JPS6054272B2 - 耐火物の製造方法 - Google Patents

耐火物の製造方法

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JPS6054272B2
JPS6054272B2 JP54016379A JP1637979A JPS6054272B2 JP S6054272 B2 JPS6054272 B2 JP S6054272B2 JP 54016379 A JP54016379 A JP 54016379A JP 1637979 A JP1637979 A JP 1637979A JP S6054272 B2 JPS6054272 B2 JP S6054272B2
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JP
Japan
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refractory
mixture
refractories
reaction
exothermic
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JP54016379A
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JPS55109280A (en
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喜美雄 仙波
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Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な耐火物製造に関し、詳しくは耐火原料坏
士内に易被酸化性金属粉末を混入しておき金属粉末が被
還元性金属酸化物またはガス状酸素によつて酸化される
場合の発熱反応熱を利用して年上混合物が可塑性を帯び
た時点で加圧成形して耐火物を製造せんとするもので、
緻密な焼結体か得られ、かつ加圧成形の時間を著しく短
縮し得ると共に特に焼成ないしは焼結工程を行なわない
て、焼成耐火物と同様な品質の耐火物を得んとするもの
てある。
易被酸化性金属を酸化物生成エネルギーが当該易被酸化
性金属の酸化物の生成エネルギーより大きい他の金属酸
化物によつて酸化する際の発熱反応、すなわちテルミッ
ト反応はCaOより金属カルシウムの製錬をはじめとす
る製錬または溶接の発熱剤として利用することは知られ
ているが耐火物の製造にこの種の反応を利用した例は少
ない。
従来耐火物の製造方法は原料を混合、成形、焼成という
工程により製造を行うのが最も一般的であり、特殊な製
法としてホットプレス方式が用いられる場合もある。前
者の方法は大量生産には優れているが、焼成に3〜10
日もかかり工程的に長期間を有するという欠点がある。
また後者については数分〜数十時間にて耐火物の製造が
可能であるが、大量生産には不向きであり、大量生産に
は膨大な設備費を必要とする。本発明の目的は、この易
被酸化性金属の酸化反応の発熱を成形工程に利用してい
わゆる不焼成耐火物(ケミカルボンド耐火物)と同じく
成形即製品という工程によつて焼成耐火物と同様な品質
を得ようとするものである。
本発明て使用する金属Meの発熱反応はその酸素源すな
わち被還元体として他の金属の酸化物ROを用いるか、
またはガス状の酸素を利用する何れの方法によつてもよ
い。
Me+RO→MeOx+RO1−x Me’ + 1/202→MeO もちろん、この場合Me0、の生成エネルギーがROの
生成エネルギーより大であるような金属が、用いられ、
通常易被酸化性の金属としては、マグネシウム、アルミ
ニウム、ベリリウム、カルシウム、バリウム、ほう酸、
チタニウム、ジルコニウム、モリブデン、タングステン
、マンガン、鉄等、あるいはそれらの合金、例えばマグ
ネシウム;アルミニウム合金等が用いられるが、コスト
と品質の点からマグネシウム、アルミニウムが好ましく
用いられ、これらの金属あるいは金属の合金を200メ
ッシュより小さい微粉末、好ましくは300メツシユよ
り小さい微粉として用い、その使用量は通常被還元の金
属酸化物の当量より過剰量を用いる。
なお、この場合酸素を供給する被還元の金属酸化物とし
てはクロム、鉄、カルシウム、マンガン等の酸化物が通
常用いられ、金属に低次の酸化物と高次の酸化物がある
場合11′.高次の酸化物の方が好ましく用いられ、例
えば酸化クロムの場合もCr2O3(■)よりCrO3
(■)の方が好ましく用いられ易被酸化性金属と被還元
性金属の酸化物の生成エネルギーを比較することによつ
て使用を定める。
その粉末度も上記の易被酸化性の金属との反応が直ちに
起るように微粉状態で互いに混合されていることが必要
で、200メッシュないしは300メッシュより小さい
粉末度とする。これらの易被酸化性金属と被還元性金属
酸化物との混合物の他に反応を促進するための例えば過
酸化バリウム、過酸化ソーダ、マンガン、鉄、CaOl
チタン酸塩を原料の種類によつて添加することもある。
これら易被酸化性金属と被還元性金属の発熱混合物に対
する耐火物素材の量はそれらの種類によつて一概には定
められないが発熱混合物が少くとも全混合物のw重量%
以上配合することが必要でこれより少いと発熱反応が円
滑に進行せず、本発明の本来の目的が達成し得ず、また
3鍾量%以上は目的とする耐火物の製造を行われないの
で通常は用いられない。
本発明の発熱混合物に配合する耐火物素材としては、粘
度質、けい石質等の酸性耐火物、高アル!ミナ質、クロ
ム質等の中性耐火物、マグネシア質、クロマグ質、ドロ
マイト質等の塩基性耐火物、スピネル質、ジルコニア質
、炭素質、窒化質、炭化物等の特殊耐火物等、すべての
種類の耐火物を配合して製造することができる。
一本発明の方法は、上記の発熱混合物と耐火
物原料を常用のミキサーで十分に混合する混合の順序は
特にないが通常は発熱混合物の1方、例えば易被酸化性
の金属を耐火物原料と十分に混合した上他方の被還元性
の金属酸化物を混合して全配合物4とするようにした方
がよい。このようにしてつくられた全配合物素地は通常
は予備成形で60〜70℃ないしは150℃程度に加熱
された金型で最終成形の2倍程度の大きさに予備成形し
た後、本成形を行うか、もちろん直ちに本成形を行つて
もよい。
本成形用の金型は通常300〜35(代)に予熱されて
いるが、多数の着火孔を設けておき着火孔からバーナー
またはマグネシウムリボン等を用いて着火して昇温し素
地は溶融ないしはそれに近い状態となり、可塑性を生じ
るので直ちに通常の加圧成形を行い、成形されたら直ち
に突出し(ノックアウト)を行う。長く放置すると発熱
のために金型が)破壊されることがある。突出し直後は
温度がなお約800℃前後もあるので徐冷する方が好ま
しい。なお、金属の酸化に被還元性金属酸化物を用いず
、ガス状酸素を用いる場合には金型側面に着火孔の他に
酸素吹込孔を設けて酸化還元反応を円滑・に進行するよ
うにして行う。しかし、小型バーナーによる昇温と酸素
ガスの供給で十分反応を開始して発熱し、本発明の方法
を実施することができる。なお、発熱混合物と配合する
耐火物原料の粒度調整は通常の耐火物製造と同様である
が、耐火物原料の微粉部分の量を調整することによつて
発熱反応の速度を調節し、微粉部分が少い方が反応速度
が早くなり、可塑性が大となり低圧でもより緻密なもの
とすることが可能である。
実施例1マグネシア−クロマイト耐火物を例えば金属酸
化物として三酸化クロム(■)を用いて製造する場合を
例として本発明を説明すれは、全混合物配合割合 この場合、発熱反応は、 3Mg+2Cr03→ひtρ+Cr2O3+Heatで
示されるが、理論的には72.9f1の金属マグネシウ
ムと200yのクロム酸の割合で起るが、実際は理論値
より金属マグネシウムの量を若干多くした方が着火反応
が容易に且つスムーズに発熱反応が配合中に進行する。
また、金属マグネシウムは0.0741m以下のものよ
り0.044mの微粉の方がよりすみやかに反応するの
は先に述べたとおりである。混合は、予め金属マグネシ
ウム、電磁マグネシアの粗粒、微粒を例えばダブルコー
ン・ミキサーで5〜1紛よく混合し、その後クロム酸を
投入し、十分よく混合するまで混練する。
通常20〜30分で混合される。混合された配合は予め
60〜70℃に加熱された金型で製品の約2倍の高さに
なるよう予備成形して素地を作る。
この場合金型内面には配分の付着防止のためグラファイ
トをコーティングしておくとよい。予備成形された素地
は本成形用金型に移して成形するが、本成形用金型の側
面には多数の着火孔を設けておき、この着火孔を通して
バーナーで混合物に着火さす。
通常金型は300〜350℃に予熱されているが、50
0゜C以上の予熱はさけなければならない。本成形用金
型に予備成形素地を入れ、直ちに加圧しながら小型バー
ナーを使用して金型側面の着火孔を通して混合物に着火
する。着火すると5〜6秒て反応を開始し発熱し予備成
形素地は可塑性を帯ひ、直ちに加圧成形される。所定の
高さに成形されると直ちにノック・アウトする。ノック
・アウトは直ちにする方が良好であり、余り保持してい
ると加熱され成品が熱膨張のため破壊することがある。
成形直後約800℃ぐらいになつているため、ゆつくり
と冷却した方が好ましい。また、配合割合は大形煉瓦で
は前述のような配合でよいが、小形煉瓦では電融マグネ
シア微粉(4).0447vt以下)を少量にした方が
可塑性が大きくなり低圧でも緻密なものとなる。すなわ
ち発熱反応の速度コントロールを電融マグネシア微粉量
ですることができることは先に述べたとおりである。成
形体は直ちにノック●アウトし、ゆつくりと冷却する。
この様な発熱反応を利用した製造方法により得られた焼
結体の品質例を以下に示す。
上記1の方法により製造されたMgO−Cr2O3質煉
瓦の品質例を示すと次の通りである。
見掛比重 3.71かさ比重
3.60見掛気孔率(%)
3.0圧縮強度(K9/Cll)
5000曲げ強度( 〃 )
4000線膨張率AtlOOO℃(%) 0
.4更加熱膨張収縮率(1500゜C×2hr)(%)
+0.41荷重軟化点TlCC)
1700以上耐食試験、耐スポーリング
性も従来より優れたものが得られた。
実施例2 次に金属酸化物の代りにガス状酸素を用いた例を示すと
、その混合物割合及びこれから得られた耐火物の品質は
以下のとおりである。
全混合物配合割合 一ーー.製品
物理的性状見掛比重 3.6
9かさ比重 3.57見掛気
孔率 3.2%以上のごとくガ
ス状酸素を用いた場合も金属酸化物を使用し場合も品質
的に殆んど変りがないことが判明した。
なおこの場合ガス状酸素が混合物内を通り易くするため
、コロイダルシリカを少量添加してもよい。このように
、本発明の耐火物の製造では発熱混合物を用いて着火発
熱反応を起こさせ、多量の熱で配合物が加熱され、可塑
性を帯びた時点に加圧”成形して耐火物を製造するため
、(1)着火発熱反応は非常に短時間に起り、通常5〜
6秒で可塑性を帯びるようになり、従来の耐火煉瓦の製
造方法に比較して非常に短時間に製造できる。
.(2)また可塑性領域で加圧成形するため低圧で非常
に緻密な焼結体が得られる。
通常見掛気孔率は2〜3%と非常に緻密なものとなり、
極めて耐食性に優れた耐火物が得られる。(3)また、
耐スポーリング特性に富んでいるものノ が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 易被酸化性金属粉末を耐火物原料坏土に混合し混合
    物を予備形成したのち、被還元性金属酸化物またはガス
    状酸素によつて前記易被酸化性金属粉末を酸化発熱反応
    せしめ、同混合物が可塑性を帯びた時点で加圧成形する
    ことを特徴とする耐火物の製造方法。
JP54016379A 1979-02-15 1979-02-15 耐火物の製造方法 Expired JPS6054272B2 (ja)

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WO1986004890A1 (en) * 1985-02-15 1986-08-28 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Sintering process

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