JPS6055520B2 - リビドマイシンb誘導体の製法 - Google Patents

リビドマイシンb誘導体の製法

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JPS6055520B2
JPS6055520B2 JP1547676A JP1547676A JPS6055520B2 JP S6055520 B2 JPS6055520 B2 JP S6055520B2 JP 1547676 A JP1547676 A JP 1547676A JP 1547676 A JP1547676 A JP 1547676A JP S6055520 B2 JPS6055520 B2 JP S6055520B2
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JP
Japan
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lividomycin
compound
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benzyloxycarbonyl
producing
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JP1547676A
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貴司 山口
俊人 森
健 織田
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Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中Yは水素原子又はベンジルオキシカルボニル基を
意味する)で表わされるリヒドマイシンB誘導体の新規
な製法に関する。
化合物1は既知物質であつて、リビドマイシンBと同程
度の抗菌力を有し、リビドマイシンン耐性菌に対しても
有効てある。
従来化合物1の製法としては、リビドマイシンBに1−
(−1)−γ−アミノーα−ヒドロキシ酪酸を作用させ
て得られる7種のアシル体(4個のモノアシル体及び3
個のジアシル体)をイオン交換樹脂を用いて分画精製す
る方法が行なわれていた(特開昭49一92043号公
報参照)。しかしながらこの方法は1一N位のみに選択
的に置換基を導入することができず、後処理で分画する
ことにより初めて目的化合物1が得られるものであり、
収率が低く、操作も繁雑で工業的に有利な方法とは言え
ないものであつた。本発明者らは工業的有利な製法を求
めて種々研究の結果、本発明に到達した。
本発明は、一般式 (式中Xはベンジルオキシカルボニル基を意味する)で
表わされる3・2″・2″″2・6″2−テトラーN−
ベンジルオキシカルボニルー1−N一〔(s)−2−ヒ
ドロキシー4−フタルイミドブチリル〕−リビドマイシ
ンAに、過ヨウ素酸又はその塩を作用させて末端のマン
ノース環を開裂させることによりジアルデヒド体となし
、これにフェニルヒドラジンを作用させ、所望により更
に脱ベンジルオキシカルボニル化することを特徴とする
、一般式(式中Yは水素原子又はベンジルオキシカルボ
ニル基を意味する)で表わされるリビドマイシンB誘導
体の製法である。
出発物質として用いられる化合物■は、たとえばリビド
マイシンAをまず1・3・7・2゛″″・6555−ペ
ンターN−ベンジルオキシカルボニル化し、次いでベン
ズアルデヒド及びジメチルアセタールを用いて水酸基を
保護して4″・6″・2″7・37・4′I′・6″′
2−トリー0−ベンジリデンー1・3●7●2′n●6
″″″−ペンターN−ベンジルオキシカルボニルーリビ
ドマイシンAとなし、更にこれにナトリウムハイドライ
ドを作用させて1・6ーカルバメートに導き、次いでこ
のカルバメートを分解して4″6″・2m′・3′7・
4′I′・6′7−トリーO−ベンジリデンー3・7・
255″・6″″″−テトラーN−ベンジルオキシカル
ボニルーリビドマイシンAを得、更にこの1位のアミノ
基(s)−2一ヒドロキシー4−フタルイミド酪酸を作
用させたのち、脱ベンジリデン化することにより、1位
に選択的に(s)−2−ヒドロキシー4−フタルイミド
ブチリル基を導入して得られる(特開昭9一10135
5号公報参照)。
またリビドマイシンAをたとえば(s)−2−ヒドロキ
シー4−アシルアミノブチリル化して、得られる種々の
N−(s)一ヒドロキシー4−アシルアミノブチリル体
をイオン交換樹脂を用いて分画精製することにより化合
物■が得られる(特開昭50−12074号公報参照)
。しかし後者の方法は収率が低く、操作も繁雑であり工
業的に有利なものではない。本発明を実施するに際して
は、まず化合物■を溶媒中で等量以上の過ヨウ素酸又は
その塩と反応させると、末端のマンノース部位が分解し
て次式のジアルデヒド体が得られる。
反応は室温で進行するが、加熱により反応を促進するこ
ともできる。反応時間は反応温度によつて異なるが、通
常室温で5〜3m間でマンノースが分解する。なおこの
反応は副反応を防止するため遮光下で反応を行なうこと
が好ましい。溶媒としては通常水が用いられるが、たと
えばアセトンもしくはメタノール、エタノールなどの低
級アルコール又はこれらと水との混合溶媒を用いること
もできる。反応に用いる過ヨウ素酸の塩としては、たと
えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カ
ルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属塩などがあげ
られる。反応終了後過剰の過ヨウ素酸を常法により、た
とえばエチレングリコールを用いて分解し、遊離したヨ
ウ素は造塩反応により沈殿させて除去する。こうして得
られたジアルデヒド体■に溶媒中でフェニルヒドラジン
を作用させると、マンノース分解部分の脱離及びフタロ
イル基の脱離が同時進行し、3・2″・255″・6″
″1−テトラーN−ベンジルオキシカルボニルー1−N
−〔(s)−2−ヒ.ドロキシー4−アミノブチリル〕
−リビドマイシンB(式1+Yがベンジルオキシカルボ
ニル基の場合)が生成する。
溶媒としては、前記と同様のものが用いられる。反応は
室温ないし20(代)、好ましくは100℃付近で1〜
3Ctf問加熱することにより進行する。本反応は酸の
存在により有利に進行させることができ、酸としては有
機酸が好ましく、特に低級脂肪族カルボン酸たとえば酢
酸、プロピオン酸等が好ましい。反応終了後目的物の分
離精製は常法により行なわれ、たとえばゲルろ過法を用
いることが好ましい。得られたテトラーN−ベンジルオ
千シカルボニル体を、所望により更に脱ベンジルオキシ
カルボニル化することにより、1−N−〔(s)−2ー
ノヒドロキシー4−アミノブチリルーリビドマイシンB
(式1+Yが水素原子の場合)が得られる。
脱ベンジルオキシカルボニル化方法としては通常用いら
れる還元的脱ベンジルオキシカルボニル化方法が好まし
い。この際用いられる還元触媒としては、たとえばパラ
ジウム、酸化パラジウム等があげられる。たとえばパラ
ジウム炭素を用いて、接触還元することにより、目的化
合物1が容易に得られる。本発明方法によれば、従来法
に比して高収率で目的化合物が得られる。
実施例 3・2″・2″″″・6″″″−テトラーN−ベンジル
オキシカルボニルー1−N−〔(s)−2−ヒドロキシ
ー4−フタルイミドブチリル〕−リビドマイシンA2O
2m9及び過ヨウ素酸ナトリウム87m9を水ーアセト
ン(1対1)混合溶媒6m1に溶解し、遮光下に室温で
131V間攪拌する。
反応終了後エチレングリコールを加えて未反応の過ヨウ
素酸ナトリウムを分解し、酢酸鉛で処理し、不溶物を沖
去する。p液を減圧下に濃縮乾固して得られる残査を水
洗し乾燥すると、ジアルデヒド体(■)182mg(収
率92%)が得られる。このジアルデヒド体を水−メタ
ノール(1対4)混合溶液4m1に溶解し、フェニルヒ
ドラジン1.6m1及び酢酸0.8m1を加え、100
℃で25時間反応させる。
反応終了後反応液を濃縮し、クロロホルムで抽出し、次
いでクロロホルムを留去して得られる残留物をシリカゲ
ル6yのシリカゲルカラムクロマトグラフィーに吸着さ
せる。これをクロロホルム−メタノール(10対1)混
合溶媒で洗浄し、着色不純物を除去する。次いでクロロ
ホルム−メタノールーアンモニア(6対4対1)混合溶
媒で溶出し、溶出液を集めて濃縮乾固すると、3・7・
2″5″・6″″″−テトラーN−ベンジルオキシカル
ボニルー1−N−〔(s)−2−ヒドロキシー4−アミ
ノブチリル〕−リビドマイシンB94m9(収率ω%)
が得られる。このテトラーN−ベンジルオキシカルボニ
ル体51m9を酢酸1.5m1に溶解し、これにパラジ
ウム炭素20m9を加えて2日間接触還元する。
反応終了後不純物を戸去し、枦液を濃縮して得られる濃
縮液を、CM−セフアデツクスC−25(N蛋型1×3
0cm)カラムに吸着させ、連続濃度勾配法により水−
0.36Nアンモニア水(各300m1)で溶出する。
1フラクシヨン12m1として分画し抗菌活性を有する
部分(フラクシヨン27〜42)を集め、これを濃縮し
たのぢ凍結乾燥すると、1−N−〔(s)−2−ヒドロ
キシー4−アミノブチリル〕−リビドマイシンBl7.
4m9(収率63%)が得られる。
融点:180〜18rC(分解)比旋光度:(c=0.
5.H20)、〔α〕炉=+46.2反元素分析値:C
27H52N6Ol5・2H20としてこうして得られ
た化合物が目的化合物1であることは、次の確認試験の
結果から証明された。
(1)得られた化合物を0.5N水酸化ナトリウム水溶
液と100℃で1時間加熱したのち、反応液を薄層クロ
マトグラフィーに付した結果、リビドマイシンBと2−
ヒドロキシー4−アミノ酪酸のスポットを確認した。こ
のことよりこれら両者がアミド結合をしていることがわ
かる。(2)得られた化合物を過ヨウ素酸分解したのち
?塩酸にて加水分解し、次いで反応液を薄層クロマトグ
ラフィーに付した結果、デオキシストレプタミンのスポ
ットを確認した。
このことより1位のアミノ基が置換基を有していること
がわかる。(3)得られた化合物を0.4N塩酸−メタ
ノール混合溶媒を用いてメタノリシスすると、1−N−
〔(s)−2−ヒドロキシー4−アミノブチリル〕−3
″−デオキシパロマミンの存在は確認されたが、3″−
デオキシパロマミンは確認されなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (II)(式中Xは
    ベンジルオキシカルボニル基を意味する)で表わされる
    3・2′・2″′・6″′−テトラ−N−ベンジルオキ
    シカルボニル−1−N−〔(s)−2−ヒドロキシ−4
    −フタルイミドブチリル〕−リビドマイシンAに、過ヨ
    ウ素酸又はその塩を作用させて末端のマンノース環を開
    裂させることによりジアルデヒド体となし、これにフェ
    ニルヒドラジンを作用させ、所望により更に脱ベンジル
    オキシカルボニル化することを特徴とする、一般式▲数
    式、化学式、表等があります▼ (式中Yは水素原子又はベンジルオキシカルボニル基を
    意味する)で表わされるリビドマイシンB誘導体の製法
JP1547676A 1976-02-17 1976-02-17 リビドマイシンb誘導体の製法 Expired JPS6055520B2 (ja)

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JPS62211482A (ja) * 1986-02-14 1987-09-17 富士通株式会社 扉開閉機構
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