JPS6054030B2 - たばこ中骨の解繊刻み膨化方法 - Google Patents

たばこ中骨の解繊刻み膨化方法

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JPS6054030B2
JPS6054030B2 JP18683A JP18683A JPS6054030B2 JP S6054030 B2 JPS6054030 B2 JP S6054030B2 JP 18683 A JP18683 A JP 18683A JP 18683 A JP18683 A JP 18683A JP S6054030 B2 JPS6054030 B2 JP S6054030B2
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JP
Japan
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temperature
tobacco
moisture content
chopping
backbone
Prior art date
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JP18683A
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JPS59125884A (ja
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幸夫 清水
豊 鎌田
勝美 下村
一男 吉本
恒夫 芦原
定芳 松浦
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco and Salt Public Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、過熱水蒸気によるたばこ中骨刻みの膨化方法
の改善に関するものである。
過熱水蒸気によるたばこ刻みの膨化方法は揮発性有機溶
媒によるたばこ刻みの膨化方法ど比較して、葉肉刻みの
膨化率は少ないが、中骨刻みの膨化率はほぼ同程度であ
り、常圧下で処理できるため通常のたばこ製造工程のラ
インに設置するに際し設備費が安価で、しかも香喫味の
低下が少なく、悪癖成分除去の効果と相まつて喫味のよ
い膨化剤みを得ることができる利点を有している。
過熱水蒸気によるたばこ中骨刻みの膨化方法は、特公昭
50−3015時公報に詳細に記載されているが、厚さ
約1.27Bに圧展し、約0、ゝで裁刻したたばこ中骨
刻みを同方法で膨化させると、刻みの幅が3〜4顧程度
になり、しかも刻み中に30〜40%程度混入している
鳩目(たばこ中骨が長手方向と直交する方向で裁刻され
ると発生する円盤形状の刻み)は、直径が8顧程度とな
るので通常巾O、8Wgll程度に裁刻される葉肉刻み
と、膨化剤みを混合する際に混合が均一にならず、しか
も巻上工程においても巻紙破れ等のトラブルの問題を有
していた。膨化前における中骨刻みの圧展幅をさらに小
さくすることも、機械効率の低下と切り損じ品の増大を
招き、組織破壊の原因となる欠改があつた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、上記従来
技術のする欠点を解消し、特公昭56−39874号公
報で試みられている、膨化処理後の刻みの再裁断を不要
とすることを第1の目的とするものである。本発明の第
2の目的は、優れた香喫味を有する膨化剤みを提供する
ことである。また本発明の第3の目的は、長手方向が中
骨の縦方向に沿つた解繊刻みを用いることによつて、膨
化工程における破損を少なくし、かつぼうこう性の大・
きな膨化剤みを提供せんとするもので、その要旨は、頭
初に記載の特許請求の範囲の通りである。以下本発明に
ついて詳細に説明する。本発明は、調温・軟化工程と、
該工程の後段に設けられた解繊工程と、該工程の後工程
に設けられた加熱膨化工程を有している。
本発明に用いられるたばこ中骨は、除骨工程により葉肉
部より分離された葉脈部で、あらかじめ含水分約2踵量
%に調湿した後、公知の方法により長さ5〜7crn程
度に粗砕あるいは裁断する。
該たばこ中骨を調湿・軟化工程に供給し、含水分30重
量%〜5鍾量%、好ましくは35重量%〜45重量%、
温度50℃〜90℃、好ましくは70℃〜80℃に調整
する。装置としては温水噴霧ノズル、あるいは水蒸気噴
霧ノズルおよび水噴霧ノズルを有し、U字形トラフに納
められたカットリボン形のスクリューコンベヤが保有率
の点で適しているが、同様のノズルを有する回転シリン
ダ形の装置でも良い。本工程の最後がベルトコンベヤ等
で構成され、品温が低下する場合には、解繊工程に供給
する直前において水蒸気噴霧を行ない品温をさらに高め
るようにしても良い。上記条件に調整されたたばこ中骨
は、解繊工程に供給され、幅約0.1TfrIft程度
、長さ3醜〜3hの繊維状にほぐされる。
該解繊工程には特公昭46一844吋公報に記載されて
いるように、紙・パルプ工業て使用される平版型の解砕
刃を有する叩解機を、刃の間隙を0.9wrIn〜1.
1糖に設定して用いるのが好ましい。前記解砕刃の形状
は、第1図に示すように、外周の刃部1、中間の刃部2
、内周の刃部3と、内周の刃ほど溝幅が大きく、その高
さも低くなつた形状のものが好ましい。第1図に示した
解砕刃においては、刃部1,2はそれぞれ等しい幅の放
射状の刃を有し、刃部1は同じ高さ、刃部2は刃の中心
部に向つてその高さが徐々に低い.刃を有し、刃部3は
溝幅が刃部1,2と比し極めて大きい形状となつている
。該工程に供給されるたばこ中骨の含水分は3唾量%未
満、品温50℃未満では、いずれも細粉の生出が増大し
製品歩留りが低下し、また含水分5鍾量%、品温90℃
より含;水分が多く、温度が高い場合は、前記製品歩留
りは高いが香喫味に悪影響があることが判明した。前記
繊維状にほぐされたたばこ中骨(以下解繊刻みという)
は、加熱膨化工程に供給され、膨化されると共に含水分
11重量%〜1鍾量%に乾燥さzれる。該加熱膨化工程
は公知の気流乾燥装置が用いられ、該装置の乾燥筒内に
は、水蒸気添加手段を有する加熱器にて作られた、水蒸
気約3喀量%以上を含み温度120℃〜200℃、好ま
しは温度140℃〜1800Cに加熱された高温ガス状
熱媒がファンにより供給されるようになつている。エア
〔1ツカを有する入口部から乾燥筒内に供給された解繊
刻みは、前記高温ガス状熱媒の流れにより分離部へと移
送されつつ膨化が行なわれる。該移送の時間は乾燥筒の
長さと、高温ガス状熱媒の流速により決定されるが約0
市秒〜3秒程度が良い。前記分離部はタンジエンシヤル
セパレータ形、あるいはサイクロン形(沈降形)の分離
機が用いられ、膨ノ化刻みと分離された気体流は、前記
加熱器へと循環される。該加熱膨化工程における膨化率
は、解繊刻みの含水分が大きく影響し、また含水分一定
の場合、高温ガス状熱媒の温度が120℃〜200′C
の範囲ではあまり変化せず、温度120℃未満では熱・
損失等により、乾燥筒内に結露が発生して乾燥能力が低
下し、200℃を越える温度では、膨化刻みは褐変し、
喫味は焦げ臭混りとなることが判明した。加熱膨化工程
に供給される解繊刻みの含水分は、高温ガス状熱媒の温
度16CfCの時、25重量%”で膨化率が16%に達
し、含水分が増すに従つて膨化率が上昇するが、5鍾量
%を越える含水分に達すると香喫味が著しく低下するこ
とが判明した。前記解繊工程と加熱膨化工程におけるた
ばこ中骨の処理含水分の適正条件は、3鍾量%〜5哩量
%の含水分と一致しているので、処理工程としては、あ
らかじめ調湿・軟化工程で調整され、解繊された刻が、
そのまま加熱膨化工程に供給されるのが最も望ましく、
やむを得ない場合を除いて、加熱膨化工程前における解
繊刻みの調湿は行なわない方が良い。以下実施例により
本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 あらかじめ長さ5〜70程度に粗砕した在来種中骨を含
水分4鍾量%、温度75℃に調整した後、流量30k9
1hで解砕刃の径が約30−、刃間隔が約1.h1回転
数300帥mの叩解機に供給して解繊刻みとした後、た
だちに気流乾燥機に供給し、ここで水蒸気約9喀量%を
含み、温度160℃の高温ガス状熱媒と接触させて膨化
させた後、分離機により高温ガス状熱媒から分離した。
気流乾燥機の乾燥筒の長さは10瓦、高温ガス状熱媒の
流速は約20m,/秒、解繊刻みの乾燥筒内における滞
留時間は約0.8秒で、膨化後の解繊刻みの含水分は1
2重量%であつた。このようにして得られた膨化した解
繊刻みは、膨化率が60%で、香喫味に優れ、従来の膨
化刻みのような巨大な鳩目は全く見られないだけでなく
、刻みは繊維に沿つてほぐされているため、表−1に示
すように従来の圧展・裁刻工程により約0.論に裁刻し
た後に膨化の条件を同じようにして膨化した刻みど比較
して、ぼうこう性が優れていた。
実施例2 実施例1における叩解機供給前におけるたばこ中骨の含
水分と、膨化工程における高温ガス状熱媒の温度との関
係を変えて、膨化率および香喫味を調査した。
ただし上記条件の変化に応じて処理流量を調整し、膨化
後の含水分を1踵量%に仕上げた。上記香喫味調査は、
上記仕上品を紙巻たばことした後、専門パネル10名に
より官能検査を行なつた。コントロールは従来の圧展・
裁刻工程により約0.72rf0nに裁刻したたばこ中
骨を用い、やや良い(悪い)を±1、かなり良い(悪い
)を±2、非常に良い(悪い)を±3で表わしたものの
平均を表−2に示した。以上説明したように、本発明方
法は、従来の膨化方法による刻みと比較して、鳩目を全
く有さず、また物性面も非常に優れるもので、高価なた
ばこ原料の節減を図ることが可能であると共に、香喫味
の点においても優れたものでたばこ産業上有用なもので
あった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、解砕刃の形状を示す図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 含水分30重量%乃至50重量%、温度50℃乃至
    90℃に調整されたたばこ中骨を、平版形の解砕刃を有
    する叩解機により繊維状にときほぐし、さらに水蒸気3
    0容量%以上を含み温度120℃乃至200℃の高温ガ
    ス状熱媒に約0.5秒乃至3秒の間密接急速に接触させ
    て膨化させることを特徴とするたばこ中骨の解繊刻み膨
    化方法。
JP18683A 1983-01-06 1983-01-06 たばこ中骨の解繊刻み膨化方法 Expired JPS6054030B2 (ja)

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JPS59125884A JPS59125884A (ja) 1984-07-20
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131918A1 (ja) * 2011-03-29 2012-10-04 日本たばこ産業株式会社 中骨刻の製造方法、中骨刻の製造装置および中骨刻
WO2013179389A1 (ja) * 2012-05-29 2013-12-05 日本たばこ産業株式会社 たばこ原料の製造方法およびたばこ原料の製造装置

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US10426189B2 (en) 2011-03-29 2019-10-01 Japan Tobacco Inc. Method of manufacturing cut stem, cut stem manufacturing apparatus, and cut stem
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