JPS6054912B2 - 電気絶縁用無機質シ−ト - Google Patents

電気絶縁用無機質シ−ト

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JPS6054912B2
JPS6054912B2 JP56195422A JP19542281A JPS6054912B2 JP S6054912 B2 JPS6054912 B2 JP S6054912B2 JP 56195422 A JP56195422 A JP 56195422A JP 19542281 A JP19542281 A JP 19542281A JP S6054912 B2 JPS6054912 B2 JP S6054912B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、電気絶縁用無機質シートに係り、不燃性、耐
熱性、電気絶縁性を有し、電気絶縁紙、電気部品その他
に用いられる無機質シートに関する。
従来技術及びその問題点 従来、電気部品として例えば開閉器などのアークエネル
ギーを消滅させ、電流を遮断する材料としては主として
アスベストが使用されていた。
しカルアスベストは特定化学物質に指定され、公害防止
、労働環境衛生面から製造、二次加工分野においても取
扱いが難しく、一部の国では使用禁止となるなどの傾向
がある。また従来用いられた電気絶縁紙は繊維材料とし
てパルプを用いていたため耐熱性、不燃性の点で問題が
あつた。
発明の目的 本発明は、上述の問題を解決するために、アスベストを
用いず、ロックウール50〜卯重量%と、他の材料即ち
ガラス繊維、セラミック繊維の少なくとも何れか一種と
、パルプ、有機結合剤の少なくとも何れか一種とよりな
る抄紙原料組成物を抄紙して成形することにより、アス
ベスト繊維のような毒性がなく、不燃性、耐熱性、良好
な電気絶縁性を有するものを得ようとするものである。
発明の概要本発明は、実質的に非繊維粒子を含有しない
繊維長70〜700μのロックウール50〜9喧量%と
、繊維長250〜7000pのガラス繊維、セラミック
繊維の少なくとも何れか一種よりなる繊維材料とパルプ
、有機質結合剤の少なくとも何れか一種よりなる結合材
料とが50〜W重量%からなり、有機質含有量が15重
量%以下である抄紙原料組成物を抄紙して得られたもの
であり、アスベスト繊維を含有せず、含有する無機質成
分の不燃性、耐熱性、良好な電気絶縁性より、不燃性、
耐熱性を必要とされる分野、あるいは不燃性、耐熱性で
かつ電気絶縁性を必要とする分野において使用するに有
利であり、更に通常の抄紙機を用いて廉価に製造し得る
のである。
発明の実施例本発明の構成成分及びその製造方法につい
て説明する。
構成の概略を説明すると、実質的に非繊維粒子を含有し
ない繊維長70〜700μのロックウール50〜9鍾量
%と、繊維長250〜7000μのEガラス組成又はC
ガラス組成のガラス繊維、シリカ又はシリカ●アルミナ
組成のセラミック繊維の少なくとも何れか一種よりなる
繊維材料とクラフトバルブ、再生バルブ、アクリル樹脂
エマルジョン、粉末フェノール樹脂等の有機質結合剤の
少なくとも何れか一種よりなり必要に応じてポリアクリ
ルアミド、硫酸バンド、ポリアミドポリアミンエピクロ
ルヒドリン樹脂等の結合助剤を加えた結合材料とが50
〜1鍾量%からなり、有機物含有量が15重量%以下で
ある抄紙原料組成物を抄紙して成形されるものである。
ロックウールは、通常、玄武岩、鉄鉱スラグ、銅スラグ
、珪石、ドロマイト、石灰等の原料を、SlO235〜
50%,Al2O3lO〜15%,CaO2O〜40%
,MgO5〜25%,TiO2,MnO,FむO等の微
量成分1〜6%の組成成分(以上何れも重量%)となる
ように配合し、この原料混合物を、キユポラ炉や電気炉
等で1500〜1600℃の温度て熔融し、得られた均
一融液を遠心力を利用した高速回転体、又は高温高圧フ
レーム中に落下させ、1200〜1400℃の温度域で
繊維化させることによつて得られる。得られたロックウ
ールは、繊維長数1h1非繊維粒子30〜5唾量%を含
有しているから、これを繊維長70〜700μに切断処
理し、続いて非繊維粒子が分離除去される。ロックウー
ルは実質的に非繊維粒子を含有しな.い繊維長70〜7
00μの範囲内で選択されたものでなければならない。
ロックウール中に非繊維粒子が混入したり、あるいは7
0μ未満の微細繊維や、700μを越える繊維が混入す
ると、抄紙原料中のロックウールの沈降速度が他の繊維
と比較し速く!なりすぎたり、又はロックウールの未解
繊により毛玉等が発生する。さらにロックウールの非繊
維粒子には元来原料成分中に含されている金属Feや、
その熔融工程で介入するキユポラ炉のコークスが電気炉
の電極からのC等導電性物質を含んでくいる。しかし繊
維状のものはこれらの物質を含んでいると繊維が切断さ
れたしまうから、繊維長70μ以上のロックウールには
FeやCは殆んど含有されていない。したがつて電気絶
縁性を高めるためには導電性物質を含んだ非繊維粒子や
70μ以下の、短繊維を除き、繊維長70μ以上の電気
絶縁性繊維を選択する必要がある。繊維長70〜700
μのロックウールを得る切断処理方法は、例えば加圧二
ーダーに乾燥状態のロックウールを投入して処理する方
法や、約1鍾量%ロックウール含有の水性分散液をスー
パーミキサー、又はパルパーに投入し1000〜200
0rpmの高速で処理する方法等で、その処理時間を変
化させる)ことにより、繊維長70〜700μの範囲で
任意に切断処理をすることができる。
非繊維粒子の分離除去方法としては、例えば前記切断処
理したロックウールを固形分で約1鍾量%含有する水性
分散液を、繊維と非繊維粒子にかかる遠心力の違いを利
用した水流速150〜200e/分の湿式サイクロンに
投入して分離し、非繊維粒子を除去することができる。
この場合、ロックウール水性分散液に、固形分に対し0
.1重量%程度のカチオン界面活性剤を添加すると、短
時間は非繊維粒子を分離することができるので効率的で
ある。このようにして得られる実質的に非繊維粒子を含
有しない繊維長70〜700μのロックウールを含有す
る種々の濃度に調整した水性分散液を、ミキサーで約1
000rpm15分間攪拌し毛玉の発生の有無を基準に
観察したところ、繊維長100μ以下の場合、分散濃度
5〜1睡量%、繊維長100〜300μの場合、分散濃
度3〜5重量%、繊維長300〜500μの場合、分散
濃度1〜3重量%、繊維長500〜700μの場合、カ
チオン界面活性剤を固形分に対し0.1重量%添加した
ものの分散濃度1重量%以下で良好な分散性を示し、抄
紙性に支障のないことが判明した。又繊維長700μ以
上では適当な分散方法がなく、結局良好な分散性を示す
繊維長は700pとしなければならないが、安価で工業
的規模で分散させる好ましい繊維長は、500μ以下と
することが望ましい。一方、繊維長が70μ以下では、
〔繊維長/繊維径〕比が15〜20と小さく、分散性は
良好であるものの、水中での繊維の沈降速度が速くなり
、抄紙工程で他の繊維と分離しやすく、不均一なシート
状物になりやすいことと、非繊維粒子の分離工程におけ
る分離効率が悪くなることから、繊維長の下限値として
70μにおさえなければならない。好ましくは、繊維長
を100μ以上とすることが望ましい。抄紙原料組成物
中のロックウールは50〜9鍾量%が適当である。
ロックウールが5踵量%未満になると平滑で均一なシー
ト状物が得られなくなるばかりかロックウールと比較し
高価なガラス繊維、セラミック繊維の配合割合が増大す
ることにより廉価なシート状物を得ることが困難となる
。又ロックウールが9鍾量%以上になると、抄紙機での
ウェットシートの強度が不足し、抄紙歩留の低下及び連
続抄紙が不可能になるため、その配合割合を9唾量%以
下としなければならないが、抄紙歩留も良く、平滑で均
一なシート状物を得る好ましいロックウールの配合割合
は60〜85重量%である。抄紙原料組成物中の他の繊
維物質としてはガラス繊維、セラミック繊維、バルブが
あり、それらの繊維長を250〜7000μとすること
は、前記ロックウールの分散性評価と同様な方法で評価
したところ、良好な分散性を示す繊維長が250〜70
00μの範囲にあること、ロックウールを主成分とする
抄紙原料を抄紙した場合の抄紙機におけるウェットシー
トの強度が保持され抄紙歩留が低下しないこと、得られ
るシート状物が不燃性、耐熱性を繊維しつつ充分な引張
強度を有するようにすることのためである。
又ロックウールを除いた他の繊維物質の好ましい添加量
は、9〜4唾量%である。ガラス繊維においては、その
組成が、SiO255〜65%,Af2O3O〜15%
,Na2OO〜15%,B2O34〜12%,BaOO
〜5%,ZnOO〜5%,CaOl〜18%,MgOl
〜6%,K2OO〜4%,TiO2,FeO等の微量成
分1%以下の組成(以上何れも重量%)であり、前記ロ
ックウールと同様な方法により分散性を評価したところ
、繊維径0.2〜2.7pで繊維長2000μ以下の楊
合、分散濃度2〜3重量%、繊維径7〜14μで繊維長
7000μ以下の場合、分散濃度2〜3重量%で良好な
分散性を示すが、繊維長7000μ以上では、分散性も
悪く、かつシートの他合も悪くなるため繊維長の上限値
として7000μとしなければならない。一方、繊維長
を250μ以上とする理由は、抄紙機におけるウェット
シートの強度を保持すること、得られるシート状物に充
分な引張強度を付与することによるもので、繊維長25
0μ以下では、微細ロックウールの働きと同等になり、
意味をなさなくなることによるものである。セラミック
繊維としては、その組成が、SiO25〜49%,A′
20394〜50%,CaO,MgO,B2O3,Na
2O,K2O,TiO3,FeO等の微量成分1%以下
(以上何れも重量%)であり、前記ロックウールと同様
な方法により分散性を評価したところ、繊維径1〜4μ
で繊維長2000μ以下で分散濃度2〜3重量%で良好
な分散性を示した。
繊維長2000μ以上、又は250μ以下では、前記ガ
ラス繊維と同等の理由により、良好な分散性及び良好な
シートの地合を示さない。バルブとしては、サラシ、未
ザラシ、NL型クラフトバルブ、リンタパルプ、再生バ
ルブ等で繊維長500〜2000μ、叩解度(シツパー
リグラー)30〜6哩度の一般バルブが使用できること
は製紙の場合と同様である。
有機質質結合剤としては、アクリル樹脂、ブチレンブタ
ジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、塩化ビ
ニリデン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂等のエマルジヨ
ンン、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂や、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂等の熱硬化性樹脂を
添加配合することが可能であるが、これらの有機質結合
剤を抄紙原料組成物に添加する場合、有機質結合をウェ
ットシートに効果的に固着させるために、結合助剤とし
てのアニオン系の凝集剤、又はカチオン系の凝集剤を少
量添加することが望ましい。
例えばアニオン系凝集剤たるポリアクリルアミド、又は
ポリアクリル酸ソーダ0.1〜1.0重量%に硫酸バン
ド0.5〜1.5重量%の範囲て添加すると、有機質結
合剤がほぼ100%ウェットシートに固着する。又カチ
オン系凝集剤としては、ポリアミドポリアンエピクロル
ヒドリン樹脂0.1〜1J重量%添加すると、前記アニ
オン系凝集剤と同様な効果が得られる。なお有機質結合
剤を内添しない場合は、抄紙後これをシートに塗布する
場合もある。
抄紙原料組成物中の有機物含有量は、15%以下とした
が、この範囲内において、有機物含有量が比較的高いも
のには不燃性をよソー層高めるため゛に、リン酸グアニ
ジン、臭化アンモン、三酸化アンチモン、塩素化パラフ
ィン、又は高温脱水反応を利用した水酸化アルミニウム
、水酸化マグネシウム等の難燃剤を抄紙原料に少量添加
したり、又は抄紙後のウェット又はドライシートに含浸
、又は塗布する場合もある。
抄紙原料組成物の水性分散液の調整は、固形分て3重量
%程度含有する水性分散液を、ミキサー、ヒーター、パ
ルパー等によつて容易になし得る。
抄紙は、円網式、長網式いずれの抄紙機によつてもでき
るが、得られるシート状物の均一性の面から、前記抄紙
原料を更に1重量%程度に希釈した水性分散液を使用し
た方が望ましい。以上のような抄紙工程で得られる無機
質シートにオンマシーン(0nMachine)、オフ
マシーン(0ffMachir1e)工程で、必要に応
じて前記の如き難燃処理、又は撥水処理等適宜付加処理
を施す。次に本発明の効果を確認するために、以下の実
験を行つた。(a)ロックウール 鉄鉱スラグ、珪石、ドロマイト等の原料を配合した、S
lO24O%,Ae2O3l3%,CaO36%,Mg
O6%,TlO3,MnO,FeO等の微量成分5%の
組成(以上何れも重量%)からなる原料混合物を、電気
炉中、1500〜1600℃加熱熔融し、得られた均一
融液を、1400℃で高速回転体に落下させ繊維化を行
つた。
得られたロックウールは、繊維径4.2μ、繊維長0〜
50m1非繊維粒子3.4重量%含有していた。次に前
記乾燥状態のロックウールを加圧二ーダー(森山製作所
製)に投入し、1分間;処理して繊維長150μに切断
した。このものを湿式サイクロン(大石機械製作所製)
に水流速150e/分の条件て繊維を連続的に排出させ
、脱水後、110℃,5時間乾燥させ、非繊維粒子を含
有しない繊維長150μのロックウールを得た。又前こ
記繊維化で得られたロックウールの1鍾量%、水分散液
10k9をスーパーミキサー(川田製作所製)に投入し
、1500r′Pm、2秒処理して繊維長500μのも
のを得た。続いて、非繊維粒子の分離、除去は、前記と
同等の方法て行い、非繊維粒子を含有壬しない繊維長5
00μのロックウールを得た。(b)ガラス繊維SlO
257.9%,B2O3lO.7%,Na2Ol4.6
%,CaO6.l%,MgO3.O%,Al2O3,K
2O,FeO等の微量成分7.7%のCガラス成分(何
れも重量4%)、及びSlO254.4%,B2O38
.O%,Ae2O3l4.4%,CaOl7.4%,M
gO4.7%,Na2O,K2O,ZnC等の微量成分
1.1%のEガラス組成(何れも重量%)で、繊維径0
.29〜0.32μて繊維長300μ、繊維長0.39
〜0.53μで繊維長800μ、繊維長1.2〜2.4
μで繊維長1900μとしては、TempstranF
iberE.C(ジヨンス・マルピン社製)を使用した
。繊維長6000μのガラス繊維としては、Eガラス組
成のガラスローピング田東紡社製)を、歯間距離6Tf
r!nのローピングカッターにより、6000μに切断
したものを使用した。(c)セラミック繊維 SiO29踵量%以上含有する組成で、かつ繊維”径0
.69〜1.1μで繊維長1200μのセラミック繊維
としては、TempstranFiberQ(ジヨンス
●マンビル社製)を使用した。
SiO255重量%,Ae2O345重量%の組成のセ
ラミック繊維としては、繊維径2.8p1繊維長250
〜50『のセラミック繊維(イソライト工業社製)約1
鍾量%含有する水分散液10k9を、前記ロックウール
を得たのと同様の方法により、スーパーミキサーで3@
処理し、続いて乾燥して繊維長1500μにしたものを
使用した。(d)バルブ 市販L型、N型クラフトバルブを、乾燥重量で水30e
に150f投入し、小型ヒーターで2時間叩解度40の
バルブスラリーを調整した。
(2)抄紙原料組成物の配合 配合例1 ロックウール(500μ) 50セラ
ミック繊維(カオウール1500μ) 40変性アク
リル樹脂エマルジョン 9ポリアクリルアミド
0.1硫酸バンド
0.9配合例2ロックウール(500μ
) 50ガラス繊維(テンプストラン
C,3OOμ) 40エチレン酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョン 9ポリアクリルアミド 0
.1硫酸バンド 0.9配
合例3ロックウール(150μ) 7
5セラミック繊維(テンプストランQ,l2OOμ)
10ガラス
繊維(6000p) 5L型クラフ
トバルブ 10配合例4ロックウー
ル(150μ) 75セラミック繊維
(カオウール1500μ) 10N型クラフトバルブ
10変性アクリル樹脂エマルジョ
ン 4ポリアクリルアミド
0.1硫酸バンド 0.
9配合例5ロックウール(150μ)
80ガラス繊維(テンプストランE,l9OOμ)1
0L型クラフトバルブ 6粉末フェ
ノール樹脂 3ポリアミドポリアミ
ンエピクロルヒドリン樹樹脂
1配合例6ロックウール(150μ)
90ガラス繊維(テンプストランE,
l9OOp)7N型クラフトバルブ
2ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂
1以上の配合割
合は何れも重量%である。
使用した有機質結合剤及び結合助剤は下記の通りである
。ポリアクリルアミド 荒川化学工業社製、商品名A−117 エチレン酢酸ビニル樹脂エマルジョン カネボウNSCl商品名ベルタツクF 変性アクリル樹脂エマルジョン 東亜合成化学社製、商品名Ap−5950ポリアミド
ポリアミンエピクロルヒドリン樹脂 荒川化学工業社製
、商品名アラフイツクス粉末フェノール樹脂 昭和ユニ
オン合成社製、ノボラック型フェノール樹脂、 商品名
BRP (3)抄紙 配合例1〜6に示した抄紙原料組成物を固形成分として
それぞれを最終的に0.5重量%、水性分散液としてパ
ルパーで調合し、長網式抄紙機により抄紙し、続いて乾
燥して試料シートl〜6を得た。
以上のようにして得られた試料シート1〜8につき、次
の実験を行つてその物性を測定した。
実験1引張強度試験巾20TfT;Fnl長さ10hの
試料を相対湿度65%、温度20℃で一昼夜処理した後
、引張強度試験機(東洋ボールドウイン社製、テンジロ
ン)を用いて、クロスヘッドのスピード5−/分で測定
した。
実験2酸素指数の測定酸素指数方式燃焼試験機(スガ試
験機株式会社製)を用いて、JISK72Olに準拠し
評価した。
実験3耐熱性試験引張強度の測定と同サイズの試料を、
150゜C±2℃の恒温槽に入れ2時間処理し、続いて
相対湿度65%、温度20℃で一昼夜放置し、引張試験
と同等の方法により引張強度を求め、処理前と処理後の
強度保持率で評価した。
実験1,2,3の結果を表に示す。
試料3は、バルブ、セラミック繊維、ガラス繊維の合計
配合量が多いため、有機質結合剤を添加しなくても比重
を高くすれば強度を出すことができる。
しかし他の試料に比べて吸水、吸湿による強度低下があ
るが、抄紙後の樹脂処理によりこの点を解消することが
できる。実験4酸素指数の測定 試料1と4を用い、リン酸グアニジン水溶液をそれぞれ
の試料に対し1鍾量%固形分て処理して得られたそれぞ
れの試料の酸素指数は95〜100となり、高酸素濃度
の雰囲気でも燃焼しなかつた。
実験5電気絶縁性試験配合例3と5に示す抄紙原料組成
物30fをそれぞれφ=170T1rm丸型のタツピ戸
水試験機で成形し、130℃,30分乾燥し比重0.4
4、厚み3Tsftの板状物よりなる試験片を試作した
続いて、相対湿度65%、温度20℃、%時間処理し、
絶縁抵抗計(安藤電気社製、■MG−100)を用い、
JISC648lに準拠て、30℃における電気絶縁抵
抗値を測定した。配合例3による試験片は0.5×10
11Ω、配合例5による試験片は0.6×1011Ωで
、良好な電気絶縁性を有することを示した。以上の実験
の結果から本発明によるものが不燃性、耐熱性、良好な
電気絶縁性を有することがわかる。
したがつて各種電気部品、ヒーター部品、ガスケット、
バッキング等の高温で不燃又は高温て不燃かつ電気絶縁
性を必要とする分野に使用するに好適てあるとがわかる
。発明の効果 本発明によれば、実質的に非繊維粒子を含有しない繊維
長70〜700μのロックウールと、何れも繊維長25
0〜7000μのガラス繊維、セラミック繊維の少なく
とも一種よりなる繊維材料と、バルブ、有機質結合例の
少なくとも一種よりなる結合材料とよりなり、前記ロッ
クウールが50〜9鍾量%、前記繊維材料と結合材料と
の合計が10〜5踵量%で、全体の有機物含有量が15
重量%以下である抄紙原料組成物を抄紙成形して成り、
抄紙原料組成物中のロックウール、ガラス繊維、セラミ
ック繊維は何れも無機質繊維であるがアスベストを使用
しないため、アスベストによる毒性の障害を排除するこ
とができ、取扱いが容易になる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 実質的に非繊維粒子を含有しない繊維長70〜70
    0μのロックウールと、何れも繊維長250〜7000
    μのガラス繊維、セラミック繊維の少なくとも一種より
    なる繊維材料と、パルプ、有機質結合剤の少なくとも一
    種よりなる結合材料とよりなり、前記ロックウールが5
    0〜90重量%、前記繊維材料と結合材料との合計が1
    0〜50重量%で、全体の有機物含有量が15重量%以
    下である抄紙原料組成物を抄紙成形して成ることを特徴
    とする電気絶縁用無機質シート。 2 有機質結合剤が結合助剤を含むことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電気絶縁用無機質シート。
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