電率を選ぶと出力側7では互いに垂直の偏波が
時間的に90°の位相差を持つことになるから、これを
合皮した波は振幅一定の波が回転しながら進行するTE
1□モードの円偏波となる。
5の偏波で90°の位相差ができるように誘電体2の大
きさや誘電率を選ぶと出力側7では互いに垂直の偏波が
時間的に90°の位相差を持つことになるから、これを
合皮した波は振幅一定の波が回転しながら進行するTE
1□モードの円偏波となる。
しかしながら、平行成分4と垂直成分5の偏波で900
の位相が出来るのは原理的にはある単一の周波数の時だ
けであり、その他の周波数では90°にはならない。
の位相が出来るのは原理的にはある単一の周波数の時だ
けであり、その他の周波数では90°にはならない。
従って、円偏波率も悪くなるので広い周波数の範囲にお
いて、円偏波を得ることは不可能である。
いて、円偏波を得ることは不可能である。
この考案はこのような欠点を解消するためになされたも
ので、広い周波数の範囲において、円形導波管内のTE
11モードの円偏波を直接励振することの出来る円偏波
励振器を提供するものである。
ので、広い周波数の範囲において、円形導波管内のTE
11モードの円偏波を直接励振することの出来る円偏波
励振器を提供するものである。
以下第3図、第4図、第5図に示すこの考案の一実施例
を用いてこの考案を詳細に説明する。
を用いてこの考案を詳細に説明する。
第3図、第4図において8はアルキメデス形スパイラル
アンテナ、ログスパイラルアンテナなどの広帯域スパイ
ラルアンテナ、9はアンテナキャビティ、10は接栓支
持体、11は同軸接栓で広帯域スパイラルアンテナ8の
給電用ケーブルを接続するもの、13,14は互に隔離
してスパイラル状に配置された一対の素子、15は円形
導波管1に取付けられた接続用フランジである。
アンテナ、ログスパイラルアンテナなどの広帯域スパイ
ラルアンテナ、9はアンテナキャビティ、10は接栓支
持体、11は同軸接栓で広帯域スパイラルアンテナ8の
給電用ケーブルを接続するもの、13,14は互に隔離
してスパイラル状に配置された一対の素子、15は円形
導波管1に取付けられた接続用フランジである。
なお、同軸接栓11と素子13および14の間には平衡
、不平衡変換器(図示せず)が設けられ通常の方法で素
子13と素子14は逆位相で励振されている。
、不平衡変換器(図示せず)が設けられ通常の方法で素
子13と素子14は逆位相で励振されている。
第5図はこの発明の円偏波励振器の動作説明のために第
3図、第4図の主要部を拡大して画いた説明用詳細図で
、16はある瞬間における素子13上の高周波電流の方
向を示す矢印、17は同じく素子14上の高周波電流の
方向を示す矢印、18は円形導波管1内のTE11モー
ドの電界分布、rは広帯域スパイラルアンテナ8の中心
からの距離を示す。
3図、第4図の主要部を拡大して画いた説明用詳細図で
、16はある瞬間における素子13上の高周波電流の方
向を示す矢印、17は同じく素子14上の高周波電流の
方向を示す矢印、18は円形導波管1内のTE11モー
ドの電界分布、rは広帯域スパイラルアンテナ8の中心
からの距離を示す。
今、第5図に示す様に広帯域スパイラルアンテナ8では
素子13と素子14とは逆位相で励振されているので、
中心からの距離rが次式を満たす様になる。
素子13と素子14とは逆位相で励振されているので、
中心からの距離rが次式を満たす様になる。
円周付近の素子13上の高周波電流および素子14上の
高周波電流は矢印16.17に示す様に同一方向となる
。
高周波電流は矢印16.17に示す様に同一方向となる
。
この方向の揃った高周波電流は、18で示される円形導
波管1内のTE1□全1□の電界ベクトルに平行な電流
成分を持っているので、円形導波管1内のTE□1モー
ドを励振することが出来る。
波管1内のTE1□全1□の電界ベクトルに平行な電流
成分を持っているので、円形導波管1内のTE□1モー
ドを励振することが出来る。
この方向の揃った高周波電流は時間とともに回転するの
で、それに励振されるπ□□モードの電界も回転する。
で、それに励振されるπ□□モードの電界も回転する。
従って、広帯域スパイラルアンテナ8の素子13.14
で、円形導波管1内のTE11モード円偏波を励振する
ことが出来る。
で、円形導波管1内のTE11モード円偏波を励振する
ことが出来る。
また広帯域スパイラルアンテナ8には動作周波数範囲内
のいずれの周波数に対しても前述の様な素子上の電流の
方向が揃う位置(式(1)を満足する円周付近の素子上
)が存在するので、広帯域スパイラルアンテナ8の動作
周波数範囲のいずれの周波数に対してもπ□□モード円
偏波を励振することが出来る。
のいずれの周波数に対しても前述の様な素子上の電流の
方向が揃う位置(式(1)を満足する円周付近の素子上
)が存在するので、広帯域スパイラルアンテナ8の動作
周波数範囲のいずれの周波数に対してもπ□□モード円
偏波を励振することが出来る。
なお、円形導波管1の長さは伝播損失が許される範囲で
長くすることが望ましい。
長くすることが望ましい。
さらに第3図に示す円偏波励振器のフランジ15に円偏
波電磁ホーンを取り付ければ、広帯域円偏波電磁ホーン
アンテナとすることが出来る。
波電磁ホーンを取り付ければ、広帯域円偏波電磁ホーン
アンテナとすることが出来る。
以上のように、この考案は円形導波管の一方の開口部に
互に隔離してスパイラル状に配置された一対のアンテナ
素子を取付け、このアンテナ素子を互に逆位相に励振し
て上記円形導波管内にTEl、モードの円偏波を励振す
るようにしているので、数オクターブの広い周波数範囲
において動作する円偏波励振器を得ることが出来る。
互に隔離してスパイラル状に配置された一対のアンテナ
素子を取付け、このアンテナ素子を互に逆位相に励振し
て上記円形導波管内にTEl、モードの円偏波を励振す
るようにしているので、数オクターブの広い周波数範囲
において動作する円偏波励振器を得ることが出来る。
第1図は従来の円偏波励振器を示す説明図、第2図は第
1図に示す円偏波励振器の側面図、第3図はこの考案に
なる広帯域円偏波励振器の一実施例を示す側面図、第4
図は第3図に示す一実施例の正面図、第5図はこの考案
の動作を説明するための主要部の拡大図である。 図中1は円形導波管、8は広帯域スパイラルアンテナ、
13.14は互に隔離してスパイラル状に配置された一
対の素子のうち一方の素子である。 なお、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示す。
1図に示す円偏波励振器の側面図、第3図はこの考案に
なる広帯域円偏波励振器の一実施例を示す側面図、第4
図は第3図に示す一実施例の正面図、第5図はこの考案
の動作を説明するための主要部の拡大図である。 図中1は円形導波管、8は広帯域スパイラルアンテナ、
13.14は互に隔離してスパイラル状に配置された一
対の素子のうち一方の素子である。 なお、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 円形導波管と、この円形導波管の一方の開口部に取付け
られ互に隔離してスパイラル状に配置された一対の素子
を有するアンテナとを備え上記アンテナの各素子を中心
からの距離rがr=82?r (但し入:動作周波数の波長、π:円周率)を満たすよ
うに配置すると共に、互に逆位相に励振して上記円形導
波管内にTE11モードの円偏波を励振することを特徴
とした広帯域円偏波励振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977075702U JPS605603Y2 (ja) | 1977-06-09 | 1977-06-09 | 広帯域円偏波励振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977075702U JPS605603Y2 (ja) | 1977-06-09 | 1977-06-09 | 広帯域円偏波励振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52166946U JPS52166946U (ja) | 1977-12-17 |
JPS605603Y2 true JPS605603Y2 (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=28550017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977075702U Expired JPS605603Y2 (ja) | 1977-06-09 | 1977-06-09 | 広帯域円偏波励振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605603Y2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2990548A (en) * | 1959-02-26 | 1961-06-27 | Westinghouse Electric Corp | Spiral antenna apparatus for electronic scanning and beam position control |
US3137002A (en) * | 1962-04-05 | 1964-06-09 | Jr Julius A Kaiser | Spiral antenna with arms of different lengths for polarization change |
US3192531A (en) * | 1963-06-12 | 1965-06-29 | Rex E Cox | Frequency independent backup cavity for spiral antennas |
US3358288A (en) * | 1963-07-04 | 1967-12-12 | Csf | Wide band spiral antenna with reflective cavities of varied sizes |
US3373433A (en) * | 1964-12-16 | 1968-03-12 | Sylvania Electric Prod | Dual linear/circular polarization spiral antenna |
US3441937A (en) * | 1967-09-28 | 1969-04-29 | Bendix Corp | Cavity backed spiral antenna |
-
1977
- 1977-06-09 JP JP1977075702U patent/JPS605603Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2990548A (en) * | 1959-02-26 | 1961-06-27 | Westinghouse Electric Corp | Spiral antenna apparatus for electronic scanning and beam position control |
US3137002A (en) * | 1962-04-05 | 1964-06-09 | Jr Julius A Kaiser | Spiral antenna with arms of different lengths for polarization change |
US3192531A (en) * | 1963-06-12 | 1965-06-29 | Rex E Cox | Frequency independent backup cavity for spiral antennas |
US3358288A (en) * | 1963-07-04 | 1967-12-12 | Csf | Wide band spiral antenna with reflective cavities of varied sizes |
US3373433A (en) * | 1964-12-16 | 1968-03-12 | Sylvania Electric Prod | Dual linear/circular polarization spiral antenna |
US3441937A (en) * | 1967-09-28 | 1969-04-29 | Bendix Corp | Cavity backed spiral antenna |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52166946U (ja) | 1977-12-17 |
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