JPS6053697B2 - 液体容器用カ−トン材 - Google Patents

液体容器用カ−トン材

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JPS6053697B2
JPS6053697B2 JP15097380A JP15097380A JPS6053697B2 JP S6053697 B2 JPS6053697 B2 JP S6053697B2 JP 15097380 A JP15097380 A JP 15097380A JP 15097380 A JP15097380 A JP 15097380A JP S6053697 B2 JPS6053697 B2 JP S6053697B2
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JP
Japan
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layer
aluminum
synthetic resin
cardboard
olefin
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JP15097380A
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JPS5774157A (en
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充弘 住本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体を充填するための紙容器に使用されるカー
トン材に関するもので、ガスバリヤー性は勿論のこと、
清酒、酢、醤油等の浸透力の強い液体をも充填すること
のできる耐浸透性に優れた液体用紙容器が得られる液体
容器用カートン材を提供するものである。
或る程度の保存性を必要とする液体や浸透力の強い液体
を充填するための紙容器は、厚紙とアルミニウム層とか
らなる積層シートの内、外両表面に更にオレフィン系樹
脂層を設けた耐湿性、ガスバリヤー性、ヒートシール性
等を兼備するカートン材から製函された容器が使用され
ている。
ところで、この液体容器用カートン材は、カートン材か
ら製函して得られる紙容器の容器底部や容器頂部が、カ
ートン材を180度の折り曲げ角度を以つて折り畳んだ
折り畳み構成部を有するものであり、この折り畳み構成
部においては、容器内面側となるアルミニウム層1と容
器外表面側とな1る厚紙2とが第1図に示されるような
関係で180度の折れ角度で以つて折り曲げられる構成
となるもので、該部の折り畳みによる厚紙2部の厚さの
増大に伴うアルミニウム層1部への変形負担が、厚紙2
自体の厚さが厚くなるに従つて増大するの門で、或る程
度以上の厚さを有する厚紙が使用されている場合には、
アルミニウム層1が伸び切れず、該部におけるアルミニ
ウム層にピンホールや破断が発生し、同時にアルミニウ
ム層1に積層されているオレフィン系樹脂層をも破断し
、該部にピンホール様の亀裂が発生し易く、アルミニウ
ム層の存在により具備せしめられていたガスバリヤー特
性が失われるばかりでなく、ひいては液漏れをも起す紙
容器が製函されるという欠点を有していた。このため、
清酒、酢、醤油等の酸素の存在により味が変質し易い液
体、溶剤臭等の臭気の移行により味が微妙に影響を受け
易い液体、或いは浸透力の強い液体等を充填するための
紙容器として製函することについては問題があつた。本
発明は、特許請求の範囲に記載した通りの構成とするこ
とにより、製函時に力ートン材を180度の折れ角度で
折り曲げた折り畳み構成部を以つて容器底部及び容器頂
部を形成しても、該部にピンホールや亀裂を発生させる
ことなく、気密性に優れた液体用紙容器を製函すること
のできる液体容器用力ートン材を提供するものである。
以下、図面に基いて本発明の液体容器用力ートン材の構
成を説明する。
第2図は特許請求の範囲第1番目の発明の液体容器用力
ートン材の1実施例を、また、第3図は特許請求の範囲
第2番目の発明の液体容器用力ートン材の1実施例を示
す断面拡大模型図である。
第2図において、液体容器用力ートン材11は、99.
1鍾量%以上のAlと、残部がMnまたはMgあるいは
これらの両者からなる組成成分を有するアルミニウム層
12と、オレフィン系合成樹脂による熱溶着層13とに
よつて構成されるアルミニウム積層シート14が、接着
剤層15を介して、オレフィン系合成樹脂による被覆層
16を有する厚紙17に、前記アルミニウム積層シート
14における熱溶着層13と、同じく前記厚紙17にお
ける被覆層16とが、それぞれの最外層となるようにし
て積層され、接着された構成から成るものである。第3
図における液体容器用力ートン材21は、99.1鍾量
%以上のAlと、残部がMnまたはMgあるいはこれら
の両者からなる組成成分を有する、アルミニウム層22
と該アルミニウム層22の片面に積層、接着されている
二軸延伸ポリエステル、二軸延伸ナイロン、無延伸ナイ
ロン、二軸延伸ポリプロピレン、及び無延伸ポリプロピ
レンの中から選択される合成樹脂層からなる補強、緩衝
層23と、前記アルミニウム層22のもう一方の片面に
積層、接着されているオレフィン系合成樹脂による熱溶
着層24とを有するアルミニウム積層シート25が、接
着剤層26を介して、オレフィン系合成樹脂による被覆
層27を有する厚紙28に、前記アルミニウム積層シー
ト25における熱溶着層24と、同じく厚紙28におけ
る被覆層27とが、それぞれの最外層となるようにして
積層され、接着された構成から成るものである。
尚、図中符号29で表示される層は、アルミニウム層2
2と前述の補強、緩衝層23とを接着する”接着剤層た
るアンダーコーティング層であり、適宜必要に応じて設
けられるものである。以上の通りの構成から成る本発明
の液体容器用力ートン材におけるアルミニウム層12又
は22は、99.1轍量%以上のA1と、残部がMnま
たはMgあるいはこれらの両者からなる組成成分のアル
ミニウム箔、あるいは99.10重量%以上のAlと、
残部が■またはMgあるいはこれらの両者からなる組成
成分のA1粉末によつて蒸着層が形成されているアルミ
ニウム蒸着フィルムのアルミニウム蒸着層によつて構成
せしめられるもので、アルミニウム層12又は22は、
少なくともVy2.8%以上の伸び率(常温)を有する
ものである。
アルミニウム積層シート14とオレフィン系合成樹脂に
よる被覆層12を有する厚紙13との間、あるいはアル
ミニウム積層シート25とオレフィン系合成樹脂による
被覆層27を有する厚紙28との間に介在させる接着剤
層15あるいは26は、アイオノマー等の通常の接着性
を有する合成樹脂を使用して構成することができるが、
就中、1〜600n1eq/100gのカルボニル基を
含有し、且つオレフィン系重合体中の80モル%以上が
ポリプロピレンからなる結晶性オレフィン系重合体変性
物、例えばポリプロピレンを主体とするポリオレフィン
に、カルボニル基含有のモノマー、例えば主鎖又は側鎖
に遊離カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸エステル
、カルボン酸アミド、カルボン酸無水物、炭酸エステル
、ウレタン、ウリヤ等に基く−C=0基を有する任意の
モノマーを反応せしめるか、あるいは同じくポリプロピ
レンを主体とするポリオレフィンに、カルボニル基含有
の熱可塑性重合体、例えば主鎖又は側鎖に、遊離カルボ
ン酸、カルボン酸塩、カルボン酸エステル、カルボン酸
アミド、カルボン酸無水物、炭酸エステル、ウレタン、
ウリヤ等に基く−C=0基を有する任意の熱可塑性重合
体を添加するかして得られるカルボニル基1〜600r
r]Eq/100gのオレフィン系重合体中の80モル
%以上がポリプロピレンからなる結晶性オレフィン系重
合体変性物を成分とする接着剤を以つて構成するのが、
接着剤層15あるいは26が具備する接着特性及び軟化
点の高さ等の理由で好ましい。特許請求の範囲第2番目
の発明の力ートン材において、接着剤層26とアルミニ
ウム層22との間に介在する補強、緩衝層23は、二軸
延伸ポリエステル、二軸延伸ナイロン、無延伸ナイロン
、二軸延伸ポリプロピレンあるいは無延伸ポリプロピレ
ンの中から選択される合成樹脂、即ち、弾性係数の高い
合成樹脂層によつて構成されるものであるが、力ートン
材21を、該力ートン材中のアルミニウム層側Aが容器
内面側となるように製函するために必要な折り曲げ用の
クリーズを、力一トン材中の厚紙側Bに設ける場合の凹
陥線の形成が容易であるという理由で、前記補強、緩衝
層23は無延伸樹脂層で構成するのが好ましい。
また、この補強、緩衝層23をナイロンで構成する場合
には6.6−ナイロンを使用するのが、該重合体が高度
の弾性を具備していることから好ましい。またこの補強
、―衝層23を、延伸された合成樹脂層で構成する場合
には略20μ前後の厚さで十分であるが、無延伸合成樹
脂層て構成する場合には30μ程度の厚さが必要である
。上記多層構成の液体容器用力ートン材は、例えば接着
剤層15を有するアルミニウム層12と、オレフィン系
合成樹脂による被覆層16を有する厚紙17とを、前記
接着剤層15を利用して貼り合わせ、しかる後に得られ
た積層シートのアルミニウム層12側にオレフィン系合
成樹脂による熱溶着層13を形成したり、あるいは、予
め成形されている二軸延伸ポリエステルフィルムを補強
、緩衝層23として使用し、かかる二軸延伸ポリエステ
ルフィルムとアルミニウム箔とを接着剤29で貼り合わ
せた積層シートと、表面にオレフィン系合成樹脂による
被覆層27を有する厚紙28とを接着剤層26を利用し
て貼り合わせ、しかる後にアルミニウム箔面にオレフィ
ン系合成樹脂による熱溶着層を形成する等して容易に製
作することができる。
本発明の液体容器用力ートン材は叙上の通りの構成から
成るものであり、特許請求の範囲第1番目の発明におい
ては、厚紙に積層されるアルミニウム層を、99.1庚
1験%以上のA1と、残部がMnまたはMgあるいはこ
れらの両者からなる組成成分にて構成することにより、
該アルミニウム層に、少なくとも2.8%以上の延び率
(常温)を具備せしめているので、力ートン材、該力ー
トン材中のアルミニウム層側Aを容器内側面側となるよ
うにし、厚紙側Bを容器外側面側となるようにして製函
される製函工程時の容器底部及び容器頂部の形成時に、
力ートン材を180度の折れ角度で折り曲げる折り畳み
工程においても、アルミニウム層は、力ートン材中の厚
紙の折り畳み変形に対して十分に引き伸ばされる。
したがつて、従来の力ートン材による製函工程で発生し
ていたアルミニウム層での亀裂や破断を伴うことなく製
函することができ、気密性に優れた液体用紙容器を製函
することができるという効果を有する。また、特許請求
の範囲第2番目の発明においては、厚紙に積層されるア
ルミニウム層を、99.10重量%以上のNと、残部が
MnまたはMgあるいはこれらの両者から組成成分にて
構成し、該アルミニウム層に少なくとも2.8%以上の
延び率(常温)を具備せしめると共に、厚紙とアルミニ
ウム層との間に、弾性係数の高い合成樹脂による補強、
緩衝層を介在せしめているので、前記特許請求の範囲第
1番目の発明における力ートン材の奏する作用、効果に
加えて、前述の製函工程中の容器底部及び容器頂部の形
成時に、力ートン材をノ180度の折れ角度で折り曲げ
る折り畳み工程において、力ートン材中のアルミニウム
層は、力ートン材中の厚紙の折り畳み変形に対して直接
作用されて引き伸ばされることなく、厚紙とアルミニウ
ム層との間に介在されている前記補強、緩衝層で7緩衝
されながら引き伸ばされるので、厚紙の折り畳み変形に
おける厚紙部の厚さの増大によつてアルミニウム層へ掛
かる変形負担が大幅に低減されるので、従来の厚紙にア
ルミニウム層が積層された積層シート部分を有する力ー
トン材による製函工程の際にアルミニウム層に生じてい
たピンホールや破断の発生を皆無ならしめることができ
、極めて高度の気密性を有する紙容器を得ることができ
るという効果を有する。
さらに、特許請求の範囲第2番目の発明においては、ア
ルミニウム層と厚紙との間に介在されている前記弾性係
数の高い合成樹脂による補強、緩衝層が、製函時におけ
る熱溶着工程での高温加熱により、力ートン材中の厚紙
から蒸散する水蒸気がアルミニウム層へ移行する際の邪
摩板として作用するので、アルミニウム層への水蒸気の
移行に伴うアルミニウム層面での火膨れ現象を発生させ
ることなく、熱溶着、接着により紙容器を製作すること
ができるという効果を有する。
また、前述の弾性係数の高い合成樹脂による補強、緩衝
層は、万一カートン材中のアルミニウム層にピンホール
様の亀裂が発生するようなことがあつても、内填物たる
液体が厚紙に浸潤するのを防止する機能をも有している
ので、液漏れに対する安全性が極めて高い液体用紙容器
を得ることができるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は力ートン材によつて製函された容器の容器底部
又は容器頂部における力ートン材の折り畳み構成部の厚
紙とアルミニウム層との関係を示す断面拡大模型図、第
2図は特許請求の範囲第1番目の発明の1実施例を示す
液体容器用力ートン材の断面拡大模型図、第3図は特許
請求の範囲第2番目の発明の1実施例を示す液体容器用
力ートン材の断面拡大模型図である。 11,21・・・・・液体容器用力ートン材、12,2
2・・・・・・アルミニウム層、13,24・・・・・
・オレフィン系合成樹脂による熱溶着層、14,25・
・アルミニウム積層シート、15,26・・・・・・接
着剤層、16,27・・・・・・オレフィン系合成樹脂
による被覆層、17,28・・・・・・厚紙、23・・
・・・・補強、緩衝層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 99.10重量%以上のAlと、残部がMnまたは
    Mgあるいはこれらの両者からなる組成成分を有するア
    ルミニウム層と、オレフィン系合成樹脂による熱溶着層
    とによつて構成されるアルミニウム積層シートと、オレ
    フィン系合成樹脂による被覆層を有する厚紙とが、接着
    剤層を介して、前記アルミニウム積層シートにおけるオ
    レフィン系合成樹脂による熱溶着層と、同じく前記厚紙
    におけるオレフィン系合成樹脂による被覆層とが、それ
    ぞれの最外層となるようにして積層、接着されているこ
    とを特徴とする液体容器用カートン材。 2 99.10重量%以上のAlと、残部がMnまたは
    Mgあるいはこれらの両者からなる組成成分を有するア
    ルミニウム層と、該アルミニウム層の片面に積層、接着
    されている二軸延伸ポリエステル、二軸延伸ナイロン、
    無延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン、及び無延伸
    ポリプロピレンの中から選択される合成樹脂層からなる
    補強、緩衝層と、前記アルミニウム層のもう一方の片面
    に積層、接着されているオレフィン系合成樹脂による熱
    溶着層とを有するアルミニウム積層シートと、オレフィ
    ン系合成樹脂による被覆層を有する厚紙とが、接着剤層
    を介して、前記アルミニウム積層シートにおけるオレフ
    ィン系合成樹脂による熱溶着層と、同じく前記厚紙にお
    けるオレフィン系合成樹脂による被覆層とが、それぞれ
    最外層となるようにして積層、接着されていることを特
    徴とする液体容器用カートン材。
JP15097380A 1980-10-28 1980-10-28 液体容器用カ−トン材 Expired JPS6053697B2 (ja)

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JPS5774157A JPS5774157A (en) 1982-05-10
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